「…あんた、私にこんなことして…タダじゃすまさないわよ?」  
強気な彼女の顔はやや青ざめて見える。  
「おやおや、そんな恐い顔しないでくださいよリナさん」  
いつも通りの笑顔で飄々と答えるボクに彼女は鋭い視線を投げ付けた。  
小さな町の宿、ボクはリナさんの部屋に居た。スヤスヤと眠る彼女の手足を僕のシャドウで拘束したのはつい数秒前の事だ。  
「何が目的?まさか魔族のあんたが《体》ナンテ言わないわよね」こちらの顔色を伺っているのか、軽く冗談めかして聞いてくる。  
「その《まさか》だったらどうします?」  

「…っ!……」  
決して声を出しまいとしているのが分かる。『おとなしくしててくださいね、この町の人間が死ぬのを見たくなかったら…』その一言で彼女は全てを悟ったようだった。  
控えめな胸に手を這わせると彼女の体に緊張が走る。双丘の先端を指で弾く度に彼女の嫌悪感がボクに伝わってくる。しかし、こんなものではまだまだ足りません…。さらなる感情を貪る為にボクは双丘の先端を口に含むと、軽く噛みながら愛撫する。  
「んっ…ぅんん!!」  
彼女の快楽が伝わってくる。甘くてとても心地良い…。  

確かに感じているのに頑なに耐えている姿を見て、思わずいじめたくなってしまいました…。  
「気持ち良いんですか?無理矢理されているのに…まるで変態みたいですよリナさん」  
「…っ!?気持ち良くなんてなっ…いっ…!」  
予想通りの抗議の声をあげた所で足の付け根に指を這わせた。まだ濡れてませんね…。茂みの奥の一番敏感な部分をグリグリと責め立てて声を出させようとするのだが、リナさんは下唇を必死に噛み締めて耐えている。  
…仕方ありませんね…。ボクは自分の指を口へと運びたっぷり濡らすと、再び肉芽へと押しつけた。  

「…っ!!」  
一瞬ビクリと体をのけぞらせ、潤んだ瞳で聞いてくる。  
「ん…やっ…何、したの…よぉ…ゼロ…スぅ…」  
抗ことの出来ない快楽が全身に押し寄せて来る。それでも尚、意識を保とうとしているのだからたいしたものだ。  
「やだなぁリナさん、僕達魔族に唾液なんて必要無いでしょ?食事の時に必要なもの…それは催淫剤。つまり媚薬です!」  
そう‥人間の恐怖と快楽。それが魔族にとっての活力となるもの…ですからリナさんにはもっと頑張っていただかないと…。  

「ん…んぁ!…ふっ…んんん!!」  
肉芽を人差し指と中指で軽く挟むようにして、上下に擦り立てる。それでも声を出そうとはしない…。  
「本当にリナさんは意地っ張りですね…」  
そう言うとボクは顔を下腹部へと滑らせ、さらにその下‥たった今まで指で擦り立てていた場所に舌を這わせた。  
―ピチャ―チュッ―  
わざと音をたてるように愛撫しながら媚薬を塗りこむように絡ませていく。  
「ん…あ…はあぁぁん!!ふっ…あぅ…あっ…んぅ」  
さすがに我慢出来なくなったのか、舌の動きに合わせて嬌声が洩れる。  

「ふぁ!?はあぁぁぁんぅ!!」  
とめどなく愛液が溢れ出してくる穴に指を入れると一際大きな声で鳴いた。指を出し入れするとそれから逃れるかの様に腰をくねらせる。…面倒臭いですね…。  
「いい加減諦めませんか!?」  
そう言ってボクは今まで服であった部分を人間の男性器へと変化させた。  
「…!?やっ…嫌ぁぁ…そ…れはっ…許してぇ…ゼロス…!!」  
リナさんの目から涙が零れる。ボクはニコリと笑うとリナさんの腰を捕らえソレを一気に突き入れた。  
「ひっ…いった〜い〜!!ゼロスの…ば‥か…」  
リナさんの恐怖と痛みが伝わってくる…  

さらに腰を動かす度にぐちゅくちゅと生々しい音が響き、リナさんの快楽がボクへと伝わってくる。  
「リナさん…気持ち良いんでしょう?」  
「はっ…そ‥んな…訳…な…いぉ‥」  
「そうですか…それではもっと強く…?」  
「え!?ち…ちがっ…やっ、やあぁぁ!…らめぇ…へんに…なっちゃう…!ふゃあぁぁん!!」  
彼女が絶頂に達した瞬間、ボクの体にも魔力がみなぎるのを感じた。まだぐったりとしているリナさんに軽くキスをする。  
「ボクが快楽を糧とする相手はリナさんだけですよ。また宜しくお願いします」  
そう言い残してボクは姿を消した。  

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