いつものように二人で夕飯を食べて、リナは少しだけお酒も飲んでいた。
部屋の前で「おやすみ」を言いながら俺に振り返ろうとしたリナを
後ろから抱き締めた。
「リナ…今日、いいか?」
耳元で囁いたら、彼女の顔が真っ赤になって下を向いてしまう。
少しの沈黙のあと、こくんと小さく頷いたのを見て、思わず微笑んだ。
後ろ手で扉をパタンと閉めて、リナの唇を自分のそれで塞いだ。
何度も触れ合うだけのキスをして、少しだけ開いた隙間から
舌を差し入れてリナの可愛らしい舌を絡め取り、強く吸ってから
いろんなところをなぞって、歯の裏まで舐め上げる。
リナの腰が震えるのを見て、唇を離してその小柄な身体を抱き上げた。
ベッドに優しく横たわらせてから、首筋に舌を這わして
その服を脱がしていく。
「…んっ……ふ…ぅっ」
白い輝くような肌が露になって、
その白さを踏み荒らすように赤い跡をつけて、また舌でなぞって、
小ぶりな胸の膨らみのまわりを焦らすように舐め上げる。
「…っぁ…は…っ…んっ」
秘めやかな吐息が頭上から聞こえて、リナの呼吸に合わせて揺れる
小さな頂きをそっと口に含んだ。
舌で軽く押して、ころころ転がすと、
「あっ…ぅ…っ…がぅ、りぃ…っ」
名前を呼ばれて、もう片方の胸をやさしく揉みながら
ちゅうちゅうと何度も吸っていじくり回す。
「んっ…あぁっ…っ」
甘い喘ぎが部屋を満たして、その声に押されるように
自分の欲望がますます固く膨らんでいくのを感じた。
リナの胸から口を離して、膝裏に手を入れて両足を大きく開かせ、
其処をとっくりと眺める。
「…ぁ…っ!」
いつ見てもそこは綺麗でいやらしい色をしていて、
あふれた蜜を舌で掬い取りながら、指を入れてかき回す。
「っ…ああ…っん…っ…は…っ」
熟れた肉芽をペロリと舐めて、優しく刺激を与えると
リナの身体がびくんと震えて、
泉に沈める指の数を増やしながら、そこを何度も嬲って強く吸った。
「…っやぁ…っああああああ…っ!」
刺激が強すぎたのか、リナはあっけなくイってしまう。
ひくひくと震える泉から指を抜いて、熱く膨らんだ欲望を其処へあてがった。
「…あ…っ」
手で細い腰を支えながら、ゆっくりと沈めていく。
何回身体を重ねても其処はとても狭くて、
思わずイきそうになるのを堪えながら、一番奥まで辿り着いて息を吐いた。
そのまま身体を屈めて、リナの唇をふさぐ。
お互い舌を絡め合って深く交わると、リナのなかの緊張が解けていくのが分かり、
熱い欲望をゆっくり抜いてはぎりぎりでまた押し込んだ。
「っんん……は…ぁっ」
何度も奥まで貫いて、浅く深く角度を変えながら
リナの感じるところにごりごり押し付けると、
「ぁああっ…やぁっ…っ」
甘く悲鳴のような声が漏れて、その目尻に浮かぶ雫をそっと舌で舐め取り、
自分が突くたびに揺れる美味しそうな胸の突起を口に含んで吸うと
ますます高い声が上がって、俺と繋がってる箇所が蜜であふれて
動くのが楽になる。
身体を起こして、リナの両足を高く持ち上げて自分の肩に乗せて
繋がりを深くしてから何度も早く腰を打ち付けた。
「…ああっ…はっ…っぁ…んっ!」
内壁(なか)がぎゅうと俺を締め付けて、リナが達しそうなのをみて
奥の奥まで貫いてから精を吐き出した。
「っ…あ、ああああああ……っっ!」
びくびくと震えて声を上げるリナを見ながら、一滴も残さず注いだ。
何かの圧迫感から逃れたような安堵感の中、
まだ荒い息を繰り返してぐったりするリナの身体を抱き起こして、
繋がったまま自分の上に座らせる。
「…ぁぁ…っ…」
また深くまで貫かれて苦しいのか、眉を寄せて息を吐くリナの腰を支えて
軽く揺さぶった。
「っ…んっ……やっ」
俺の背中に必死にしがみつく様子が可愛くてその耳元へ舌を寄せる。
耳朶をなぞってから中へ入れてぴちゃぴちゃ音を立てると、
「…あっ……んっ」
嫌がるように身を捩って顔を反らす。
そのまま首筋を舐めながら、下から強く突き上げた。
「ああっ…っ、…がぅ、りぃ…っ」
「リナ、気持ちいいのか?」
俺の問いに声もなくこくこくと頷くその瞳には涙が浮かんでいた。
「リナのなかも、凄い気持ちいいぜ…っ」
お返しに耳元で囁くと、その顔がますます赤くなって
「ばか…っ」
と、小さな声が漏れる。
思わず嬉しくて、その唇を塞ぎながら激しく
何度も突き上げて、揺さぶってかき回して、
熱くて柔らかいリナのなかを味わっていく。
「っ…ふっ…ぅ…んんっ」
そのまま奥まで貫いて、今日二度目の精を放った。
「…っぁあっ」
何かをこらえるように震えるリナから
ようやくモノを引き抜く。
「……っ…ん」
そして、リナを抱いたままシーツの上に横になった。
本当はもう少しシたがったが、彼女の身体は辛いだろうと思った。
しばらく抱き締めたまま髪を撫でていたら、
やがてすやすやと寝息を立て始めたのが分って
思わず微笑んで、その額にそっと口付けた。
腕の中の少女を逃がさないように
優しく抱き直してから
自分も眠りの淵へと落ちていく。
胸にその温もりと幸せを感じながら。
<終わり>