「ガウリイなんぞ男とかそーゆーの以前にくらげとかおとーさんとかゆー分類でしょーが」
それを聞いたとき、オレはなんでかショックを受けた。
や、いーんだよな…オレ、あいつの保護者だし。別におかしくない。(くらげは余計だけど)
「―リイ、ガウリイってば!」
小さいなぁリナ。
リナが話ているのを聞きながらぼんやりとした頭で考える。
「えっとオレはCセットでいいぞ」
「誰がメシの話をしとるかーっ」
「あたっ!いきなりなぐることないだろ」
「あんたが悪ひ」
「う…すまん、オレが悪かった。だからその石はやめてくれ」
さすがにオレでもソレは痛いぞ。
「ったくぅ、だから!今日夜部屋いっていいかって聞いたのよ」
「…リナ、大胆なのはいーが、そーゆーのはな、こっそり忍び込むとかしたほうが」
「だれが夜這いの話をしてんのよっ」
お、赤くなった。こーゆーとこがかわいいんだよな。
「なんだ、違うのか」
「あたりまえでしょ!バカガウっ」
そしてまた叩かれる。
まて――どこからだした、そのスリッパ。
…ってえええ!?夜部屋に来る!?
「あんた最近疲れてるみたいだからマッサージでもしてやろーかって言ってんのよ!ヤならいーけど」
「やじゃないが…とゆーかおまえさんがそんな親切なことをいうなんて…リナ!熱でもあるんじゃあ」
オレは慌ててリナのおでこに手をあてた。だってありえないだろ!?
ん?なんでぶるぶる震えてるんだ?やっぱり熱か?
「火炎球」
「どわわわわわわっ」
リナの手に生まれた火の玉を必死こいてよけるオレ。
「いい?今日の夜はおとなしく部屋いなさいよね!」
ぷんぷん怒りながらリナはアメリア達のところに戻っていった。
どーやらホントにマッサージをしてくれるらしい。いきなりどうしちまったんだ?リナのやつ。
その日の夜。オレはそわそわしながらリナを待っていた。
「ガウリイー?入るわよ」「おう」
――きたっ!
「おまえさん、なんつーカッコを」
「暑いんだからしょーがないでしょーが」
いや、タンクトップにショートパンツはあんまりだと思う。
髪も結ってて、雰囲気違うし。
「だからってな、いちおうオレも男なんだし――」
いかん、たぶん顔が赤いぞオレ。
「あんたが照れてどーすんのよ!それに、ガウリイはガウリイだからいーでしょ」
腰に手をあてて、えらそうにナイ胸をはるリナ。
「ぶはっ」
オレはもしかしてためされてるのか!?
なにがって、そのナイ胸の先がぷくんと尖ってるのは気のせいなのか!?
「ひょええっなにやってんのよあんたはッ!きったないなぁ」
「いっいいから、前かがみになるなっ」
「は?なんで?」
「なんでもっ」
「なによヘンなやつ」
ジト目でみられるが、直視できない。
みえそうでみえないそれに、おれのが前かがみになりそうだ。トホホ。
リナに信用されているのはよくわかる。喜ぶのが普通なのか?
――けれど何だか複雑な心境だ。なんだ、このもやもや。
「ハイ、んなことはいーから!さっさと上脱いでうつぶせになる!」
「お、おう」
リナに急かされて、上着をぬぐ。
「ちょ、ちょっと!誰が全部脱げっていったのよ!シャツは着てていーってば」慌てた声にみてみれば真っ赤になったリナ。
細い首からのぞくうなじまで赤い。かわいいなぁ――。
「おう、スマン」
「じゃ、はじめるとしましょーか」
うつぶせになったオレの背中にリナがまたがり、背中がぎゅうぎゅうとおされていく。
「どーよ、気持ちい?」
「おー、そこそこ」
太ももが気持ちいい、なんていったらリナ怒るよな。
「やー、リナちゃんてば優しすぎよね。てことで、明日の朝食はガウリイのオゴリね」
「ええっ!?ずるいぞリナ」
普通に会話なんぞをしているが――う、なんかこれは――
「ほい、次は足ね」
いいながらごそごそと足のほうに下がるリナ。
ああ、太ももが――
「ぐょっ」
思わず顔を後ろに向けて、みえたものにオレの思考はとまった。
「あによ、またみょーな声だして」
「な、なんでもない」
「やっぱヘンなやつ」
呆れた声でつぶやいてマッサージを続けるリナ。
なんでもなくない!なんでもなくないぞ!
タンクトップの脇からのぞく白いゆるやかな丸いふくらみ。
オレは保護者なんだからそんなの見てたらだめなんだ。
でも頭がくらくらして視線が外せない。
リズムよくリナの体がゆれるたびに、きわどいスキマが――
――ピンクっ!!!
身体中が煮えたみたいに熱くなった。
「なに見てんのよ?」
ちらりとのぞいた鮮やかなピンク色の突起は、オレの理性を壊すのに十分だった。
「――リナが悪いんだからな」
「へ?」
ぽかんとした顔のリナ。
オレもうダメだ。
「どぅわっ!?」
気付けばリナが胸のなかにいた。
「ちょ、ちょっとガウリイっ!?わわわっ!ヘンなトコ触るなこらぁっ」
「――イヤか?」
聞いてはみるものの、やめる気なんぞさらさらない。とゆーより、ここでとめられる気がしない。
「イ、イヤとかそーゆーモンダイぢゃな――うぁっ」
背中に手を入れて撫でるとびくんと反応してまた真っ赤になるリナ。
「背中だけにしとくから、もうちょっとだけ」
耳元でささやくとさらに真っ赤。
「――ええひっ!んな悲しそーな顔するんじゃなーいッ!」
「――ダメ、か?」
「…――背中だけだかんねっ!ほかんトコ触ったら問答無用でぶっ飛ばすからっ」
「おう。ありがとな、リナ」
リナを膝の上に乗せて、向かいあわせでくっつきながら、ゆるゆると背中の上から下までを撫でる。
「ひゃ」
手が行き来するたびに小さく反応するリナ。
「ぁっ」
その反応をみつつ、オレは徐々に手のひらを横へずらす。
「っん」
胸なのか背中なのかの判断がつかない微妙な、リナいわく『ヘンなトコ』をゆっくり撫でる。
「ガ、ガウリ、そこ――」
「ん?背中だろ」
しれっと答えてオレはしつこくそこを撫でる。
背中とは違う、やわらかい感触にオレはものすごく興奮してる。
「んっ――ぁ」
撫で続けるうちにリナの反応がかわった。
困ったように眉根を寄せて声を抑えるリナ。
オレの胸に押しつけられた胸の尖りもツンとたってる。
「気持ちいいか?」
「―っ――なんか、ヘン…っ」
「ヘンってどこがだ?ココとかか?リナ」
言いながら、指でリナのピンクの突起をつまんでみる。
「はぁぅっ」
「違ったか?じゃココだろ」
もう片方の尖りはぐにぐにと押しつぶしてみる。
「や…っあぁぁんっ…も、ダメ…ガウリ…っ――熱いっ」
「んぅ…っ…ヘンなんだってばっ」
リナは股間をオレに押しつけて、さらには太ももで腰を挟んできた。
おそらく無意識なんだろうけど、なんとゆーか、こう、クるよなぁ。腰に。
「はふ……んぅ……や…」
丸い膨らみから手を放すと、リナが顔をあげる。
潤んだ目、上気した肌。
名残惜しそうに見えるのが気のせいじゃなかったら…うわ、やばい、うれしすぎる。
「んっ――んんんっ」
オレは思わずリナの薄く開いた唇にキスしてしまった。
一瞬、驚いたように身体が強ばるが、すぐにゆるんで身をまかせてくる。
調子にのったオレは、しっかりじっくりとリナの唇を味あわせてもらう。
「ふ…ぁ……は…」
歯列をなぞり、行き場をなくしたかのように奥へ逃げた舌を絡めとる。
合間に漏れる吐息に煽られて、オレにももう余裕がない(はじめっからナシ、なんてはいうな)
でも、これだけは言わなくっちゃな。いくらオレがクラゲでも、それぐらいわかるぞ。
今度はオレの方が名残惜しいが、リナのやわらかい唇を解放した。
リナの息が整うのをまつ。今言わないと一生言えんきがする。
「リナ。オレおまえさんが好き、だぞ。――たぶん。」
「…っ…たぶんってぇのは何よ、このバカクラゲっ」
バカとかクラゲとか言われても口元がゆるむ。だってリナ真っ赤だ。
「なにニヤニヤしてんのよ…っ…エロクラゲっ」
よっぽど恥ずかしいんだろう。顔を隠すようにオレの肩に顔を押しつけてくる。
「おう、エロクラゲだからこーゆーことしてもオーケイってことだよな」
タンクトップの裾を思いっきりひっぱってあげる。
「ひゃあっ」
リナのかわいいこぶりの胸があらわになった。
「っ!みるなばかぁっ!!胸ちっちゃいからやだっ」
「心配しなくてもオレがおーきくしてやるって」
「いいって…っはぁん―っ」
リナの反論をさえぎるように、さっきからオレをゆーわくしてならないピンクに色付いた胸の飾りを口に含む。
「ひぅっ――ダメだってばぁっ…あっ」
オレの頭を抱え込んでダメ、なんて言われたって誘ってるよーにしかみえないだろ?
「うまひはららいひょーぶらぞ」
「はぁうっんんっ――しゃべっちゃ、やぁ」
そんなこと言われても仕方ないだろ。うまいんだから。
「んんんぅっ…ふ…ぅっ」
かたく尖ったそれを舌でコロコロ転がすと、しがみつくリナの力が強くなる。
下から舐められるのがいいらしい。
そうする度に背筋をのばして身悶えるリナ。
「ふぁ…んぅ」
手と口でリナの胸を弄びつつ、空いた手で脇腹を撫でながらさりげなく下にさげてみる。
脇腹、腰骨をたどってへその辺りをゆるゆるとなでる。
しばらくその辺りをうろうろとして、やあやってついにソコへ手を差し入れた。
「…あ…っ」
リナは弾けるように身をおこし声をあげた。真っ赤な頬をさらに赤くして不安そうにオレを見る。
「――かわいいぞ、リナ」
「――バ、バカッそんな……」
最後の方はごにょごにょしてて何いってるかさっぱりだ。
――初めてだよな、リナって。
や、初めてじゃなきゃイヤだ。リナの一番はオレじゃないとイヤなんだ。
「ん…っ」
リナが抵抗しないのをいいことに、ショートパンツに入れた手を奥へとおしすすめる。
薄い柔毛をかきわけて、われめに指を這わした。
「…あっ」
ぬるりと濡れた感触にまたにやにやと笑ってしまう。
「ぬるぬるだぞ、リナ」
「…うるさひっ」
わざと耳元でささやくと、また肩へと顔を押しつけられた。たぶん赤いんだろーな。
中指でワレメをなぞる。
肩口の吐息が荒くなって、リナがオレの腕にしがみつく。
「ふぁ……はぁ…っ」
だからヤバいんだっておまえさん…
そういう可愛いことされたらな、理性なんかもたないぞ。
でも傷つけたくないから我慢するけど。
それに痛くなんかしたらもうしないとかって言いそうだしなあ…。
それはカンベンだ。このまま終わりにするつもりなんてない。
あ、それだけじゃないぞ?リナ初めてだし優しくしなきゃダメなんだ。
ただリナに気持ちよくなってもらいたい。
リナの中心はもうびしょびしょで、オレの手もぐしょぐしょだ。
線だったソコは開いていて、オレを受け入れてくれてるみたいで嬉しくなった。
「んんぅっ…やぁ…っ」
ひょっこりとのぞいた小さな肉芽に触れるとリナの身体がびくびくふるえる。
「ふあぁぁんぅ…や…っこれなにっ…ガウリイ…っ」
親指の腹で押しつぶすようになでると、イヤイヤをするように腰を引くリナ。
逃がさないように腰を引き寄せて、円をかくようにゆっくりなぞる。
「や…っやっ…んぅ…っガウリ…っやぁ」
涙目で眉根をよせて、真っ赤になってリナがなく。
オレの足の上で腰をゆらすリナは、ひどく扇情的でオレを煽る。
…そんな声でオレ以外のヤツを呼んでくれるなよ、頼むから。