月明かりだけが差し込む薄暗い宿の部屋で、男が女を組み敷いていた…。  
 
「あ…あっあぁ…んっ」  
男は体格もよく長身で、長い金髪の美青年である。逞しい腕と脚でベッドの上に女を縫い止め、唇を吸い上げながら一心不乱に腰を振っている。  
一方女のほうは男に比べると大人と子供位にも小柄で、少女といってもいいくらいだ。体つきもまだ幼さがあり小ぶりの胸は発展途上の青さを思わせる。だが男に貫かれて喘いでいる様は色を覚えかけた女の表情で、のしかかる男の劣情を盛大に煽った。  
「あっ、あっんはあっ!が、ガウリイ!」  
「ん……リナ、イくぞ…」  
 
びゅるっびゅくびゅくびゅくんっ  
 
 快感が高じて少女は膣中の雄を絞るように締め上げてビクビク身を震わせ、男は少女の体を抱きしめて奥深い場所で精を放つ。  
「あーーーーっ…あっ…あ…っ」  
「くふ…ぅ……」  
 満足の溜息を吐きながら男は小さく腰を前後し続けて最後まで精を吐き出し、少女の膣はそれを全て受け止め飲み干した。  
 少女の上に崩れかかったまま余韻に浸っていた男がしばらくして少女の中から抜け出す。トロリとこぼれる白いものを目にして嬉しそうに口元を緩ませ、目を閉じたままの少女の唇にキスをした。  
「リナ、凄く気持ち良かった……」  
「んふぅ…はぁ、あたしも……」  
「リナ……」  
お互いに見つめあい、もう一度キスを交わそうとした瞬間。  
 
 
 
「「もういい加減にしてください(ませ)っ!!!」」  
 
 
 
「あ?」  
「え?」  
裸で抱き合う恋人たちが目を横に向けると隣の部屋で寝ていたはずの仲間が二人、なぜか鍵を開けて立っていた。  
 
「アメリアとシルフィールっ!?なんでここに!」  
リナが真っ赤になって叫ぶ。ガウリイはきょとんとしたままだ。  
アメリアは立派な胸を張って自信満々に答えた。  
「もちろん魔法で鍵を開けてです!」  
「いばるなそんなこと!そうじゃなくて理由をきいてるの!」  
シルフィールはリナの叫びにじわりと瞳を潤ませ、恨めしそうな顔になる。  
「リナさんひどすぎますわっ!わたくしがずっとガウリイ様のことをお慕いしていたのを知ってるくせにそうやって毎晩毎晩ガウリイ様とセックスして宿屋の薄い壁の向こうでアンアンよがって……わたくし悔しくて疼いて、夜も寝られませんわっ!」  
「せっ……聖職者がお下劣な言葉言うなあああああ!!」  
リナの突っ込みを無視してアメリアもびしっと人差し指を突きつける。  
「シルフィールさんの言うとおりです!失恋中の女性や遠距離恋愛中の乙女の隣の部屋で延々とヤり続けるなんて悪以外の何者でもありません!よってわたしたちが正義の力でお二人をお仕置きします!」  
「はぁ?遠恋ってゼルのこと?あいつはこういう宿泊まれないから下町にいるだけじゃないっていうか人の情事に聞き耳立ててんじゃ……」  
「問答無用です!シルフィールさん!」  
「はいっ♪ライティング!」  
 
アメリアの口上に隠れてこっそり呪文詠唱を唱えていたシルフィールが明々と光る光球を放つ。すかさずアメリアが懐からナイフを取り出した。  
「おいアメリア!?」  
ガウリイがとっさにリナを背後にかばう。  
「それからシャドウ・スナップ!!」  
「ひょえええっ!!??」  
リナとガウリイ、二人の影がまとめて影縛りの術に引っかかり、その間にシルフィールは風の結界を張る。見事な連携で白魔法のエキスパート二人は最強の剣士と魔道士の自由を奪うことに成功した。  
 
「んっふっふっふっふっふ……」  
「くすくすくす……」  
ライティングで明るくなった部屋でアメリアとシルフィールは怪しい微笑を浮かべながら着ていたネグリジェを脱ぎ捨てる。  
ばさあっという音とともに現れたのはリナとは比べ物にならないほど豊満な全裸の肢体だった。  
「あ、あんたたちまさか!?」  
「その通りですリナさん。わたくしたちもお二人のお楽しみに混ぜていただきますわ」  
「私もずっと興味があったんですよぉ。私の正義の力がどこまで通用するのか確かめたくて仕方なかったんです」  
「正義の力って何ーー!」  
「ゼルガディスさんって上手なんですけど体が岩なせいかなかなかイってくれないんですよ。マンネリにならないためにも、  
ここは私がテクを磨いてゼルガディスさんを気持ちよくさせてあげるのが正義じゃないですか」  
「それ絶対違うから正義じゃないから!」  
「だめです!私の修行のために協力してもらいますよっ!」  
リナをかばったためガウリイはベッドに足を下ろし立ち上がりかけた状態で動きを止められていた。  
下半身を申し訳ばかりに覆う毛布をさっと剥いでしまうと剥き出しになったガウリイの股間が女たちの目の前で露わになった。  
「うわああああっ!?」  
 
「まあなんてすごい、逞しいおちんちん……」  
二人は顔を近づけてまで立派な赤黒いモノを確かめる。  
「柔らかくって大きくて…可愛いですねえ」  
「こっちの子宝袋も大きくてずっしり重くて、なんて男らしいのでしょう」  
二人がするすると指を絡めて弱く刺激すると、金色の茂みから生えた陰茎は放出したばかりだというのにまた堅さを増していく。  
「こら二人とも、やめろってっ……ぅっ」  
「駄目ですよ、離してあげませーん」  
アメリアとシルフィールは動けないガウリイの股間を撫で回しながら左右から抱きついて絡みつき、たっぷりと量感のある胸を擦りつけ始める。  
「うっ、うぉ……」  
二人とも標準以上の大きい胸をしているが、比べるとシルフィールのほうがややふっくらと大きく柔らかい女らしいボディをしている。  
おそらくFカップ以上だろうとガウリイは推察した。  
アメリアの胸は大きさではシルフィールに一歩譲るが代わりに張りがあり、すらっとした括れへのラインがリナを思わせる。  
ゼルガディスの教育がいいのか、擦りつけるしぐさも男のツボを心得た上級者の動きだ。  
ふたつの美乳に攻められしかも中心を握られて、ガウリイの顔から次第に獣の表情が現れてきた。  
「ああん、ガウリイ様、わたくしを慰めてください……」  
「わたしも、ゼルガディスさんいなくて寂しいんですう…」  
 
「ガウリイ!やだあ、やめてっ!」  
恋人の体が自分以外の女にいいように弄ばれる様子にリナは慌てふためいて叫ぶが影はがっちり縛られていて動けない。  
「んふ、ならリナさんも一緒に……」  
シルフィールが手をかざすとライティングの光が一部だけ遮られてリナの呪縛が解ける。  
「ガウリイッ!」  
リナは這うようにしてガウリイの背後から抱きつく。  
アメリアとシルフィールは床にひざまずいて勃ち上がりかけた陰茎に舌を這わせ始めた。  
 
宿の一室に淫靡な水音が響く。  
アメリアとシルフィールは向かい合うようにしてガウリイの陰茎に奉仕している。  
「あはっ…ガウリイさんのおちんちん、大きくなってきてますよ」  
「本当、こんなに大きくなるなんて…はむぅ」  
アメリアは先の穴をほじるように舌を差し込んで回し、シルフィールは竿の裏を舌の面で嘗め尽くす。そうかと思えば上と下からキスを降らせ、  
二人がかりで括れをペロペロ嘗め回したり左右の陰嚢を分け合って吸ったりと様々なやり方で刺激を続ける。  
 もともと大柄なガウリイの陰茎は二人の奉仕を受けて猛々しく勃起し、血管を浮き立たせて先から透明な液を滴らせた。  
 
「ん…ガウリイ、こっち見て…」  
「リナ……」  
 リナは後ろから抱きついてキスを求めてきた。柔らかい二つの膨らみとその頂点の堅い蕾がガウリイの背中でふにゅふにゅと押しつぶされる。  
リナは自ら舌を出してきた。  
「んちゅ、ちゅる、ちゅぱ……ちゅ…」  
 いつになく積極的に舌を絡めてくる。送り込まれる唾液をコクコクと喉を鳴らして飲みこみ、うれしそうな鼻声でお礼のように優しく舌を吸った。  
「あむぅ…ガウリイ、イっちゃダメ、イかせていいのはあたしだけなんだからっ…!」  
「ああ……わかっ…てるっ…くっ……」  
愛しい少女の必死の懇願にガウリイはかすれた声で答えたが、正直なところ陰茎は痛いくらいに感じて今にもはちきれそうだった。  
リナの甘くて熱い唾液と背中に押し付け左右に擦られている胸に集中しようとしても限界がある。  
「うふふ…もう観念ひたほうらいいんひゃないれふかぁ……ちゅぱっ」  
陰茎をしゃぶりながらからかうアメリアの声にリナは悔しそうに涙を滲ませるが、スッと舌を退くと二人と同じく床に下りてきた。  
脚を開いたガウリイの正面に四つんばいになる。  
「んふぁ……」  
 
「うあぁっ……!」  
ぴちゃ、ちゅくちゅ、ぴちゅ、ちゅぷ、ちゅくっ………  
 一本の陰茎に柔らかい三枚の舌が絡みつく。ガウリイはこのありえない口淫の光景に興奮して思わず白濁を噴き出しかけた。  
「ガウリイ様、もう出ますのね。たくさん出してくださいませ……」  
「早く出しちゃったほうがすっきりしますよお…」  
「いや、ガウリイっ…ダメ、あたしだけ……」  
 それぞれに違うことをいいながら三枚の舌は協力するかのように膨れ上がった陰茎に愛撫を加えていく。  
嘗め上げ、吸い付き、キスして吐息を吹きかける。  
三人でひとつの箇所を集中して攻めたり、分担して刺激したり……  
やがてガウリイの陰茎は凶悪に臍まで反り返って三人分の唾液と自らの出す先走りの液でベトベトに濡れ、舌からねっとりと糸を引いて繋がっていた。  
ぶにゅぶにゅといいようにいじくり回される亀頭はジーンと快感が突き抜けて痛いほどだ。  
愛情と技巧を駆使したトリプルフェラにガウリイは陰嚢の奥から急速に射精感が迫るのを感じた。  
「もうだめだっ、リナ……!」  
リナが喉の奥まで深く竿を咥え込んで舌で裏を擦り、二人がきゅっとせり上がった陰嚢を吸い戻すように口の中に含んでしゃぶり転がした瞬間、  
ガウリイは左右の二人の頭に手を置くとぐいっと突き飛ばして一気に射精した。  
 
びゅくんびゅくんびゅくんっ  
 
「んぷ、んくんぐ、んん、んぶっ……きゃんっ…!」  
奥まで咥えていたリナは注がれる白濁を何とか飲み干そうとするがあまりにも多すぎて追いつかなくなり、途中で陰茎ごと吐き出してしまう。  
それでも射精は止まらず、濃厚な液体がリナの顔や髪にたっぷりと降り注いだ。  
 
ガウリイは肩で息をしながら自由になった手で陰茎を掴みしごいて出し切った。  
全部出して落ち着いてから精液で汚れたリナの顔を拭いてやる。  
ベッドの奥の壁に食い込んで影を縛っていたはずのナイフは床に落ちていた。  
ガウリイの意志力がナイフの鑑賞力を凌駕した結果である。  
 
「まさか自力でシャドウ・スナップを破るなんて……さすがガウリイさん、  
こんな反則技みたいなこと平気でやっちゃうんですね」  
「ああぁ、リナさんだけあんなかけてもらえるなんてずるい…」  
思いがけず突き飛ばされたアメリアとシルフィールは恋人たちの顔射プレイに見入っていたが、  
やがて顔を見合わせてうなずき合いにじり寄る。  
甘ったるい顔でガウリイに顔を拭いてもらっているリナを、左右から拘束して引き剥がした。  
 
「やぁぁん! 何!?」  
「あ、リナ!?」  
「はーいリナさん、こっちですよー、まだまだ休ませてあげませんからね♪」  
 
リナは恐ろしく強い力で床にうつ伏せに押さえつけられ、ガウリイに向けて  
ヒップを高く掲げる恥ずかしい体勢を無理やりとらされた。  
「あっ、あっ、やだ、なにすんのよお!」  
「よくお似合いですよ、そのわんわんスタイル。すっごい淫乱って感じで」  
「いやああぁ……」  
顔射のショックで隠れたM気質に火がついたリナは欲情の虜になった二人に逆らえない。  
たやすく四つんばいにさせられて羞恥にブルブル震えている。  
ガウリイはぼんやりとリナの丸い尻を凝視している。  
 
「わたしたちも……」  
アメリアとシルフィールも同じ体勢になったので床には三つの白い尻がいけにえの子羊のようになかよく並べられた。  
リナを正面に、右にアメリア、左にシルフィール。  
 大きさはやはりシルフィールが一番だがリナのヒップはぷりんと張りのある小尻で、  
揉んだときのなんともいえない弾力を期待させる。  
アメリアは感度が高いのかガウリイの視線を受けただけで中心の雌花がとろけかけて  
ヒクヒクさせながら蜜を床までこぼしていた。  
大きさや柔らかさはそれぞれだがどの尻も脂肪が乗って丸みがあり、  
狭間に咲く赤い花からは熱い蜜が溢れて雄の征服を待ち望んでいる。  
 
「ガウリイ様ぁ、わたくしのお尻、いっぱい弄くってくださいませ……!」  
「……ああ…………」  
シルフィールの言葉にガウリイはふらふらと立ち上がると三つのヒップをかわるがわる撫で回す。  
皮膚が薄くて手がよく滑り、もちもちしっとりとした質感に  
ガウリイの下半身は再び勢いを盛り返していった。尻からとろける雌花へと指を滑らせ  
割れ目に沿ってスリスリ動かしてやるとクチュクチュと大きく水音がする。  
三人の美少女は撫でられる手の心地よさにさらなる性感の高まりを感じながら淫らに尻をくねらせてあられもない声を上げた。  
 
「あぁっ…あ、はあぁん……」  
「ああぁん、ガウリイ様のお手手きもちいい……溶けてしまいそう」  
「うっん…さあ、そろそろ本番にしましょう」  
 
アメリアはグッと高く腰を持ち上げて艶かしく左右に揺らし、ガウリイを挑発する。  
「わたしたちのおまんこに太いおちんちんを挿れてください……」  
 ガウリイの眼からは正常な光が消え失せている。彼は生唾を啜るようにして飲み込むと  
ゆっくりと正面のリナの尻に挑みかかろうと細い腰を掴もうとする。  
しかし、手が届く寸前でリナが悲鳴を上げた。  
 
「きゃあああああっ!!!」  
「リナッ!」  
アメリアとシルフィールがまたしても二人がかりでリナをガウリイから遠ざけたのだった。  
「リナさんはダメですよぉ、だってさっきもシてもらってたんですから」  
「油断も隙もありませんわね。そんなにアソコの具合がいいのかしら」  
「やだやめてっ!」  
 
アメリアが再びリナをシャドウ・スナップで拘束している隙にシルフィールは愛しい男のもとへと自分の体を擦り付ける。  
「さあガウリイさん、リナさんを犯りたかったら私たちの屍を乗り越えてからお行きなさい!」  
「ガウリイ様も、リナさんのどこがいいのですか?  
あんな胸の小さいお子様よりわたくしたちのほうがずっといいかもしれませんのに」  
「そうですよ、見たところ嘗め方も不器用ですしなっちゃいません」  
口々に言い募るシルフィールとアメリアの台詞を聞いてガウリイの瞳にいくらか理性の光が戻ってきた。  
恋人の前では見せることのなかった冷めた眼で二人に向き直る。  
 
「…わかった。そうしたらリナを返してくれるんだな?」  
「ガウリイ?!」  
リナは裸で固まったまま真っ青になってフルフルと涙を浮かべる。  
逆にアメリアとシルフィールは勝ち誇った目で歓声を上げてガウリイに飛びついた。  
 
リナの目の前、床の上で三つの体が絡み合う。  
アメリアとシルフィールはガウリイの両耳を甘噛みし、たわわな胸を顔や体に押し付ける。  
もぞもぞと動く肢体のうちの一つが床に這い蹲った。  
 
シルフィールが長い脚を折りたたんでガウリイに尻を向ける。  
「挿れてください………」  
アメリアに首筋を嘗められながらガウリイは無造作に手を伸ばしてその豊満な尻を掴む。  
そのまま何の予告もせず一気に根元まで突き挿れた。  
 
「ひぁっ、はぁああぁーーーっ!!!」  
ひび割れた叫び声があがる。  
シルフィールの膣内は触るまでもなく充分に熱く濡れて、  
腐る寸前の果物めいた甘さと熟し具合を醸していた。  
ぐにゅぐにゅと蠢く内膜に陰茎をくすぐられてガウリイは激しく腰を振り  
金色の陰毛に覆われた下腹部を熟れた尻肉に叩きつける。  
パン、パンと乾いた音が響き渡った。  
 
「あぁ、んああぁ……がうりいさま、すごいっ、すごい激しいわぁ……」  
シルフィールの清楚な黒髪が乱れて踊る。  
「シルフィールもすごい濡れてるな、そんなに欲しかったのか」  
「はひ、そうです、欲しいすごく欲しかったんれす……ああ、もっと、  
もっとわたくしを突いて、ぐちゃぐちゃにしてくださいませぇっ!!」  
 
ガウリイはさらに腰を密着させて子宮口をぐりぐりと弄りながら手を胸に回した。  
下を向いて円錐状にぶら下がった巨乳を脇の側面から撫でる。  
「まるでホルスタインみたいだな。搾ったら乳出るんじゃないのか?」  
「はぁっ、そ、そんな、そんなことありませんわ、あふぅ…  
やっあっそんなに強く揉まないでぇっ!」  
大きな手にも余る乳房がいいように掬い上げられ十本の指でバラバラにこねくり回される。  
シルフィールは鷲掴みされた乳房の痛みと猛牛のように突進してくる  
ガウリイの陰茎に翻弄されて涙と涎を垂らしながら喘ぐしかできない。  
 
 
「やだ、あんなにすごい…」  
挿入と同時にガウリイから離れたアメリアは二人の痴態をじっと見つめていた。  
床の上で拳を握り締め自分からも腰を突き出して次々と襲いかかる快感を貪る  
女神官の姿を鑑賞しながらそっと自分の股間に指を這わせる。  
撲たれるような勢いで容赦なく打ち付けられるシルフィールの尻肉は  
やがて熟柿の色に腫れ上がり柔らかさを増していった。  
 
そのうちにクライマックスがきたらしい。シルフィールが背中をそらして絶叫した。  
「あひ、あんっあ……んんああああぁぁっ!!イ、イクぅぅぅっ!」  
目の前で光が瞬いた瞬間ガウリイが一際深くまで腰を突き刺して、  
シルフィールは絶頂にビクビク体を震わせてガウリイを締め付けながら大量の愛液を噴き出した。  
 
「…んっ……ふぅ」  
ガウリイは崩れ落ちるシルフィールから自分を抜き出して大の字に横たわり呼吸を整えた。  
その中央に聳え立つものはシルフィールの締め付けの中で果てることもなく隆々としている。  
 
 
そこへ、今度はアメリアが悠然とした足取りで歩み寄ってきた。  
ガウリイの腰を跨いでにっこりと微笑む。  
「さあ、次はわたしの番ですよ。  
ガウリイさんがゼルガディスさんより上手いのかどうか確かめてあげますからね〜〜〜」  
見ているうちに昂ぶってきたのかアメリアの顔はすでに淫靡にとろけている。  
アメリアはしゃがみこんで熱い陰茎を両手で包み込むように握ると一層トーンの上がった声を出した。  
「あ、アメリア……」  
「あふ…ガウリイさんの、すごくかたくておっきぃです…どくどくして……」  
体液でヌルヌルと滑るそれを掴むとアメリアはおもむろに腰を落とした。  
ヌプヌプと卑猥な音を立てて亀頭が、太い竿が飲み込まれていく。  
 
「んはぁ…熱いの、全部入っちゃいました……」  
中の襞は絶え間なくうねって入ってきた雄を勝手に奥へ奥へと導いていく。  
ガウリイの腰にM字開脚でまたがり鼻の穴を膨らませる少女は膝をぺたんと落としてしっかりと密着すると、  
妖艶な笑みを見せて腰を揺らし出した。  
「あぁ、はっぁん、あぁん……」  
フニフニと子宮を揺らすようにして左右に動かして、馴染んでくると今度は前後にスライドさせる。  
アメリアの膣襞はきつく締まりぴったりと吸いついて陰茎に絡んでくる。  
三人のうちでは一番幼いはずなのにその腰の使い方は最も手馴れていて  
一分の無駄も隙もなくガウリイを攻めたてた。  
「あんっ、イイですよぉ〜、ゼルガディスさんと同じくらいおっきいです……あは…壊れちゃいそう……」  
「ん……アメリアのも小さくて、きっついなあ…」  
「んふふ、おっぱいも触っていいですからね」  
 
お言葉に甘えて豊かな胸を下から持ち上げ、強弱をつけて揉みたてると  
アメリアの動きは円を描くものに変化した。くいくいと捻っては締め付け擦り付けるしぐさは  
すでに熟練のテクニックである。ゼルガディスによって余程よく鍛えられたのだろう。  
娼婦よりも淫らなその腰つきとよく揺れて男心を誘う大きな胸に  
ガウリイはさすがに意識が混濁していくのを感じたが、  
それでも心の奥底、最後の一線では冷静だった。  
傭兵時代、戦場どころか娼館でも撃墜王の名をほしいままにしたガウリイである。  
アメリアの自信たっぷりな手管や態度は強敵と剣を合わせているかのような高揚感があるが、  
勿論ガウリイは一度として敗れたことはない。  
 
「ここ、か……?」  
ある箇所に差し掛かると一瞬だけアメリアの動きが止まる。  
そこがポイントなのだと見たガウリイは肉付きのよい尻を掴んで固定すると  
角度を変えてそこだけを重点的に突き上げ始めた。  
「んぅっ、んああぁっ?!!」  
とたんにアメリアが大きな喘ぎ声を出して動きを止めた。  
腰の力が緩んだ隙にガウリイは下半身全体の力を使い浮き上がるほど激しく突き上げる。  
ずっちゅぬっちゅとリズミカルな水音が擦れ合うそこから聞こえてきた。  
「何だ、口ほどにもないな。ゼルともいつもこうなのか?」  
「あん、違いますぅ…ゼルガディスさんはもっと優しくしてくれて、  
縛ったりとか小道具とか使ったりイロイロしてくれて……」  
「あー、なんかそういうタイプっぽいな、あいつ」  
手を変え品を変えネチネチといたぶられる愛され方に慣れていた王女は  
ガウリイのするような小細工のない肉弾戦には免疫がない。上り詰め方も早かった。  
 
「んくぅうっ…ま、負けませんよっ……!」  
アメリアが手を後ろに回して陰嚢を優しく握り、しわを伸ばすように指を広げては撫で回す。  
そこから湧き上がる快感がじくじくと陰茎の先へと上っていくが、  
ガウリイはペースを変えず上下運動に加えて回転させてアメリアの熱く屹立した蕾を擦りたてた。  
「は、はひぁ、やああぁぁぁーっ!!」  
アメリアは間断なく喘ぎを上げながら夢中で腰を振っている。そこへふいに影が差した。  
 
「ガウリイ様、わたくしももう一度…」  
激しい絶頂からようやく復活したシルフィールがガウリイの顔にまたがってきたのである。  
ほぐれた秘裂からはほのかに白く泡だった蜜が溢れていやらしく光っていた。  
ガウリイは舌を伸ばして潤んだ割れ目を上下に往復して嘗め回した。  
「あひぃいんっ!んっ、ああっ、気持ちいいっ……」  
 シルフィールは興奮してますます強く腰を押し付けてくる。  
ガウリイは窒息しそうになりながらも荒く息継ぎして、  
割れ目の奥までほじくるように舌を潜り込ませて内壁を緩やかに舐った。  
その間にも腰の動きは止めてはいない。  
「あんっ!あっあっあっ、ふぁ、はひぃっ!あぁあぁっ、ガウリイさんすごいですぅっ!」  
「あは…あはぁ……わたくしも、おかしくなりそうっ……」  
逞しく精悍な男の体の上で二人の聖女は互いに抱き合い、  
汗ばんだ肢体を淫らにくねらせながら舌を絡めて唾液を交換する。  
涙を流して法悦の悦びに浸る彼女たちの姿は恐ろしいほどに卑猥だった。  
 
「ガウリイ様っ……あっあっ、んはっ…あ、わたくしまた…あ、はぁあぁっ!」  
「んぅああっ、わたしもいっちゃいますぅっ…!もぉ…もぉっだめええぇっ…!!」  
二人が同時に本能の限界に達し、絶頂に体が硬直する。  
「うっ、くうぅっ……!!」  
ガウリイはきゅうきゅうと断続的に締め付ける膣肉の感触にたまらない射精感を誘われたが  
歯を食いしばってその誘惑を堪えた。  
 
 
やがて二人の絶頂がピークを過ぎると、その体が床に倒れこむ前にガウリイは  
二人を押しのけるように跳ね起きて、涙目で固まったリナに獣の唸りを上げて飛びつき押し倒した。  
「リナぁっ!!」  
「がうりっ、あっ、ああぁぁっ!?」  
ガウリイはリナの唇に問答無用で吸い付いて、激しく舌を絡ませると同時に  
まだ濡れそぼったままの秘裂に猛り狂ったモノを埋め込んだ。  
「ぐぅっ、お、ふうぅっ…!」  
「んーっ、んんっ…ふぅっうぅんっむぅ、ふぐぅ!?」  
 
びゅ、どくっ、びゅくびゅくびゅるんっ  
 
三こすり半どころの騒ぎではない。ずぷりと音を立ててリナの奥に押し入り  
先端を子宮口に押し当てた瞬間、臨界をとっくに越えていたガウリイのモノは  
爆発するように白濁を放出したのだった。  
 
一方のリナはたまったものではない。動けない状態で生殺しにされている体を  
貫かれ、一瞬で叩きつけられたのだ。  
それまでの三人分の欲望を一人で引き受けなくてはならず  
その上叫びかけた悲鳴は唇と舌で絡めとられ衝撃を逃がすことも叶わない。  
上と下からの快感なのか何なのかも分からない刺激にリナは四肢を  
弾けるように引き攣らせて、ただガウリイが満足してくれるのを待った。  
 
 
「んっ……ふ、うぁ…あぁ……」  
果てしなく続くかに思えた放出もようやく収まりを見せ、  
ガウリイは長々と息を吐いてリナの上から顔を上げた。  
それでも体はまだ深く繋がったままだし抱きしめられた腕も解かれなかったが。  
ガウリイに覆い被さられた瞬間影が消えて、シャドウ・スナップは解けていた。  
力の入らない腕をそろそろと広い背中に回す。ガウリイは陶然とした表情で  
リナの耳を噛んだ。  
 
「…俺、ちゃんとリナの中でイッたぞ」  
「うん……」  
「大丈夫だからな」  
黙ってうなずく。気づいていた。ガウリイはあたしの存在を忘れていない。  
シルフィールをバックから犯していてもアメリアにまたがられていても、  
ガウリイの目線は常にあたしの上にあった。二人を同時に相手取っているときでさえ  
気配はあたしに向けてあたしの視線をも快楽の材料にしていた。  
 
リナが動きの鈍くなった頭で考えるうちにもガウリイの手は忙しなく動き、  
背中や胸を撫でて弄ぶ。首筋や脇腹に吸い付いてキスマークをつけたりして、  
奥のほうでも微妙に動くのが気持ちよかった。  
長旅に疲れた旅人が故郷のベッドでのんびり寝返りを打つように、  
緩やかに周りの壁に擦り付けたりふわふわ揺すったりしている。  
 
「やっぱりリナが一番だ……」  
「……ホントに?ホントにあたし、いい?アメリアたちより?」  
ガウリイが大きく首を縦に振って吐息をつくのが嬉しかった。  
自分がナンバーワンだと。さっきの様子を見ても分かる通り数多の女の味を  
知りつくしその気になればどんな女でも落とせるはずの彼が、女として自分より  
はるかに成熟した体を持つ彼女たちよりもこのリナ=インバースを選んだのだ。  
幸せに眩暈を感じながら首に抱きついてキスをすると、  
ガウリイはにっこりと笑って「もう一回やるか?」と耳元で囁いた。  
 
こっくりうなずく恋人を確認すると、  
ガウリイはリナの膝裏に手をかけて挿入したまま痩躯を持ち上げ立ち上がった。  
重力で奥深くまで貫かれてリナが悲鳴を上げる。  
「あっ、ひやあぁぁっ!」  
「ちょっとだけ我慢してろ、ベッドまで連れてってやるから」  
 
事も無げに言って歩き出す。リナは少しでも重みを減らして奥にあたる感覚を軽くしようと、  
必死にガウリイにしがみついて震えていた。  
「あっ、あっ、あっ、あぁっ…んっ、あっ…お、奥ぅっ……!」  
ベッドまでの短い距離をガウリイが一歩歩くたびにリナが声を上げる。  
床に倒れ伏すアメリアたちを避けて歩くときは当たり方が変わってビクビクと体が反応した。  
 
そっとベッドの上に下ろされたときリナはすでに感じ切っていて柔らかい内壁が  
緩やかに蠢動し、中の雄に絡み付いては緩んで纏わりついていた。  
絡まりあう粘膜が一体感をさらに高める。  
細い脚を大きく広げさせて奥の奥へ押し込んだガウリイはさらに頬や額にキスを繰り返す。  
リナは熱っぽく潤んだ瞳を向けてガウリイの情欲をそそった。  
「んっ……ガウリイ……」  
「リナ…動くぞ」  
 
「ふぁ、あぁは…ぁん、んあぁ……はぅ、んーっ……」  
柔らかいベッドの上で二つの体が弾む。ガウリイの抽挿は奥深いが緩やかだった。  
力の抜けた声を響かせて手足を絡めてくる少女をガウリイはいとおしげに見つめる。  
 
リナも含め、彼女たちは何か勘違いしているのだ。  
どうして皆リナが自分のことを性的に満足させていないと思うのだろう。  
リナ以外の誰がこんなにも滑らかで柔らかさと弾力を兼ね備えた肌を持つというのだろうか。  
慣れないくせに素直に反応を返す体もべちょべちょに濡れるくせに  
放すまいとぐいぐい締まってくる中も無理してイキそうになるのを我慢する可愛い顔も、  
全部リナしか持ち得ない最強の武器なのに。  
さっきのリナの瞳もよかった。泣きそうになってるのに興奮して、  
でも自分では慰められなくて勝手に高まっていく様子を見ると背筋を暗い喜びが突き抜ける。  
 リナの愛し方は真っ直ぐで打算がない。いつも精一杯で、全身全霊をかけて俺に触れてくる。  
そのときのリナの表情は昼間とはまったく違うのにどこか彼女の本質そのままを具現してもいた。  
あの顔を想像するだけで勃つぐらいだ。  
 
一番奥で動きを止めて抱きしめる。  
「いつもより濡れてる。漏らしたみたいにビショビショだ」  
「ひゃ、いやぁっ!」  
リナは首を激しく左右に振って抵抗するが完全に組み敷かれた状態では全く意味を成さない。  
ガウリイはにやりと笑ってリナの耳元に次々といやらしい言葉を注ぎ入れた。  
「乳首も、こっちの下のもカチカチだ。やらしい反応だよなー」  
「ばかあぁっ!」  
「中もあったかくて……柔らかいのにときどきすっごくきつくなって、めちゃくちゃ気持ちいい」  
「いわ、なくて、いいのっ……んなことっ……あんっ」  
「言うと悦ぶクセに。で、リナは?俺のコレ、どう思う?」  
完全に回復を果たした陰茎をぐりんと子宮口に押し付けて回すとリナはさらに声を跳ね上げた。  
 
「どうだ?リナ」  
「……おっきくて、かたい……ん、熱く、て、いっぱいで、苦しいのぉっ…!」  
「じゃあ少し休むか?」  
少しずつ腰を引いていく。たっぷりと粘膜の感触を愉しんで抜ける寸前まで来たところで、  
リナがグッと腰を持ち上げてまた根元まで咥え込んだ。  
「いやあっ!だめ、だめっ!」  
「抜いちゃいやなのか」  
「いやぁ〜……」  
いつになく素直になり、真っ赤になって懇願するリナにガウリイは苦笑して  
ゆっくりとした抽挿を再開する。  
ヌルヌルと抜けていく感覚が寂しいのかガウリイが腰を引くと追いかけてこようとする。  
丸い尻が不規則に揺らめいて、中は一突きごとに締め付けが強くなりガウリイの額に汗が浮く。  
 
「ぅくっ……」  
戯れが次第に本気になり、動きが早く激しくなっていく。  
細い両脚を肩に抱え上げようとした瞬間………  
 
「わ〜、すっごぉい」  
「お二人とも気持ちよさそう……」  
 
「きゃああああ?!」  
「うわ!?」  
横からかけられた声に驚いた拍子に繋がりが外れてしまった。  
 
アメリアとシルフィールがいつの間にか起き上がってきてうっとりと二人の行為をのぞきこんでいる。  
じーっと興味津々の目で見つめられ一気にリナの全身が赤く染まり体温が上昇した。外も中も。  
 
「あ、お気になさらず続けてください。わたしたちお邪魔しませんから」  
「ええ、そこまで野暮じゃありませんわ。やっぱりリナさんにはかなわないってわかりましたし、  
お二人ともとっても淫らでステキ……」  
「ぁ……あっあっ……」  
 二人はベッドの縁にがっちりしがみついてかぶりつき状態である。  
伸び上がったり回り込んだり様々な角度から視線を突き刺してきた。  
 
見られているショックか興奮か、すでに充分に濡れそぼっていたリナの秘裂からは  
さらに大量の蜜が湧いてきてシーツを水溜りができるほど濡らしていく。  
その入り口を堅い陰茎につつかれてリナは首と腰を振って悶え出した。  
「あっ、んぁっ、撫でないでぇ、入っちゃうっ……!見られてるのに、入っちゃう、入っちゃうっ!」  
「いいだろ、入れてくれよ……もう我慢できない」  
 
ガウリイは集中する視線をものともせず腰をずらす。  
そのわずかな動きだけで濡れ切っていたリナのそこはちゅるんと亀頭を飲み込んでしまう。  
そのままたやすく最奥まで迎え入れた。  
「っひっ、あぁぁああぁーーーーーっ!!!」  
「んっ、締まるっ……!」  
それまで散々に遊んでいたせいでガウリイには見かけほどの余裕はなかった。  
震えるリナの脚を性急に肩にかけると、腰を激しく突き動かし始めた。  
 
 
「あう!あっ!ふぁぁん、あはっ、あっ!ひぁんっ、ぅんっ!」  
 腰が叩きつけられるたびにリナは快感に涙を流して艶かしく声を上げ、  
誘うようなまなざしで体をくねらせる。  
「うっわあ、お汁がいっぱいこぼれてる……こんなに動いても抜けないものなんですねえ、  
ゼルガディスさんもそうなのかしら」  
「ガウリイ様、幸せそうなお顔……」  
好奇と好色の視線の中、ガウリイは華奢な少女の肢体を激しく突き上げ続けた。  
湧き上がる衝動を堪えて堅く目を閉じ、腰の動きに緩急をつけて頂点を目指す。  
リナの腰はどんな動きにもついてきて妖しく揺らめき暴れ回る陰茎に吸い付いて蠕動して、  
ガウリイの情欲を盛んに煽り立てる。  
 
全身に薄く汗をかき頬を赤く染めた男の色気全開な風情に  
シルフィールなどは生唾を飲んで自然と右手を自分の脚の間に差し入れていた。  
「ふぁん……あぁ、あ…気持ちいいよぉ、ガウリイ…もっと、もっとっ……」  
「ああ、っく……あ、まだ熱くなる……」  
「っああぁっ!あっ、奥っ、ふかぁい……んぅっ…ひぁあんっ、あっ、あっ、やぁ…みないでぇ……」  
「…こっちだけ見てろ、もっと入れてやるっ……!」  
 
重くうねる快感の波に押し流されながら二人は顔を見合わせる。  
リナの恍惚とした顔とガウリイの熱に浮かされた顔が重なり、深い口付けを交わす。  
リナの中がどろどろに蜜を吐き出して咥え込んだモノを抱きしめるように締め付けた。  
「……っダメ、もうイっちゃぅ………っ!!」  
「いいぞ、俺ももう……!」  
「…ん、は…あっあ…あああぁぁーーーーーーっ……!!!」  
 
どぷ、びゅ、びゅくんっ、どくどくびゅるるっ  
 
「くぅあ…う、うっ…ぅおっ、ぐ……!!」  
リナの体が激しく跳ね上がり、ガウリイに押さえつけられる。  
ガウリイも達したのだろう、小さく声を上げながら腰を震わせて、  
リナの健やかな子宮へと熱く滾る精をたっぷりと注ぎ込んだ。  
 
「んっ…はぁっ……く、ぅん……」  
自分の体内を激しい熱に浸食される感覚にリナは力なく喘いで、ぱたりと手をシーツに投げ出した。  
ビクビクと収縮を続けるそこから収まり切らなかった白濁がドロドロと溢れ漏れ出していく。  
 
ガウリイは眠りに落ちかかっていた意識を引きずり上げて、  
余韻に震える恋人の唇に小さく口付けるとゆっくりと引き抜いた。  
 
浅く呼吸を繰り返している体をぎゅっと抱きしめる。  
「汗だくだな」  
「あふ……ったりまえよ、ばか…」  
「きれいにしてやるよ」  
そう言ってガウリイはリナの股の間に潜り込んだ。  
柔らかい太股を押し開いて、痛々しさを感じるほどに濡れそぼった割れ目へと舌を這わせ、丹念に嘗め上げていく。  
 
「あっ、やあぁあっ!ばか、やめぇっ……ひぁあっ!!」  
「動くなって、ここが一番濡れてるんだから」  
じゅるじゅる、ぴちゃぴちゃと聞くに堪えない水音が響きわたる。  
唇を被せて蜜を吸い上げ、ふっくらと盛り上がった恥丘を嘗め回す。  
小指の爪ほどにも膨れ上がり包皮から顔を出した蕾は男のモノと同じに堅く、  
裏側をちろちろ嘗めてやるとひくんと動いて新たに蜜をこぼすのだ。  
リナの手が震えながら自分の髪に絡みつく。  
放った液を完全に嘗め取ってやろうとガウリイはリナの股の間で四つんばいになったまま  
さらに奥深くまで舌を挿れようとしていた。  
 
 
アメリアとシルフィールは真っ赤になって互いの体を慰めあっていたが、  
我慢できなくなったのか再び二人にじりじりと近づいた。  
「……っん…?!」  
シルフィールはガウリイの脚の間に寝転んで、柔らかくなった陰茎を豊かな乳房の間に挟んで上下にしごいた。  
「ガウリイ様、もっとお腰を落として…お疲れでしょう、ちんちんぱふぱふしてさしあげますわ」  
「じゃあわたしはこっちを……ゼルガディスさんもコレ、すっごく喜んでくれるんですよ。  
修行に付き合ってもらいましたからお礼です」  
アメリアはガウリイの引き締まった尻肉に手をかけ広げて、尻穴から渡りを嘗め回し出す。  
むにゅもにゅと四方からかかる乳圧と、穴をやさしく嘗めていく濡れた感触にガウリイが小さく呻く。  
 
 恋人の異変を感じてリナが胡乱な目を上げ、次の瞬間凍りついた。  
「いや! もういっちゃだめ、あたししか触っちゃだめなのぉっ…!」  
きゅっと太股を締めてガウリイの頭を脚で抱え込み、すべすべの内股で顔や首を愛撫する。  
暖かな温度にガウリイは顔をほころばせて笑いさらに情熱的に嘗め回した。  
 
 乙女たちの淫らな競演(饗宴)はもう少しだけ続くようだった……。  
 
 
 
 
 
その後も時々このふたりの乱入による防衛戦は繰り広げられたのだが、  
リナは泣いて悶えながらも常にチャンピオンの座を守り続け  
ついでにテクまで向上したというのはまた、別の話。  
 
 
 
おわり  
 
 
 

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