・・・・・・・・・おわった。
ふぅーと一息。
あの日が今日で終わった。完璧に。
あーよかったー。魔法が使えないと物足りないのよねー・・・・
・・・・そして、もうああ・・・いうことをしばらくしなくてもいいってコト。
数日前、あの日で性行為を出来なかったあたしはそのあのガウリイの
あれ・・・をく、口でしたのだ。
・・・・・ちなみに、昨日までかれこれ4回・・・。
一日で2回なんてこともあった。
あー解放されてよかった・・・・ま、あの日がおわったんだから
やっぱり元通りにやるわけで・・・ってなんかあたし期待してないか・・・!?
って違う違う違う!!
べ、別にあたしはどうだっていいんだからっ!
がちゃりと、部屋に入った。
「あ、あの日終わったか〜?」
ずっべーん! 部屋に一歩入れていたあたしは盛大にこける。
・・・・、がばっ! 飛び起きて立ち上がって、
ばんっ! 部屋の扉を思いっきり閉める。
ごんっ と部屋の扉に頭をつけた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ったくあいつはぁあああっっ
盛大なる、ため息。
なんで気づくんだっていうか、敏感なんだっていうか
天然的セクハラ魔だっていうか・・・・・・・・・エロ馬鹿クラゲ。
部屋の扉が開いた。
ガウリイの顔がとびらからのぞいていた。
その顔は――――笑顔だった。
「その態度を見る限りは終わったんだな♪」
その♪ってなんなんだ。
手を、扉に添えながら(とりあえず最低限のガードのつもり。)
「・・・・まーね・・・・」
「やっぱり。」
「だぁから何・・・?」
「いやー口にしてもらうのも良かったけど、やっぱり生だよなー」
ぴくっ。
ぐっ 力任せに扉を押した。
がしっ しかしガウリイがガードしてたから対して扉は動かなかったけど。
「あーんーたーねぇー・・・・」
「?変なこと言ったか」
「・・・あんたぶっとばすわよ」
「そいつは困るな」
「勝手に困ってろ」
「ま、今日は雨だから時間もゆっくりあるし」
「あたしは忙しいんだけど」
「あ、盗賊いぢめには行かせないからな」
「・・・・・・・・・・・・・・・・殺すわよ」
「怖いなぁ」
にこにこと、ガウリイが笑う。
がちゃっ 扉が開いた。
「・・・・。」
扉から手が伸びて、あたしの背中に回される。
「リナ。」
そんな、楽しそうな声を聞きながらあたまのはしっこで「やっぱりこうなるのか・・・」と思っている自分がいた。
・・・・・・仕方ないかぁ・・・・。
彼を求めてなかった、といえば嘘になる・・・から。
「ん・・・ふぁっ・・・・」
口に舌が入って絡みついてくる。
背中が部屋のドアにぴったりと密着しながら長いキスを続けて。
そのまま、へたり込んだ。・・・それでも続けて。
口の端から混ざり合った唾液が滴り落ちて首の端までしたたる。
もう、抵抗する力なんてなくて本能のまま。本能のまま舌にあわせて絡まって。
「ここで、このままする?」
その問いかけにコクリ、と頷いた。
ガウリイのその指があたしの服をたくし上げた。
唇も口から鎖骨に移っていく。
「・・・ぁ・・・っ」
言葉にならない声が口から漏れる。
身体から力が抜けていく。
・・・そのガウリイの指や、舌に敏感にいちいち反応してしまうあたしの身体が恥ずかしい。
指が、胸の膨らみの一番先端を摘む。・・・ちょっと痛い。
一方、口はあたしの首筋あたりにたくさんの彩をつけている、肌を吸われる感触。
くすっぐったいような、かゆいような、・・・溶けるような。
いったん、ガウリイが口を離して着ている服を剥ぎ取った。
外気が肌に触れて、少し涼しい。
「・・・ぁ・・っ!?」
胸に口付けされて、思わず声が出た。
彼の舌が、口がしつこくそこを舐め回す。
「・・・・・・っ、ああんっ」
びぐびぐ、といちいち反応する。
その口が先端を舐めたり噛んだりする度に。
快感と、恥ずかしさが交わって・・・・気持ちいい。
・・・・・いやらしいなぁ。あたし・・
「・・・あ・・・んっ」
指があたしの下腹を這ってとうとう秘所に到達した。
そこはもうすでに濡れていた・・・びしょびしょに。