「あぁん…もう……許して…」
リナの掠れた声が響く。
「駄目だ。」
ゼルガディスは冷たくリナの耳元で呟く。
細く長い指は、リナの秘所を容赦無く攻め続けている。
「あぁ…また…!!」
びくびくと、リナの体が震える。しかし、ゼルガディスは動きを止めようとはしない。
「ひぃ…お願い…もう…」
延々と続く快楽に、リナの息は激しくなっている。
「お前は俺のものだ。誰にも渡さない。」
ゼルガディスは指を増やし、さらに激しくリナを攻める。
もう続けざまに数回絶頂を迎えたリナの目からは、涙の跡も乾いている。
いつから、行為が始まったのか、リナはもう忘れている。
「あれ…は…偶然で…わざとじゃ…」
「言い訳はいらない。お前に分からせるまでだ。」
ゼルガディスはすっかり充血している突起を舌で舐め回し、軽く噛む。
「ひぃ!!やめっ…あぁ!!」
また、ゼルガディスの指を締めつける。
リナの秘所からどろりと蜜が溢れ出す。
ゼルガディスはそれを丹念に舐め取り、再び指を動かし出す。
くちゅ…くちゅ…
「はぁ…もう…あぁん…やぁ…」
ゼルガディスはわざと淫靡な音を立てる。
「旦那の事が好きなのか?」
秘所を攻めながらゼルガディスはリナに尋ねる。
リナは迫りくる快楽に耐え、声を絞り出す。
「違う…偶然…つまずいて…ガウリィに…支えられただけ…」
「まだ偶然って言うのか。」
ゼルガディスは怒りを含んだ声で言う。
「本当なの…私が…好きなのは…ゼルだけ…」
リナは、この仕打ちよりもゼルガディスが信用してくれないのに悲しさを覚える
緋色の瞳から再び涙が溢れ出す。
「あぁ!やぁ…はぁん…」
リナの声が一際高くなる。
ぴちゃぴちゃ音を立てながら、ゼルガディスはリナが感じる所を攻める。
「い…いっちゃうよー!」
またも、リナは絶頂を迎えてしまう。
シーツは蜜を吸収して染みになっている。
ゼルガディスはリナの唇に貪りつく。舌と舌を絡め、リナの中を掻き回す。
今のゼルガディスには嫉妬心だけだった。
リナが旦那に抱きかかえられているのを見た時、我を失いかけた。
「ん…ゼル…」
リナは、いつもと違うぜルガディスの激しく、執拗な愛撫にゼルガディスの
気持ちを感じとった。
激しい口付けの間に、リナは自分の気持ちを伝えたいと思った。
自分が愛してるのは、ゼルガディスただ一人だと言うことを。
口付けの間にも、ゼルガディスの指が花芯を攻め始めている。
くちゅくちゅくちゅ…
絶えることのない淫靡な音だけが耳につく。
リナは、それに耐えながら手を伸ばし、ゼルガディス自身に触れる。
「…っ!」
すでに固くなっていたそれをリナが掴んだと同時にゼルガディスの唇が離れる。
「わ…私が…好きなのは…ゼル…あなただけ…」
リナは羞恥に顔を赤らめながらも、手を動かし始める。
「はぁ…リナ…」
ゼルガディスは、リナの花芯攻めながらも自身に襲う快楽に酔いしれ始める。
「あぁ…んんっ…」
「…っ!」
今度は2人同時に達してしまう。リナの手に白濁した液が飛び散る。
リナは、それを舐めてゼルガディスを見つめる。
「信じて…ゼル…」
自分の液を舐め取るリナを見つめてゼルガディスはリナを抱きしめる。
「…すまない…リナ…お前の気持ちは分かった…」
「いいの…信じてもらえて嬉しい…」
リナの愛らしい笑顔を見て、ゼルガディス自身が再び変化し始める。
リナは、それに気づいてゼルガディスの背中に腕を回す。
「きて…ゼルガディス…」
愛撫による絶頂だけでは、嫌とゼルガディス自身の快楽を求めるリナ。
ゼルガディスはリナに軽く口付けをし、ゆっくりと己を沈める。
リナは、ようやく与えられた存在に身を震わす。
「あぁぁ…あん…はぁ…」
「リナ…愛してる…」
「んん…はぁ…私も…」
ぐちゅっぐちゅっぐちゅっ
二人の繋がった所から出る水音がさらに激しくなる。
ゼルガディスはリナの両足を肩に乗せ、さらに律動を早める。
「あぁ…もう…駄目…!!」
「くっ…まだだ…もっと…乱れてくれ…」
ゼルガディスはリナの最奥で突き上げる。
リナ自身の収縮が始まる。
「あふ…ゼルゥ…いいのぉ…!」
「リナ…!」
ぐっちゅぐっちゅぐっちゅ
ゼルガディスの律動に合わせて水音も絶え間無く漏れる。
「あ…あぁ…い…いくぅ!」
「リナ!」
二人は同時に達して、意識を飛ばした。
胸に擦り寄るリナを見つめてゼルガディスは呟く。
「お前は俺だけのものだ…」
リナはゼルガディスの細い腰に腕を回してゼルガディスを見上げる。
「うん…私はどこにも行かないよ。」
リナは目に真撃さを感じ、ゼルガディスが額に口付けをする。
外は日が昇り始めていた
〜終わり〜