「オーホッホッホッホッ」  
その笑い声は突如として闇の中に響いた。  
「誰!?姿を見せなさい!!」  
そう叫ぶものの相手の姿は見えない……一体どこにいるの?  
「リナが唯一怯える相手だからどんな人かと思ったら意外と普通ね…」  
かまわず声の主は言葉を続ける。また妹関係か…かなり近いとこに居るようなのだが……ん?  
「ちょっと、あなたスポットの小屋で何やってるの?」  
小屋の中でふんぞり返っているらしい女に声をかける。  
「ふっ。胸がつっかえて出れなくなったのよ!」  
…………。  
「あぁぁあぁ!?待って行かないでぇぇ!!」  
ゔっ…見なかったフリしようかと思ったんだけど。取り敢えず奥で潰れているスポットが可哀相なの 
で出してやる事にした。  
「ふっ…掛かったわね!!」  
その瞬間足元の土が膨れ上がり何かに体を拘束された。  
しまった!?余りのアホさ加減に油断したわ!!拘束している物を確認しようと上を見上げ…。  
「なっ!?クラゲ〜!?」  
思わず素っ頓狂な声を上げる。  
「只のクラゲじゃないわよ!私…白蛇のナーガの愛用のクラゲなんだから!!」  
小屋の中からナーガが叫ぶ。  
力イッパイ突っ込みたいところなのだが、不思議と体が動かない。  
これは…電気クラゲか!?  
「ふふっ…思う存分味わいなさい!!」  
ナーガの声に応えるようにクラゲの足が私の服を剥ぎ取った。  
 
「ちょ、ちょっと!?やめなさい!!」  
慌てたようにナーガが叫ぶ。どうやら『愛用』違いらしい。抵抗しようとする私に微弱な電流が流れる。  
「あ…っ、んんっ」  
体がうずうずする…何か…変…。ビリビリとした刺激が胸に四肢に下腹部に伝わってくる。  
「……ぁ、はぁぅ」  
脳まで痺れているようで艶っぽい声が漏れた。もっと敏感な部分を刺激してほしい…。  
「まったく困った子ね、あら…もうこんなになってる」  
いつの間にか小屋から抜け出していたナーガが私の下半身を覗きながら笑う。  
ムカツク…けど、今はそれどころじゃない…。  
クラゲの足が私の体を撫で回す。  
……ズリュ…  
「うぁん!もっと…ぉ」  
一瞬敏感な部分に触れた足を追い掛けるように腰が震える。お願いもっと触って…気持ち‥いい。  
そんな私の顔を見てナーガが笑みを浮かべて近づいて来た。  
「もっと…何?」  
「……さ…わって」  
「どこを?」  
「……………」  
「ここ?」  
…チュク…クチ…  
「あぁ!!ひぁあん!」  
いきなり肉芽を摘まれた強い刺激に腰が波打つ。摘まれたままのそれをどうにかしようとするが思うよ 
うに体が動かない。それどころが藻掻けば藻掻くほど指がぬめって気持ちいい。  
「あらあら、自分ですり付けていやらしいわね」  
 
ナーガの顔が胸元へと近づいて先端の突起を口に含む。  
手は肉芽に触れるか触れないかの位置。  
「ん、はぁ…いやぁ」  
乳首を甘噛みされる度に嫌がっているフリをして肉芽を手に触らせる。  
だめ…こんなんじゃ…イケない…。  
「お願…い…止めて…」わざと下出になり言ってみる。  
「嫌よ…私をイカせたら止めてあげる」  
そういうとナーガは私をクラゲの上に寝かせ69の態勢をとった。相変わらず私の四肢はクラゲに捕まれ 
ている為、顔の上にナーガがまたがる。  
私は舌を突き出しナーガの肉芽をなぞるように舐め上げた。  
「んんっ」  
ビクリとナーガが反応する。両手が使えない為どうしても稚拙な動きになってしまう。  
一方ナーガの方は両手を使い肉芽の包被を剥くと男性器を愛撫するかのようにヌプヌプと口に含み舐め擦る。  
「なっ!?あぁ!!やっ、ダメ!だめぇぇ!!ふぁ、イク!いくぅ」  
私が叫んだ瞬間ナーガは口を離した。  
「なっ!?なんで止めちゃうの!!」  
あと少しのとこでイケなかった悔しさから思わず声を荒げた。  
 
「どうせならお互い気持ちよくなりたいじゃない?」  
ナーガは一度起き上がりそういうと、正常位で私に覆いかぶさり肉芽を内股にすり付ける。  
…にゅる…じゅり…  
既にぐちゅぐちゅの下半身をナーガの太股によって刺激される。  
「んんっ…ぅあ」  
……クチ‥クチュ  
お互いの肉芽が擦れあった瞬間クラゲの足が身体の中に入って来た。ナーガも同様に足を受け入れている。  
…ニュ…ヌコ…ニュチ…  
「んぁ…はぁ一緒に…気持ちよく…なりましょ?」  
ビリビリと身体の際奥が刺激されるままにナーガが腰をすり付ける。抵抗する統べもなく身体が反応し、じゅぷじゅぷと愛液が溢れだしてくる。  
…グッ…グプ…ジュリ…グッ  
「はっ、ああぅ…も‥だめぇぇ!!」  
「んぁう…いっ…いぁ」  
『いくうぅぅぅぅう!!』  
…ビュ…ビュル  
散々焦らされた私は潮を吹き快感の余韻に浸………ってる場合じゃない。  
「あなた…私に何の用なの?」  
まだハァハァと肩で息をしているナーガの首に手を回し、ドスの効いた声で聞く。  
「……ふっ…お腹が空いたから妹と知り合いのよしみで何かくれないかな〜?っと」  
…はっ?………汗が頬を伝う。  
「このクラゲは?」  
「犬の餌取るつもりで…」  
…だから……犬小屋に居たのか………。  
 
 
その後、スポットの小屋の横にナーガの小屋が出来たとか出来ないとか……。  
めでたくなし、めでたくなし。  

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