スレイヤーズ  

「う、あ、いたいよ」  
 ゆっくりと押し入ると痛みに声を上げるリナ。  
 ガウリイはまだ二度目だからだと思っていた。しかし、ぶつっという音と、同時にビクッと身体を震わせて涙をこぼすリナに疑問をもった。  
「リナ?」  
「がうりい、・・・」  
 必死に自分の名前を呼んですがり付いてくるリナに、ガウリイは疑問を忘れ去りゆっくりと抽送を開始した。  

 
 

「ん?・・・ガウリイ?」  
 果ててぐったりとしていたリナは、自分の足元で動くガウリイに顔を上げた。  
「な、何してんのよっ!」  
 じっと、自分の脚を広げて見ているガウリイにリナは慌てて身を捩って脚を閉じようとする。  
「んー、ちょっとな」  
「や、やだ、恥ずかしいやめてよっ」  
 ガウリイは、自分の精とリナの愛液の溢れるそこに指を差し込んだ。  
「あっ」  
 ぐちゅ くちゅ  
 蜜をかきだそうとするガウリイの指の動きにリナは身を震わせる。  
 ガウリイはかき出したそれに、赤いものが混じっているのを認めると、眉を寄せて考え込んだ。  
「・・・ガウリイ?どうしたの?」  
 ガウリイの手から逃れて、身を起こしたリナは珍しく考え込んでいるガウリイの顔を覗き込んだ。  
「いや、リナ今日痛かっただろ?」  
「えっ、うん」  
 顔をぽっと赤らめて答えるリナ。  
 それが可愛くて、ガウリイはその頬にキスをする。そのままリナを抱きしめると、栗色の髪に顔を埋める。  
 そうしてしばらく、突然ガウリイが身を放して声を上げた。  
「・・・あっ!そうか!!」  
「えっ、な、なに!?」  
 訳のわからないガウリイに、リナは戸惑う。  
 そんなリナにはお構い無しに、ガウリイは一人しきりに頷いている。  
「そっか。そーだったんだ」  
「なんなのよガウリイ!」  
 イラついてきたリナはガウリイの髪をグイッと引っ張った。  
 頬をぷうっと膨らませてガウリイを睨みつける。  
「あ、悪い、いや。  
 お前さん昨日痛いからってリカバリーかけてたよな?」  
「うん」  
 昨日、初めての後、リナはあまりの痛みにそこにリカバリーをかけた。  
「あれ、もうしないほうがいいぞ」  
「何でよ?  
 あたしが痛みに弱いの知ってるでしょ。今だって、いたいんだから・・・」  
 少し恥ずかしそうにリナが言う。  
「ん、多分な、そのせいで処女膜再生しちまってたぞ」  
「へ?」  
「今日またしたら、次やるときまた痛いぞ」  
「ええっ!?」  
 衝撃の事実に、リナが真っ赤になって声を上げる。  
「で、で、でもでもっ  
 だって、じゃあ、我慢するしかないの?」  
 涙を浮かべて聞いてくるリナにガウリイはこくんと頷く。  
「うぅ〜」  
「ま、リナ  
 俺も早く痛くなくなるように協力するから」  
「・・・・・・」  
 俯いていたリナはその言葉に上目遣いにガウリイを見上げる。その瞳はどうやって?と聞いている。  
「とりあえず、リナが慣れるまで付き合うからv」  
「は?」  
「だいじょうぶ、俺体力には自信あるから」  
「い、いや、あの」  
「とりあえず、宿は延長しような」  
「がうりい?」  
 嬉々として一人で話をすすめるガウリイに、リナはあとずさろうとしたが、しっかりと肩を掴まれている。  
「遠慮すんなって、じゃあ、早速」  
「や、やめ、ああん」  

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