「ぁ‥ん・・・んっ・・! ...るが・・んん!!」
もう幾度となく君を抱いているというのに、君から紡がれる甘い吐息、俺を名前を呼ぶくちびるに、まるで取り憑かれたように激しく穿ってしまう…。
もっと優しく愛を囁いて、俺しか知らないこの身体をジックリ味わって、真綿でくるむように優しく抱きたい。
けれど君を前にすると、そんな甘い想い以上の激しい征服欲が湧き上がり、獲物を前にした飢えたケダモノに成り果てる
愛を囁くはずだった唇は彼女のそれを激しく奪い、前戯もそこそこに自分の慾望を捻じ込み、彼女を貪り尽くし、己の慾望が満足するまで幾度となく彼女のナカに撒き散らす。
気が付くといつも彼女は絶頂と共に気を失い、深い眠りに身を沈める。
あぁ今日も優しく抱けなかった。
「キョーコ、愛してる」
囁く言葉は眠る君の心に届かない。