天気は快晴。絶好のお散歩日和のなか、  
光の剣のかわりになるものを求めてリナとガウリイは  
今日も気ままな二人旅をしていた。  
 
夜ごはんは何を食べようかとか呑気な会話をしながら街道を歩いて、  
やがて鬱蒼と茂った大きな森が二人の前に広がった。  
道はその森を突っ切るように真っ直ぐ伸びていて、今朝宿屋のおっちゃんに  
聞いた話が確かなら、この森を越えてしばらく行けば次の街があるはずだった。  
軽い足取りで森へと踏み入り、その細い道をしばらく進んだころ、  
いきなり後ろからガウリイに抱き上げられた。  
「え…!?」  
リナが驚いてるうちにガウリイは道を反れてどんどん森の奥へと入っていく。  
「ちょっ、ガウリイ、何やってんのよ…! どこに行くつもりなの!?」  
「どこにも行かないさ。」  
そう軽い口調で言われて、見渡す限り木だらけで日差しも少ない  
ところに来たとき、やっと地面へと下ろされた。  
「一体なんなの――」  
ほっと息を吐いてから、続けて上げた抗議の声は唇ごとガウリイに塞がれた。  
「んんっ……っ…ふぅ…!」  
すぐに唇を割って舌が差し入れられて、深く口腔内を貪られて、  
とっさに身を捩るも両手は男の手によって一つにまとめられ、  
身体は背後の木に押し付けられるように男の体重がのしかかかって  
それから逃れることは到底できなかった。  
ひとしきり味わいつくしてから漸く解放されて、大きく息を吸う。  
「…はぁ…はぁ…っ、ガウリイ、なんで…っ」  
「シたくなったから。」  
彼の答えは簡潔で、にっこりと眩しい笑顔で言われてリナは一瞬言葉に詰まった。  
その間もガウリイはリナの紅いシャツを左右に開いて、  
露になった小ぶりな白い胸にしゃぶりつく。  
「まって…っ…ぁっ…!」  
敏感な頂きが舌で転がされて、リナは思わず声を漏らしてしまう。  
そのまま吸ったり舐めたりしながら、ガウリイは両手で器用にリナの  
ベルトを外して、パンツとショーツを一緒に下ろし、茂みの奥へ手を伸ばした。  
「ちょっ、まってよ…っ、こんな明るいとこで…!」  
いきなり下半身が空気に晒されて、その心許ない感じにリナは慌ててガウリイの  
手を掴むが、そのまま握り返されて、空いた方の手で尻を撫でまわされる。  
「たまには外でスるのもいいだろ。」  
「やだ…っ、誰かきたらどうすんのよ…っ!」  
「その時はその時さ。」  
なんとも呑気に返されて、このばかくらげが、と罵倒しようとしたときには  
その泉へとガウリイの舌が寄せられていた。  
「っ…あぁ…っ!」  
花びらを丁寧に何度もなぞって、熟れた肉芽をぺろりと舐めれば細い身体が震えて、  
優しく吸いながら泉へ指を埋めてかき回す。  
「あ…やっ…ぁぁっっ」  
すぐに蜜が溢れて、内心笑みながら指を二本に増やして、  
しつこく奥まで出し入れを繰り返す。  
「…ぁっ…んん…っ」  
ぐちゃぐちゃと淫らな音が響いて、リナの頬はますます赤く染まり、  
肉芽を強く吸われて、身体に甘い痺れが走った。  
「あっ…んぁっ…もうっ…!」  
高い快感が迫ってきて、とっさにガウリイの頭を手で押さえたとき、  
急に彼の動きが止まった。  
どうしたんだろうと思って目を開けたとき、指が泉から引き抜かれて小さく息を吐く。  
そして右足を開くように持ち上げられて、別の熱い何かがそこへあてがわれ、  
ゆっくりと大きなモノが侵入ってくる感覚にリナは息を詰めた。  
「…ぁぁっ…!」  
そのまま一気に奥まで貫かれて、下から抉られるようなその熱さに眩暈がする。  
 
左足はつま先が地面につくかつかないかで揺れて、リナの体重を支えるのは  
背中にあたる樹木と、彼の猛りだけだった。  
ガウリイはリナの唇を貪りながら、夢中でその熱いナカを味わうように腰を動かしていく。  
「んんっ…ふ…ぅ…っ!」  
いきなりの激しい動きに、リナは喉の奥で悲鳴を上げた。  
こんな真昼間から誰に見られるかもわからない外で、あられもない格好で男に貫かれている自分。  
羞恥はますます快感を煽って、思わずナカのモノを強く締めつける。  
ガウリイはそんなリナの反応に内心で笑みながら、  
彼女の左足も持ち上げて、その小柄な身体を木に押し付けるように深く腰を打ちつけていく。  
「あっ…んぁ…っや…ぁっ!」  
木と男の間に挟まれて、下から強く突き上げられて、さっき達しそうになっていたのもあいまって  
リナはまた快感の高みを引き寄せる。  
「ああっ…あ、あああああああ……っっ!」  
腰を回すように感じるところを容赦なく擦られて、リナは声を上げて達した。  
ぎゅうと猛りを締め付けられて、精を吐き出しそうになるのをガウリイは息を吐いて堪える。  
やっとリナの身体の震えが止まったのを見て、猛りを引き抜いてその身体を地面に下ろし、  
木に手をつかせるように後ろを向かせた。  
そして突き出されたような格好の白いお尻を支えて、再び後ろから一気に貫いた。  
「あああ…っっ!」  
達したばかりで身体に力が入らないのに、また太いモノを押し込まれて、リナの目尻に涙が浮かぶ。  
次いで何度も奥を突かれて、肉と肉が当たる音と、繋がった箇所から淫らな水音がひっきりなしに辺りに響いた。  
「んぁ…っ…あぁっ…は…っ」  
腰の動きを早めながら、リナの小ぶりな胸を揉み上げて、胸の頂きを指で摘まんでこりこりと擦れば、  
「ぁっ…だめ…っ…またっ…!」  
びくびくとリナのナカも身体も震えて、そのあまりの甘さに夢中になりながら、  
何度も突いてやっと一番奥で精を吐き出した。  
「んっ、あ、あああ……っっ!」  
さっき達した余韻のままで再びリナは絶頂へとのぼりつめ、  
同時に身体に注ぎ込まれた熱さに息を呑む。  
 
しばらくして、ようやくガウリイは猛りを引き抜いた。  
リナの身体を反転させて、抱き上げながら、草むらの上へ腰を下ろす。  
何度も甘い口付けをして、その白い首筋に舌を這わすと、  
「はぁ…っ…がうりぃ…っ、もう、ここじゃやだ…っ…」  
彼女から抗議の声が上がる。  
リナはさすがにこれ以上こんなとこでシたくはなかった。  
街道から外れた森の中とは言え、自分達の声を聞きつけていつ誰が来るかもわからない。  
それにその羞恥でより一層燃え上がってしまった自分の身体が一番恥ずかしかった。  
「続きは、次の街でしようよ…っ」  
とにかくなんとか男を止めるためにとっさに零した言葉に、男はぴたっと動きを止めて、次いでにっこりと微笑んだ。  
「リナがそこまで言うんなら、続きは夜にするか。でも…その時はもう止めてと言われても止められないぜ?」  
耳元で熱く囁かれて、リナはびくんと震えた。しまった、失言だった!と思うも既に時遅く、てきぱきとこの場を  
片付けてリナの服を再び着せていくガウリイにされるがままとなってしまう。  
もう半ばやけっぱちで最後のブーツを履いて、ガウリイが差し出した手を掴んで立ち上がろうとした時、  
腰に力が入らないことに気がついた。えいっと勢いをつけてもまたへたりこんでしまうリナを見て、  
ガウリイはその小柄な身体をひょいと抱き上げた。  
「ちょっ…!?」  
いわゆるお姫様抱っこの体勢で街道へと戻るべく歩きはじめたガウリイに、  
「まってよ、ガウリイ…っ、少しすれば歩けるから…っ!」  
慌てて制止の声を上げるが、  
「まあリナがそうなったのは俺のせいだし、それに少しでも早く次の街へ行きたいだろ?」  
爽やかな口調で何気に恥ずかしいことを言われて、しばらく絶句したあと、  
リナは赤くなった顔を隠すように彼の首へと腕を回してしがみ付いた。  
「この、ばかくらげ…っ」  
せめてもの抵抗でそう最後に呟いたリナの言葉は、  
森の爽やかな空気の中へと溶けていった。  
 
 
<終わり>  
 

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