「あっ……」
ガウリイの裸体を見て、リナがぱっと目を逸らした。
その頬がりんご色に染まる。
月明かりの下、ガウリイの青い瞳がじっとリナを見詰める。
とまどったように顔を逸らすリナの初(うぶ)さに、ガウリイの口角が上がった。
「……リナ……」
ため息混じりの声に、喜びの感情が滲み出ていた。
いやいやするように首を振るリナの顎を持ち上げると、そのまましばらくしげしげと見詰め、
軽く唇を啄む。
幾度か触れるだけのキスを繰り返した後、ガウリイはふっと息を吐いた。
リナの耳元に。
それだけでヒクリと身をすくませるリナの顎を再度持ち上げて、今度はねっとりとしたキスを始める。
もう片方の手はリナの上半身を行き来し始め、衣服の上から指で形をなぞり始める。
膨張し始めた突起を探り当てたとき、リナから悲鳴が上がった。
だがそれも、すぐに深いキスに飲み込まれる。