遺跡探索中の出来事―‐「ふう…」  
「どうした?アメリア。疲れたのか?」  
「いっ…いいえ!正義の使者たるもの、こんな事で疲れません!」  
「じゃあ、どうしたんだ?さっきから変だぞ。」  
「え?いえ、その〜…あの〜……」  
アメリアは何故かモジモジと恥ずかしそうにする。  
「なんだ?俺に言えん事か…」  
「いっ…いえ!別に大したことじゃないんです!さ…さあ!日が暮れない内に早く奥に進みましょう!」  
ゼルは気になりつつもそれ以上は言わなかったがたまにアメリアがモジモジする不審な姿を見ると不思議でしょうがなかった。  
『…どうしたんだ?あいつ…』  
 
―遺跡の中だと言うのに、ここはジャングルか?草や瓦礫が邪魔で前に進むのが困難だな。アメリアは大丈夫だろうか―  
「きゃあ!」  
「?!アメリア!どうした!」  
「ふぇぇ〜ん…ゼルガディスさん助けて下さ〜い」  
「おい…どうしたらそんな絡み方をするんだ…」  
駆け付けたゼルガディスの目の前、アメリアは体中ツルに巻き付けられ逆さま状態になっていた。  
「違います〜!ツルが動いて…!捕まったんです!」  
「何?……って危ない!!」  
ズバアア!!!!  
ゼルガディスはアメリアの後ろに出て来た大きな人食い花を一刀両断した。  
「犯人はこいつだな。」  
するとアメリアを捕らえて支えていたツルの力がなくなったのだろう。アメリアはガクンと急に地面スレスレまで落ち、蔓にキツく縛られた状態になった。  
「きゃう!」  
「アメリア!今外してやるからな。…くそっ。蔓が鋼鉄の様に固くで切れん…。ぐぐぐ…う…力でも無理か…」  
するとゼルガディスはふと思い出した様にカバンの中身をあさり一つの資料を取り出した。  
「これだ!この鋼の様なツルを持つ人食い花だ」  
「どうしたんですか?」  
「…こいつは、一度捕まえた獲物は死んでも半日は離さないんだ。」  
「ええっ…!!じゃ、じゃあ!それまで私はこのままですか!??」  
「……そうゆう事になるな…」  
「そんな…ゼルガディスさん…」  
「半日だ。寝てればあっと言う間に取れるだろ」  
「寝る…って、この状態でですか?」  
「得意だろ?」  
「う……まあ…少しは…」  
「俺が側にいる。少しの辛抱だ」  
「……はい(´;Д;)」  
 
―どれだけ時間が経過しただろう…―  
「ゼルガディスさん…あの…」  
「まだ2時間だ。」  
「……あう〜;そうですか…」  
「寝ないのか?」  
「いくら私でも寝れませんよ!…それに……」  
「……なんだ?」  
「いえ、何でも。」  
「………トイレか?」  
どがああん!!  
「ぐはっう!!おまっ…!」  
アメリアは全身の力を使って体当たりしてきた。  
「天誅です!レディーに失礼です!…それに用は済ませてありま…ごにょごにょ///。」  
「…そ…そうか。」  
沈黙……。  
「あ、あのゼルガディスさん。」  
「なんだ?」  
「さっき体当たりで動いたせいか…背中を支えてるツルの位置が悪くて痛いんです。ずらして貰えます?」  
「ああ。これか?」  
「はい…。」  
「鋼鉄なだけ動かすのも一苦労だな…ぐぐ!」  
「きゃうう!ちょ…待って!」  
「ど…どうした?」  
「いえ…今ずらしたツルが…あの…その…んっ…」  
「アメリア?」  
「あう…あ…ゼ…ルガディスさん…」  
「アメリア!どうした!」  
「はぁ…うぅん……ダメ…。ああ…」  
「…アメリア?」  
急にアメリアが色っぽく見えた。  
「ゼルガディスさん…私、さっきからお尻がムズムズしててダメなんです…」  
「おっ…お尻?」  
「その…生理前は私、必ずお尻が痒く……なるんです。それに…このツルのせいで…」  
「…アメリ……」  
「ゼルガディスさん、…助けて…」  
 
―薄暗い遺跡には二人だけ…もう我慢が出来ない。ゼルガディスさん…助けて…―  
「俺は何をすればいい?」  
「…手伝ってくれるんですか?」  
「ああ。今のお前は手足は使えない、身動きも辛いところだろ…」  
「……ごめんなさい」  
「いい。で、俺に出来る事は?」  
「あの…変に思わないでくださいね?」  
「ああ…」  
「私に触ってください…」  
「こ…こうか?」  
ゼルガディスはアメリアのお腹辺りに手を置いた。  
「違います!全体的に…優しく…」  
「あ…ああ。こうか?」  
「…はぁ…。ん…。そう…いいです。優しく…もっと…」  
ゼルガディスのゴツゴツした岩肌がちょうど良い刺激を与え続けた。  
「あぁ…う……。はぁ〜」  
「なあ…アメリア。これはもしや性行為か?」  
「…え?」  
「お尻が痒いんだったな」  
「きゃうっ!!?」  
「ここか?」  
「あ……はい…」  
「アメリア…」  
ゼルガディスは股の間を触る…  
「あっ…あっ―!あっ!!!」  
アメリアはぐったり力を抜かした。  
「…アメリア?もう?」  
「はぁ…はぁ…ごめんなさい…。その朝から痒くて我慢が…」  
「いや、いい。やりがいがある。」  
「え?」  
「もっと気持ちよくしてやる」  
 
「今更聞くのは悪いが…俺でいいのか?」  
「…ゼルガディスさんがいいんです。」  
「……そうか。手加減はしないぞ?」  
「私…欲求が溜まりっぱなしで…」  
「楽にしてやるさ」  
そう言うとゼルガディスは優しく口づけした。  
「ん……ぅ。」  
「………。」  
「ぅ……ん。」  
ゼルガディスの舌がアメリアに絡みつく。  
「ん〜〜〜〜!?」  
「…………!!!!ぷはぁ!…ぜっ!ゼルガディスさん!長いです!窒息しちゃいますよ〜!」  
「あ…悪い…。」  
「も〜…わっ!!!」  
ゼルガディスは急にツルに絡まったままのアメリアを揺らし始めた。  
ギシ…  
ギシ…  
「…あぁ……。うん……。」  
ツルが肉に食い込む小さな刺激がアメリアを堪らなくさせる。  
「気持ちいいか?」  
「ゼ…ルガディスさん…にお願いし…たのに…ん」  
 

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