食人植物の退治の依頼を受けたリナとガウリイ
十数年に一度咲く花で、その度に村人が犠牲になっているので何とかしてほしいと村長
しかし、その植物が喰らうのは依頼主から聞いたのとは違うものだった
ガウリイはアクシデントによって同行出来なくなった
後から明らかになるが、それは依頼主達の策略で
そうとは知らないリナは一人でも何とかなるだろうと単独密林へと向かう
じめっとした密林の中、目的の植物と対峙するリナ
「ちゃっちゃと倒しちゃいましょーか」とリナが呪文詠唱を始めた時、頭上の枝から一匹のナメクジがぽとり
リナの絶叫が響き渡る
その隙をつき、リナへと伸び行く触手数本
ナメクジに涙目になってる間にリナの手足に絡み付く触手
触手に運ばれ吊り鐘型の花の中に放り込まれる
内部は大量の液体で満たされていた
溺れこそしなかったが、少しその液体を飲んでしまうリナ
溶かされてなるものかと呪文を唱えようとして、リナは気づく。自分の舌や身体が痺れている事に
触手に手足を囚われ、首まで浸けられているリナに別の触手が伸びる
それらはリナの服を引きちぎり、身体中を這い回る
服がぼろきれ状態になり、液体が直接触れてきて、リナに新たな変化が起きる
肌を這い回る触手の動きに敏感に反応してしまう
そればかりか体内から沸き上がる耐えられないほどの疼き
無数の触手の攻めと自らの身体の変化に抗おうとするリナへと新たな触手が迫っていた
他の触手より二回り程太いそれはリナの太股に絡み付くと上へと這い登る
股間へと辿り着き、這い回った後、先の触手達によってぬめる場所を探り当てると、その奥へと押し入っていく
侵入されていく恐怖に怯えながら、ガウリイを呼ぶリナ
しかし、いまだガウリイの姿は無く、疼き続けていた身体にやっともたらされた刺激に喘ぎ声をあげるリナ
そしてそんなリナを攻め立てるべく、触手達は蠢いていった
「いやっ!ガウリイっ!ガウリイっ!」
太い触手が出入りを繰り返し与えられる刺激に身体を震わせるも、嫌悪感に抗うリナ
依頼主達の妨害により遅れて密林にやってきたガウリイの耳にリナの叫びが届く
急ぎ駆けつけた先には巨大な吊り鐘型の花
リナの気配はその花の中
焦る心を抑えつけ、剣を構える
接近を阻止しようと迫り来る触手の群れを全て断ち斬り本体へと迫るとその大きな茎に斬りつけた
ゆっくり倒れていく植物
リナが囚われている花も横倒しになり地面へ
駆け寄ったガウリイの前に大量の液体に押し流されて出て来るリナの姿があった
目の前には身体を覆いつくすほどの触手に絡みつかれたリナの姿
「リナッ!」
叫んで駆け寄りもう動かなくなった触手を手で引き剥がす
「がうりぃ・・・・・・?」
弱々しいが、ほっとした様子リナの声を聞き、ガウリイもほっと息を吐く
「リナ、大丈夫か?どこか怪我してないか?」
「怪我は・・・・・・してないと思う」
「そうか。今出してやるからな」
「あっ、ちょっと待って」
「ん?何だ?」
「その・・・・・・服が」
「服?・・・・・・・あ」
ちょうどガウリイが上半身に絡む触手を剥ぎ取った所だった
服は端切れ状態でほぼ全裸に近い姿
「と、とにかくこのままじゃどうしようもないだろ。
それに他には誰もいないんだ。今更恥ずかしいも何も」
「恥ずかしいもんは恥ずかしいのよっ!」
赤くなりぷいっと顔を背けるリナ
少しいつもの元気を取り戻した様子が見られて小さく安堵の笑みを浮かべると
ガウリイは真剣な表情で束縛を取り払いにかかった
下半身に絡まる触手に手をかけると、もう一度リナから静止の声がかかる
問い返すと何か言い淀み、何でもないと尻すぼみな声が返ってきた
すぐにその理由を知り、目の前の光景に一瞬固まるガウリイ
他の触手とは異質な見た目のものが、リナの体内へと潜り込んでいる
リナをちらっと見やると顔を背けて目を瞑りぎゅっと唇をかみ締めている
どうしたらいいものかと思案しながらそれに手をかけるとリナが呻き、はっと手を止めるガウリイ
「痛いのか?」
傷つけてしまったのかと焦りながら聞くと横に首を振るリナ
「ちがう・・・・・・の痛いんじゃ、なくて」
また言い淀むリナに状況が掴めずにいると、大丈夫だと思うから引き抜いてくれと言われた
万が一傷つけてはと慎重にリナの中からそいつを引っ張り出しにかかる
「んあっ!」
リナがびくんと身体を跳ねらせる
再び驚いて手を止めるガウリイに、大丈夫だとリナ
意を決した様子のリナに、媚薬効果のあるらしい液体を飲み込んでしまったと瞳を潤ませながら告げられ、ゴクリと唾を飲むガウリイ
「あっ、あああっ・・・・・・んくぅっ・・・・・・」
リナの目尻を涙が伝う
案外あっさりとそれは引き抜けたが、僅かな振動でも感じてしまうようで
堪えきれずにリナが叫ぶ。その様子にまたガウリイの喉が鳴った
ガウリイは自分の下半身がヤバイ状況になっているのを自覚していた
無事だったマントにリナを包み、ガウリイは近くの泉へとリナを抱えていった
自らも着ているものを脱ぐと再びリナを抱えて泉の中へ
リナの体中についたものを洗ってやろうとガウリイが手を滑らせると
その動きのひとつひとつにリナは敏感に反応し、次第にガウリイの手もあやしい動きに変わっていく
「あっ・・・・・ああん・・・・・・がう、り・・・・・・あたしっ・・・・・・お願い、もうおかしく、なっちゃ・・・・・・」
自ら身体をガウリイに摺り寄せリナが強請る
ガウリイは岸辺に広げたマントの上にリナを横たえると正面からその中へ腰を沈めていった
「あああんっ!あっ、あっ、あっ・・・・・・んっ、んあっ、がう、りぃ・・・・・・っ」
動かされて間もなくリナの背がしなりやがて弛緩する
しかし、またすぐに飢えが襲ってくる。リナは無意識に腰をくねらせる
それにガウリイも応え、一層激しく腰を打ちつけていった
「あっ、ああっ、んっ、んっ、ガウリイっ・・・・・・はぁ、ああ・・・・・・すごい…・・・ああ・・・・・・」
自分からも腰を振り、もっとと強請るリナ
いつもと違う積極さにガウリイも自然と煽られていった
再び達したリナの中から一度引き抜くと、うつ伏せにしたリナの腰を持ち上げ、後ろから捻じ込んでいく
「「ひゃうっっ!・・・・・・あ・・・・・・あ・・・・・・んっ!んあっ!あんっ、っはぁ、ああんっ!」
激しく掻き回され突きいれられてリナが喘ぐ。
それから何度目になるのか、ガウリイの手に胸を押し潰されながら達したリナの中へ
ガウリイも自らの熱を放った
気絶してしまったリナが目を覚ますと、傍らに座っていたガウリイが大丈夫か?と聞いてきた
微笑んでもう大丈夫と答え起き上がるリナ
ふと自分を見下ろすとガウリイの上着を着せられていた
リナには大きいので、膝上丈のワンピースのようだった
見慣れている貫頭衣のはずなのに、スケスケのネグリジェなんかより気恥ずかしいとリナは思った
「あの・・・・・・ガウリイ?」
「ん?」
「その・・・・・・ありがと」
照れくささに顔を赤らめつつ、紡がれた感謝の言葉はガウリイにやっと聞こえる小ささだった
俯いてしまった小さな栗色の頭を万面の笑みでくしゃくしゃと撫でるガウリイ
撫でられている頭の主は珍しくおとなしく撫でられていた