旅の途中、立ち寄ったリゾート地。  
 たまには息抜きをしようと、そこにしばらく滞在することを決めた。  
 日向ぼっこから始まり、ビーチバレーに遠泳と、これでもかと遊びまくる。  
 
「あっ、リナさん、どこ行くんですか!!」  
 
 あたしの動きを目敏く発見したアメリアが、声を張り上げてあたしを呼びとめた。  
 
「これからスイカ割りしようって言ってたのに!!」  
「分かってるわよ!! トイレ行くだけだから、そんなに気にしないの!!」  
 
 アメリアに負けず劣らずの声で、あたしは叫び返す。  
 ホント、子供と言うかなんと言うか・・・。  
 一日であれだけ遊びまくって、尚尽きないアメリアの体力に、尊敬すら感じる。  
 こっちはもうへとへとで、休憩がてら、ちょっと離れたトイレまでゆっくりと歩いた。  
 用を澄まして帰ってくる途中、引き潮でできた浅瀬に目が止まる。  
 あたしの住んでいたところは山に囲まれたところで、たまに連れて行かれる海には感動を覚えた。  
 そうそう、それで、姉ちゃんと一緒に、カニとか取り残された小魚を、捕まえて遊んでたっけ。  
 昔のことを思い出し、なんとなしに、あたしの足は浅瀬へ向かう。  
 岩が剥き出しになったごつごつした場所。  
 なにか面白いものがあったらアメリアも呼ぼうと思っていたあたしに、  
 
「君、一人?」  
 
 そんな声がかけられた。  
 振り返ったそこには、きっと地元の若者なのだろう。こんがりと日に焼けた男が二人、にやにやしながら立っていた。  
 下心見え見えの態度に、あたしの表情も自然と険しくなる。  
 
「悪いけど、連れがいるわ」  
「見た感じどこにもいないけど? あっ、もしかして、君のこと置いてどっかで遊び呆けてるとか?」  
 
 ツンケンとした態度にも、めげない男。  
 こう言う奴には虫唾が走る。  
 
「あっちの島にさ、結構面白いもんがあるんだよ。良かったら行ってみない?」  
「あたし、泳げないから」  
 
 分かり易すぎる嘘を吐く。  
 しかし、そんな嘘に、男たちは飛びついて来た。  
 
「じゃあ、俺たちが泳ぎ教えてやるって」  
「結構上手いんだぜ? 泳ぎとか教えるの」  
 
 あぁぁぁぁ!! しつこい!!  
 こうなったら魔法で吹っ飛ばしてしまおうと、小声で呪文を唱えようとしたあたしを、突然男たちが抑え込んだ。  
 
「!?」  
 
 突然のことで反応が遅れた。  
 その隙を付いて、口にハンカチが押し付けられる。  
 甘い香りが鼻を付いた。  
 反射的にヤバいものを感じ、あたしは力任せに男たちを引き離す。  
 
「な、なにするのよ・・・?」  
 
 膝が震えてる。  
 ゆっくりと、目覚めるように、体の芯が徐々に疼いてきた。  
 その時になって、あたしは何を嗅がされたのか、ようやく理解した。  
 
「なにって、なあ?」  
「そうそう、泳ぎ教えようと思ってさ」  
 
 言いながら、男たちが近付いてくる。  
 逃げようにも、背後は岩場。逃げ場所なんか、どこにもない。  
 伸びてきた男たちの手を振り払うことも出来ず、再びハンカチを口に当てられた。  
 頭をしっかりと固定され、これでもかと薬を嗅がされる。  
 鼻孔を通って肺を満たした薬は、ゆっくりと、しかし確実にあたしの頭を犯していた。  
 いつの間にか、あたしは砂浜の上に押し倒されて、上からは男たちが楽しそうにこちらを覗き込んでいる。  
 
「はな、して・・・」  
 
 なけなしの理性が、拒絶の言葉を吐き出す。  
 
「そんな怖い顔すんなよ。俺たちはただ、泳ぎ教えようとしてるだけで」  
「そうそう。まずは準備体操だな。しっかりほぐしておかないと」  
 
 言うなり、男の手があたしのビキニに伸びた。  
 上に引き上げられる、それだけの感触に、思わず声が出そうになる。  
 
「もう乳首立ってるぜ」  
 
 はっきりと自己主張をしているあたしの胸の頂点を、男の指が弾いた。  
 
「はう!!」  
 
 殺しきれなかった声が、口を付いて出る。  
 男たちはそれぞれ別々に、両方の胸を攻め出した。  
 片方の胸は全体を揉みほぐされ、先端の固さを楽しむように押したり掠めたりするのに対し、もう片方の胸は先端だけを執拗に触られる。  
 
「うっ、ううっ・・・」  
 
 歯を食いしばり、あたしは快感に耐えた。  
 それなのに、体は馬鹿正直に反応をして、下半身がじっとりと湿りだす。  
 無意識に太ももをすり合わせたあたしを見て、片方の男が突然、膝の裏に手を差しこんできた。  
 
「そう言えば、ここもほぐしておかないとな」  
 
 言うと、そのまま足を持ち上げ、頭の方へと押し倒す。  
 
「いやぁぁぁぁ!!」  
 
 大きく足を広げられ、熱の発信源が男たちの元に晒された。  
 水着越しに、男の指が中へと埋められる。  
 ぐちゅっと大きな水音がして、疼きが確かな快感へと変わった。  
 
「やっ、だめぇ!!」  
 
 どうにか抵抗しようとするのに、体の力は抜けきっていて自分のもののように動かない。  
 男は二度、三度指を出し入れすると、無理やり水着を引き千切った。  
 外気に触れられて、熱を持ったそこがひんやりとする。  
 
「うわぁ、ぐっちょぐちょ」  
「へえ? まだ海にも入ってないのに?」  
 
 下卑た笑いを上げながら、男の指が直接あたしのそこに触れた。  
 
「あん!!」  
 
 今度こそはっきりと、あたしは快感の声を上げる。  
 こんな奴らにいいように弄ばれてることに、悔しくて涙まで零れた。  
 それでも、あたしの声は止まらない。  
 
「はっ、あっ、あぁん、」  
 
 中に差し込んだ男の指が出し入れされる度に、あたしの口からはあられもない声が漏れる。  
 指が一本から二本に増えると、ますます快感が増した。  
 中が勝手に収縮して、もっと快感を引きだそうとする。  
 意思とは関係なしに腰が動く様が、ひどく滑稽に思えた。  
 
「見ろよ、もう掌までぐちょぐちょだぜ」  
「塞いだ方がいいんじゃないか?」  
「そうだな」  
 
 そんなやり取りの直後、腰が更に高く持ち上げられる。  
 十二分に濡れたそこへと、熱くて堅いものが押し当てられた。  
 ぞくりと、背筋が震える。  
 恐怖にじゃない。与えられる快感に、期待で背筋が震えたのだ。  
 
「あぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」  
 
 遠慮も配慮もなく、一息に挿入され、あたしの背中は弓なりに撓った。  
 
「キッツ〜」  
 
 顔を顰めながらも、男は腰を動かし出した。  
 自分が気持良くなるためだけの乱暴な挿入なのに、あたしの体ははっきりと感じていた。  
 圧迫感に身を捩じらせ、込み上げてくる熱に翻弄される。  
 
「じゃあ俺はこっちを、と」  
 
 髪を掴まれ引っ張られる。  
 半開きになった口へ、男のものが無理やり挿しこまれた。  
 
「んっ・・・」  
 
 苦しくて、喉の奥でくぐもった声が鳴る。  
 逃げようともがくあたしを無視して、男は頭を押さえると、腰を動かし出した。  
 下から突き上げられ、口も犯されて、こんな屈辱的なことはないはずなのに。  
 込み上げる快感は、ますます強くなってきた。  
 ぐちゃぐちゃと卑猥な音が耳に届く。  
 もっともっと気持良くなりたくて、あたしは自ら腰を振った。  
 
「こいつ、自分で、腰なんか、降ってるぜ」  
 
 さげすさむような男の声を聞いても、あたしはなにも感じなかった。  
 口の中にある男のそれに舌を絡ませると、一瞬、あたしの頭を掴む手に力が篭もる。  
 その反応が面白くて、満足に動かない口をどうにか動かす。  
 
「くっ・・・」  
 
 男の動きが急に早くなった。  
 その時、口の中に苦くて生臭いものが放たれる。  
 驚いたのと男の手が緩んだのとで、あたしは顔を離した。  
 白濁した液体が、あたしの顔を髪を汚す。  
 ぼんやりとする頭で、あたしは口の中に残っていたそれを飲み込んだ。  
 ・・・気持ち悪い。  
 
「すっげぇ淫乱。薬使ってもこんなになるか、普通?」  
「さあ、どうだろな」  
 
 下を使っている男も、これで最後と言わんばかりに腰を打ち付けた。  
 
「うっ、ひゃぁぁぁぁ!!」  
 
 気を抜いていた体に、その刺激は強すぎた。  
 しがみ付こうと伸ばした手は、男の胸を引っ掻いて地面に落ちる。  
 
「あっ、あっ、うっ、んっ!!」  
 
 乱暴なリズムに、喘ぎ声も途切れ途切れにしか出てこない。  
 
「あっ、あぁぁぁぁぁん!!!!」  
 
 頭の中が真っ白になる。それと同時に、あたしの中が男のものを強く締め上げた。  
 直後、熱い欲望が、あたしの中に勢いよく満ちる。  
 体が痺れても、もうなにも考えられないあたしは、だらりと横たわったまま余韻に浸っていた。  
 男のものが引き抜かれる、その感覚すら快感で、あたしのあそこがひくひく引き攣る。  
 
「まだ物足りなさそうだな」  
 
 ぼんやりとした頭に、男の声が響く。  
 ぐるりと体が反転されて、今度は四つん這いにされた。  
 なにをと訝しがる前に、再びそこに異物が挿入される。  
 
「ふぁ、あぁん!!」  
 
 イッタばかりのはずなのに、遠のいた熱がぶり返す。  
 壁全体を引っ張る様に掻き混ぜられ、その新しい快感に、あたしはだらしなく喘ぐ。  
 
「あん、ダメ、もう・・・」  
「気持ちいいのか?」  
「気持ち、いいの!! あぁん、やん、だめぇぇぇぇ!!」  
 
 犯されて、弄ばれて、喜びよがる。  
 あたしはこんな女だっただろうか?  
 一瞬頭をかすめた疑問は、しかし快楽の前に、すぐに流された。  
 
「あぁん!! いいの!! もっと、あぁぁぁん!!」  
 
 気が付くと、知らない部屋の中にいた。  
 全身が気だるくて、特に下半身の痛みがひどい。  
 そのことが、あれが夢ではないことの証明のようだった。  
 泣くほどの気力もなくて、あたしは動かない体を無理やり動かし、どうにかその場に起き上がる。  
 辺りを見渡すが、薄暗い室内はここがどこなのか、判断できるようなものはなにもなかった。  
 潮の香りがするから、多分海の近くなんだろうけど・・・。  
 外の様子を伺おうとした、その時、  
 
 カシャ  
 
 重たい金属の音が響いた。  
 視線を巡らせると、地面に鎖がうねっていて、その先は朽ちた金属棒に括りつけられている。  
 もう片方の先っぽを辿って、あたしはそれが自分の首から出ているのだと知った。  
 手で触れれば、革製のバンドが巻き付けられていて、ご丁寧に鍵までつけられていた。  
 
「なに、これ・・・」  
 
 異様な状態にぞっとしていると、突然、部屋のドアが開いた。  
 差し込む太陽の光に、眩しくて目を細める。  
 
「おっ、起きたか?」  
 
 顔は見えないが、声に聞き覚えがあった。  
 あたしを犯した男のどちらかだ。  
 
「友達にお前のこと話たらさ、是非会ってみたいって言うからさ」  
 
 狭い部屋に、次々と男たちが入ってくる。  
 にやにやと笑いながら、10人近い男たちがあたしを見下ろしている。  
 
「ちょっと相手してやってくれよ」  
 
 男の台詞に、あたしの中がまたじんわりと熱くなった。  
 

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