ある冬の夜、あたしの部屋のドアをノックする音  
「ガウリイ?何よせっかく暖まりかけてきたとこなのに」  
スリッパを通して冷気を伝えてくる床に震えながら  
毛布をかぶったままドアを開けると、入ってきたガウリイが言った  
「リナ、寒いんだ。暖めてくれ」  
「は?珍しいわね、あんたが寒がるなんて。風邪でもひいたとか?」  
毛布から手を出し、ガウリイの額へと伸ばすと、届く前にそれを捕まれ引き寄せられた  
あっという間に毛布もろとも抱き上げられ、ベッドへと運ばれてしまう  
気がつけば仲良く毛布の中で  
ガウリイの手はあたしのパジャマの中  
「やんっ、がうり」  
抗いも虚しく、毛布の中パジャマは脱がされて脚の間で蠢く指  
準備が整ったとみるやわけ入ってくるモノ  
暖める必要ないじゃない!と言いたいが、言葉にはならず揺さぶられる動きにあわせて腰を振ってた  
身体の中をいいだけ擦り、更に奥まで熱で満たすと、ガウリイは満足そうな表情であたしを抱き込み眠りについた  
いまだあたしの中で暖めたまんまなのが気になるけど、あたしも引き込まれる眠りに身をまかせた  
 
おわり  
 

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