不安定な浮遊感に包まれたキョーコがぼんやりと意識を取り戻した時、  
真っ先に感じたのは、自分の内部でどくどくと脈を打つ熱い昂ぶりだった。  
「ん……あっ……」  
「キョーコ……?起きたの?」  
今まで微睡の中でぼんやりと感じていた心地良い快感が、一気に現実のもの  
へと代わり、全身の血が逆流したように、身体がかっと熱くなる。  
堪らずに身を捩ると、キョーコの腹に回されている腕に更に力が篭もった。  
背後から耳元で囁かれた低い声に、キョーコはびくりと背筋を強張らせた。  
「つ……るがさん……?なに……これぇっ……」  
「何って……分からない?キョーコが凄く気に入ってくれたみたいだったから」  
キョーコは徐々に、自分の置かれている状況を理解する。どうやら蓮が  
座っているのは、先程自分が乱れに乱れさせられたロデオの上で……  
そしてキョーコは、蓮の膝に跨って蓮の腕と蓮自身のものによって支えられている状態。  
「やだっ、離して下さい……っ」  
「へえ……本当に離して良いの?」  
「当たり前で……きゃっ……いやあぁっ……あっ、あっ」  
蓮は面白そうにそう言いながら、キョーコの腹から僅かに腕を離す。  
途端にぐらっと前のめりに揺れた身体を素早く支えて戻し、また離し……  
そうしてキョーコの身体を揺さぶりながら、蓮は尚も耳元に熱い吐息と言葉を吹き込む。  
「これは俺がトレーニングする為に買ったものだからね……一杯使わなくちゃ……」  
「なにをっ……ああああっ……」  
その途端蓮は先程までの普通に腰掛ける状態から、膝を開いてロデオに跨る姿勢に変えた。  
必然的に、蓮の膝に引っ掛けるように座らされているキョーコは、  
限界ぎりぎりまで脚を開かされ……更に不安定になった体勢と  
蓮のものが深々と貫く感触に、悲鳴を上げた。  
 
「つ、つるがさっ……やめ……てっ……やっ……こ、怖いのぉっ」  
「大丈夫だよ、ちゃんと支えているから……それにね」  
蓮は一旦そこで思わせぶりに言葉を切って、支えていた腕をずらして、  
キョーコの乳房を掴んだ。  
「あっ……」  
「トレーニングは……これからだよ?」  
「なっ……あっ、いやあああっ!!」  
その途端、覚えのあるモーター音と不規則な振動が再び始まり……  
キョーコは絶叫と共に上半身を逸らした。  
 
上下左右に揺さぶるロデオに、蓮もバランスを取る為に内腿に力を入れて、堪える。  
振動と共に滅茶苦茶に角度を変えて突き刺さっていく度に、縋るように  
きゅっと締め付けるキョーコの中が熱すぎて、気持ちよすぎて……  
ストローク毎にどんどんと高まっていく自身を自覚した。  
「あっ、あっあっ、……やっ、あああああああっ」  
「くっ……」  
既に一度絶頂を迎えていたキョーコは、蓮にきゅっと胸の尖りを  
押し潰されただけで、呆気無く再度の高まりを迎える。しかし、  
びくびくと膣を締め付けても、一切余韻を楽しむ間も与えられずに続く  
突き上げに、最早絶頂の境界線も何も分からなくなって、イキっ放しになる。  
その強烈な締め上げに眉を寄せ、額に汗を浮かべて耐えながら、  
蓮はキョーコを弄んでいた手を滑らせ、ほっそりとした腕を掴んだ。  
「ひっ……きゃあああっ………あっあっああっ……つるがさんっ」  
手首を掴まれ、先程以上に不安定な体勢に、前のめりになりがら、  
キョーコは震える脚で必死に、蓮に縋ろうとする。  
蓮はキョーコの手首を掴んだまま、まるで馬車を御する御者の如く、  
力強くキョーコを背後から突き上げた。  
 
「キョーコ……っ」  
「あああっ、あっ、あっ、あっ、あっ、はああっ」  
視界に何も映さなくなったうつろな瞳から涙を零し、ひたすら蓮のなすがままになるキョーコ。  
その紅潮しきった肩を顎で引き寄せて、喉元に噛み付くような蹂躙の跡を刻み付ける。  
ずっと小刻みに震えていたキョーコが、不意にぶるりと大きく身体を震わせて全身を強張らせ……。  
がくりと全身の力が抜けた瞬間、蓮はキョーコの身体を思い切り強く抱き締め、彼女の中に放った。  
 
「………っ……はあっ……はあ………」  
意識を失って尚も小刻みに震える膣に、残滓も全て搾り取られる。  
蓮は荒い息を付きながらくたりと力の抜けた身体を片手で支えて手を伸ばし、  
ロデオのスイッチを切った。  
それからしばらくキョーコの身体を抱き締め余韻に浸っていたが、  
時々ぴくっと身体を震わせる彼女の反応に、一度全てを出し尽くしたはずの  
鎌首が微かに揺らぎ始めているのを感じ、苦笑した。  
「俺は……馬鹿だな……」  
自嘲気味にそう一人ごち、キョーコの腰を掴んでそっと持ち上げる。  
ずるりと音を立てて半分以上結合を解くと、そのままキョーコの身体を  
くるりと返し、自分に向かい合わせに座らせ、外れた結合部から溢れ出した  
潤滑液を再び体内に押し戻した。  
「ごめん……」  
まだ開く気配を見せない瞼にそっと唇を寄せて、蓮は小さく呟いた。  
 
終わり。  
 
 

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