アトラスの町、デイミア邸の地下にある魔方陣付き巨大プールに落とされてしまったガウリイとあたし。
魔方陣を形作る巨大な柱の一つから、くらげガウリイによって水中へ引きずり込まれてしまい、
あたしは気を失った。
「そうか……あたし脳みそくらげに溺れさせられて……。」
なんて事をぼんやりと思い出しながらゆっくりと覚醒したあたしは妙な感覚に襲われていた。
重たいし、なんか、ヘンなカンジ。何?これ?
少し前、あたしが放ったライティングのいつもより弱々しい光の中、目を凝らしたあたしは驚き固まった。
「ガ、ガウリイななな何してんにょよっ!」
重たいと思ったのはガウリイがあたしの上に覆いかぶさっていたからで、
「しかも何で裸なのよーーーーーーっ?!」
「何でってこういう時は裸で暖めあうのがセオリーだろ?」
当然のようにガウリイは答えると、一旦止めていた行動を再開する。
そんなエロすっとこ論理、100歩譲るとしても、人命救助とは明らかに違う行動をこの男はしていた。
「ンなとこ弄る必要はないでしょーがっ!やっ、あんっ」
股間をうごめく指に前部の突起を捏ねられて、あたしはつい自分でも聞いたことがない声を出してしまった。
しかも割れ目は既に水とは違うぬるぬるしたもので濡れていた。
あたしどれくらい気絶してたのよーー?恥ずかしさで動転したあたしは
彼の指が入って来たのに気付くのが一瞬遅れた。
「うんっ!やぁ、だ、め……」
あたしの制止など聞く気はないようで、ガウリイの指はゆっくりと入ってくる。
押しのけようにも、ただでさえ体力の差があるところに、ヘンな事されているせいで全くというほど力が入らなかった。
それに、ちょっと気持ちいいし……ってそうじゃなくてあたし。こんな事されて何考えてるのよっ!
ガウリイは奥まで指を進めると今度は出し入れを始めた。
いやらしい水音があたしの中から聞こえてる。恥ずかしいけど、気持ちいい……。
ああ、ヘンな感じがどんどん強くなってきちゃう……。
ガウリイの指が肉芽も同時にぐりぐりと強く捏ねた瞬間、
あたしはとてつもない気持ちよさに襲われ、次の瞬間身体が勝手に硬直した。
知識としてはあったけど、こんなに気持ちいいなんて。
弛緩した身体を横たえ、見上げたそこにはニヤニヤと嫌な笑みを浮かべるガウリイの顔があった。
「すごく気持ちよさそうだったぞ」
「なっ!そ、そんなことっ」
顔、いや全身を真っ赤に茹らせているだろうあたしはしどろもどろで、
そんなあたしに一層嫌な笑みを濃くしたガウリイは敏感な部分を撫でてきた。
「あっ!!うっ……ん」
イッたばかりの身体は余計に敏感で、ちょっと触れられただけなのに
あたしは耐えられず、目を瞑り背を反らせた。
「どうせなら内側からも暖めたほうがいいんじゃないかと思ってさ」
とまた訳のわからない事をほざきつつ、すっかり力の抜けたあたしの脚を広げると
自分のモノを割り込ませてきた。あたしの中へと。
それまでの行為と同じく、あたしに止める暇などなかった。
思ったような激痛は無かったが、かなりの圧迫感に苛まれ、あたしは喘いだ。
薄暗く静かな空間に荒い息遣いが繰り返されていた。
もう何度目になるのだろう?ガウリイの腰があたしに向かって打ち付けられる。
最初こそ気持ち良さは感じられなかったあたしだったが、
次第にあのヘンな感じが生まれ、膨らんできていた。
「ああ……ガウリイ、そこ、イイ……イイのぉ」
ふわふわした意識の向こう側で、あたしの声が聞こえていた。
あたしじゃないみたいな、あたしの声。
恥ずかしいとかどうでもよくなったあたしは無我夢中でガウリイにしがみつき、自分から腰を動かしていた。
そしてあの感じがまたやってきてガウリイのモノを締め付け、あたしは意識を手放した。
「ったくもう。こんな事やってる場合じゃないでしょーが。何しに来たのよ何しに。」
ファイアーボールで乾かした服を身に着けながら、あたしはいちおーぼやいてみた。
「何しに来たんだっけ?」
「忘れたんかいっ!!少なくともあんなすけべえな事しにきたんじゃないわよ」
あの後気付いたらお腹の上に白濁の液がたくさんかかってたのよね……。
「リナだって気持ちよさそうだったじゃなぐげっ……。」
ふっ、今度こそ決まった。インバーススクリューパンチ。今更遅いって話もあるけど。
乙女の敵、エロくらげにはここを出たらたーーーーーーっぷり攻撃魔法フルコースでお返ししてやるつもりである。
と強く誓ったあたしだったのだが……。案外ガウリイは手強かった。とだけしか恥ずかしくて言えない。
おわり。