ちょうどガウリイのあごのしたくらいにすっぽりと、あたしの頭がおさまる。  
痛いくらいに抱きしめられて、苦しいのに、それが心地よくてうれしくて、  
目を閉じて少し顔を横に向けると、ガウリイの鼓動の音が耳に響いてきた。  
あたしと同じくらいの早鐘が、頭の中を駆け巡る。  
 
「リナ…ほんとに…いいんだな?」  
 
言葉で答えるかわりに、あたしはガウリイをじっと見つめ、黙って目を閉じた。  
うるさいくらいに自分の心臓の音がして、ガウリイの吐息と熱が近づいて…  
 
初めは、触れてるだけでしばらくそのままだった。  
あたしはどうしていいのかわからず、とりあえず息を止めて、けれど感覚のすべてを集中させていく。  
2度目は両唇を順番に吸われ、その次はゆっくりと舌が入ってきた。  
身体の中心を突き抜けるあまりに強い感覚に、ガウリイのパジャマをぎゅっと握りしめる。  
 
「…んぅ……っ」  
 
水音と、少しずつ乱れていく息遣いが頭の中に響いて、潰れるんじゃないかと思うくらいに心臓のあたりが締め付けられた。  
何もかもが初めての経験で、とにかくついていくのが精いっぱいで、けれどそれでも不思議と恐怖はなかった。  
ふわふわと身体が浮くような感覚。まるで強いアルコールを飲んだ時のような…  
 
あたしはいつのまにかベッドに身体を横たえられ、その上にガウリイが覆いかぶさっている。  
その間も、唇が3秒以上離れていることはなかった。  
 
何度も角度を変え、舌が潜り込んできて、あたしの口内を探られる。  
熱い液体をそそぎこまれ、それを飲み下す度に、意識に白い靄がかかっていく。  
わけがわからないなりにガウリイを真似て、舌を絡み返すと、思いきり強く吸われたりして。  
どれくらいキスしていたのかわからないけど、くちゅ、という音を立てて唇が離れると、舌と舌を細い銀の糸がつないだ。  
 
「…リナ、だいじょうぶか?」  
 
すっかり息があがり、身体が燃えてるのかと思うくらい熱い。  
全速力で疾走してもここまでなるかってなくらい、心臓は相変わらず超特急でたたきつけるように鳴りまくる。  
 
「わかんない…」  
 
頬にかかる髪を、ガウリイがゆっくりと払いのけてくれ、額やまぶたに唇が降ってきた。  
 
「でもあたしのことは…いいから。ガウリイの好きにしてくれていいよ」  
「…や、でも何か…いざこうなってみると……なぁ」  
「……やる気失せた?」  
「んなわけないだろ。」  
 
言ってガウリイはあたしのパジャマのボタンをひとつずつ外していく。  
その間も、何度も何度もキスをくれる。  
初めて、からカウントしてたけど、もうすでに何回目かわからなくなった。そもそも、どこをどう切って1回になるんだか…  
 
「何か夢みたいだな。めちゃめちゃ緊張するけど。」  
「あたしとこうなる気がなかったのに?」  
「なれるもんならなりたかったさ。実際、オレの頭の中じゃもう数え切れないくらいお前さんとこういうことしてるんだからな」  
 
う…うーみゅ。  
それはさすがにちょっと想像すると生々しすぎて照れてしまうんですけど…ってまぁ、あたしだって妄想したりしたんだけどさ。  
 
「…リナが欲しい」  
 
どきっとするくらい低く、甘く、色気のある男の声で、ガウリイがそう言った。  
 
「ずっと……ずっと待ってたのに」  
「うん…ごめんな。ありがとう、リナ」  
 
耳にキスをされ、軽く歯を立てられ、あたしは思わずちいさな悲鳴を上げる。  
どうにかこうにか意識を保ち、すっかり力の抜けきってしまった両腕を持ち上げ、ぎゅっと、ガウリイの両頬を包んだ。  
 
「そんなことよりも先に、言わなきゃいけないことがあるんじゃないの?」  
 
言うとガウリイは気がついたようにふっと笑って、耳元へ顔を再度近付けてくる。  
今なら死んでもいいと思えるほど、それは望んで、望んで、待ち焦がれていた言葉だった。  
 
「愛してる…」  
 
その言葉の余韻に浸る暇もなく、いつのまにか脱がされて露わになっていた胸に、ガウリイの手が被さる。  
 
「っ…」  
 
ちょうど先端を指で挟むようにして、その手はあたしの控えめな胸の形を変えていく。  
もう片方の手で残った衣服をすべて取り除かれ、あたしは生まれたままの姿をさらけ出していた。  
身体中をガウリイの手が滑る。  
それだけで触れられたところが熱くなり、中心がきゅっと反応するのがわかる。  
 
「…ガウリイっ……ひぁっ!」  
 
片方の胸は相変わらずガウリイの手で形を変えられ、今度はもう片方の頂点にガウリイが吸いついた。  
軽く歯を立てられ、舌で転がされ、時々吸いつかれ、思わず口から漏れた声に自分自身が驚いている。  
手の甲で口元を抑えると、彼は顔をあげ、その手をベッドにやさしく押さえつけた。  
 
「抑えるなよ」  
 
緊張してるとはとても思えないくらい余裕の笑みを浮かべて、今度は首筋に強く吸いついてくる。  
その辺は、やっぱり経験があるからなんだろうか。  
そのまま数か所に紅い痕をつけられ、またそれは乳房の先端へと戻っていった。  
 
「やあっ……だ、だめ…」  
「どうして?」  
「だ…って、あたし…胸、小さい…から…っ」  
 
言っている合間にも、ガウリイの手はあたしの胸を好きなようにもてあそんでいる。  
恥ずかしいけど、すごく気持ちよくて、やめてほしいけど、もっとしてほしくて…  
 
「そんなの、オレが大きくしてやるよ」  
 
言うなりガウリイはさらに強く愛撫を深めた。  
痛いくらいに立ち上がる頂を転がして、押しつけるように山の形を変えさせて。  
 
「…ああっ…は…」  
 
自分でも信じられないような甘い声。  
いつもよりも高く響くそれは、まるで自分のじゃないように思えた。  
 
「リナって声までかわいいよな」  
「や…あん……ガウリ…っ」  
「なぁ、もっと聞かせろよ」  
 
ひどく色気のあるその声が響いて、ガウリイは茂みに隠れたつぼみを人差し指でなぞった。  
 
「っ…あ……!」  
 
思わず閉じていた目を開いてしまう。  
そこに触れられただけで、身体中に電気が走ったような感覚。  
触れているのがガウリイの指だというだけで、自分が触るのとはケタはずれの快感が襲った。  
 
「くっ…ん…あぅ……」  
「ほんとかわいいな、お前」  
 
あたしが反応したのをいいことに、ガウリイはそこを執拗に攻めてきた。  
指で押さえつけたままぐるぐると円を描くように回してみたり、指の先をこすりつけたり、そのたびに、あたしの口からは喘ぎが漏れる。  
すでにもう、ガウリイ以外何も考えられなくなっていた。  
 
ふとガウリイの身体が離れ、見ると彼はベッドの脇に自分のパジャマを脱いで投げ捨てている。  
裸になると再びあたしの上に覆いかぶさり、今度は軽く体重をかけて身体を合わせてきた。  
耳に、首筋に、鎖骨につよいキスをされ、太ももあたりになにか固い感触がある。  
それが何か分かってしまった瞬間、中心がじゅっと濡れるのが自分でもわかった。  
 
「…っ!」  
 
ゆっくりと、濡れたその秘部に、ガウリイの指が侵入した。  
入口を指が滑り、摩擦のような熱を感じ、内側をこすられると、さらに蜜が生まれていく。  
 
「あっ…ガウリイっ…」  
 
どう…いえばいいのかわからないけれど。  
何度も指を抜き差しされ、時折かき回され、空気を含んだ水音が艶っぽく響いて、あたしの両脚は力なく、ゆっくりと開いていく。  
胸から手を下に滑らせ、中心を刺激しながら、片方は太もものあたりを撫でまわす。  
ぴりぴりするような電撃が一か所に向かって走っていく。  
 
「や…んあっ」  
「気持ちいいか?」  
 
いったいこの感覚が何なのか、それすらもわからないほどにあたしは溺れていた。  
未知の快感、知らないあたし、知らないガウリイ。  
それでも、頭の片隅ではぼんやりと「こういうのを酔ってる、っていうんだろうなぁ」なんて考えたりしている。  
 
「リナって、めちゃめちゃ感度がいいんだな」  
 
ガウリイはうれしそうに言いながら、太ももを撫でていた手であたしの脚をさらに広げた。  
 
「そん…なのっ、ガウリイだから…に、決まって…はぁんっ」  
 
内側をかき回している手の余った指が、同時に敏感な芽を刺激する。  
さらに襲い来る快感に、身体の奥に何かが迫ってくるのを感じた。  
 
「あっ…や…――――っああ!」  
 
波が。  
身体を駆け抜けた。  
あたしは一気に頂点に押し上げられ、けれどその余韻に浸る暇もなく、ガウリイはあたしを責め続ける。  
いつの間にか指が2本に増え、一度達した身体に容赦なく快感が強まっていく。  
 
「リナ…綺麗だ……」  
 
キスをされ、くぐもった声で鳴きながら、それでもガウリイの指が止まることはなかった。  
だらしなく開いた口から唾液がこぼれ、まくらにシミを作っていく。  
すぐにあたしは2度目の、今度は前よりも強い波に襲われ、仰け反った身体を力なくシーツに落とした。  
 
しばらく余韻に浸っていると、やや呼吸が落ち着いてくる。  
甘い、やわらかいキスを繰り返し、重ねあう肌の感覚を確かめて。  
その間も、達したばかりのそこは痙攣を続けていた。  
 
「いきなりこんなにしちまって…ほんとにだいじょうぶなのか?」  
 
この男は、ここまできてまだそんなことを言うのか…  
 
「だいじょうぶも何も……何ていうか…ガウリイっていまいち強引になりきれないのね」  
「惚れた弱みだろ」  
「あんだけグジグジしてたあんたが言うな」  
 
ほんとに、ちょっと前まではこんなことになるなんて思いもしなかった。  
あたしたちは今、お互い生まれたままの姿で抱き合って、同じベッドにいる。  
 
「…ガウリイ」  
「ん?」  
「大好き」  
 
驚くほど素直に言葉が出た。  
するとガウリイは何度もあたしの名前を呼びながら、身体中に吸いついて痕をつけながら、下へ下がっていく。  
ちょうど中心にくると、顔を上げ、ぐっと入口を指で広げられた。  
 
「あっ!ガウリイっ!」  
 
熱く湿った、指ではない感覚が、一番敏感な身体の内部を這いまわる。  
背筋を駆け抜ける、強烈な快感。  
 
「や…ガウリイ!ガウリイっ!…んあっ」  
 
指以上にぴちゃぴちゃと水音を立てて、生き物のように動いて。  
かと思うと、今度は外に出て、膨れた芽をなめまわして。  
あたしは今まで以上に声をあげた。  
強すぎる快楽。どうにか逃がそうと声を出しても、逃れられない。  
不意に思いきり吸われて駆け抜けた感覚は、気が狂うんじゃないかと思うほどだった。  
 
「リナ……」  
 
自分自身の味がするキスを受けながら、ガウリイはあたしの中心からあふれ出た蜜に、硬く反り立ったものをこすりつけている。  
それだけでも艶めいた声が漏れてしまう。  
 
ぐっと押さえつけられ、それは侵入を始めた。  
たぶんまだ先端だけだろうけど、それでも身体を真っ二つに引き裂かれるような痛みが生まれる。  
あたしは呻いて、苦痛に顔をゆがめてしまった。  
 
「リナ、力抜いて…」  
「ど…やって……ふぅっ!」  
 
強い圧力で、さらに圧迫される。  
これまでとは比べ物にならない熱に焼かれてしまいそうだ。  
どうにか力を抜こうと、大きく息を吐きながら、わけがわからないまま緊張を解こうと試みる。  
 
「そう…ゆっくりやるから。オレにしっかりつかまって…」  
 
言ってガウリイがあたしの背中を両腕で抱きかかえる。  
あたしはその大きな背中にしがみついて、どうにかガウリイを受け入れようとしてみて。  
 
「…だいじょうぶか?」  
 
鈍い痛みが続く。それでもガウリイはあたしに合わせてゆっくりと侵入を続ける。  
思わず、あたしの指がガウリイの背中に爪をたてた。  
 
「……っぐ…」  
 
涙が、こぼれた。  
それと同じくらいに、ガウリイの動きが止まる。  
 
「リナ?」  
「ちが……」  
 
心配そうにあたしの顔を覗き込むガウリイ。  
あたしは力なく首を左右に振って、大きく息を吸い込んだ。  
 
「違うの……痛いけど、だから泣いてるんじゃない…」  
 
足の付け根あたりに、ガウリイの肌の感覚がある。  
今まさに、あたしたちはようやくひとつに繋がった。  
 
「わかんない…わかんないけど…」  
「リナ…」  
「嬉しいの、たぶん。…ううん、嬉しいから…」  
 
だいたいどこにでもある『すけべぇ屋さん』でやっている行為を、ロマンチックだとか、そういう風には考えられなかった。  
結局獣のようにただ快楽を求めるだけで、そこに愛だとか、気もちっていうものがなさそうだから。  
でもそれはただ身体の快楽だけを目的とした行為だからであって。  
今自分がその状況に置かれ、どう考えても、普通じゃない体勢で、なのにこんなに胸がいっぱいになって。  
…わかってる。  
 
「ガウリイ…だから…」  
 
瞬間、ぎゅっと強い力でガウリイに抱きしめられた。  
根元まで入ったはずのそれが、さらに奥に進んだ気がした。  
 
「リナ……っ」  
「はあっっ!あっ、んあっ」  
 
初めはゆっくりと、徐々にスピードを上げて、ガウリイが動き出す。  
痛みに耐えるのが精いっぱいだったはずが、だんだん違う感覚が生まれていくのがわかった。  
 
「や……んぁ……、ああ……んっ……やあっ……!」  
 
自分の中で、自分のものではないものが蠢いている。  
抜ける寸前まで引いたと思うと、勢いよく腰を打ちつける音が響き、奥を刺激する。  
水の音が次第に強くなり、あたしとガウリイの荒い息とが部屋の中で混じっていった。  
 
「ガウリイっ……ガウリイ、ガウリイ…っう、あ……んあっ、がうり…っ」  
「…っく…リナっ……リナ…!」  
 
お互いの名前を呼び合って、ベッドのスプリングがぎしぎしと音を立てて軋む。  
恥ずかしいとか思う余裕もないくらい、あたしはただ声を上げて、ガウリイを受け入れる。  
うっすらと目を開けてみると、見たこともないくらい色気を帯びた顔のガウリイが見えた。  
…ちゃんと、感じてくれてるんだと思うと、また胸が締め付けられる。  
 
「…っ!」  
 
どのくらい続いていたんだろうか…  
突然ガウリイがあたしから身体を離し、自身を引き抜こうとする。  
けれどあたしは夢中になってガウリイにしがみつき、痛みなんか構わずに自ら腰を寄せていった。  
思いきり脚を絡みつけて、離れられないくらいにくっついて。  
 
「リナっ!だめだ!」  
「やぁ…やだっ…やめないで…っ」  
 
必死にしがみついて、泣きながら懇願する。  
 
「リナ、いい子だから。これ以上したらまずいだろ…?」  
「いいから…お願いっ…最後まで……やめないで…っ」  
「―――っ」  
 
ガウリイの言おうとしていることはわかっていた。  
このまま続ければ、ガウリイはあたしの中に出してしまう。  
それがどういうことか、もちろんわかってる。  
でも、どうしても中途半端なのはイヤだった。ガウリイに、あたしの中で達してほしかった。  
…ガウリイのすべてが欲しかったから。  
 
「はっ…あ…あっ…がうりっ―――!」  
 
ガウリイは再び激しく動き出して、あたしはこれまで以上に高い声を上げ、限界が訪れる。  
思いきりガウリイを締め付けると、それに合わせてガウリイがびくっと動き、熱いものが一気にそそぎこまれた。  
朦朧とする意識の中で、ぐたっとあたしに覆いかぶさるガウリイを抱きしめる。  
つながったままの部分が、ひくひくと痙攣を起こしていた。  
 
 
荒くなった息を整えながら、ガウリイが身体を起こし、あたしの中から出て行った。  
つながっていた部分からどろりと、どちらのものかわからない愛液が流れ出す。  
ガウリイはあたしの横に転がって、再度あたしを抱きなおした。  
 
「ん…ぅ」  
「リナ…だいじょうぶか?」  
「……まだ言うの?」  
 
けだるく、力のない身体で、あたしはくすっと笑う。  
 
「死ぬかと思った…」  
「…すまん」  
「だから…なんで謝るの…」  
 
ガウリイの胸に顔を埋めながら、あたしは静かに目を閉じた。  
大きな手が、ゆっくりと髪を撫でてくれる。  
 
「ガウリイ…」  
「ん?何だ?」  
 
顔を上げ、ガウリイの澄んだ蒼い目を見つめ、小さく微笑む。  
 
「…ガウリイ…」  
 
もう何度呼んだかわからないその名前を、意味もなく口にした。  
 
「……お前さんはほんとに強いなぁ」  
「…え?」  
「オレの方が、リナがいないと生きてけないような気がする」  
「あんたはもう、あたしのもんなんだからね…今さら返してあげないわよ」  
 
ぎゅっと抱きついて、少しずつおさまっていく鼓動に耳を当てる。  
 
これまで、あたしは自分の欲しいものは何だって自分で手に入れてきた。  
力や才能があったし、自信もあった。  
欲しいものは何だって、簡単に手に入れられると思ってた。  
けど、  
こんなにも焦がれて、悩んで、苦しんで、ようやく手に入れて。  
だからこそ余計に、こんなに嬉しいのかもしんない。  
 
…そんなことをひとり幸せいっぱいに考えてたら、いつの間にかガウリイにまた押し倒されていた。  
 
 
結局、ガウリイが最初に提案したとおり、あたしたちは2〜3日この村に滞在することになって。  
ただ違ってたのは、最後まで部屋が一部屋だったってことくらいで。  
出発のときには身体がボロボロになるくらい疲れてたけど、まぁ…それはそれでよかった…のかもしんない。  
 
ようやく、あたしたちの関係が前に進んだんだし。  
でもプロポーズの時は向こうからじゃないと許さん!などと、ひっそり心の中で根に持ったりしちゃうあたしなのだった。  
 
 
たぶん…めでたしめでたし、なんだろうか?うん。まぁそういうことにしておこう。  
 
 

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