今日は、ラブミー部の仕事で初めてのトークショーへの出演することになった。  
と言っても、新人の自分がゲストのはずもなく、ハリウッド恋愛映画宣伝の為来日した主役のインタビューアーとして、「英語が話せる新人タレント」に白羽の矢が立ったから。有難くも、先生が社長に私を推薦してくれたらしい。  
 
"The theme of this movie is 'The First Love', isn't it? Would you please let us know your thought about love?"  
 
私は、予め決められている質問を来日している主役にする。  
 
"For example, just by looking at his or her face, even when you're in pain, you feel happy. From deep within you, you feel something warm serenading. That is a "bit of happiness" and I call that happiness as being in love. Don't you agree?"  
"..."  
"Do you have someone in your mind?"  
"...Yes, I do. ...It's the people those who watch our shows. Speaking of shows, about your movie ...."  
 
撮影も終わり、足取り重く控え室に戻る女優。  
何処かで聞いたセリフ、それは自分が恋する演技に苦しんでいたあの人に言った言葉と同じもので…  
思い出したのはあの時の香り、あの人の笑顔と会えた時の何とも言えない嬉しい気持ち。  
 
撮影は、無事に終わった。ディレクターには、予想以上の出来だったと褒めて頂いた。それなのに、この仕事を受けなければよかったとの思いで頭がいっぱいになる。  
女優の目線の先には、鏡に映る彼女の胸元に光る石。そっとそれを手に取る。  
 
「…「小さな幸せ」か、それでも私はまだ…」  
 
と、聞こえるかどうかというほどの小さな声で呟くと、そっと石から手を離した。  
 
 
 

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