盗賊いぢめを終えてお宝をあさっている時に、リナは小さな子瓶を割った。  
「あっちゃ〜」  
リナは台無しになったものに、眉をしかめた。  
中から液体が零れて地面に染みを広げ、何か甘いような匂いがその部屋を満たしていく。  
「何かしらこれ?香水?」  
匂いは決して不快なものではなく、心地よいものだった。くんくんと匂いをかいでいたリナは、破片のうち、ラベルのついている部分を拾い上げた。  
液体が少し、滲んでいるが読めないことはない。  
「えっと、なになに?  
 ・・・・・・・・・・・・び、びやくぅっ!?」  
そういえば、なんだか身体がぽかぽか・・・というより熱くなってきた。頭も眠りに落ちる時のように少し霞みがかったよう。  
「やばい・・・」  
集めていたお宝も放り出して、リナはその甘い匂いの充満した部屋を飛び出た。  
盗賊のアジトを出てすぐ、へたり込むリナ。  
「はあ、・・・こんな所じゃ・・・」  
荒くなった息の下、リナは自分を抑える。  
薬の効果で、つんと立った乳首が動くたびに服に擦れてしまう。足の奥も、時折きゅんと疼いて思わず動きが制限される。  
でも、こんな所では自分で慰めることもためらわれる。  
早く宿に戻らなければ。  
 
「あ〜もう」  
悪態をつきながら、リナは火照った身体を奮い立たせて立ち上がると着た道を戻る。  
もしかしたら自分の持ち物の中に何かいい薬があったかもしれない。  
最悪、気付け薬でいいだろう。  
よたよたと歩くリナがいくらも進まないうちに、その歩みを止めることになった。  
「リナ」  
「ガ、ガウリイ・・・」  
自分を見下ろす自称保護者はいつもののほほんとした顔ではなく、怒っていた。  
「お前さんは、あれほど言ったのに」  
「う・・・」  
リナは焦った。  
説教をはじめられてはたまったものではない。  
早く宿に帰ってこの疼きをどうにかしなければいけないのに。  
しかも、ガウリイを見ていると、火照りはますます強まり彼にどうにかして欲しいと思いそうになる。  
あの大きな手で触れて欲しい。全てを。  
「っ!」  
 
ぴったりと閉じていた足の奥から何かが溢れて下着を濡らした。  
「ガウリイ、もうわかったから早く帰ろう!」  
「リナ!反省してないな!」  
立ちふさがるガウリイをすり抜けて宿に帰ろうとしたリナをガウリイは捕まえる。  
リナは、捕まれた腕が熱くて痺れるようで、ますます身体が疼く。  
そんなリナの状態をわかっていないガウリイは、リナの腰を左手一本で抱え上げると、そのお尻に振り上げた右手を打ちつけた。  
 
パシィンッ  
 
「ひきゃっ」  
「今日という今日は、お仕置きだ」  
思わず悲鳴をあげたリナをガウリイは更に叩く。  
「いたっ、いたいっ」  
リナが訴えてもガウリイは全く手を止めずにお仕置きを続ける。  
ムダだと悟ったリナはせめて悲鳴は上げるまいと唇を噛み締めた。  
しばらく、森にガウリイのリナの尻を打ち付ける小気味良い音が響く。  
そうしてリナはいつしか痛みが薄れてきた。それは麻痺してきたのかと思ったが、痛みの代わりに別のものがゆっくりとリナを侵していた。  
 
(うそ・・・なんか、きもちいい?)  
激しく叩かれるたびに、そのすぐ下の花弁がきゅんと締まり、蜜を吐き出している。  
確かに痛いのだが、それと同時にリナは快感を感じていた。  
(なんで・・・こんな・・・  
 媚薬のせい?・・・あっ)  
 
「あんっ」  
 
思わず零れたリナの嬌声に、ガウリイが振り上げた手を止めた。  
「リナ?おまえ・・・」  
 
――パシン、パシンパシ  
「・・・ああっ、あん、あん」  
 
再び打ち付けられるとそれに合わせてリナが声を上げる。  
「とんだ変態だな」  
「あっ、ちが、あん」  
否定をしながらもリナは叩かれるたびに喘ぐ。  
「これじゃあお仕置きにならないな。  
 リナは叩かれて歓ぶ変態だったなんてな」  
「きゃっ」  
ガウリイがリナを支えていた腕を放し、リナは草の上に落とされた。  
座り込んだまま、リナはガウリイを見あげ、違うと呟いて首を振る。  
「何が違うんだか・・・乳首もこんなに立てて  
 ズボンまで濡れてるじゃないか」  
ガウリイの視線の先、リナのズボンの足の付け根のあたりは少し色が変わっていた。  
「あっ」  
 
恥ずかしい染みを隠そうと、リナはそこを手で覆った。それがいけなかった。  
少し触れた手が身体に甘い痺れをもたらし、リナの理性に穴を開けた。  
「ん、・・・」  
勝手に動き出した手はリナのそこを擦りだし、染みを広げる。  
「おいおい、今度はオナニーか?」  
ガウリイの呆れたような声。  
リナは自分の痴態に愕然としてガウリイを見上げる。ガウリイの青い目は自分を慰め続けるリナの右手をじっと見ている。  
「いやっ、見ないで・・・はぁ」  
「見せといて何言ってるんだ?  
 全くホントにいやらしいな」  
嘲るようにガウリイが言い、その言葉にリナは顔をより赤く染める。  
それでも右手は止まらずに刺激を与え続ける。  
濡れたズボンの上からぷっくり膨らんだ肉芽をくりくりと弄りながら快感に吐息を漏らす。  
「はん・・・いや、・・・はぁ、はぁ」  
次第にたかまっていきながら、リナはガウリイの刺すような視線を感じていた。  
(ガウリイに見られてる・・・こんな・・・恥ずかしいあたしを)  
「あ、ああ・・・」  
 
ガウリイの視線を感じながらリナは更に快感を高めていた。  
(見られてる・・・女のあたしを・・・ガウリイ)  
「はぁはぁ・・・見て、もっと見てぇ」  
いつの間にかリナの右手の動きは大胆になり、ガウリイの目の前に突き出すように股を広げて自慰をしていた。  
「ああん、ガウリイ、ガウリイ・・はん、はぁん」  
クチュクチュクチュ  
布地に吸いきれないほどの蜜を溢れさせながらリナは身悶える。  
「とんでもない変態だな。  
 保護者の言う事は聞かないし、リナがこんなに悪い子だったなんてな」  
「ああんっ」  
ガウリイに言葉で嬲られてリナはイッた。  
今までの自慰とは比べ物にならないエクスタシーにだらしない顔で呆然としている。  
「これは本格的にお仕置きが必要だな」  
笑いを含んだ声でそう言ったガウリイが近づいて来るのをリナはただ黙って見つめていた。  
 
「あっ」  
ガウリイの大きな手がリナに伸びる。  
一度イって薬の効果から理性を少し取り戻したリナは自分の痴態に我に返って逃れようとするが、身体に力が入らない。  
あっさりと捕まり服をはがれる。  
「やだっ」  
抵抗しようとした手は額のバンダナでひとつに結ばれ、手ごろな木の枝に吊り下げられてしまった。  
リナは爪先だけが何とか地面につく格好で、そんなリナをガウリイは冷ややかに見つめる。  
「くうっ・・・ガウリイ、ほどいて・・・」  
リナは吊り下げられた手首の痛みにうめきながら懇願するが、それが叶えられることはない。  
ガウリイはリナのショートソードを拾い上げると、リナの身体を隠す下着にその刃をあてた。  
「や、いや」  
「動くと余計な所も切れるぞ」  
恐怖と羞恥にかすかに震えるリナをあざ笑うかのようにガウリイはリナの下着を切り裂いていく。  
 
終に身体を隠すものが何一つ無くなったリナは恥ずかしそうに目を伏せて俯いたが、ガウリイはそのリナの顎を掴むと上向かせた。  
「・・・んっ、んふ・・・んん」  
噛みつくようにリナの唇を貪る。  
「ふあ・・・」  
ようやく解放されたリナは唇の端から混ざり合った二人の唾液をこぼしながら、荒い息をついた。  
キスの刺激に、媚薬の効果が再び襲い、リナの身体を熱くしていく。  
熱に浮かされたリナの目に、ガウリイの取り出した一物が映った。  
「・・・っ!」  
ぴんと反り返ったそれは大きく、グロテスクで、初めて目にするリナは思わず息を飲んだ。  
「どうした?欲しいのか?」  
ガウリイはそれを見せ付けるようにリナのお腹のあたりに押し付ける。  
「あ・・・」  
違うと、リナは言おうとしたが口にはできなかった。  
目はそれに釘付けになったまま、足の間に蜜がまた溢れてくる。  
もじもじと、足を擦り合わせるリナの小さい胸をガウリイが撫でる。  
「あんっ」  
「リナ、どうして欲しい?」  
「ああ、そんな・・・」  
リナは体の奥から沸きあがってくる欲求に歯を食いしばった。口を開くとはしたない事を言ってしまいそうで。  
そんなリナを笑うと、ガウリイはリナの白い足をグイと持ち上げた。  
「ああっ、いや!」  
蜜が溢れてぬらぬらと妖しく光るそこを晒されてリナは悲鳴を上げた。  
「すごい濡れてるな・・・自分であんなに弄ってたしな、豆もぷっくり膨らんで」  
「やだぁっ」  
恥ずかしさにリナは涙をこぼす。  
ぬちゃ  
卑猥な音と共に、リナの濡れたそこにガウリイのものがあてがわれる。  
 
「あ、あ・・・」  
くちゃ、くちゅ  
ゆっくりと擦りつけられて、リナが目を見開いてそこを見る。  
リナのそこは期待に更に蜜を溢れさせてリナの白い臀部に伝い落ちていく。  
「リナのここ、パクパク開いてもの欲しそうだな」  
「あぐうっ」  
ずぶ  
突然ガウリイがリナの中につきたて、リナはその痛みにうめいた。  
ず、ずず  
ガウリイはそんなリナに遠慮なく腰を推し進める。やがて全て収め終えると、遠慮なく動く。  
「くあ、あ、ああっ」  
初めての痛みと、揺さぶられるたびに木に擦れる背中の痛みにリナは悲鳴を上げる。  
「あぐ、あ、痛いっ」  
「リナは痛いのも好きなんだろう?」  
「あうっはあんいやあ」  
やがて、激しく突き上げられるうちに媚薬の効果も手伝って、リナの身体を痛みよりも快感が上回っていく。  
「ああん、はんっひああん」  
リナはそれまでガウリイのされるがままだった不安定に揺れる腰を自ら振りたてていく。  
そんなリナの臀部をガウリイの手が打ちつけた。  
「ああんっ」  
その行為にすら歓喜の声を上げてリナは白い喉を反らせる。  
「叩かれるのがそんなにいいのか?俺のをぐいぐい締め付けて」  
「はあん、あんあん」  
ガウリイに叩かれるたびにリナは咥えたガウリイのものを締め付けて嬌声を上げた。  
「き、気持ちいいのっ。ひあんっ、もっともっと、かき回してぇっ」  
「はっ、この変態が!」  
罵るガウリイに、リナはよだれをこぼしながら応える。  
「そうなの、あん、リナは変態なの!  
 だから、もっと・・ふああん、あひいっ・・・もっといじめてぇ」  
やがて、リナは一際高い声を上げて達した。  

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