ベッドの上、身体を大きく仰け反らせて悲鳴とも嬌声ともつかない声を上げる。
その身に初めて男を受け入れた体はぐったりと力なく崩れ落ちた。
「う、うう」
その太ももには男の残滓と赤い鮮血がつたい、頬には涙が流れる。
「ふうっ、うう」
漏れるのはすすり泣く声。
「リナ」
そんな少女の身体を男は探る。手で、唇で、舌で――。
いつしかすすり泣く声に艶やかな響きが混じる。
「あう、はあ、な・・で、どして?」
少女の疑問には答えずに、その唇を塞ぎ舌で蹂躙する。
窓の外には満月が輝き、白くその部屋を照らす。
何の気なしに訪れた旅の相棒の部屋。
そこで今夜何が起こるなど、少女には考えることすら無かった。
白く細い両腕は縛められ、ベッドの縁につながれている。
「っああ!やあん、んん、ぁっはあ」
足の間に顔を埋めた男の舌が少女のぷっくりと膨らんだ花芽を弄ると、一際大きな声があがる。
逃れようと身を捩る少女の体は男の左腕一本でやすやすと押さえつけられ、秘唇に指が滑り込む。
「うあ、ああ・・ふああ、ああんやああぁ」
ぐちゅぐちゅと卑猥な音を立てて奥の奥までかき回される。
少女の体が跳ね、つながれたベッドがギシと音を立てる。
「ああ、やだぁあ、ひ、あ、あ、だめぇっ!!」
身体を震わせて果てる少女。
男はそんな少女をうつ伏せにして腰を高く持ち上げると、一気に挿入していく。
「ひあああ!!」
二度目でも少女は痛みに背をそらす。
男はそんな少女の中を押し広げ、激しく奥まで叩きつける。
精一杯の抵抗はあっさりと封じられその身を暴かれた。
びくともしないその体に、否応無しに男女の違いを突きつけられる。
「リナ、リナ、リナ」
「ひあああ、あう、あ、あああああぁ!!」
何度目か、もうすでに解からぬ絶頂に少女はその身を焦がす。
そして胎内に幾度目かの精を受け飲み干す。
だらしなく足を開いたまま陶然とした瞳の少女。
その腕の縛めはいつからか解かれて、手首に赤い後を残すだけである。
しかし少女はもう逃げ出すことはない。
男は満足気にその様子を眺め、いまだヒクつく少女の花弁を再び蹂躙する。
「あああん、やっ、やだぁ」
入り口浅くに挿入され、少女は首を振る。
「何が嫌なんだ?」
優しく――恐ろしいほどに優しく問い掛ける男の声に、少女は潤んだ瞳をむける。
「あ、あ、やあ、・・・お、くまで・・奥までちょうだあい!」
「ああ」
懇願する少女に男は妖しく笑みを浮かべると、腰を叩きつける。
「ああんっ、」
「どうだ?欲しかったんだろう?」
「ひあ、あ、あんあん、い・いいのぉっ・・もっと、もっとぉ」
男の動きに合わせて少女が腰を振る。
みだらに喘ぐ声と、濡れた肉の絡む音、肌のぶつかり合う音――
不意に部屋に差し込んだ月光とは違うまぶしさに、少女の動きが止まる。
「あひいっ!」
そんな少女にお仕置きとばかりに男は敏感な肉芽を摘み上げる。
そして、リナの感じる場所をぐいぐいと突き上げる。
「ふああ、ああん、」
狂ったように快楽を求める少女。
「もっと壊してやる」
夜明けも男には何の意味も持たない。