「むぅ…やっぱり固いです…」
「当然だろ、文句言うな」
「はぁ…ふぅ…でもちょっと疲れちゃいそうです」
「お前がしたいって言い出したんだからな」
「…う」
「やめてもいいんだぞ?」
「ううう…でも私から言い出したので、責任はとります!」
「ほら、そこじゃない」
「んっ…」
「手を休めるな」
「ふえええ!…ゼルガディスさんの意地悪~~~~!!」
「なななななんああああにしてるのよ!ゼル!こんのロリコン!犯罪者!!!
アメリアになんてことを~~~~~~!!!」
「へ…?どうしたんですか?リナさん」
急に飛び込んできたリナにびっくりした顔のアメリア。
そして、その手は椅子に座ったゼルのかたそ~な肩を
必死にトントンと叩いたり指で押したりている…。
「おい。誰がなんだって…?」
顔を真赤にしながら硬直するリナに、ゼルが冷ややかな視線を向ける。
「あ…あれ??肩たたき?…あははははは…?ごめん、お邪魔したわね~!」
「変なリナさん」
「…もっと壁の厚いところじゃないと駄目だな」
「え?何か言いました?」
「…いや、なんでもない」
リナの想像があたる日はそう遠くない…かも。
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