「水戸くん」  
 
彼女が俺の名を呼ぶ。  
 
自分の声に驚いたように、彼女は少し顔を赤らめ体育館に視線を戻した。  
「あぁ、藤井さん。」  
抑揚のない声で動揺を隠す。  
コートではいつものように流川と花道が言い争っている。  
「珍しいね。一人?」  
「あ・・はい。あの晴子夏風邪ひいちゃって。」  
そうかと言ってまた視線をはずし体育館を見る。  
 
藤井さんと話したのは久しぶりだった。  
 
三井サンがバスケ部を襲った後、女の子はみんなで怪我の治療をしてくれた。  
そのとき俺の治療をしてくれたのは藤井さん。  
彼女とは話した記憶がなく、大人しそうな苦手なタイプだった。  
きっと怖がられているのだろう。  
 
俺は黙っていて、彼女も静かに顔に絆創膏をはってくれている。  
「水戸くんって…」  
突然彼女が口を開いた。話しかけられたことに驚く。  
「なに?」  
藤井さんは少し興奮気味に言葉を続けた。  
「水戸くんって・・すごい!とっさにみんなをかばって!!私・・私尊敬します!」  
大人しいと思っていた彼女がまっすぐに俺を見てはっきりと言葉をつむぐ。  
 
きれいな深い色の目だと初めて知った。  
 
ゴッ!  
激しい音がなりハッとわれに返る。  
ちょうど花道がダンクを決めたところだった。  
「おぉ〜」  
つぶやくと同時に目の端に動くものに気付き、藤井さんを見る。  
彼女は小さく拳を作りガッツポーズをして嬉しそうにじっとプレイを見ている。  
「ぶはっ!!」  
我慢できずに吹き出した。  
藤井さんは自分のガッツポーズに気付いたようで恥ずかしそうにうつむく。  
 
この頃、意外な彼女を見つける度に嬉しくなる自分に気付いていた。  
 
数日後  
いつものようにバスケ部の練習が終わり、花道がまだ練習をすると言ったので先に帰ることにした。  
今日は藤井さんが来ていなかった。聞くと日直で残っているとの事。  
「・・と、そうか」  
ふとタバコを教室の机の中に置いてきたことを思い出し校舎へ向かう。  
途中横切る藤井さんの教室を見ると、電気が付き、窓が開いていた。  
教室を見る。が、誰もいなかった。  
(なんだ・・帰ったのか?)  
残念に思っていることに気づき苦笑する。  
 
廊下を歩きながら空を見るともう薄暗くなっていた。  
(あれ?)  
教室のドアが少し開いている。見ると窓に誰かいる。  
心臓がドクンとなった。  
(藤井さん・・?)  
頬杖をつき足を後ろに組んでグラウンドを見ている後姿は間違いなく藤井さんだった。  
どうしてこの教室にいるのだろう?  
ピクリとも動かない様子でまったくこっちに気づいていないことがわかる。  
脅かしてやろうと後ろからそろりそろりと近づいていく。  
 
声をかけようとしたその時  
 
「・・洋平くん」  
ポツリと彼女が言った。  
「えっ!?」  
俺のほうが驚かされてしまった。気づいていたのか?  
下の名前で呼ばれたのは初めてだ。  
「え・・?」  
驚いたように彼女が振り返る。視線は俺を捉え・・  
「え・・えぇ!!??」  
机にぶつかりながら聞いたことが無いほど大きな声でそう言うと  
藤井さんの顔はみるみる真っ赤になってしまった。  
「だ、大丈夫?」  
俺の声を合図にしたようにダッシュで教室から出ようとする藤井さん。  
なにがなんだかわからない。  
 
「待って!」  
追いかけてドアあたりで手首を捕まえた。  
藤井さんはうつむいたまま振り返らない。小刻みに震えているようだ。  
半袖から伸びる細く華奢な腕は、薄暗い教室でつややかしく見える。  
なんだか空気に酔ってしまいそうだった。  
「藤井さん。どうしたの?」  
彼女が小さく頭を横に振る。  
いっそう小さくなる彼女はとてもたおやかで、ふいにたまらない気持ちがこみ上げてくる。  
 
いかん。止まらなくなりそうだ。  
 
「藤井さん。俺が怖い?」  
ビクンと肩が震え、今度は大きく頭を横に振った。  
「ご、ごめんなさい」  
か細い声でそう言うと俺の手から逃れようとする。少し荒っぽくこちらを向かせた。  
「藤井さん、藤井さん。俺を見て。」  
顔を覗き込む。藤井さんの動きが一瞬止まり、ゆっくりと俺を見る。  
真っ赤な顔。わずかな光で目がちらちら光っている。  
 
その目に吸い込まれたようにごく自然な動きで、気づくとそっと彼女に唇を重ねていた。  
 
 
突然われに返りバッと彼女の身体を離す。  
「っ!!・・ごめん。」  
藤井さんは驚いた顔で俺を見ている。  
たまらず背を向け頭をかく。  
 
後ろから彼女の涼やかな声がした。  
「私・・」  
反応して顔を見る。  
「水戸君が好きです。」  
迷いがないはっきりとした声。まっすぐに俺を見る深い黒の瞳。  
堂々とした彼女を見るのはこれで2回目だった。  
 
この状況でそれはマズイよ・・  
 
言おうとしたが言葉にならなかった。  
代わりに、力いっぱい彼女を抱きしめていた。  
 
静かな教室で心臓だけがドクドクとうるさい。  
体を少し離し藤井さんの顔を見るともう一度唇を重ねる。  
慣れないのかきっちりと閉じている唇に強引に舌を入れ込んだ。  
彼女は体中に力をいれ固まってしまっている。  
冷たい唇とは裏腹のあたたかい舌が、そろそろと俺の動きに合わせて絡まる。  
「・・・ん、はっ・・」  
唇を離すと彼女は潤んだ目で俺を見ていた。  
「ごめん、止まれない。」  
少し笑いながらそう言うと、真っ赤になってうつむいたままコクンとうなずいた。  
(え?いいのか?)  
OKをもらえたことに少し驚きながらも、ひんやりと心地いい床に後ろから抱くような形で藤井さんを座らせた。  
すでに外は暗くなり、校舎には誰もいないように感じた。  
 
鼻先にくすぐる彼女の髪が甘い香りを放ち、頭がクラクラする。  
「・・・水戸くん・・」  
不安なのだろう。震えた声ですがるようにつぶやく。  
大丈夫という思いを込めて彼女を抱いたまま右手で髪をなでながら頭にキスをする。  
彼女の緊張が、手に感じる振動で痛いほど伝わっていた。  
「藤井さん。」  
耳元で名前を呼ぶとぴくんと体がはねる。そのまま軽く耳たぶをかむと、小さく息をのむ音がした。  
「洋平って言って。」  
「あっ!?・・んんっ・・」  
耳に舌を入れた瞬間ビクッと体を揺らし彼女が声をあげた。そのまま首筋へと唇を這わせる。  
ぴくん、ぴくんと動く彼女の背後から手を回し薄いブラウスのボタンを外す。  
藤井さんが止めるでもなく俺の腕に手を添えている。  
下からブラがちらりと覗いたときすでにホックを外す余裕はなく、ぐいっと引き上げた。  
手のひらにちょうどいいサイズの胸がこぼれてくる。  
 
 
2人の荒い息が教室に響いている。  
胸全体を両手でふわりと包むと、やわやわと力を入れながら乳首を指でなぞる。すぐに硬くなる感触がした。  
「は・・あぁっ・・」  
声を出すのが恥ずかしいらしく、喘ぐたびにきゅっと唇を噛み快感に耐えようとする藤井さん。  
すべてが愛おしく、無理矢理犯してしまいたくなる衝動を抑える。  
激しくこねるように胸をもむ。多少充血した乳首を指先でくりくりと転がした。  
「んあ!・・・あ・・よ、洋平くんっ・・う・・」  
素直に下の名前で呼んだ彼女の声で、カッと全身の血が沸いたような感覚がした。  
耐えられなくなったのか、声を抑えず大きく首をのけぞらしてくる。白く細い首が目の前でなまめかしく動く。  
背骨を舌でなぞり、とがった肩を軽くかむ。藤井さんはどんな愛撫にもビクビクと反応して甘く声をあげていた。  
「ん・・あぁっ・・!?」  
するりとスカートに手を入れ下着の上から割れ目をスッとなぞると、思った通り足に力を入れようとしてくる。  
気にせずゆっくりと上下にこする。  
「あ!!いゃあっ・・はっ・・やだ!」  
すでに下着ごしでも指先が湿るほど、彼女のそこは驚くほど濡れていた。  
「そんなっ・・あっ」  
「どうして?すげー濡れてるよ藤井さん。ここ、イイの?」  
下着の端から指を入れるとさらさらした愛液が一気に溢れてくる。  
「あ!?・・や!んんっ・・だめぇっ!」  
くちゅくちゅといやらしい音が響く。  
「はぁっ!あ!!は、はぁっんっ、ゃあ!」  
急に声が大きくなり、身体がビクビクとはねている。もうすぐイッてしまいそうだ。  
 
「・・?」  
突然彼女が俺の腕をグッと握って動きを止めた。  
「お、お願い・・洋平くんのも・・」  
肩越しに赤く上気した顔でこちら見る藤井さん。俺の太ももあたりに手を置く仕草にドキリとさせられる。  
「・・えっ。大丈夫?」  
彼女はこくんと小さくうなずいた。  
 
こんなことを彼女が言い出すことに少し驚きながらも先ほどから苦しいほど大きくなっていたものを制服の下から出す。  
彼女は目を丸くして初めて見るだろう大きくなったソレをジッと見つめている。  
凝視されているとかなり恥ずかしくなってきた。苦笑しながらごまかすように彼女の手を握り俺のモノへと移動させる。  
「・・すごい」  
彼女はそうつぶやくとどうしていいのかわからないらしく、握ったまま困ったような顔で俺を見た。  
「軽く握ったまま動かしてくれる?」  
言われたとおりにゆっくりと上下してくる。ぎこちない動きがかえって興奮してかなりヤバイ。  
「・・っ!すげー・・気持ちいい。」  
「こう・・かな。」  
慣れてきたのか少し早く動かされ、情けなくもイキそうになってきた。  
これではさすがに恥ずかしすぎる。  
彼女の手首をつかみ動きを止める。不思議そうな顔で見るがこんなに短時間でイキそうになったとは言えず、  
黙って上の制服を脱ぐと床に置きそこに藤井さんの頭が来るように寝かせた。  
「やっぱり・・私、ダメでした?」  
おずおずと聞いてくる彼女。俺はちょっと赤くなりながら彼女のスカートから下着を強引に取り去った。  
「えっ・・?」  
彼女の薄い茂みの中に触れるとさっきよりも濡れて、いまだ液が溢れてきている。  
「んっ・・」  
小さく頭を反る彼女。もう少し愛撫をしてあげたかったが我慢できそうにない。  
「逆。・・よすぎて、・・ヤバかったんだよ。」  
「え?」  
彼女が俺の言葉を理解してしまう前に俺のモノを彼女にグッと押し当てた。  
 
「え!?・・まっ!!!」  
ぬるりと先端だけ中に入る。かなりきつい。  
「い・・たっ!!!!く・・んぅっ!!」  
眉間に深くしわをよせ、目をきつく閉じて懸命に痛みに耐えている。  
力がかなり入っていて、俺のモノを痛いくらいに締め付けてくる。  
「・・藤井さん。・・好きだ。」  
頬に触れそう言うと薄く目を開けて藤井さんがこちらを見た。  
一瞬力が少し抜けたのを感じ、一気にズブリと奥まで入れる。  
「!!ああ!!!!はっ、んん!!ああ!!」  
きゅっと唇を噛み、爪が食い込むほど俺の腕を強く握っている。  
そのまま彼女に覆いかぶさり頭に腕をからませ、涙でにじむ目に軽くキスをする。  
「ん・・・はぁ・・はっ」  
きつそうに目を開け俺を見る藤井さん。  
「・・大丈夫?」  
「ん・・だ、だいじょ・・ぶだから・・う、動いて。」  
懸命に我慢して気遣ってくれている彼女はたまらなく愛しかった。  
彼女の伸ばした手に指を絡ませ、ゆっくりと腰を動かす。  
「うぅんっ、はぁ・・ああ!」  
にゅるりにゅるりとうごめく彼女の中をグイグイと押し開く。  
「藤井さんっ。ダメだ。すげぇ・・たまんない。」  
次第に早く腰を動かす。彼女は狂ったように喘いでいる。  
気持ちいいというよりは異物が入ってくるたびに声が漏れているといった感じだった。  
 
だが次の瞬間明らかに彼女の声が変わった。  
ざらりとした感触の部分に当たる。彼女が急にビクンと身体を揺らした。  
 
 
「あ!!・・だめっ」  
先ほどの声とは違い、甘えるような声になっている。  
もしかしてと思い、何度かその部分を狙って腰を打ち付ける。  
「あぁ!!ぃやぁ!!だめっそこ、あ・・そこ変っ!!」  
「ここ?気持ちいいの?」  
「だめ、だめぇ!あぁあ!!はあぁ、んぅっ」  
俺の声が届いていないように彼女は頭を振ってただ大きく喘ぐ。  
 
(ひょっとして藤井さんイクんじゃねぇか?)  
そんな小さな期待を持ちながらそこを集中的に攻める。  
俺も急速に高まってくるのがわかる。  
「はぁ、はぁ・・だめだ、イキそう・・」  
そう言うと激しく彼女を揺らしながらスピードを速めた。  
「んあ!あぁん!!あぁ!!あああああああ!!」  
大きく叫ぶとガクンガクン!と激しく彼女が痙攣する。  
(イッた!!!!)  
そう思いながら俺も少し遅れてイキそうになる。  
「え?」  
何かおかしいことに気づき動きを止める。イッただけにしては彼女の身体は力が抜けきっている。  
「・・藤井さん?」  
声をかけるが反応が無い。上下する胸以外がっくりと力が抜けた状態で横たわる藤井さん。  
これはまさか・・  
「マ、マジかよ・・。」  
 
彼女は間違いなく失神していた。  
 
思わず顔が赤くなるのを感じ、手で顔を覆う。  
「すげぇ。・・初めて見た。」  
とつぶやきながらたまらなくうれしい気持ちが広がっていく。  
このまま犯すわけにもいかず、今日イクのはあきらめた。  
が、そんなことはどうでもいいほど満たされた気持ちでいっぱいだった。  
 
とりあえず彼女に服を着せ、俺も制服を着てその後数分間彼女が気づくのを待った。  
 
 
気づいたとき、お互いに顔を見合わせ、照れ笑いをしたのは言うまでもない。  
 

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