「えっ…なにこれ?」
学校のトイレの個室にこもったキョーコは、なぜか紙袋を覗き込み固まっていた。
その日の朝の事。
「今日はオフだから学校に迎えに行くよ」
「分かりました!行ってきまーす」
「あ、待ってキョーコ」
出かけに蓮に呼び止められ、紙袋を渡された。
「お昼食べたらトイレにでも入ってからこの中見てくれる?その後の事は中にメモ入れてあるか
ら、それを見れば分かると思う」
分かりました、と返事をしガサゴソと鞄に詰め込むと
「じゃあ遅刻しちゃうといけないので、今度こそ行って参ります」
と元気に挨拶をすると勢いよくドアを開け、学校へと出発していった。
そして昼休み。
のんびりと昼を取り終えると、蓮に言われたとおり紙袋を片手にトイレへと向かった。
個室に入り紙袋を覗き込んだキョーコが見た物は…卵形の物体。なにやら紐が付いている。
「これは何?」
疑問に思いながらもメモを読んでみる事にした。
『愛するキョーコへ
これをナカに入れて午後の授業を受ける事。
ローションは入れなかったけど、キョーコは濡れやすいから大丈夫だよね?
自分でいじって濡らしてから入れてね。
午後の授業が終わる頃に裏門の駐車場で待ってます。
Rより』
「敦賀さん…。はぁ」
驚きよりも脱力してしまうキョーコだった。
なんとか挿入し終えたキョーコは、せき立てるように鳴る予鈴に少々焦りながら教室へと小走り
で入っていった。
(なんだか落としちゃいそう。)
立っていたり歩いていたりしていると下着を着けているとはいえ、卵形の物体は見た目よりも重
く、意識してきゅっと力を入れていないと落としてしまいそうで不安だった。
急いで席に着くと同時に本鈴が鳴り響き、午後の授業の教師が入ってきた。
予定通り早めに到着した蓮が車の中で小型のリモコンをカチカチと操作していると、
キョーコがこちらへ向かってよろよろと歩いてくるのが見えた。
時間を見ると午後の授業が始まってからまだ15分くらいしか経っていない。
(早すぎだよ。キョーコ)
試しに振動を強くしてみるとピクンとキョーコが震え足が止まる。
トイレに寄って取り出してくるなんて考えないところがキョーコらしく、あまりの素直さに蓮に
も思わず笑みが零れた。
キョーコが車に乗り込むとリモコンを操作しオモチャの振動を止めると蓮が問いかけた。
「キョーコさん授業はどうしたの?」
「…急な仕事が入ったと…嘘をついて早退してきました」
キョーコはうつむきスカートの裾をぎゅっと握りしめながら答えた。
「それは…キョーコらしくないね?」
「だって!敦賀さんがこんなものを…」
「俺としては、キョーコが感じるのを耐えながら授業を受けて欲しかったんだけど。
感じすぎてイっちゃったり、お漏らししたみたいにスカートまで濡れちゃったり…」
「無理です!だって音も聞こえちゃいそうで…」
へぇ…と蓮が相づちを打ち、キョーコから見えないようにリモコンを操作すると、とたんに卵形
のオモチャが震えだしたようだった。
車の中にかすかにではあるが虫の羽音のような音が聞こえる。
「ホントだ。音が結構するね」
「んん…ね?は、早く、帰りましょう?」
「振動の音だけじゃないね?湿ったような…」
蓮はキョーコの言葉を無視するとスカートの中へと手を伸ばした。
「やっ!駄目です」
キョーコは裾を押さえ体をよじって蓮の手から逃れようとしたものの、必死の抵抗も空しく簡単
に両手を塞がれてしまった。
「ほんとにお漏らししたみたいに濡れてるね」
秘所にぴったりと張り付いた下着に触れ、割れ目をなぞるように指を動かし、時折偶然を装って
割れ目の上にある秘芯に爪先で触れる。
そのたびにキョーコは腿を擦り合わせ唇を噛みしめ声を出さないように我慢しながらもピクンピ
クンと反応する。
「授業を受けながらこんなに濡らしてるなんて…クラスメイトに気付かれたかもしれないね。キ
ョーコがすごく嫌らしい子だって」
羞恥で耳まで赤くなったキョーコに今すぐ襲いかかりたい衝動を抑え、蓮は静かに車を発進させ
た。
(さて…家に帰ったらどんなお仕置きをしようかな?)