「うへぇ〜・・・参ったわね〜びちょびちょだわ〜」  
先ほどから降りだした雨が大粒になってきた頃、近くにあった洞窟に辿り着いた。  
「何言ってんだよ・・・好きで濡れてたんだろう?」  
こちらはさほど濡れた様子もなく、既に熾してある焚き火の調節をしながらガウリイが呆れ顔でこちらを見た。  
「盗賊から巻き上げたモン、袋が破けるほど欲張って持ってこなくてもいいだろうが・・・。」  
ガウリイがそれほど濡れていないのに、リナがこんなに濡れてしまったのは、すぐそこで破れた袋から落ちた物を拾っていたからだ。  
「あんたが手伝ってくれればこんなに濡れなくて済んだんじゃないよっ!!大体、女一人に荷物拾わせるってどうゆーせーかくしてんのよっ!ジェントルマン精神はないのか、あんたにわっ!」  
リナが怒りに拳を震わせながらも、濡れた体を温めようと焚き火の傍にうずくまる。  
「何で好き好んで大雨の中で濡れなきゃならんのだ・・・その代わりにちゃんと火熾しといてやったんだから文句いうな」  
「むぅ・・・。まぁ、とにかくこのまんまじゃ風邪引いちゃうわ。」  
言いながらマントを外して手近の岩にひっかける。  
「お前、服までビショビショじゃないか。服着替えたらどうだ?」  
「そうねぇ〜だけど、着替えるったって・・・着替えも濡れちゃったわよ」  
お宝を拾ってる最中に着替えなどが入った荷物をそこらへんに置きっぱなしにしていた為、中もほとんど濡れていた。  
荷物の中身を乾かすように火の回りに置いていく。  
「何やってんだか・・・仕方ねーな、俺のでも着とけよ」  
ガウリイが自分の荷物からシャツを一枚取り出した。  
「言っとくけど、パンツは貸せないぞ」  
「いるかっ!!」  
思わずガウリイの頭にチョップを食らわす。  
 
「風邪引くよりはマシね。ちゃんとあっち向いててよ?」  
ガウリイからシャツを受け取ると、念を押してから服を脱いでいく。  
「お前の裸なんか見たって・・・」  
ブツブツと言いながらガウリイが後ろを向いた。  
雨に打たれ髪の先から水滴が落ちていく。  
マントをしていたにも関わらず、下着までびっしょりと濡れていた。  
ガウリイがいるのでさすがに下着までは脱げなかったが、上はブカブカのシャツ一枚になり、裾の下からスラッとした足が伸びていた。  
一応、ない胸が透けていないかと心配をしたが、焚き火の明かり程度では平気だろうと思いシャツの中に足を入れる形でしゃがんだ。  
「もういいわよ」  
ガウリイに声をかけると、シブシブとこちらを振り返った。  
ガウリイはリナの格好を見ると、目をそらした。  
濡れた髪に、背中を丸めて胸を隠そうとしてるのが見え見えのリナの姿に思わず理性が飛びそうになったからだ。  
『こいつ・・・こんなにキレイだったか・・・!?まだ子供子供してると思ってたが・・・結構色っぽくなってるな・・・』  
そんな考えを消そうと目を逸らしたのだ。  
 
リナはリナでさすがにこんな格好でガウリイの目の前に居る事が恥ずかしく、何か話をしなくてはと焦っていた。  
「ね、ねぇ、ガウリイ。あんたなんか食べもの持ってないの?あたしのはほとんど濡れてるし・・・さっきちょっと動き回ったし、お腹減っちゃったわ」  
「あ・・ああ・・・。ほ、干し肉が少し残ってるな」  
「あ、それでいい。ちょーだい」  
リナはそこから動くわけにも行かず、手を差し出した。  
ガウリイも動揺しながら、荷物の中から干し肉を取り出すと、立ち上がってリナの上から干し肉を差し出した。  
その時、リナの胸元、ブカブカの服の隙間からほとんどないと言っても過言ではない谷間が見えた。  
ガウリイの体の中で熱いものがこみ上げてきた。  
ガウリイは干し肉を渡すとクルっと向きを変えて、リナに背を向けに横になってしまった。  
ガウリイの一部が熱を持って膨らんできてしまったので、それをリナには見られまいとしたのだ。  
「お、おれは先に寝るからなっ!おやすみ」  
「ガ、ガウリイっ!突然どーしたのよ?」  
一瞬、ガウリイの顔が赤く染まったように見えたが、それは焚き火のせいかもしれない。  
それにしても、急にガウリイの態度がおかしくなったのはどうしてだろう?  
リナがそう思って四つんばいになりながらガウリイに近づいた。  
 
「ねぇ?ガウリイ・・・どうしたのよ?ホントに。なんか変よ?」  
後ろからガウリイの腕をゆすった・・・が、ガウリイも振り返ることができない為、ガウリイは顔を隠すように地面に着くかと思うほど下に背けた。  
『寄ってくんなよっ!ヤベー・・おれ理性きかないかもしれん』  
リナはガウリイの肩をグイッと引っ張り、無理矢理こちらを向かせようとした。  
しかし、自分が引っ張る力よりも強くガウリイが先にリナの方に体を向けたのだ。  
勢い余ってリナはガウリイに押し倒される形になってしまった。  
リナがビックリしている所で、ガウリイはリナの手首を押さえ顔を近づける。  
「ふれあ・・・んっ」  
リナの反射条件で攻撃呪文を唱えようとした口は、ガウリイによって塞がれてしまった。  
「・・・ばか・・・急に攻撃呪文はないだろう・・・」  
「・・・なっ!あ、あんたこそっ!な、何してんのよっ!!」  
「・・・ホントに・・・何やってんのかなオレ。その格好を見せられてたら、さすがのオレの理性も吹き飛んじゃったんだろうな〜」  
「何、ほのぼのと語っとんのじゃああああああああっ!!」  
手を解いてどついてやろうと試みたが、そう簡単に手は外させてもらえない。  
「リナ・・・うるさい。少し黙ってろ」  
そういうとガウリイはまた唇を塞ぎ、舌を入れた。  
「んっ!ん〜」  
 
ガウリイはリナの足の間に自分の片足を入れると、体でリナの逃亡を封じた。  
ガウリイの唇はリナの唇から首筋へと移っていく。  
「はぅっ!」  
リナの体が反応しビクっと震えた。  
「リナ・・・オレじゃイヤか?」  
「・・・」  
リナの目をじっと見据えてガウリイが問う。  
リナが耳まで真っ赤にして目を瞑った。  
「・・・じゃない」  
「ん?」  
「・・・イヤ・・・じゃ・・ない・・・」  
ゆっくりと目を開くと、目の前のガウリイの顔がニッコリと微笑んだ。  
「そか。じゃー続き♪」  
「つ、つ、つ、続きって・・・え?え?あ、あたし、いや、あの・・・まだ、えと・・・」  
かなり混乱してアタフタしているリナを見ながら、ガウリイが三度目のキスをした。  
「優しくしてやるから、安心しろ♪」  
そう言うと、ガウリイの手はリナの着ているシャツの中に潜り込んだ。  
 
ガウリイの手がシャツの中で小さな蕾を見つけ、弄ぶ。  
リナは恥ずかしさから、自由になった腕で顔を隠していた。  
「やっ・・・ん。」  
ガウリイの舌はリナの耳を攻めていた。  
「はぁ・・・ふぅ」  
「リナ?」  
「・・・ん」  
「顔見せろよ、お前の顔見たい」  
「・・・恥ずかしいから、やっ」  
「んじゃ、こーしてなっ」  
ガウリイはシャツをめくるとリナの顔にかぶせ、小さな蕾のある体がむき出しになった。  
「・・・なっ!ちょっ・・・何するのよっ!」  
顔は隠れたが、余計に恥ずかしい格好にさせられリナがシャツの中で暴れる。  
「ワガママだなぁ〜じゃあ、顔出してやるかっ」  
そう言うと、そのままシャツを脱がしてしまった。  
リナは下着一枚の姿にさせられ、慌てて胸を隠そうとしたが、あっさりとガウリイによって腕を封じられてしまった。  
 
「オレしか見てないから・・・」  
そう言って、ガウリイの舌が片方の蕾を包んだ。  
「あっ・・・ん」  
片手でリナの両手を塞ぐと、空いた方の手でリナの下着の上からソコに触れた。  
「やっ・・・そこはっ!」  
「なんだ、もう濡れてるのか?」  
「ち・・・違うわよっ!さっき雨で濡れたせいだってばっ!」  
下着の脇からスルリと指を入れると、ソコは水ではないもので溢れていた。  
「雨の割にはヌルヌルしてるけどなぁ〜」  
意地悪そうに言うガウリイにリナは顔を背けるしかできなかった。  
「これじゃあ、下着まで脱がないとなー」  
そう言ってリナの下着を脱がそうと、下着に手をかけた。  
「ちょ、ちょ、ちょっと待ってよ、あんた、あたしばっかり脱がせて自分はそんな鎧つけたまんまで!!結構痛いんだけどっ!」  
「あっ・・・わりぃ〜わりぃ〜。鎧は脱いどくか」  
そう言って、リナの体から離れると自分の服を脱ぎだした。  
リナは手が自由になり、体を起こすと手首をさすりながら考えていた。  
ここで一発攻撃呪文でも唱えればこの状況から抜け出せられる事は分かっていたが、リナの身体はそれを望んではいなかった。  
そして、急に離れたガウリイの身体が恋しいとさえ思っていた。  
ガウリイが上半身裸になったのを見るとリナは自分からガウリイの胸板に抱きついた。  
 
「!?・・・リナ・・・」  
「は・・・初めてなんだからねっ!ホントに優しくしてよねっ!」  
ガウリイの胸に顔を埋めたまま、リナがそういうのを聞くとガウリイはニヤリと笑って、  
「なんてったって処女だもんなー」  
「うっ・・・・わぁっ!」  
しがみついてるリナをはがしてお姫様抱っこをする。  
今度は下に敷物をした上にリナを寝かせると、ゆっくりと優しいキスをした。  
リナもそれに応えてガウリイの首に腕を回す。  
ガウリイの片手は先ほどの続きと言わんばかりにリナの下着の中へと忍び込み、もう片方の手は胸を弄んでいた。  
リナのソコは十分に湿っていてガウリイの指が中に入っていく。  
「んあっ」  
「痛いか?」  
「・・・んん・・だ・・ぃ・・じょう・・・ぶ」  
ガウリイはリナの下着を脱がすと、自分のズボンに手をかけた。  
その間に、ガウリイは舌でリナのソコを責め始める。  
「あっ・・・あ・・・・ン〜はぁっ・・・だ・・ダメぇ・・・はっ・・・おかしくなっちゃうよぉ」  
リナが快感に溺れて腰に力が入らない。  
無意識に身体が仰け反ってしまう。  
足の間からガウリイが顔を出して  
「んじゃ、もうやめようか?」  
ニヤリと意地悪な笑みを浮かべる。  
「・・・なっ!・・・もぅ・・・」  
「素直じゃないなぁ〜『止めないで、ガウリイ様』って言えばいいのに〜」  
「だ、誰がガウリイ様なのよ・・・ぇ?・・・あひゃんっ」  
リナのしゃべってるのも聞かず、ガウリイはひょいとリナの足を持ち上げると自分のいきり立ったモノの突っ込んだ。  
既に十分に濡れていたソコはガウリイのモノを素直に飲み込んだ。  
 
「入っちゃったな〜。処女とは思えん。ちょっとキツイがな」  
「あ・・・あ・・・」  
「初めてでちょっと痛いかもしれんが・・・動くぞ?」  
ガウリイはリナの耳元で囁いた後胸を唇で愛撫しながら腰を動かした。  
「やっ・・・あっ・・・んんっ」  
リナの中では今まで体験した事のない痛みと快感で溢れていた。  
最初、痛みを感じていたのに、ガウリイのモノが奥を突いてくるたびに気持ちよさに変わっていったのだ。  
「リナ・・・お前・・・しめるな・よ・・イっちゃうだ・・ろ」  
「やはっ・・・んはぁ・・・んな・・こと言ったって・・・気持ちよくって・・・よく・・・わかんないわ・・よ・・・」  
「ダメだ・・・イク・・・」  
ガウリイの動きが激しくなり、リナも頂点に達してしまった。  
「やふぅん・・」  
全身の力が抜け、リナは失神してしまった。  
 
 
翌朝、目を覚ますと乾いたいつもの服を着たまま横になっているリナがいた。  
昨日は夢?まさか願望?  
そう思ったのもつかの間、自分の下半身に痛みを感じる。  
『あれは夢ではなかったんだ・・・服はガウリイが着せてくれたんだ・・・。』  
「よぉ、リナ。目覚めたか?」  
洞窟の入り口の方からガウリイがやってきて声をかけた。  
ガウリイの顔を見て、夕べの事を思い出し赤面する。  
「あ・・・の・・おはよぉ」  
「昨日、の事・・・覚えてるよな?」  
ガウリイが頭を掻きつつ、目を逸らして聞く。  
「・・・うん」  
「ひとつ、いい忘れててさ・・・」  
「・・・うん」  
今更、「愛してる」とか「好きだ」とか聞かなくても分かっているけれど、改まって言おうとしてるのだろうか・・・?そんな風にリナは考えていた。  
「お前、もう少し胸デカくならないか?」  
「・・・火炎球」  
真っ黒になったガウリイを置いてさっさと近くの村に行ったのは言うまでもない。  
 
fin  
 
 

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