震え、硬直する身体の奥で、熱いものが吐き出されていた。頭の芯が蕩けている。  
ふっ、と力が抜けていく身体をあたしはガウリイに委ね、  
全てをあたしの中に吐き出したガウリイは、あたしを抱かかえたまま、横向きにベッドに倒れこんだ。  
 
降り止まない雨音が遠くに聞こえていた。  
ガウリイに抱きかかえられたままの自分を見て、  
上半身も下半身も中途半端に脱がされた状態だったのに気付く。  
…なんか全裸よりも恥ずかしいんですけど。  
上は胸のあたりを捲くり上げられ、今も彼の手がそこにある膨らみの片方を覆っていた。  
もう片方の手は腰をがっしりと掴んでいる。  
「ねえ、ガウリイ。もう離して」  
言ってみたが、腕は緩まず、逆に胸にあった手が怪しく動き出す。  
「何言ってるんだ。胸大きくするんだろ?」  
言いながらかわるがわる両の胸を揉んでくるガウリイ。  
「やっ…そんなこと言って、あんたはしたいだけでしょーがっ!…っうん」  
「まあ、それもあるけどな。  
でもお互い気持ちよくなって胸もこうやって大きく出来るんだからいいじゃないか。」  
…認めやがったよ、この男は。  
「それに胸だけじゃ結果的にリナも物足りなくなるだろ?」  
当然のように言って、腰に回した手で肉芽までぐりぐりと捏ねてくる。  
「あっ、くぅん」  
イッたばかりの身体は悔しくも敏感に反応してしまい、  
あたしはまた切ない吐息を漏らすのだった。  
 
またも熱くさせられた身体を四つん這いにさせられると、ガウリイが入ってくる。  
なんでもう復活しちゃってるのよ〜!  
そんな心の叫びとは反対に、あたしは背筋を粟立たせて喉の奥から切ない声を出していた。  
全部をあたしの中に挿れると、ガウリイはあたしの内股に手をかけ開かせる。  
何をするんだろう?と思ったその途端、あたしは後ろに引き起こされ、  
あたしはガウリイの上に後ろ抱きにして座らされていた。  
 
開いた脚の間にガウリイの立てた膝があるので、閉じることが出来ない。  
しかも、ガウリイ自身の脚が広げられた状態なので、  
その外側にあるあたしの脚は相当恥ずかしい格好になってしまっている。  
そんな恥ずかしい状況の中、あたしは胸を揉まれていた。  
…ホントに大きくなるのかなあ?  
今は衣服は脱がされ、見下ろした視界の先ではガウリイの大きい手が胸の上で動いている  
すごく気持ちいいんだけど…なんかやらしい光景。  
硬くなった胸の先を指で摘まれ、細かく揺さぶられたり押し潰されたりする度に  
ビリビリとした快感が背筋を奔り抜けて、あたしは小さく悲鳴をあげた。  
「感度はすごくいいんだよな。リナの胸」  
手は止めないまま、ガウリイが耳を舌でなぞって囁く。  
「な、によ、散々小さいって、バカにしてる、くせにっ」  
途切れがちになりながらも、文句をぶつけるあたし。  
「まあな、もうちょっと大きいほうがいいとは思うけどな。  
でも、触り心地はすごくいいと思うぞ。それにこれから大きくしてやるんだからいいじゃないか」  
恥ずかしげもなくこの男は…。  
 
本当に大きくする気もあるのだろうか、執拗な程の胸へのマッサージ?は続いていた。  
時折、下から腰を突き上げるように揺さぶられ、  
あたしは目の前にあるガウリイの膝に手をかけ、何度も喘いだ。  
 
「やっぱり、リナの表情見ないと物足りないな。」  
言うとガウリイは手を止め、あたしを持ち上げて自身を引き抜いてしまう。  
「うんっ…え、何?」  
戸惑うあたしを向かい合うように反転させると、  
今度は正面から抱き合う格好で挿れられる。  
「ん…」  
ガウリイの上へ座っていくあたしの表情を見て、ガウリイが意地悪そうな笑みを浮かべたような気がした。  
「しっかり捕まってろよ。」  
自分の首に腕を回させてそう言うと、ガウリイはベッド脇へ足を下ろしそのまま立ち上がる。  
「!!!」  
ガウリイに腰を支えられていたおかげで幾分和らいだものの、  
かなりの衝撃が内側を突き抜けて、何を?という問いは言葉にならなかった。  
慌ててしがみ付くように両脚をガウリイの腰に絡ませるあたし。  
「や、ガウリイ、下ろしてっ」  
「大丈夫。落としやしないって」  
思わず怯んだような声で言うあたしに、ガウリイは気楽そうな声で言うと、  
そのままの体勢で腰を揺すり始め、あたしはただしがみ付くしかなかった。  
揺さぶられる度に頭の先まで痺れるような衝撃が襲ってくる。  
さっきまでは胸を中心に攻められ、焦らされていた部分へ、  
一気に強すぎる刺激を与えられ、あたしはすぐに何もわからなくなっていった。  
自分ではほとんど覚えていないのだが、ガウリイに揺さぶられるまま、  
ガウリイが言うところのそそる表情で達した後、気絶してしまったらしい。  
 
翌日雨上がり、まだぬかるみの残る街道を二人歩きながら、  
今度連泊する時は、別々の部屋を取ろうと、  
哀しいかなあまり変化の見られない胸を見下ろしてあたしは誓った。  
そんなあたしの様子を目ざとく見つけ、  
「そんなにすぐ大きくなるわけはないだろう、これからもじっくりと〜」  
などとお気楽口調で抜かしたガウリイをあたしが派手に吹っ飛ばしたのは言うまでもない。  
 
<了>  
 

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