魔道士協会に向かうリナと分かれて、オレは花街に出かけた。  
リナでも入れるような宿がないか、軽く見て回るのもあるが、それよりオレはある道具を必要としていた。  
彼女を満足させるためや、自分の趣味のためにやっている事が、リナが行為を覚えるにつれ、オレの方が耐えがたくなってきている。  
ここで女を買って解消する手もあるが、どうにも興が乗らない。咲きかけの花を、自分の手で咲かせている最中なのだから仕方ないのかもしれない。  
 
「あら、いいオトコが昼間っからなにやってんの?」  
「おにーさん、こっちこっち。」  
さすがにこんな早い時間では、殆どの店が閉まっているが、気の早い姐さんたちは頑張っていた。  
道具屋を探していると、告げればこの時間に開いている店を教えてくれた。  
 
そのえらくハデハデしい店で、ようやく目的の物を見つける。  
言ってしまえば単なるコンドームなのだが、使用目的が、避妊やらリナに使う為でないので、種類を選ばねばならない。  
薄さがウリの陳列の中から、かなり厚手のモノを取る。単なる自己防衛のためだ。  
リナは、先日した覗きに触発されてか、やたらオレに触れてくる。  
それがしがみ付くだけならまだしも、喘いでいる最中もべったりくっついているものだから、唇や舌が首や耳に当たってしまい、オレの方が責められているように、感じてしまうのだった。  
リナが寝付いてから洗濯場に駆け込んだところで、先走りが下着についていたり、モロに出してしまったものがべったりで、ゆっくり後始末もしてやれない。  
これがあれば、もし服の中に出してしまっても、何とかなるだろう。そう考えての、購入だった。  
それを持って支払いをしようと奥のカウンターに向かおうとした時、最奥の棚にずらりと並べられたおもちゃに目が行く。  
サイズ順に並べられたそれらは、こんなのがリナに入る日の遠さを思い起こさせる。  
まずは指2本だと、眩暈のするような低い目標に向かっての地道な努力と、覚悟を決める。  
自分のモノが小さかったらいいのに。  
一段下にあったローターの方を、何となく買ってしまった。  
 
宿屋に戻り、情けない思いをかみ締めながら、いつリナに要求されても良い様に、コンドームを着ける。  
その性欲の高まりにつれ、リナの体は急激に女になっていた。性の目覚めが遅い者は、その分ハマるというが、リナもそうらしい。  
生来の知識欲と、性的な知識の無さ・それに対する自覚。それらは見事に相俟って、男にとって都合のいい、そして危険な状態になりつつある。  
開発される事に気付かない、それでいてそれを喜んでいるように見える。  
あの感度の良さ、濡れ方、指を入れたときに感じたもの。彼女はかなり上質の体をしていて、それはすなわち快楽を得やすいと言うことだ。多分、相手が誰であれ。  
他の男から遠ざけながら、他の男に興味を持たないように気を付けながら、もっとオレだけを見るように、オレから離れられなくなるように。  
そうするためには、今すぐの挿入は何としても我慢しなければならない。痛みを少しでも減らし、最初から快楽に溺れるようにしなければ、オレだけで満足するように。  
子供に対する悪戯に単を発した行為に、オレ自身が彼女の体に溺れていた。  
装着するために自身をしごきながら、オレの首に当たった彼女の唇の感触を思い出していた。  
 
程無く戻ったリナと早めの晩飯を食べるが、中途半端に高めたせいか、オカズにした唇に目が行ってしまう。  
オレの舌に舌を這わせたあの感触が甦り、口に入れたものが妙に感じる。  
オレの方が発情してどうする。だが生々しく甦った感触も、目の前で動く唇は、オレをどうしようもなく誘う。  
もう頭の中ではリナを犯していた。もぞつくオレの足に、ポケットに突っ込んだままだったローターが当たった。  
 
部屋に向かう廊下でも、オレの頭はリナを犯し、犯されている。  
生乳を擦りつけ喘ぐ度にオレを舐める。首にぶら下がり勝手に体を擦りつけ勝手にアンアン喘ぐいやらしい女が、オレの体を意地悪く嘗め回すのだ。  
『入れて』  
と囁くそのリナの顔の女は、指を入れただけでよがり狂い涎をたらし、泪をたらしながら卑猥な言葉を大声で叫ぶ。  
『おマンコこすれて気持ちイイ』  
 
だが本物のリナは、どんなにいやらしく想像した彼女より、いやらしかった。  
 
差し込んだローターに崩れながらも、オレの方が良いと言い、服を脱ぐように誘う。  
子供のお医者さんごっこを、その体でしようというのか?  
無邪気に、そして嬉しそうにオレの妄想を利用するかのように、首に抱き着いてくる。  
 
肌蹴た乳房は勃起して、触れと主張する。そして触ると、全身触れというように身をくねらす。  
リナに味あわせるための行動が、リナを味わう行動に摩り替わっていく。  
 
ローターを体中に這わせて、全身のあらゆる所を責め立てて、調べ廻して、よがり泣かせて。  
そんな事を考え、初めて彼女の体にオレのモノだとキスマークを着けて、知らぬことに付け込んで、彼女からもオレに付けさせる。  
振動を嫌がり逃れるためにしがみ付いてくる体が気持ちよくて、もっと擦り付けさせたくて感覚が鋭くなるように、指先だけのなぞりをあちこちにした。  
 
あれだけ嫌がっていたにも係わらず、リナの体は既にガクガクしはじめている。  
でもそのいやらしい体は、入口だけの刺激で満足できなくて、妄想のまま生肌を摺り寄せてくる。  
崩れていく体は、乳房でオレの上半身を嬲ってくる。  
その感触があまりに気持ちよくて、肩で抱き止めもっと強く擦れるようにすると、彼女の乳首がその柔らかい肉に沈んでいく。その柔らかさと硬さが気持ちいい。  
ずり落ちる体を引き上げ、崩れるに任す。それを何度も繰り返した。  
体中舐め回したい。この柔らかいトコロに顔を埋め、舐め廻したい。  
頭の中では何度も、それを実行した。  
乳首と乳首が擦れ、吐息が出そうになる。オレのモノは当に勃起していて、はっきり脈打っていた。  
 
もう我慢できそうになくて、早く出してしまいたくて、まだ目的の指の挿入もしていないが、彼女を追い立てた。この興奮の仕方では、また気を失うだろうから、その間に出してしまえる。  
 
それとも、彼女に擦り付けて知らせるか?  
そんな思いに駆られていた時、ずり落ちた彼女は本当に突然に、オレの乳首に吸い付いた。  
偶然か、オレを煽るその行為に、触りもせずに射精しそうになる。  
すがるように、肩を抱く手の力が強くなってしまう。脈打っているのが、ソコだけでなく全身になる。  
 
もたない、持って行かれる。  
何とかしなければ、オレの方が先に果てそうで、ローターの動作を最大にして手で押し付けた。  
リナの体が大きく仰け反り、ようやくその責めから開放される。  
それでも視界に流れ込む、卑猥な顔は充分すぎるほどの、快感だった。その卑猥さに魅了されて、折角開放されたその罠を、もう一度胸に抱え込んだ。  
 
ガクガクと震えるそのリズムに合わせて、オレは出した。  
息が切れる。  
自分で触りもせずにする放出は、今まで経験したことのない昂ぶりだった。  
女を抱きながら女より先にイくなんぞ、屈辱的なことのはずなのに、そんな事は微塵も感じなかった。  
この最高の女は、オレのものだと、それだけを強く感じた。  
 
絶えかけた力で、リナへの最後の責めを行うと、彼女も同じ快楽の渦に飲み込まれていく。  
オレの女が、オレの腕の中で、オレからの快感を受けて崩れる様は、たまらない満足をオレに与えた。  
 
 
性懲りも無く、今夜もあたしはガウリイの部屋へ行く。  
それで何かが変わる事はないのだと言うことが、あたしを失望させていたけど、同じぐらい安心もしていた。どんなにあたしがイヤラしくても、彼は拒まない。その事実が嬉しかった。  
それでガウリイが手に入る訳ではないけど、少なくとも行為はエスカレートしていたし、あたしのあのカッコを見て、少なからず興奮しているのなら、このままエスカレートしていけば上手く行くかも知れないと、期待している部分もあった。  
 
今夜は服を全て剥ぎ取られた。こういう時にあたしは自分からどう動いていいのか解らないから、丸々任せきりで、嫌なこともガウリイを誘いたいという下心に負けて、何も嫌がっていない様にした。  
ベッドの真横に移動させた化粧台の前で、全裸のまま立てた膝を大きく開かされて、自分のイヤラしさを目の当たりにされても。  
 
鏡を跨ぐように開いた足先も、後ろ手に突いた手も固定されてはいないのに動かせないまま、ガウリイの手が横から伸びてきて、アソコのびらびらしたものを引っ張った。それだけなのに鏡に映ったソコは、おツユを垂らし出している。  
ソコはそれ以上何もされる事なく、手が離れても開いたままで、背後から抱きかかえるように乳房を寄せ上げられて、それだけなのに乳首はぷくっとしこり出した。  
鏡に映ったあたしは、瞳のとろんとした物足りない顔をしていて、バカじゃないかと思った。一緒に映っているガウリイの顔は、とても嬉しそうで、それもバカじゃないかと思えた。  
 
こんな事をして一体何になるというのか。  
非生産的な事は好きではない。そんな考えがあって、この一連の行動全てを否定する。  
こんな行動で、もしガウリイとそう言う関係になったとしても、そこに心は伴わない。ただ体の関係が、今までの関係に付け足されるだけだ。そんなのが欲しいんじゃないのは、はっきりしていた。  
だけど、気持ち良過ぎて止められないのも事実で、体だけでもと、その性欲を誤魔化すような欲があるのも確かだった。  
自分の心は解っている。  
でも、ガウリイが今の状態をどう思っているのかは、解らない。どうしたいのかも解らなかった。  
 
首が差し出された舌で舐め上げられて、全身が大きくわななく。手足を動かせないまま体を捻ると、乳房に当てられた手がゆっくり、そこを揉み解していく。  
もどかしい、体中を巡るむず痒さに思わず目を閉じてしまうと、ちゃんと鏡見ててと注意を即され、目を開けるとその視覚からの刺激は、そのむず痒さを更に増長させる。  
アソコからは、もうかなりの量の汁が垂れていた。  
片方の腕が胸元から下に降りて、恥毛に触れる。その中にある少し起ち上がりかけた突起を見つけると、それを軽く撫でて更に下に降りる。  
熱に吸い寄せられるように、熱を放出するところに辿り着くと、熱と一緒に吐き出されてくるその汁を掬い、その辺りに広げて塗りつけていく。  
何でそんな行動に体がこんなに疼くのか、不思議な気がするけれど、人差し指と薬指でソコを大きく開かれ、中指が穴を穿り、汁を外に掻き出しはじめた頃には、頭が回らなくなってきた。  
乳房を揉んでいた手が乳首を摩り、その突起した硬さを確かめるように、摘んだまま転がされる。その硬さに満足すると、もう一度乳房を掬うように揉み上げだす。  
息が上がって体を自力で支えるのが辛い。ガウリイはいつもみたいに支えてくれる様子はなくて、自分で頑張るしかなかった。  
乳房から手が離れ、もっと背筋を伸ばせとばかりに、背中を押しながら手は、お尻に掛かる。そのままお尻の下に手が潜り込んでいき、前に廻される感触に声が漏れる。  
真っ直ぐに伸ばした上半身の下で、2つの手が蠢いている。下から廻された手の中指が、穴の中に沈んでいった。  
入ってくる。  
 
感触は知っていたけど、目にするのは初めてだった。グロテスクな気すらするその様は、どうしようもなく淫靡で、何故甘美に感じるのか解らない。  
入っていく感触が、気持ちいい。体はそれだけで震える。出し入れはせずに中を擦る今日の指の動きは、その度に曲がる関節が、擦るのとは別の感触を与えてくれる。それらに身を任せて、目を閉じた。もうガウリイは、目を開けろとは言わなかった。  
 
指がもう一本入ってきた。引き伸ばされるのが痛いのに、先に中に入っている指が壁を摩り愉悦も同時に感じる。ゆっくりと2本の指が奥深くなるにつれ、自分の奥からどっと熱い液が流れ出すのが解る。声が引き攣る。今まで何度も味わった頭の白くなる感覚が押し寄せてくる。  
入口に当たった手のひらの感触で、指が全部入ったことを悟り、恐る恐る目を開け鏡を見た。どういう仕組みなのか、その小さな入口は大きく開いて、太い指を2本、本当に2本とも飲み込んでいた。中をノックされて鏡の中のガウリイを見ると、彼は笑ってもう一度ノックする。  
見えないところでノックされているのに、きちんと反応している自分が、感じていますと彼に証明しているようで、照れ臭かった。それから、すっかり突起した部分に空いた手が這わされ、全体を揉み解し始めると、自分の中の甘くなった疼きが酷まる。  
「解るか?」  
ガウリイの指はさっきから動いてはいない。中の形が真っ直ぐでないのに合わせて、軽く曲げられているだけなのも解る。だのにあたしの中は、欲望そのままにどうやってか蠢いて、快感を自分で湧き上がらせている。  
「な?リナのココがオレの指を咥え込んでるだろ?」  
その通りだ。勝手に壁を擦り付けて、勝手に気持ち良くなっている。  
「リナがオレの指を好きだって言ってる。もっと欲しいって言ってる。」  
そのクサい台詞に、あたしの中はまた勝手にきゅっと、そうだと返事をしている。  
「オレが欲しいって、言ってる・・」  
すこし小さな声になったその台詞にも、ソコははっきり返事した。  
 
知っていたのか。バレていたのか。  
気付いて欲しくて、あれこれ策を練っていたことは棚に上げて、ガウリイが知っていたことに驚く。  
じゃあ、何故その願いは叶えられないのか。イヤならあたしにこんなことは、したりしない。少なくとも気付いた時点で、止めると思う。  
なんで、と訊こうとした時、動かなかったあたしの手が動かされて、ガウリイの気持ちを知らされた。  
 
驚いた、びっくりした、他にどう言えばいいのか解らない。  
ズボンの上からなのに、それははっきりと大きく自己主張をしていて、布越しにも係わらず熱いと感じられた。  
良かったとか嬉しいとか、そんな感情が渦巻いたまま、ガウリイの顔を鏡越しではなく見やると、さっきまで笑っていた顔は、至極真面目で。  
「オレも欲しい。」  
そう言われた。  
 
何やってんだろう、あたし達は。  
好きなら好きと言えばいいのに、こんないやらしい格好をして、涎たらして涙流して。  
指入れて掻き回して、ぐちゃぐちゃにして、色気はあるのかも知れないけど、雰囲気なんかまるで無くて。  
 
でも、こんなものなんだろう、あたし達は。  
 
ガウリイはあたしから指を抜いて、慌てたようにズボンを脱いで、下着も脱いだ。オトコの人のソレは、この前二人で覗きをした時に見たけれど、ガウリイのソレはあの時のオトコの人のソレよりかなり大きく見えた。  
入る?これが?  
無理でしょ?  
そう思ったのに、仰向けにされて両足を捉まれて、ソレを当てられて擦った時には、入れて欲しいとはっきりと思った。  
足はガウリイの両脇に抱えられ両手で入口を痛いほど広げられて、ソレは入ってきた。  
 
息が詰まって、かみ締めた歯がぎしぎし鳴る。顎に力が入りすぎて痛い。  
「力抜いて」  
そんな事言われても無理で、目一杯広がった皮膚が裂ける感触に思わず体が逃げる。  
逃げた腰を掴まれ、ぐいとガウリイが迫ってきても、足をバタつかせてしまう。  
「無理か?」  
動きを一旦止めて、顔を覗き込まれて問われても、答えることは出来なかった。  
先だけが入っているのは解るけど、まだジンジン痛む。  
でもココで止めたらどうなる?  
その恐怖の方が、遥かに大きかった。  
 
いいから入れて、入れちゃってよと、大声で叫んで、ガウリイの腰が引かれるのを感じ、痛みが引く。  
止めないでよと、訴えてもう一度入ってきた先っぽに、また酷い痛みに襲われる。いつの間にか掴んでいたガウリイの腕に爪を立ててしまうのを、緩めることもできない。  
ガウリイの腰は、そこでまた引かれた。  
 
それ以上入れてくれとは言えずに、大きい息を何度も繰り返す。涙がこぼれるのもほったらかしにして、あたしは呆然としていた。  
「大丈夫か?」  
お決まりの台詞を繰り返すガウリイの顔を見ることは出来ない。  
本当にこんなことを世間の人はやっているのか?こんなのを世の女の人はみんな、乗り越えているのだろうか?  
絶対無理、あたしには無理。  
そんな感情なんかお構いなしに、ガウリイはあたしの頭を一生懸命撫でている。  
このオトコはバカだ。  
できもしないオコサマにこんなことやって、何のトクがあるっていうんだろう。  
欠片も気持ちよく無かっただろうに、気持ちよくなりたかっただろうに、甘いばかりにそれが出来ずに、その甘さであたしも傷付けていることを知らない。  
 
殴ったり蹴ったりしたいぐらいだったけど、体中痛くてそれも出来ず、手を払いのけた。女のプライドをずたずたにされて、あたしにどうしろと言うのか。  
俯いたまま身を起こして視界に入ったガウリイのソレは、血が付いていて確かにあたしの中に入ったことを証明している。思った程多くはないその血の量に、気持ち悪さがいくらか減ったものの、悔しさは減らない。  
その悔しさを抱えて、あたしはガウリイに悪戯をした。今までしたいようにされてきたのは、こんな気分を味わいたいためじゃない。  
手でソレを掴んだ瞬間、ガウリイの悲鳴が上がるが、そんなこと知らない。萎えかけていたのかもしれないけれど、そんなこと知らない。  
口を着けて嘗め回して、教わった舌の使い方で、ソレを嘗め回して口に入れて、更に嘗め回した。  
ガウリイの手が頭を掴んで、押しつけたいんだか、剥したいんだか解らない動きをする。髪が捉まれて少しいたいけど、そんなのはさっきの比じゃない程度だ。  
口の中でびくびくソレが脈打ちだすと、ガウリイはしきりにやめろ、待てと呟く。そんな事にはお構いなしに口に含み切れない部分に手を掛けると、低い声と共に喉に苦くて生臭いものがどっと流れ込んで来た。  
一回だと思っていたのが実は、細かく何回も出るものなのだと、悟った時にはもう苦しいほど喉にも口にも溢れていた。咳き込みながらソレを口から離すと、白いネバネバを纏わり付かせて、柔らかくなったものが姿を現す。  
仰天中のガウリイは、大きく息をしながら目を見開いてあたしを見ていた。そういうあたしもかなり息を乱してはいたけど、口の中のモノを一気に飲み込んで、彼に挑戦状を叩きつけるように言い切った。  
 
「甘く見ないでよね。」  
もっと色々言ってやりたかったけれど、そこでみっともなく咽込んでしまう。慌てたガウリイが吐き出せと言って抱きかかえてくるが、意地でも出すモンかと歯を食いしばる。  
それでも指を突っ込んで吐き出さそうとするガウリイと、低レベルな罵り合いをしながら、本来の目的がどこへ行ってしまったのか解らない夜は、過ぎていった。  
 
かなりしつこく罵り合って、不貞寝したのは朝方だったと思う。  
右腕が痛くて目を覚ましたら、そこに見慣れた金髪があって、ヒトの腕を枕に体を抱き枕にして寝ているのが、ガウリイだと寝ぼけた頭にも解った。  
普通逆でしょとか色々不服はあるものの、まあ例え中味がアレでも一応「初めての朝」なワケだし、ここはいっちょオトナになってなどと思って、そのままじっとしていた。  
 
なんと言うか、あたしの胸に顔を埋めて眠るガウリイを見るのは、当然初めてなのだけど、結構トキメクものがある。  
乳房に顔を押し付けて、シアワセそうにしている表情は母性本能が刺激される。  
 
でも所詮彼は、エロくらげだった。  
 
あたしが身じろぎして、位置がズレたんだろうか。ふくらみに顔をぐりぐり押し付けて、何かを弄るように動き、器用にも硬くなってもいない先端を見つけ出し、吸い付いてきた。  
カーテンから漏れてくる日差しが、もうお昼近いことを告げている。  
でもあたしの体は、主がうひょ〜っ!と色気のない悲鳴を頭の中で上げているのに、きちんと反応をしていく。  
 
本当に寝ているのかと疑いたくなるが、彼は本当に寝ていて、しかもタチが悪いことにそれは、遠慮のない舌の動きが証明する。  
吸われたり舐められたりはいつもの事だけど、いつもは一つ一つの動きが別々だったし、ゆっくりだった。  
それらが、何の前触れも無く一斉にされてしまうのが、こんなに一気に全身に響くとは思わなかった。  
快感が全身を包んでいたが、寝ぼけているだけの行動に自分がこんなに感じてしまっているなんて、ガウリイに知られたくなくて声を必死でかみ殺しても、背を仰け反らせてしまう。  
早い舌の動きが、的確にポイントを突いている気がする。感じやすい胸だと、前に言われたっけか。  
舌全体が、硬くなった乳首を強く押しながら擦り付けて、唇は大きく開き乳房の下の方から持ち上げる。  
吸い付いていただけの筈なのに、むしゃぶりつく動きに換わって、その寝ぼけはどんどんエスカレートしていく。  
 
抱かかえる様に背中に廻されていた手が這い回り、より胸を要求するように強く引き寄せられる。  
やーめーろー!と大きく頭の中で叫んでも当然ながら、効き目はない。  
片方の空いた腕が、お尻のワレメの中に少しもぐって、尾骨を撫で出す。ガウリイの足が上に乗ってて動かせない足では、それもかわせない。  
その手が目指す先が解っていても、どうする事もできない。  
どうする事もできないと言い訳して、じっとしてしまう自分が解ってしまい、どうする事もできなかった。  
 
真っ直ぐ進むと思っていた手が、お尻の片方を掴んでむにむにしてくる。お尻が感じるというより、その動きで微かに伝わる、アソコへの刺激に身悶えする。  
焦らされることで感覚が鋭敏になってしまい、胸だけでなくて背中に廻されている、押さえつける刺激さえ快感に換える。  
もう拒絶も、否定も出来なかった。  
もっと、と願ってしまう。  
でも、起こしてしまえばきっと中断されてしまうだろうから、声も息も、体の震えもひたすら殺していく。  
 
だのに、中々手は進んで行かない。お尻の感触が気持ちいいのか、背中に回っていた手までそちらに周り、只ひたすらに撫でたり揉んだりしているだけで、それ以上の刺激が来ない。  
生殺しのような状態に我慢しきれず、アソコに指先だけでも欲しくて自分から体をずらした。  
 
指が微かに当たって、その分量だけ満喫する。そこは正直まだ痛くてヒリヒリしていたから、あまり刺激は与えたくないけど、当たる指は確かに気持ち良かった。  
でもガウリイの指はクセが付いているのか、そのまま深く沈んできて、ぞっとするほどの刺激をあたしに見舞ってくる。  
気付いて悪戯を開始したのかと思ったけれど、その動きは胸と同じく遠慮が無かった。  
中に対して行われる圧倒的な責めは、今まで経験したことが無かった程、激しい速度と運動量だった。今まで行われていたものが、本当にイタズラ程度なのだとこんな形で知るとは思わなかった。  
引掻くような指先がぐりぐり中から皮膚を突き上げてくる、それに押されてお腹まで持ち上がるような感じだった。  
乳房にもまだ、むしゃぶりつかれたままの状態では、さっきから噛締めていた唇を強く噛んでも、逃れようがない。耐え切れずに声を上げてしまう。  
「やぁ―――っ!」  
止めてと言いたかったのと、やだと言いたかったのとがごちゃ混ぜになった声で、驚いたらしいガウリイの全身の動きがピタッと止まった。  
 
荒い息を吐くあたしから、慌てて手を離してくれた。  
「悪い、リナっ!大丈夫か?」  
 
こんなに手加減されていたのかと思った。  
思ったけれど、達せぬままに中断された行為は、簡単にあたしの頭も体も腐らせていた。  
あの刺激がもう一度欲しくて、もう一度乱暴にされたくって。  
 
「今の、もう一回。」  
そう言って、謝り倒しているだけのやさしいエロくらげの唇を、乱暴に奪った。  
 
 
失敗してから2日が過ぎた。傷が癒えるまでは止めておいた方が良いと言う保護者殿の意見に従って、なんにも!しない日が続く。  
自分でするのもダメだと言われて、ちょっとマテ、あたしをどんな女なんだと思ってるのかと、締め上げたのに!  
自分で自分が信じられないと思う。  
いや、確かにお年頃だし興味はあるし、毎日何回もやっていたから、クセがついているのかも知れない。  
魔道士協会の図書館に行く、遅くなるとガウリイに言って、彼が出かけたのを確認してこっそり宿屋に戻ってきた。  
以前ガウリイから取り上げたおもちゃを、まだ捨てずに持っていたのは、故意ではない。ただ何処に捨てればいいのか解らずにいただけで、深い意味なんかなかった。  
ベットに座り、びぃーと小さな音を立てて怪しい動きをするソレを、そーっと目的の場所に押し当ててみた。  
 
一番最初にコレを使われたときは、気持ち悪くてイヤですぐに止めて貰った。  
だのに今ははっきりと気持ちいいと解る。あの時はどうやってたっけ、もっと気持ち良かった気がする。  
服の上から恐る恐る当てているのがもどかしくって、ズボンを脱いで下着の上からワレメに当てて、それだけでも体が痺れそうなのに、まだ足りない。  
どうしよう。直接当てるのは、羞恥とか恐怖とかあって戸惑ってしまう。  
でも、下着の上からでもはっきり解る濡れ方が判断を即し、自分がヘンになってんじゃないかと言うほど、欲求は体中を熱くさせている。  
大丈夫、誰にもバレない。  
ガウリイにもバレない。  
窓もカーテンも扉もちゃんと閉めてある。  
 
あの時はどうやってたっけ。  
下着を脱ぎ捨て、直接押し当てながら思い出す。もっと膝がガクガクして、体が言うことを聞いてくれなくて、  
自分で外すことも出来ないでガウリイにしがみ付いて。  
思い出したガウリイの行動を真似て、自分でアソコを開き、既に濡れまくっているソコに当てて、あたしは大きく甘い息を吐き出した。どうしよう、すごく気持ちいい。  
たかが2・3日何もしなかっただけで、この刺激が欲しくて欲しくて堪らなかった。大人になりかけの時は誰でもそうだと、言っていたガウリイの言葉に縋りながら、角度を変え速度を変え、この刺激を堪能する。  
大人になりかけって、何時までなんだろう。失敗したとは言え、あたしは大人になったんじゃないのか。失敗したから、こんなにも欲しくて堪らないのか。失敗していなければ、今頃ガウリイに相手して貰えていたんだろうか。  
入口に強く押し当てて自分のソコを見ると、滴る汁にまみれてはいるものの、赤く腫れあがってヒクヒク蠢いている。  
コレぐらいなら入るのかな。  
入れて中で動いたら、どんなだろう。  
止める理性は、もうない。  
 
「ふっ・・うっ・・」  
息が止まって、声になって出てしまう。思ったよりもあっさり入ったソレの刺激は、やはり当てていた時とは別格で、クセになりそうだった。  
ただ気持ちがいい、気持ちがいいとだけ思って、そこから全身に広がる快感を素直に受け入れた。  
 
だのにそこに、急にガウリイが入って来る。  
なんで、鍵はちゃんと掛けた筈なのに。  
 
驚いたあたしは、指先で摘んでいたものを離してしまい、ソレは丸々すっぽりと内へと入ってしまった。  
 
その刺激に耐え切れずに、下半身丸出しのまま、ベッドに倒れ込んでしまう。ガウリイは足音も立てずに、脇まで来てじっと見下ろしていた。  
怒っているような、イラついているような気配が伝わってくる。  
 
ソコにソレが入ったまま、あたしは体をがくがくさせるだけで、何も出来なかった。何か言わなきゃと思うけど、見つかった事に堪らない羞恥を覚え、快感が増してしまう。  
ガウリイは何も言わず、あたしの体をうつ伏せにして、膝を立てられ広げられて、お尻を突き出した格好にさせると、黙ったまま指を入れて動くソレの主導権を握った。  
 
おもちゃが壁に強く押し当てられ、振動をより強く与える指にも振動は伝わり、その指が当たっている壁にまで振動を与える。2本の指に挟まれたおもちゃは、いいように動かされあたしの中をぐちゃぐちゃにする。音を立てて出し入れされ、そこら中舐めまわされ弄られた。  
「やらしいヤツ」  
ガウリイの呟くような低い声。  
「あんなに嫌がっていたのに、ケツ振って」  
「捨てずに隠し持って、オレに隠れて」  
自分の喘ぎに紛れて、ちゃんと聞き取れない。  
抜き取って、吸われて、いやらしいと言われて、また入れられて、シーツを噛締めても嗚咽が漏れてしまう。  
もう快感だけに支配されて、何をどう言われても聞こえやしなかった。繰り返される出し入れが只気持ちいい。  
 
不意に、入ってきたモノの大きさに息が詰まった。さっきまでと全然違う質量と熱が、ずぶずぶ深く入って来る。必死にその圧迫感に耐えるけど、その穴を大きく広げられる感触も、深いところで感じる熱も、たまらない快感だった。  
見なくても、聞かなくても、それが何なのか解る。  
入ってる。  
感動して快感が増す。  
「入ってる、入ってる」  
ガウリイの顔は見えないけど、どうしてもそれを伝えたかった。けれど背後から聞こえてくるのは、苦しそうな呻き声で、驚いて顔を向けると、酷い汗を掻きながら顔を真っ赤にしたガウリイだった。  
「・・・・キツイ」  
そう言ったように聞こえた。何の事かと思った瞬間、捉まれた腰が一気に揺さぶられる。振り向いている事も出来ない速度で繰り返される揺さぶりに、着いていく事は出来なかった。  
突然動きが止まり、中のノモがしゃくりあげるように動いているのを感じる。この前の口の中の動きと、同じだ。  
出すんだ。出るんだ。  
低い野太い声がして、ぐいぐい腰が押し付けられる。  
熱さが増して、何がどうなっているのか解らないけど、あたしは何かを感じていた。  
ぐたりと汗でべとべとになった体が圧し掛かってきて、終わったんだと感じた。  
 
「悪い・・」  
目を閉じてまだ息の整わぬまま、ガウリイが何かを謝ってくる。何をと聞く前に、入っていたモノが抜かれる感触に身震いしてしまい、聞く隙を逃がしてしまった。  
でも、抜かれたソコが少しすーすーして、あった熱が恋しくて、首を捻って彼の頬にキスをして、舌を唇から首へと這わしていった。  
 
ゆっくりと彼の体から服を奪いながら、あちこちにキスをして体を起こす。驚いたガウリイが、慌ててあたしの肩を掴んで引き剥がすけど、めげずに腕を伸ばした。  
「待て!待て!リナ!!」  
その腕も取られて何も出来なくても、やめる気なんか更々無かった。  
「だから、悪かったって! すぐ戻るから、お前さんは何にもしなくていいって!」  
何で?と言いかけたが、止めた。手伝うとか、急ぐとかじゃなくて、ただ触ったり舐めたりするのが気持ちいいって、説明するのにちょっと恥ずかしい気がする。  
でもこのままでもどっちにしろ、すごいスケベに思われるんじゃないだろうかとも考えてしまって、また更に言いよどむ。  
「悪かった。全然気持ち良くなれなかったんだろ?」  
そう言われて、やっとガウリイが何を謝っているのか解った。自分が今何を欲しがっているのかも大体解ってくれていて、それを満たして貰える事が解って、体の力が抜ける。  
それを見て、ようやくあたしの腕を離して、ガウリイはあたしを抱きしめる。  
別に緊張も何もしていないのに、ほっとした。  
 
「できた、って言い方もヘンか。」  
満足そうに感慨に耽るガウリイに、口付ける。好きだという想いがいっぱいで、それだけで幸せな気がする。  
だのにガウリイは、こらこらとその口付けさえ引き離して、あたしはムキになってもう一度キスをした。  
「そんなに足りない?」  
訊かれた意味はあたしの思っているのと少し違うけど、どう伝えればいいのか解らないままにキスをもう一度送る。  
間違いじゃないから、ガウリイに抱きしめられると、あたしはその度にガウリイが欲しくなる。  
「しよ。」  
そう言ってそのまま彼の胸に乗っかって、事実上押し倒した。  
 
舌を絡ませたり、舌で舐めたりしながら、お互いの服を脱がしていく。  
ガウリイに跨るとどろりとしたものが、股間からガウリイのお腹に流れ出ていく。いつものとは少し違う感触にそれを見ると、それが混ざったものだと気付いて、今更ながらに入っていたのだと思い知る。  
それを指で掬ってみると、ガウリイがその指を取ってそれを舐った。  
「出ちまったかー」  
残念そうに言うのがおかしくて、慰めるのには不似合いだけれど、もう一回入れてと言ってみた。ガウリイはやたらと照れて、何回でもと返事をくれた。  
 
体中擦り付けて、ガウリイの肌も熱も匂いも吸い取って、あたしの中の熱が上がる。それだけでも満たされるような快感があるのだけれど、もっと欲しくなる。アソコが疼いてガウリイが欲しいとしきりに訴えてくる。  
体を入れ替えて、太股を持ち上げてガウリイがゆっくり入ってくる。さっきの不意打ちのような挿入ではないから、身構えてしまうけれど、それを押し分けて確実に入ってくる感触が、全身に痺れるような甘さを送る。  
酔ったような感じと、圧迫感と、深く穿たれるリズムが、擦れるだけじゃない快感を奥深くから呼び出す。  
リズムが早くなるにつれ、太股から離れた手が胸を責めてくる。目を閉じて快感だけに集中して、上ってくる切ない何かに体を明け渡して、中が擦れるという幸福に浸った。  
中でガウリイのものが大きくなった。ああ、違う。  
あたしが締め上げているのだと教わった、ガウリイが欲しいと言うあたしの体の表現だ。擦れる圧力が増して、快感が増して、あたしの体が欲しがったものを、ガウリイが一気に奥の奥まで届けてくる。  
悲鳴のような声をあげて、あたしはそれを受け取り、その勢いのまま波に攫われる。  
 
二人でぐったりベッドに転がり、息を整えながらまたキスをする。  
「痛くないか?」  
頭をシーツに固定されて、食べられるようなキスを顔中にしながら、まだ保護者を抜けられないで訊いてくる。  
全く痛くない訳じゃないけど、それよりも何よりも気持ち良かった。  
「慣れるまで痛いかも知れないけど・・」  
まだ何かと説明しようとしてくるその保護者っぷりが、今も人を貪るように口付けておきながら、何を今更と言うカンジで、痛くないと言う代わりにもっと判り易く、もう1回しよと、短く言った。  
 
舌を絡ませたり、舌で舐めたりしながら、お互いの服を脱がしていく。  
ガウリイに跨るとどろりとしたものが、股間からガウリイのお腹に流れ出ていく。いつものとは少し違う感触にそれを見ると、それが混ざったものだと気付いて、今更ながらに入っていたのだと思い知る。  
それを指で掬ってみると、ガウリイがその指を取ってそれを舐った。  
「出ちまったかー」  
残念そうに言うのがおかしくて、慰めるのには不似合いだけれど、もう一回入れてと言ってみた。ガウリイはやたらと照れて、何回でもと返事をくれた。  
 
体中擦り付けて、ガウリイの肌も熱も匂いも吸い取って、あたしの中の熱が上がる。それだけでも満たされるような快感があるのだけれど、もっと欲しくなる。アソコが疼いてガウリイが欲しいとしきりに訴えてくる。  
体を入れ替えて、太股を持ち上げてガウリイがゆっくり入ってくる。さっきの不意打ちのような挿入ではないから、身構えてしまうけれど、それを押し分けて確実に入ってくる感触が、全身に痺れるような甘さを送る。  
酔ったような感じと、圧迫感と、深く穿たれるリズムが、擦れるだけじゃない快感を奥深くから呼び出す。  
リズムが早くなるにつれ、太股から離れた手が胸を責めてくる。目を閉じて快感だけに集中して、上ってくる切ない何かに体を明け渡して、中が擦れるという幸福に浸った。  
中でガウリイのものが大きくなった。ああ、違う。  
あたしが締め上げているのだと教わった、ガウリイが欲しいと言うあたしの体の表現だ。擦れる圧力が増して、快感が増して、あたしの体が欲しがったものを、ガウリイが一気に奥の奥まで届けてくる。  
悲鳴のような声をあげて、あたしはそれを受け取り、その勢いのまま波に攫われる。  
 
二人でぐったりベッドに転がり、息を整えながらまたキスをする。  
「痛くないか?」  
頭をシーツに固定されて、食べられるようなキスを顔中にしながら、まだ保護者を抜けられないで訊いてくる。  
全く痛くない訳じゃないけど、それよりも何よりも気持ち良かった。  
「慣れるまで痛いかも知れないけど・・」  
まだ何かと説明しようとしてくるその保護者っぷりが、今も人を貪るように口付けておきながら、何を今更と言うカンジで、痛くないと言う代わりにもっと判り易く、もう1回しよと、短く言った。  
 
言った途端に、中に入ったままのモノがむくむくと大きくなるのをお互い感じて、スケベと呟くと、もう1回もう1回って言ってるヤツに言われてもと、暗にあたしの方がスケベだと言い返される。言い返そうとしても、動き出した腰がそれをさせてはくれなかった。  
さっきの直線的な動きではなくて、横向けで片方の太股だけを大きく持ち上げられ、円だかのの字だかを描くような動きは、イったばかりの体に酷い痺れをもたらす。  
本来声を出すところを深く塞がれて、息をするのも苦しい。どんな格好をしているのかも定かでないのに、体中撫で回されて、何が何だか解らなくなる。  
ようやく口が開放され、大きく息を吸い込むことが出来たが、吸い込んでいる最中に、大きく体を捻られ入れたままのソレが、ぐるりと膣内を撫でる。  
吸い込んだ息は、ヘンな裏返った声となって出てしまい、また呼吸が苦しくなるのに、うつ伏せにされて腰だけを持ち上げられ揺さぶられると、それすらもどうでも良いような感覚に陥る。  
当の昔にすっかり起ち上がっていた、乳首や陰核を摘まれると、自分で呼吸をコントロールすることも出来なくなり、たた揺さぶられるリズムに任せて、喘ぐだけだった。  
もうダメと掠れた声がでると、今度は崩れていた上半身を引っ張られて、胡坐を組んだ足を跨いで背中を向けて座らされる。  
体の前に回ってきた手が弱い部分ばかりを責めてきて、崩れ落ちるような感覚なのにそれも、その手に阻まれる。  
乳首も陰核も好きなようにされて、喘ぎと粘着質な音だけが頭に響く。首も耳もいやらしく粘着質な舌が這い回って、体中でそのいやらしさを感じる。  
「イきそう?」  
問われても返事なんか出来ない。  
「イくって言って」  
乞われて、言わなきゃって思った瞬間、膣内を下から突き上げていたモノの角度が微かにずれて、一番弱いところに当たる。来る。何かが来ると思った。  
「イくっ!イっちゃうっ!!」  
最後にそれだけを吐き出すように叫んで、何処かに放り出された。  
 
気持ち良すぎて力の入らない体を、ガウリイは背後から抱きしめてじっとしている。うなじに当たる唇が温かくて、そのままじっとしていた。  
眠りに落ちそうな感覚と戦いながら、ガウリイの手に触れるけど、首を廻して顔を見る事まではまだ出来ない。  
でもまだ、寝ちゃあダメ。  
「がうりい、いまの、いれてくれてないでしょ・・」  
まだ硬いまま、あたしの中に残るアレは、その言葉に『はい』と反応して肥大した。  
 
 

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