俺がリナにこんな気持ちを抱いているとは本人には気付かれてはいまい。  
 
最初は、どんぐり目のペチャパイのただの子供だと思っていた。  
……いや、良く考えてみると最初からそうでもなかったかもしれない。  
自分でもよく分らないが。  
 
リナは胸が小さい事を出会った当初から気にしている。  
未だにそのことでからかえば、すぐにやり返してくるし、飛び蹴りも食らわしてくるし、一回言えばいつまでも根に持つ。  
ドラゴンが火を噴く勢いで俺に迫ってくる。  
リナには口では敵わない。  
 
なぜかよくわからんが、ある時から怒り狂ったリナに迫られてギャアギャア喚かれると興奮するようになってきた。  
怒って無視されても、なぜか興奮する。  
機嫌を損ねて半日口をきいてもらえなかった時には、不安になった瞬間リナに襲いかかりたくなった。  
 
さすがにまずいと思っている。  
自称保護者を名乗っておきながら、陰ではそんな彼女に欲情している。  
からかうのは大人げないとも思うが、怒った瞬間のリナが俺を見る目が好きだった。  
 
出会った当初は15歳だった。  
まだ子供だと思っていたが、不思議と惹きつけられた。  
ゼルガディスの奴もリナが気に入ったらしい。  
胸が小さかろうが、色気があろうがなかろうが、あまり関係ないらしい。  
 
あの話し方、自信たっぷりな態度、何より自分を信じ抜く生命力の強さに惹かれる。  
 
「ちょっとガウリイ! あんた、何、ぼけぇ〜っと人の顔見てにやついてんのよ!」  
 
次はどっちの街行こうかってさっきから言ってんの!!  
目的地、あたしにばっかり考えさせないで、少しは考えろこのくらげっ!!  
 
小さな身体のどこからそんな元気な声が飛び出すのか、  
リナの甲高いキンキン声が、ますます俺の身体を刺激する。  
 
「……お前さんの行くところ」  
 
ワンテンポ置いて、リナの「へ!?」という素っ頓狂な声が辺りに響いた。  
 
「お前さんの行くところに、俺はどこでもついてくぜ」  
 
ちょ、ちょ、ちょっとガウリイ!  
あんたいきなり何言ってんのよ!  
アンタ、なんかへんなもんでも食べたんじゃないでしょうね!?  
 
うろたえるリナが可愛い。  
正直、脈はある気がするが、本人に自覚がまるでないように見える。  
どう攻めたらいいか分らない。  
 
「だいたいねー! あんた一体いつまであたしにつきまとって……」  
 
「一生、かもな」  
 
「!!  
……やぁね! アンタ、ほんと、どうしちゃったのよ!?」  
 
リナの顔が真っ赤になってる。  
もうひと押し、してみるか……?  
 
そう思いながらも、つい、いつもの癖でからかっちまった。  
怒りだすリナに首を絞められ、下半身が反応してきた。  
 
最近は寝る前にリナを頭の中でグチャグチャに犯し尽している。  
この甲高い声で喚かれたり、悲鳴をあげられたりしながら、  
泣きながら感じているリナを抱く妄想ばかりが浮かぶ。  
 
身長差もリアルに考え、様々な体位まで具体的に映像で思い浮かべてしまう。  
恥ずかしがる胸を刺激してやったり、いいポイントを擦り上げて、アッアッアッアッ!と短いキンキンとした喘ぎ声をあげる細身のリナに挿入しているところを想像するだけでまずい事になる。  
 
リナの声を聞いているだけで、深夜の妄想が目の前に広がって、  
道端で押し倒したくなる衝動に駆られる。  
そろそろまずいなと思っている俺の前で、両腰に手を当てたリナがこちらを見上げて何か言ってくるが、  
その声や唇や身体が目の前で揺れ動いているように見えて、俺にはリナが何を言っているのか分らなかった。  
 
「ちょっ! ちょっとガウリイ!!」  
 
気がつけばその顎を持ち上げてリナの目を覗き込んでいた。  
 

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