「リナ……」  
愛しそうにあたしを呼ぶ声。  
躊躇いがちにあたしに触れる指。  
限りなく優しくあたしを抱き締める腕。  
精一杯の愛を込めて、あたしを見詰める瞳。  
彼の全てがあたしに向けられる、この幸せをどう表現したら良いんだろう?  
言葉じゃ到底言い尽くせない。  
だから、態度で示すの。あんたが大好きだよ、って、あたしの全部を以て。  
伝わってるかな、伝えられてるかな。  
あんたがあたしの存在を認めてくれているのが、どれだけ嬉しい事なのかを。  
ただそこにあんたが在るだけで、あたしがどれほどの幸福に包まれるかを。  
 
――――――――――――――――――――――――  
あたし達が海沿いの宿場町に突いてから、そろそろ1週間が過ぎようとしている。  
ここまで一つの町にゆっくり滞在する事は稀なんだけど、小さな町にも関わらず存在していた図書館で発見した書物があったために、ついつい長居してしまっていた。  
 ガウリイ、退屈してるだろうなぁ〜…  
今日も宿屋にガウリイを一人置き、あたしは図書館へ繰り出していた。  
ページを捲る手を止め、恋人となった彼を思い浮かべる。  
思い出すのは、あたしを嬉しそうに見る笑顔ばかりで、顔が思わず弛んでしまう。  
あの顔を見るのは好き。あたしが本当に好きなのね、って実感できるから。  
それと、ガウリイとする、その…キスも、好き。照れくさいけど、恥ずかしいけど。  
だけどたまにアイツは、キス以上に進みたがる。嫌だって言うのに!  
悲しいかな、あたしは胸だってぺったんこだし?なんちゅーか、凹凸が無くて女性らしい体型じゃないと自分でも判ってるのだ。  
見られたり、触られたりするとそれをはっきり確認されちゃうんだもん。  
もっとナイスバディだったら、そういう事に踏み出せるのかな、とは思う。全く興味が無い訳じゃないし…。  
んでもやっぱ、自分がそんな事するなんて全然想像できないや。  
だってあたしはあたしなんだもん。急に変わろうったって無理無理!  
 良しっ、今日はもうここまでで止めっ!  
考えに限が付いた所で、今日の調べものは終了。図書館の時計を見ると、もう夕刻にまで下がっていた。  
 あっちゃー、もうこんな時間だし  
本を棚に戻し、ガウリイの待つ宿へと急ぐ。  
 
通りを急ぐあたしの目に、とある露店でディスプレイされている物が飛び込んできた。  
「あ、可愛い…」  
「お客さんお目が高いね!!これは今日仕入れたばっかりの一点ものだよ!!お嬢さん可愛いから、少しならオマケしてあげるよ〜」  
キュピーーーーン!!!!  
オマケしてくれる、と聞いたらあたしの商売魂が黙っちゃいない。  
「おじさんホントにぃ??」  
低い身長を利用しての上目遣い&甘えた声。ふっふっふ。勝負はここから始まるのよ。  
外見で判断すると後悔するわよ、オジサン♪  
 
その後30分ほど繰り広げた交渉の末、見事6割まで値を下げて購入v意外とチョロかったわ♪  
「ありがとうございました〜(涙)」  
「おじさんありがとねーっ♪」  
ほくほくと包みを抱え、宿屋への帰路に着く。(憐れ、露店のオヤジ…)  
 
宿屋へ到着し、部屋に上がると、はたしてガウリイは呑気にベッドで熟睡していた。  
「口開いてるし…んもー、だらしないなー」  
ほっぺをぎゅーっと抓って起こす。ん?もっと恋人らしい起こし方しろって?気にしない。  
「ひてててて……ひは、ほはえひー(リナ、おかえりー)」  
「ただいま。待たせてごめんね、ご飯食べよvそれから、良い物買ってきたんだ。後で見せるわね」  
「良い物って?」  
頬をさすりながら、まだ寝惚け眼なガウリイが聞く。  
勿論さっき買った物だけど、いつも待たせてるお詫びのつもりもあるし、後でゆっくり見せたいのだ。  
「なーいしょっ。食後のお楽しみー♪」  
「やだ。今が良い」  
「後でだってば」  
「今」  
「あーとーでっ」  
「いーまっ」  
以下延々と同じやり取りが繰り返される。  
 コノヤロウ、まだ寝惚けてるな…。いつもだったらあっさり引くのに  
これ以上寝惚けてるコイツと言い合っても時間の無駄だと判断し、と言うかガウリイに見せるために買ったんだから意地張るのも馬鹿らしいか、と思い。  
 
「判った、わーかった。じゃぁちょっと部屋から出ててよ」  
と、ガウリイを部屋の外に追い出し  
「呼んだら入ってきてね!」  
問答無用でドアを閉める。  
 さて、どんな反応するかなー。寝るときまで取って置きたかったけど、まぁ仕方ないか…  
ごそごそと包みを開ける。  
中身は、全体が薄ピンク色で統一された、ふんだんにレースをあしらったキャミソールタイプのネグリジェ。  
生地は光沢があるけど肌触りも良く柔らかいのでので、たぶんシルク。値切ったから安かったけど、実際はもんのすごーく高かったのだ。  
肩紐もフリルのついたレースでリボン結びだし、太ももから腰の辺りにスリットが入っていて、ちょっぴりセクシーなのだv  
いつも一緒に寝るときは普通のパジャマなんだけど、あたしだってたまには可愛い格好がしたいし。  
胸元はギャザーになっていて、アンダーの部分から絞れるようにレースのリボンもついており、あたしの小さな胸もカモフラージュ出来る(うぅ……自分で言ってて情けない)  
ささっといつもの服を脱いで、それを着ける。部屋にある姿見で自分チェック、うん。よし!  
 
ソファにちょこんと座って、ドアの外に追いやったガウリイに声をかける。  
「ガウリイ、良いよ」  
「ほーい」  
ガチャリとドアが開く。  
 むふふふふ。あまりの可愛さに声が出なかったりして♪  
反応を想像してにまにましてると  
「………………っっっ!!」  
「ガッ、ガウリイ???」  
なんと、声が出ないどころか、いきなり床にへたり込んだのだ!  
 なんで?なんで?変なのかなぁ、これ???  
慌ててガウリイに駆け寄るあたし。  
「どーしたのよ、大丈夫?」  
「…………リナ…」  
「う、うん?」  
「 誘 っ て る の か ? 」  
ガウリイの押し殺したような声。  
「はぁ?」  
全く理解不能。なんで可愛い格好したら誘ってるって事になるわけ????  
 
「判ってないのは判ってるが、敢えて言うぞ…その服は、夫婦や恋人が夜の営みを行う時に着る、ある種のサインのようなものなんだぞ」  
「…………!!!????」  
今度はあたしがへたり込む番だった。  
「もーーーー駄目だ。俺限界」  
 はっ?えっ、げっ、限界って何がっ!?  
聞く暇もなく抱きすくめられる。と同時に、あの時したような、深い深いキス。  
「んぅっ……!!んっ、んーっ」  
 ちょ、ちょっと待って、何?限界って何の限界なのよぉ!!  
目を白黒させながらじたばたと手を必死でバタつかせ、抵抗する。  
その間に、ガウリイの大きな手はあたしの太ももを撫で回し、ネグリジェの裾から上へと侵入してくる。  
「んんっふ……」  
咥内を満遍なく探られ、舌を吸われ、歯茎や歯列を嘗め回されたりが絶えず繰り返され、あの時よりもそれは激しく、熱く絡みつき、あたしの呼吸を阻み、息を乱れさせる。  
同時に太ももに与えられる柔らかな刺激が、あたしの息を喘ぎに変化させていく。  
「ふぁっ……ぁあっ、はぁ・ん…がう、り……ぃっ」  
必死で紡ぎ出した反論の意味を含ませた声も、その意を成さない。  
「リナが、悪いんだぞ。俺が限界に近い位置で繋ぎ止めていた理性を、そんな格好してあっさり壊したんだ」  
あたしの唇から自分のそれをずらし、耳元で囁く。  
「そん・な…つもりじゃっ…はぁっ」  
今や、あたしの手は力なくガウリイの服を掴んでいるだけ。  
「無くても、もう、駄目。止めない。止められない」  
ガウリイは床に座り込んでいたあたしを軽々と抱き上げ、ベッドへ移動する。あたしの耳朶を柔らかく愛撫しながら。  
「ちょっ…やっ、まだ、明るいしっ…」  
明るくなくたって、心の準備とかそういうものが全く出来てないから嫌なんだけどっ!  
「大丈夫、関係ないから」  
関係ないって……絶句。こんなガウリイは見た事が無い。あたしの知らないガウリイが、此処に居る。  
いつもはやだって言ったら止めてくれた。ぽんって頭を軽く叩いて、しょうがないな、って笑顔を浮かべてくれた。  
でも、こんな……あたしに有無を言わせないってオーラを出してるガウリイは、あたしは知らない。  
そんな事を呆然と考えている間に、ベッドの脇にあるカーテンを引き部屋を心持暗くして、寝かせられたあたしの上にガウリイが覆いかぶさってきた。  
「ガ……」  
再び唇が重ねられる。今度は、さっきより少し優しく。  
「本当に可愛いよ、リナ。大好きだ」  
 
胸の奥ががきゅうんっと音を立てる。  
 そんな、優しい瞳で、優しい笑顔で、優しい声で言うなんて狡い  
 何も言えなくなっちゃうじゃない。馬鹿  
と、ふっと、肩の圧迫感が失われる。目をやると、左の肩紐が解かれていた。  
「あっ!?」  
肩口に鋭い痛み。ちゅうっ、と音を立てて、ガウリイがそこを吸っていた。  
「リナが、俺の物だって証」  
ガウリイが唇を外すと、あたしの白い肌に、赤い花が咲いている。首筋にも同じように強く吸い付き、満足そうに微笑み、つぅっと胸元まで舌先を這わせながら、降りていく。  
気が付くとネグリジェは少しずらされ、あたしの小さな胸を外に晒していた。  
「やだっ!!」  
慌てて腕で隠そうとすると、素早くガウリイの左手が伸び、あたしの両手を頭の上で押さえつける。  
力の差は歴然としてるんだから、こうなっては抵抗すら出来ない。  
「なんでやだ?」  
「だって、見ても面白くないよ、…………ちっちゃいし……」  
真っ赤になった顔を背け、そう呟くと  
「なに言ってんだよ。小さくたって関係ない。好きな女の胸なら、どんなのだって好きなんだからな」  
呆れたように言いながら、乳房に唇を寄せる。  
「あっ……!!」  
ガウリイの唇が触れた所が、びくんと跳ねる。  
「やっぱり、感度も凄く良いな」  
「ばっ……かぁっ……ん、あぁあっ」  
乳房の周りを丹念に舐め上げられ、その度にあたしの体は震え、声が漏れる。  
胸にいくつもの赤い花を散らしながら、且つ優しく口付けていくガウリイ。  
あたしの両手はいつの間にか自由になっていてしっかりシーツを握り締め、それを押さえていたガウリイの手は、唇が触れていない乳房を優しく揉みしだいていた。  
「はぁあっんんぅっ!!」  
今まで感じた事の無い刺激が、あたしの胸に与えられた。見っとも無いほどに大きな声を上げてしまい、自分に羞恥する。  
丹念な愛撫を繰り返され小さく尖ってきた胸の先端を、片方は唇、もう片方は指先に触れられたのだ。  
唇にはちゅうっと吸い上げ、口の中で舌に転がされるように弄ばれ。  
指先には触れるか触れないかの微かな刺激や、きゅっと摘んでくりくりと弄られ。  
「あっ、あ・あぁっん…っ、はぁっう……んんっ」  
きっと、そこはあたしのとても敏感な部分なんだろう。両方に触れられ、弄られ頭の中が真っ白になって行きそうな程に反応している。  
 
もう、何も考える事が出来ない。ガウリイの動きに神経が集中する。  
これが感じるって事?啼きそうなほど、切なくて苦しくて、でも愛しい。あたしに触れるガウリイの全てが。  
その時、ガウリイの指があたしの股間に触れた。  
「っ!!??」  
一際激しく体が波打つ。乳首に触れられたときより、更に敏感に。  
指先はショーツの上からアソコの割れ目をなぞり、軽く上下に動いている。  
「リナ、濡れてる……」  
変わらず唇は乳首を弄びながら囁く。  
濡れてる、なんて言われても、そんなの自分じゃ全く気付かなかった。  
「ああぁぁあああっ!!!」  
ガウリイの指が、ショーツの横から入り込み、割れ目に直接触れた。それだけでこんな……  
「ちょっと、力抜いて」  
そう言って、あたしの脚の間に自分の脚を割り込ませ、大きく広げる。  
「やぁッ!!」  
恥ずかしさのあまり両手で顔を覆いたいのに、ガウリイの手がそれを阻む。  
「もっとちゃんと見せて。リナが俺を感じてる顔を」  
そう言って。指を割れ目の中へ少しずつ侵入させる。  
「やぁっ、あ・あぁあっは、はぁああっ!」  
「キツイ……俺の指を、滅茶苦茶締め付けてる」  
良くもそんな恥ずかしい事を平気で口に出せるもんだ、と半ば抗議したい衝動に駆られたが、それさえ出来ない。  
与えられるその感覚があたしの頭を蝕み、思考が鈍ってくるのだ。  
一旦指を引き抜いた後、くちゅ…くちゃっと音を立てるようにショーツの中で指を動かされ。その音を聞いて、更にあたしは昂ぶって行く。  
腰が考えられないほどにびくつき、指を動かされるたびに跳ねて。次々と口から漏れるあたしの喘ぎ声は、全く知らない人の声を聞いてるみたいで。  
「リナ、腰浮かせといて」  
と言うが早いか、ガウリイは手であたしの腰を支え、浮かせたままショーツをするすると脱がし、あたしはネグリジェのみの格好にされてしまった。  
ネグリジェも最早胸の部分は肌蹴ていて、ウエストに所在無げに絡み付いているだけ。  
「リナの此処、可愛い」  
柔らかく恥丘を撫でながらガウリイが言う。  
明るみに晒されたあたしのアソコは、まだ薄く恥毛が生えている程度で、そんな部分を人に見せた事は、今まで勿論無かった。見せる事があるなんて、想像もしてなくて。  
「やだぁっ、見ないで……!!」  
脚を閉じようとするけれど、ガウリイの大きな体が間に入り込んでいて、全く無意味。  
 
ちゅうっと大きく胸に吸い付いた後、体を下にずらしあたしの脚を両腕でそれぞれ抱え込み、アソコに顔を持っていく。  
「リナの全部をしっかり見せてもらうから、安心しろ」  
そう言ってアソコの割れ目へ舌を這わせた。  
「はぁああぁああっ!!!や、ぁあだっ……きたな・いよぉ……っ」  
あまりの刺激に腰が逃げそうになるけれど、しっかり掴まれていて動けない。  
「全然、汚くなんか無い。綺麗だよ」  
ふうっと息を吹きかけ、恥毛を浮かせる。そして、舌を何度か上下に動かした後、にゅるっ…と中へ入ってきた。  
「あぁっは……あ・んんっあっ、あぁあっ、ああぁあぁぁぁっ!!」  
柔らかくて、ぬるっとした温かいものがあたしの中を掻き回す。  
同じ舌が触れているのにキスとは全く違う感覚で、一気にあたしの脳天まで届いて、あたしの瞳から涙が零れる。  
自分でさえ触れた事が無い場所なのに、そこにガウリイが入ってきて、あたしの知らなかった刺激を与えていくその行為がなんだか怖い。  
「どんどん溢れてくる……気持ちイイ?」  
そう問われても、これが気持ち良いのかなんなのかさえ判らなくて。  
段々と頭の芯がぼぅっとしてきて、アソコに触れるガウリイの舌の動きだけがあたしを反応させていた。  
「んぁ…っや、はぁあっ、あぁ、ぅ……あっ、あっ」  
ぴちゃぴちゃと音を立ててそこを貪るガウリイは、あたしの知らない【男の人】だった。  
繰り返し舌を出し入れされ、あたしのアソコはどんどん敏感になって行って。  
「そろそろ、大丈夫かな」  
「は……?あ―――――――――っ!!!!!」  
大丈夫って?と思ったのも束の間、アソコに異物感。ガウリイの指がもう一度、今度は2本入れられていて。  
散々舌で舐められ、解されたソコはガウリイのそれを容易く飲み込んでいた。  
「まだちょっと、キツイかな」  
そう言いながらもガウリイの指はあたしの中を蠢いて掻き回す。2本の指がそれぞれ意思を持ち、思うままに動いてるみたいに。  
「あっぁああんっはぁ、ふあぁっ、あぅうんっ!!」  
ガウリイが指を動かすたびに、あたしの声がどんどん大きくなる。自分ではもう、抑えられない。  
ぐちゅぐちゅと卑猥な音が聞こえてくる。アソコだけじゃなくお尻の方まで濡れているのが判って、でもまだアソコの奥からどんどん湧き溢れてくる。  
「まるで洪水だな、後から後から出てきて。初めてにしてはリナは敏感だから、濡れやすいみたいだ。これだけ濡れてれば…」  
「んあっ…!はぁ……っ、ぁ……」  
ずるり、と指が引き抜かれる感触。  
自分を支配していた指がら開放され、あたしの全身の力は一気に抜けて、ベッドに深く沈みこんだ。  
ゴソゴソ、と足元から聞こえてくる音に対して注意も向けられず、ただ荒く呼吸を繰り返していると、目の前にガウリイの、いつもの何倍も優しそうな笑みを浮かべた顔が現れ、だらしなく開いたままのあたしの口にキスをした。  
 
「入れるよ」  
「あっあぁああぁっ………っあ――――――――――――――――っあぁ、くぅっ…んっ!!!!」  
アソコに硬い物が押し当てられ、一、二度先端を擦り付けるように動いた後、ずぶり…と音を立て入ってきた。  
「すっげ……キツ……。痛くない?大丈夫?」  
痛くないわけ無い。  
アソコにすっごくぶっといモノが入ってきて、少しずつ、でも確実に奥へ、奥へとさらに侵入してくるのだから。  
抜け切っていた全身の力はそれで完全に強張り、あたしの全神経はそこへと集中してしまう。  
あまりの痛みで零れ出る涙もお構い無しに、いつの間にか裸になったガウリイの背中へ必死に腕を回し、胸の中で首をぶんぶんと左右に振る。  
「苦しい、アソコが凄く苦しいのぉっ!!」  
「ごめん、もうちょっと我慢して……気持ち良くなるように頑張るから。痛かったら、爪立てて」  
ぎゅぅっと、体を支えてる方とは別の腕であたしを抱き締め、頭にキスをする。  
そして、奥へと侵入するのを一旦止め、ゆっくりと腰を前後に動かす。  
「はぁっ、あぁあっぁ、ふぅうっ・うぁ…くっ」  
あたしの膣壁をガウリイのが擦って、その動きを助けるようにあたしから出てきた液がガウリイに絡みつく。  
「リナの膣、熱くてきゅうきゅう締まって、でもぬるぬるしててすげぇ気持ち良い……っ」  
「ゃ……だぁっ、恥ずかし……あぁあっっ!」  
そういう言葉を言われると、凄く恥ずかしい事を知った。  
でも、確かに凄く痛くて苦しいけれど。  
やっとガウリイと一つになれたんだ、と言う嬉しさの方がとても大きくって。  
思わずあたしは、こう言っていた。  
「ガウ・リ……ちゃんと、動い・て…。奥まで、…入れて。お願い」  
ガウリイはびっくりしたような顔をして。目で、良いのか?と問う。  
小さく、こくん、と頷く。  
体を支えていた両腕を緩めて完全にあたしに覆い被さり、強く抱き締めた後。  
腰をぎりぎりまで引き抜いて、一気に奥までガウリイが入ってきた。  
「っゃぁあああああああぁぁあああっ!!!!!」  
「全部、入ったよ。……苦しい?」  
ぎゅっと閉じた瞳からボロボロと涙を流しながら、上下に首を振る。ガウリイはあたしの目尻に唇を寄せて涙を吸い取り、再び動きを再開した。  
少しずつ引き抜いて、同じようにすこしずつ、あたしの一番奥までゆっくりと、挿入。  
繰り返されるその動きは次第にあたしの脳を溶かし、ガウリイのが大きすぎるせいか、それともあたしのが小さいせいか、苦しいのは変わらないけど、少しずつ痛みが鈍ってきた。  
それと同時に、あたしから漏れる声も、とてつもなく甘い声に変わる。  
 
「はっあぁん、あ・あぁあっ、ふぁっ、んん…あぁああっあ、ぁあっ」  
「リナ……可愛い。凄く可愛いよ。もっとその声、聞かせてくれ」  
目敏く痛みが快感に変化し始めたのに気付いたのか、ガウリイはそう言って前後の動きを少し早めた。  
「ぁっ、あっぁ・あっ、あん、はっあぁあっあっ、やぁ・んっあぁあっ」  
あたしから溢れている液が潤滑油の役目を果たし、あたしの膣とガウリイのそれがぬるぬると擦れ、絡み付き、次第にアソコがじーんと痺れてくる。  
「んっ……リナ、イきそう?凄い、締め付けてきた」  
「わ…かんなっぁ……ぃッ!!はぁ、あぁあっ、あっ、あっ、ああぁああぁっ」  
あたしに「締め付けられた」からかガウリイのそれもだんだんと硬さを増し、更にあたしの膣を抉るように掻き回してくる。  
あたしの頭にはそれで与えられる感覚の事しかもう無くて。  
ガウリイの動き、硬さ、熱。  
アソコに全ての神経を集中して、それらを焼き付ける。  
「……俺の事、好き?好きって、言ってくれ」  
「好き!!大好きぃっ、好き……っはぁ、がうり……ぃっ好きぃいっ!!!」  
ガウリイの言葉の意味もろくに理解出来ずに、うわ言のように繰り返し言葉を紡ぐ。  
まるでそうする事が、この行為から開放される術だと言うように。  
「有り難う……俺も大好きだよ。本当に……」  
そして。  
今までより更に激しくガウリイがあたしを貫いた。  
「ぁあっあっあっあぁああっあっ、っやっ……あっ、駄目ぇ――――――――――!!!!!!」  
数回それを繰り返された時、あたしの頭の奥で何かが弾け、世界が真っ白に包まれる。  
「っくぅぅっ…リナッ…………!!!!」  
 
次第に薄れて行く意識の中で、ガウリイがあたしの膣で、数回跳ねるのだけが判った。  
 
 
 
 
目が覚めると、既に部屋は真っ暗になっていた。  
「んっ……痛……っ」  
不用意に体を動かすと、下半身に痛みが走る。  
 あ、そっか……あたし、しちゃったんだ…………ガウリイと  
 
汗まみれ、唾液まみれに加えてアソコから溢れた液でどろどろになっていたあたしの体は綺麗になっており、きちんとネグリジェも着せられていた。  
視線を落とした先にあるシーツに付いた赤い染みと、あたしの体の所々に残された赤いシルシがその行為を現実のものだと自覚させる。  
そして、隣には幸せそうな顔で眠るあたしの恋人。  
動き難いと思ったらずっと抱き締められていたようで、顔を横に向けると目の前には逞しい、筋肉質の胸がある。  
思わず最中を思い出し、赤面する。  
 うっひゃぁああーっ恥ずかしいよぉ〜っ!!あたし、なんだか凄い事口走ってた気がする…(汗)  
胸に顔を埋めると、ガウリイの腕にぎゅうっと力が入る。  
「起きた?」  
視線を上げると、優しく微笑んでいるガウリイと目が合う。  
「……痛いんだけど。アチコチ」  
ぷーっと脹れて文句を言う。  
「ごめんごめん、あんまりリナが可愛かったもんでさ」  
くすっと笑って、悪びれた風もなくほざくくらげ。常時笑顔で。  
「それにやっと好きって言って貰ったから、俺はとても嬉しい♪」  
 …………そういえば、言った記憶がある。  
ご機嫌の理由はそれもあったのか。好きって言うだけで、こんなに喜ぶなんて。  
あたしよりそっちの方が、可愛く思えてしまうんだけど。  
今度からは、照れくさいのは相変わらずだけど、たまには言ってやっても良いかなー、なんて思ってしまった。  
「初めてでイっちゃうリナもすんごい可愛かったしー、案外いやらしいのな、リナ♪」  
 
前言撤回。2度と言ってやんね。  
 
 
――――その後、部屋にガウリイの悲鳴と爆音が鳴り響いた事は言うまでもない。  
 
「ごめんなさい、もう言いませ〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!」  
「問答無用!!!炸裂弾っっ!!!!」  
「ぎゃひぃ〜〜〜ん…」  
 
口は災いの元、である。うみゅっ!  
 
   ***END***  
 

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