「リナ、最近綺麗になったな」
いつもと変わらぬ旅路の途中。三人は森の中の公道を歩いていた。
ガウリイが唐突に言った言葉に、リナは動揺して頬を染めた。
「な、なに言ってるのよガウリイ」
「いやぁ、なんとなく…」
「あっ、でも私もそう思います。リナさんなんだか色っぽくなりましたよね」
アメリアのさらなる言葉にリナは足元の小石を照れ隠しに蹴った。
「二人してからかわないでよ!」
内心思い当たることはなくもないリナは、ひたすら小石を蹴りまくった。
今日は街まで間に合わなかったので野宿になった。
夕食はリナの釣った魚とスープだった。
三人で焚火を囲み、これからの旅路について話していると、
「あっ!」
アメリアの手元が狂って、彼女のスープがリナのジーパンにかかった。
「あっつー!」
「す、すみませんリナさん!」
「ったく、気をつけなさいよ!」
あいにく替えのジーパンはないので、リナは仕方なくあまり普段はかないミニスカートに履きかえることにしたた。
「本当にごめんなさいリナさん」
「いいわよ、そのかわりこれ洗っといてよ」
「…」
リナは無造作にアメリアに汚れたジーパンを投げ渡した。
アメリアがちょっぴり泣きながら洗濯を終えた後、三人は見張りを交代に決めて早々に休むことにした。
最初の見張りはリナに決まり、焚火の側で毛布にくるまりながら彼女は物思いにふけっていた。
(あたし、綺麗になった…?)
思い付くその理由はゼロスとの夜の時間しかなかった。
あれからゼロスは夜中度々リナのところへ忍んで来ては、身体を求めにきた。
リナもそれを待ち焦がれるようになり、来ない日が続くとつい自分で慰めてしまったりしていた。
今ではゼロスとのセックスなしには考えられない。
知らず知らずにリナは快楽の虜になっていた。
(昨日は、こなかった…おとといも。宿だったのに)
ゼロスはリナたちが宿に泊まる時にしか現れない。野宿だとさすがにほかの二人の目があるからだろう。
しかし、この三日ほど連続で宿に泊まったにも関わらずゼロスは現れなかった。
「はぁ〜…」
リナは深く溜息をついた。
見張りを始めて30分。
リナは眠くなって来た。
が、交代までまだ寝るわけにはいかない。
「ちょっと眠気覚ましに行くか…」
すやすやと寝ているガウリイとアメリアを置いてリナは散歩に出た。
空は晴れていて、三日月が光っている。
風は季節柄生暖かく、木々の間を歩きながらリナはすこし汗ばむほどだった。
まださほど歩いていないその時、リナは背後の気配に気付いた。
「ライティング!」
咄嗟にリナは呪文を唱え周囲を照らす。
小さな太陽に照らされたそこには−−
「ゼロス!」
そこには困ったような顔のゼロスが立っていた。
「ひどいなぁリナさん、僕に警戒するなんて。あ、それ消してくれます?」
「な、なによ影から!気味悪いわね!」
リナはライティングをつけたまま怒鳴った。
なんだかんだ言ってもゼロスは仲間ではない。
まして外ならいつ何をされるかは分からないのだ。
魔族として不意打ちを狙っていたのかもしれない。
リナはそれくらいのことはわきまえていた。
「気味悪いだなんてひどいですね〜…」
しかしゼロスは至って緊張感がなかった。
そしてゆっくりとリナに近づいていく。リナはそれにあわせて後退りする。
「な。なによ…近づかないでよ」
しかしゼロスは足を止めない。
リナも後退りし続けていたが、背中が木にぶつかって、さがれなくなった。
ゼロスはリナを追い詰め、彼女の腕を掴んだ。
「いいんですか?そんなに僕に冷たくしちゃって…待ってたんでしょ?」
「な、なに言って…」
ゼロスはそこでリナの乳首を服の上からすっ、と撫でた。
「あっ」
それだけでリナの乳首は服の上から分かるほど固く突起した。
「ほら、触ってほしくてうずうずしてますよ。体は正直ですよね」
ゼロスは嬉しそうに笑った。
どうやら戦いにきたのではないらしい。
となると何しにきたか、答えはひとつしかない。
「こ、こんなところでやっちゃったら皆にばれちゃうじゃない!」
リナは胸を隠すように腕を組んだ。
が、すでにリナはゼロスの虜だった。
リナの秘部はすでに熱くなり、全身の性感帯が研ぎ澄まされていた。
「なら、これ消してくださいよ。別に僕はいいんですよ、リナさんの綺麗な体を明るい所で見たいし」
ゼロスはそう言っていまだに輝いているライティングを指差した。
「…」
ゼロスは本気だということをリナは悟り、ライティングを消した。
急に暗くなり、目が慣れずリナは何も見えなくなった。
目の前は暗闇のまま、立ち尽くしていると、リナは上に着ていたノースリーブを捲くり上げられるのを感じた。
「もうビンビンに固くなってますよ…リナさんてば」
暗闇の中でゼロスの声だけが響く。
「どれどれ」
早速クリクリと乳首をこねまわされ、リナは悶えた。
「あはぁ……ん」
甘い吐息が漏れる。
見えないのがまた感度をいっそう高めていた。
「三日間僕も辛抱してたんですよ…たっぷり楽しませて下さい」
ゼロスも既に息が荒い。
彼ははやる気持ちをおさえるように、リナの乳首を弄んでいた。
「僕がいない間いい子にしてました?」
ゼロスはリナの胸を揉みながら彼女の耳に囁いた。
「えっ…?あ、ぁ…」
質問の意味が分からないのと気持ちいいのでリナは喘ぐことしかできなかった。
またゼロスが、いたずらっぽく囁いた。
「ひとりえっちとかしちゃったんですか?」
ゼロスの言葉にリナはびくっとした。
実は一昨日の夜、我慢が出来なくなってオナニーしてしまっていたのだ。
リナは、目を閉じたままこくり、と頷いた。
「リナさんはいやらしい子ですねぇ」
ゼロスは言葉で責めつつ舌でリナの乳首を転がした。
生暖かい舌が当たるたびに、リナの体には自然に力が入る。
「あぁん、あっ、あん」
ゼロスはリナのスカートをずりあげ、ふとももを撫で回した。
「しかもリナさん、スカートだなんて僕興奮しちゃいます」
さっきアメリアのせいで履き替える羽目になったのだが、リナは今やアメリアに感謝していた。
ゼロスは片手は胸を揉みながら、もう片方の手で外ももや膝をたっぷり愛撫したあと、ゆっくりと内ももに移り、付け根に向かって上っていった。
ぞわぞわとリナの背中に鳥肌が立つ。
ゼロスの指がパンツの上から秘部に触れた。
「あぁ…!」
「おやおや、もうパンツもグチョグチョですよ」
ゼロスはリナのスカートはそのままでパンツだけ下ろした。
割れ目をゆっくりとなぞると、それだけでピチャピチャッといやらしい音がたつ。
「あぁ、そこはっ…」
リナは快感のあまりゼロスに抱き着いた。その時。
「リナー?」
「リナさぁん」
遠くからガウリイとアメリアの声がして、リナは固まった。いなくなったリナを探しに来たのだ。
「ゼロスっ…」
しかしゼロスは構わずリナのあそこをいじり続けた。
「ゼロス…二人が、あぁっ、あん、あん、、」
クチュ、クチュっ
ゼロスの指はリナの充血したクリトリスを摘み、やさしくいやらしく刺激し続けた。
「どうします?リナさん…」
ピチャッ、クチュ、クチュ
「あぁ、いやぁ、見られちゃうよぉ」
ズブっ、とリナの中に指が入る。
「やめますか?」
「リナー」
ヌチュッ、グチュ
「リナさーん」
「どうします…?」
クチュッ、クチュ
「リナぁ」
ヌチャ…
「さあ…?」
掻き回される快感の渦と、二人に見られる危機感でリナはわけがわからなくなってしまった。
が、わけが分からないときは欲望に忠実になるのが人の性なのか、リナは頭を左右に振った。
「もっと掻き回してぇ!」
その時。
「リナ?」
いつのまにかガウリイたちがそこまで来ていた。
アメリアのライティングが煌々とその場を照らしている。
「ガウリ…」
リナの頭の中が真っ白になった。
あらゆる言い訳が頭の中を駆け巡る。
ガウリイ、これは違うのと言いかけたその時。
「リナさんいませんね」
アメリアは言い、溜息をついた。
「どこいっちまったんだろうな」
ガウリイも言い、きょろきょろあたりを見回す。明らかに側にあられもない姿のリナとゼロスが抱き合っているのにだ。
リナがわけがわからずきょとんとしていると、
「見えてませんよ。僕たちの周りは実は異空間ですから」
ゼロスがあっさりと解説した。
「えっ…」
「お楽しみを邪魔されたくないですからねぇ」
「そんな、ゼロスっ、あ、あぁ」
リナは驚かされたことに怒ろうとするが、彼女の中にある指が動くと、すぐとろけてしまった。
「リナさん、そろそろ僕も気持ち良くして欲しいなぁ」
ゼロスは指をクチュクチュ動かしながら言った。
ゼロスの股間は先程から待ち切れないといわんばかりに盛り上がっていた。
「えっ…でも、あぁ、ガウリイがぁ…あん」
「見えてませんよ。声も彼には聞こえない」
「でも、あっ、んん」
「リナさんがしてくれないと、リナさんのここに入れてあげられませんんよ」
言ってゼロスは指を抜く。
リナは一瞬ためらったが、ガウリイたちもすぐいなくなるだろうと考え、二人の目の前で立っているゼロスの前にひざまづいた。
「どうするか?アメリア」
カチャ…とリナはゼロスのベルトを外して、ズボンを下げる。
「リナさんのことだから心配ないと思いますけど」
そそり立つゼロスのそれを取り出し、いつものように頭にキスをした。
(ガウリイがそこにいるのに…)
舌先でチロチロといやらしく頭を嘗める。
「どうします?戻って待ちますか?」
ちゅるっ…ちゅぱっ…
吸うように唇を上下させながら、舌を巧みに動かす。
「リナさん、いいです…」
じゅるっ、ちゅば、ちゅば
ガウリイを視野にいれつつリナはゼロスの肉棒に舌を巻き付ける。「もうちょっと探してみようぜ」
生き物の様に絡み付くリナの舌にゼロスはたまらず、先からは我慢汁が溢れた。
「うっ、あぁ、りな、さん…」
ゼロスが快感に酔い、一気にその波が高まった。
が、ガウリイたちその場から遠ざかると、リナはゼロスから口を放した。
アメリアのライティングも遠ざかり、またあたりは暗くなった。
去る二人…いやガウリイのことがやはり気になり、リナはゼロスへの奉仕に集中できないでいたのだ。
こんなことしてて、本当にいいんだろうか…
リナは遠ざかる光を振り返る。
その時グイッ、とゼロスの手がリナの頭を無理矢理再び自分の股間に向け、くわえさせた。
「うっ…」
「何よそ見してるんですか?」
ゼロスは声こそ単調だが、嫉妬心で煮えたぎる思いだった。
リナは再びゼロスのそれをしゃぶりはじめた。
しかしガウリイのことがなかなか心から消えない。自然と舌の動きも鈍くなる。
ゼロスはリナの顔を離し、立ち上がらせた。
ゼロスはリナを木に押し付け、詰め寄った。
「リナさん、何考えてました?」
「え、別に…」
「ガウリイさんのこと考えてたでしょう」
リナが答えられず黙っているとゼロスはすっ、と目を細めた。
「僕、妬いちゃうなぁ…」
ゼロスはリナの右脚を思い切り開き上に持ち上げた。
体の柔らかいリナの脚は難無く上がり、秘部が無防備な姿を晒す。
自分のしている猥褻なポーズにリナの体は再び疼き出した。
ゼロスの視線に誘発され、蜜が溢れ出す。
ふとももを伝う透明な液体は止まらず、足首まで垂れていった。
「すごくトロトロですねぇ…」
リナは恥じらいで顔を染めつつ、潤んだ瞳でゼロスを見上げた。
「ゼロス…入れてくれないの?」
しかしゼロスは答えず、嘗めるようにリナを見回しているだけだ。
黙って見られているとリナはたまらなくなってしまった。
「ゼロ…」
ゼロスを求めてリナが再び懇願しようとすると、
「こぉんなイヤらしいリナさんの姿、ガウリイさんにも見せてみようかなぁ…」
「…えっ?」
「普通に外からも見えるようにしちゃおうかなぁ」
ゼロスの言葉にリナは耳を疑った。
ゼロスはニヤニヤ笑いながら、自分自身をリナの蕾にあてがう。
「じ、冗談だよね、ゼロ…あっ」
潤ったリナの蜜壷はなんなくゼロスを受け入れた。
「あ、はぁ…ん…」
波の様に押し寄せる快感は、リナの子宮を突き上げた。
ゼロスが腰を動かし始めると、その動きに連動して快感が強弱変化する。
森の中、自然の風を感じながらリナは自分が動物にでもなった様に感じ始めていた。
「繋がってるときのリナさんの顔、かわいいですよ。
…僕だけ見てるの勿体ないですよねぇ。
ガウリイさんとアメリアさんにも見せてあげましょうか」
「え、ちょっと…」
そのとき、タイミングが良いのか悪いのか、さっきガウリイたちが去った方向から再び人がやってくる気配がした。
(ガウリイ!?)
リナの僅かな理性は最悪の事態を予想した。
ガサッ…
しかし、その時茂みから出てきたのは野ウサギだった。
野ウサギは不思議そうにゼロスとリナを見つめ、また茂みの中に入ってしまった。
リナは安堵の溜息をついたが、緊張が緩んだ一瞬を再び甘い快楽が捉らえた。
「ひぃ…あ、あぁあ…」
「いい声ですね」
グチュっ、グチュ
「気持ちいいですか…?」
「う…ん」
リナは声を絞りだし、ゼロスの背中に爪をたてた。
パンパンックチュ、クチュ
当たる音と喘ぎ声だけが夜空に響く。
「もっとしてほしい?」
続くゼロスの質問に、リナは黙ってこくりと頷く。
「ガウリイさんはこんなことしてくれませんよね?」
「…」
欲望にまみれたリナのはガウリイの話はもうどうでも良かった。
もっと、もっと快感が欲しい…
「ガウ…リイは…いいから」
「なんですか?」
「ガウリイは…いいから、もっと…」
「もっと?」
「ゼロスが欲しい…」「ガウリイさんより僕がいいんですね?」
リナは大きく頷いた。
ゼロスはそれを見て勝ち誇ったように笑った。
「…だそうですよ、ガウリイさん」
「え…?」
ゼロスの視線の先を追うと−−呆然とした顔のガウリイが立ちつくしていた。
ガウリイは自分の見ている光景が信じられないようで、ぽかんと口を開けて見ている。
「がうり…あ」
「もう腰ガクガクですねぇ、リナさん。イッちゃいますか?」
クチュっ、グチュ
ガウリイの視線を痛いほど感じつつも体は逆らえない。
それどころか罪悪感と恥じらいで一層感じてしまっていた。
「あぁっ、あ…見ないで…見ないでガウリ…あふ、はぁ、はぁ…」
ゼロスもガウリイに見せ付けていることでより興奮しているのか、勢いが増している。
クチュクチュ、クチュ
ガウリイの顔が真っ赤になっていくのがリナの視界に入った。
恥ずかしさと快感が最高潮に高まった。
「いやぁーー、イクゥゥゥゥゥっ!」
「リナ!」
イク寸前、ガウリイは二人に走り寄り、思いっきりゼロスをリナから引きはがした。
「リナ、な、な、な、なにやってん…」
「ガウリイ…」
顔を上気させ、乳房をあらわにしているリナの姿を見て、ガウリイは唾を飲み込んだ。
しかし頭を振って雑念を追い払う。
「な、おい、こんな…」
イクことのできなかったリナは不完全燃焼のまま、ふらふらとガウリイに倒れ込んだ。
「イキたぁい…」
「な、なに言ってるんだ、リナ、おい」
ガウリイは状況が飲み込めないものの、リナの姿に段々興奮してきていた。
「何するんですか!?どいてください!」
その時復活したゼロスがガウリイを突き飛ばした。
「僕とリナさんの楽しい時間を見るのは構いませんが、邪魔するのはいけませんね」
ふらふらしたリナを抱き締め、ゼロスはガウリイを睨み付ける。
「な、何言ってんだ!無理矢理リナのこと犯してたんだろ!?」
ガウリイは立ち上がり怒鳴る。しかしゼロスは構わず、
「大体、聞いたでしょ。リナさんはガウリイさんより僕のほうがいいんです。ね?」
「イカせて…」
リナは行き場のない欲望を持て余し、ゼロスにしがみつく。
「じゃ、ガウリイさんにも見せ付けたことだし、邪魔の入らないところでやり直しましょうね」
ゼロスはリナを連れて再びガウリイの見えないどこかに行こうと、何か呪文を唱え始めた。
「待てよ!」
しかしガウリイも大人しくそう行かせるはずがない。
ゼロス呪文を唱え終える前に再びリナを取り上げ、未だにぼんやりしている彼女に向かって怒鳴った。
「リナ、俺がイカせてやる!」
「ガウリイ…」
ガウリイはリナに唇を重ね、やさしく舌を絡めた。
ガウリイの暖かい腕に抱き締められ、リナは自然と落ち着きを取り戻し、彼の長い金髪をぎゅっ、と握った。
ガウリイは、ゼロスに汚されたリナの体を自分が抱くことで水に流してしまおうとするかのように、リナの体を愛撫した。
「リナ…」
ガウリイはリナの首筋に舌を這わせ、その小さな胸の谷間へとくだっていかせた。
微かな刺激だが、リナはガウリイに初めて与えられるそれに、徐々に興奮を高めていった。
「あ…ガウリイ…」
リナはさっきの悶えぶりは嘘の様に、ガウリイに身を任せている。
ガウリイはゼロスの様に激しく責めはしなかった。
しかし何よりリナ自身抱かれていて安心感があった。
「ガウリイ…ガウリイ」
リナは優しくガウリイの背中を抱き締めた…。
「あ…、あ、あぁあん!」
と、突然リナは激しく喘ぎ、ガウリイの背に爪を立てた。
ピチャ、ピチャ…
水が滴るような音に、ガウリイがびっくりして見回すと、ゼロスがしゃがんでリナの股間に顔を埋めていた。
舌でその秘部を丁寧になめ回している。
「ゼロス、お前…!」
ゼロスは口を離し、舌なめずりをしてガウリイを馬鹿にするように笑った。
「そんなまどろっこしいやり方でリナさんが満足すると思うんですか?
なぁんにも分かってないんですね」
ガウリイがリナを見ると、その顔は今まで見たことのないほど色っぽい顔をしていた。
ピチャピチャ音がする度にリナは顔を歪ませたり、強張らせたり、とろけるような甘美な表情を見せたりした。
「あぁ、ん、…はああ、ゼロスぅ、指入れてぇ…」
「はいはい、しょうがない子ですね」
ガウリイはリナがゼロスの名前を呼んだのを聞いて、今まであった穏やかにリナを抱きたい気持ちが消えた。
「リナ!」
ガウリイはリナの乳房にむしゃぶりつくと、舌で乳首を激しく転がした。
ちゅば、ぴちゃっぴちゃ
「あぁん、あ」
リナは息を荒くし、たまらず上半身をよがらせた。
と同時にゼロスの指がリナの中にあっさりと入り、クチュクチュと掻き回し始める。
「あっ、あっ、、あぁ〜ん」
リナは胸と局部を同時に責められ、思い切りのけぞった。
ガウリイはリナのノースリーブを無理矢理脱がせ、ゼロスを蹴飛ばしてリナからまた離れさせた。
「ガウリイさん、いい加減にしないと僕も怒りますよ!」
ゼロスが怒鳴るがガウリイは気にせず、リナを乱暴に押して木に抱き着かせた。
後ろ向きにお尻を突き出させ、スカートをめくると形の良いお尻がぷるん、とあらわになる。
「いやぁ〜、恥ずかしいよ、ガウリイ」
「リナ、今イカせてやるよ」
ガウリイはそう言って自分の一物を取り出した。
それは既に充血して硬くなっており、先はもう濡れていた。
そしてそのモノをバックから突くように挿入する。
ズブズブっ
「あぁぁぁぁぁん!」
リナは悲鳴のような声で鳴いた。
グチュっ、バコッ、バコッ
ガウリイのうねるような腰使いにリナは膝がガクガクいいはじめた。
「イイ…イイよお、もっと…奥まで突いてぇ〜!」
「リナの中熱い…すげー気持ちイイぜ!」
リナは髪を振り乱して悶えた。
ゼロスは二人の様を見ていて、最初ガウリイを殺してやろうかと思ったが、見ているうちに犯されているリナを見ているのも悪くないと思い始めた。
しかし相手がガウリイというのは問題だ。
(…リナさんはとられるわけにはいきませんね)
「あぁ、ガウリイ、もっと突いてェ」
リナは上半身を段々下げて行き、木から手を離して地面に手を着いた。
その時はぁはぁと息を荒くするリナの口に、何かが突っ込まれた。
「うっ…」
見るとゼロスの一物だった。
いつの間にかゼロスがリナの前にひざまずいて自分自身をリナの口に入れている。
「リナさん、こっちの口がお留守ですよ」
「ん…」
リナはわけがわからないまま、本能で必死に舌を動かした。
ちゅぱ、ちゅぱ、くちゅ
「ホント上手ですね、リナさん」
ゼロスはリナの頭を撫でた。
しかし下の口を突かれながらまた口でやるのは大変だった。
たまに快感で体から力が抜け舌の動きが止まってしまう。
「リーナーさん、あとでいっぱいあげるから頑張ってください」
「ん…あぁ、ん」
しかしガウリイの腰の動きもますます速さを増し、リナは下半身が熱く、自らの腰も自然と動いてしまう。
ぱんぱんっ、ぱんっ
リナもガウリイももはや頂点まで達しようとしていた。
「リナ…イキそうだっ!」
「ん、んーーーっ!」
ゼロスのモノをくわえながらリナは悲鳴をあげ、果てた。
同時に下半身から異物感がなくなったかと思うと、背中に熱いものが勢いよくかけられた。
果てたリナはがっくりと膝をつき、ゼロスからも口を離す。
ガウリイも出し切ってしまうと膝をつき、リナを抱き締めようとした。
しかし、すかさずゼロスが今度はリナを地面に押し倒した。
「じゃ、今度は僕の番ですよ」
リナは目を細く開けゼロスを見上げた。まだ彼女の息は上がっている。
「ゼロス、あたし…壊れちゃう…」
「でもリナさんだけイッちゃってずるいですよ。しかも僕以外のくわえ込んじゃって」
ゼロスは穏やかに言いつつも嫌と言わせない雰囲気でリナの足を開いた。
「入れたばっかりだからまだビチョビチョですよ」
「いやぁ…」
ガウリイのモノを入れたばかりでリナの秘部は敏感になっていた。
さっそくゼロスのそれをあてがわれただけでリナはのけぞった。
「あぁ、待って、待ってぇ…」
「すごい、ヒクヒクしてる…行きますよ」
グチュっ…
容赦なく入ってくる感覚はいつもの何倍にも感じられ、リナは激しく悶えた。
「いやぁぁ、、すごっ…」
暴れるリナをゼロスは押さえ付けようとするがなかなかうまくいかない。
「ガウリイさん、押さえててくれません?」
ガウリイは特に邪魔をすることなく、むしろさっきから食い入るようにリナを見つめていた。
「お、おぅ」
何故かゼロスと敵対していたことも忘れ、ついガウリイは快く返事をしてしまった。
ガウリイはゼロスと向き合うように座ってリナの体を押さえ付けた。
拘束されたリナはいやらしく、妙になまめかしく、ガウリイの下半身は再び熱く硬くなってきた。
「あぁ、あぁ〜んっ」
そんなガウリイをさらに刺激するようにリナは甘い悲鳴をあげて喘ぎ始める。
ズチュッ、グチュ、クチュッ…
ゼロスが動き始めた。「ん、ん、いやぁ…」
リナは押さえられながらも、反り返ったり体を揺らしたり、その度に小さな胸がプルブル揺れた。
「リナぁ!」
ガウリイは揺れる胸を見ていて我慢できず、乳首にしゃぶりついた。
ちゅぱっ、ぴちゃ
リナはたまらず頭を振りながら抵抗しようとするが、もちろん意味がない。
「あぁ、はぁん、ずるいわよぉ…二人がかりで」
そんなことを言っている間にゼロスのピストン運動はますます速さを増してきていた。
蜜壷の中を擦れるゼロス自身は、子宮の奥まで突いてきていた。
「あぁん、あぁ、イク、またイッちゃうよ」
「僕もイキそうかも…」
ゼロスも一度イキかけていただけに、早かったのかもしれない。
二人が絶頂を迎えようとしたその時、ガウリイはさっきのゼロスの様にリナの口に自分自身をねじこんだ。
それと同時に、リナは声にならない悲鳴を上げた。
(イクゥゥウゥー!)
そして次の瞬間ゼロスも果てた。
「まったく一体昨日は二人ともどこに行ってたんですか?」
アメリアは怒りながら朝食のスープを飲み干した。
さわやかなはずの森の朝も、ガウリイとリナには関係ないようだった。二人とも妙にグッタリしている。
「リナさんがいなくなったと思ったらガウリイさんもいなくなっちゃうし、私が探し疲れて帰ったら二人とも寝てるし」
口の周りをふき、アメリアはスープカップを膝の上に乱暴に置く。
「きーてるんですか!?」
「聞いてるわよぉ…」
「聞いてるよ」
死にそうな二人の返事にアメリアは眉をひそめた。
「なに疲れてるんですか?」
ガウリイはぽりぽり頭をかきながら
「いやー…なんか凄く疲れる夢見たんだよ。夕べの事とか記憶なくて怒られても分からないし…」
しかしアメリアは納得しないようだ。
「リナさんは!?」
「へ?あたし?あ、昨日はなんか寝ぼけてたみたいで〜」
「馬鹿にしないでください!」
どうやらアメリアは本気で怒っているようだった。
リナはとりあえずアメリアはほうっておくことにした。
ゆうべゼロスとガウリイにあれから何回もやられ、さすがに三人ともグッタリした後、ゼロスはガウリイにあれから何回もやられ、さすがに三人ともグッタリした後、ゼロスはガウリイの記憶を夢としてすり替えたのだった。
(やっぱり宿で誰にも邪魔されないときにしましょうね。…でも、ちょっと燃えちゃいましたね)
ゼロスはのんきにそう言って去っていった。
リナは未だにじんじんするような局部に気付かないふりをして、干してあるジーパンを取った。
「アメリア、洗濯してくれてありがと」
「洗濯させたんじゃないですか」
ぶつぶつ言うアメリアは無視し、リナはジーパンを履こうとした。が、気付いた。
(パンツはいてなかった…)
一体どこに落としっぱなしなんだろう…。
スカートについているたくさんの不自然なシミがバレる前に、リナは慌てて履き変えた。
「さ、食べたらさっさと街に向かうわよ!
野宿はやっぱり嫌だわ」
今晩は宿でもさすがに来ないかなぁ…と思いつつ、リナは元気良く言った。
糸冬