それは、日常に比べれば容易い依頼で。
以前森に住んでいた魔道師の研究室から逃げ出したゴーレムを始末するだけで、
その魔道師の残したものは好きにしていいとゆう条件も加味された依頼料は、とりたてて高くも安くもなく。
依頼してきた村人代表も、彼女の名前にびびりながらだった。
だから、いつも通りののん気な日になるはずだった。
「きゃあああぁぁぁっ!!」
俺の背後でリナがあられもない悲鳴をあげた。見ると半透明のぷにょぷにょしたものがリナの全身を覆い、凄い勢いで服を溶かしていた。
「何だぁ?!」
「何このアメーバー!」
ゴーレムを瞬間芸の様に始末したリナは、いそいそと屋敷の中を物色して回っていた。地下に作られた研究室は、
どこかで見たような薄暗い造りで、かなり明るく感じられる魔法の灯りの下、俺はかなりご機嫌なリナの指示通り、大量の本を抱えていた。
半透明なアメーバーは、そのぷにょぷにょさを彼女の裸体に押し付けている。
む、ムネが! ああ、口の中まで!
なんという(羨やましい)卑劣な攻撃、ガウリィの怒りは頂点に達した。
(オレのリナにぃぃぃっ!!!)
妖暫剣でアメーバー殲滅。張り詰めていたリナの体がガウリィにもたれかかるように倒れてきた。
「大丈夫か?リナ。」
「ぅ…うぅ…ひっ…く…。」
今だ混乱収まらないリナは、子供のようしがみついて泣き出してしまった。 かわいい、かわいすぎる!
そういえば、ナメクジ系ダメなんだよなー、リナは。すべすべの背中をあやすように撫でながら、こんなチャンス2度とないかも知れないと思い、暫らく堪能していた。
「ぅあ…?!」
「リナ?どうした?」
しゃくりあげていた声が急に飲み込まれ、リナは涙を溢れさす大きな目を見開く。息を飲みこんだ小さな唇が、空気を求めるように動き出した。
「やっ…いやぁっ!なんか…っ!」
「リナ!」
「…なんか…入って……っやぁっ!!」
入るって何が何処へ?
がくがくとふるえる体は朱に染まりだし、俺の胸に押し当てられた薄い乳房の先っぽは、立派な自己主張を始めだした。
これって・・。
ほとんど全裸の核心部分へそっと手を伸ばす。例の『ぷにょぷにょ』アメーバーが変形自在なのをいいことに、柔らかい少女の秘唇で蠢いていた。 しかもコインサイズになって、複数。
「こいつっ…!!!」
入り口付近をうろついていた、愛液まみれの一匹を捕らえ、握りつぶす。全くなんと言ううらやましいコトしやがるんだ。しかしリナはいまだ治まらない。
「!…ガウリィ…っ…っ!!中っ!中に入っ・・!あぁ・・」
真っ赤になって泣きじゃくる少女をそっと抱き、俺は『保護者』の声でリナにささやく。保護者やってて良かったな、オレ!
「リナ、今とってやるから。」
再びそこに右手を伸ばす。まだ薄くやわらかい恥毛が指先に当たる。感動を覚えながら、ゆるゆると指先をおろすと、柔らかな丘の中に確かな球を感じた瞬間、
左腕で抱えた体が反り返り確かな反応が返ってくる。思わずそこを撫でまわす。
「っや・・ん・・。そ・・こ・・、ち」
ソコチガウ。なーんて言わせません。息も絶え絶えに言い終わる前に、「ココか?」とか言いつつ軽く指で挟む。ビクンと弾む体、しがみ付いてくる腕。保護者やってて良かったな、オレ!
感動に打ちひしがれながら、ほんとーっにゆっくりと指を進めると、魔物たち(と金髪スケベ野朗)の陵辱に、慣れない少女の体は潤滑の液を吐き出し、そこには既に薄い湿りがあった。
「あぁ…っ…!ガウリィ…早くぅっ…っ!」
おねだりかぁ?! 保護者やっていて良かったな、オレ!
「落ち着け。今とってやるから…。」
落ち着けとは言ってはいるが、それはむしろ自分自身に向けた言葉。顔の緩みを見られまいと背後から抱えなおし、膣口に指を這わせ、取り敢えず指に当たった一匹を剥がす。
リナの少女の部分に指を一本挿しいれる。
「あああぁぁぁっ!ガウリィっ…駄目…っ…。」
「リナ、大丈夫だから。暴れないで。」
耳が弱いのを知っていて、耳元で囁く。息が掛かるように、唇があたるように。
もっと暴れてくれv。
性の快楽を知らない体は、逃げ場を求めて腕の中でぴちぴちと跳ねる。ドサクサ紛れに乳房をぎゅっとつかんでみたり、首筋をぺろっと舐めてみたり。甘い声が次第に多く大きくなっていくのが、たまらない。
一本しか入れてない指ではアメーバーは取れるはずも無く、無意味な追いかけっこのみが暫らく続いた。
リナは半分以上遊ばれているとは全く気がつかず、俺は俺でゆっくり時間をかけて、リナの乙女の部分を掻き乱す愛液まみれのアメーバーどもと淫靡な戦いを楽しんでいた。
2本に増やした指を、曲げたり広げたり出し入れして、ズボン越しに白く柔らかな尻肉に擦り付けながら。
その戦いが終わるころには、リナは叫ぶ声も出ず、裸体を上気させ、ぐったりと俺の腕の中に沈みこんでいた。しばらくは余韻に浸っていたが、間もなくリナは小さく泣き出す。
「大丈夫、リナ。もう怖い思いさせない。オレが守るから。」
「・・ガウリィ・・・」
リナはいまだ涙に潤う瞳を大きく見開き、俺の顔を見る。何とも言えない充実感が、俺を包んでいた。
「…。」
「…………は?」
っと言ったが最後、身じろぎ出来なくなっていた。影縛り。バレたか?! いや、バレたなら竜破斬だよな?!
何を思ったか、リナは背後に回り、唐突に俺のアーマーを外し、上着を脱がせ始めた。
こっ、これは、もしや?!
すっかりピンク色になった頭には、『ご免なさい。我慢出来ないの。』とか『お願い、ガウリィ。』とか。
でもって、白いエプロンを着けて子供を抱えたリナが、『いってらっしゃい。あなた。』でほっぺにチュウとか。瞬間芸のように浮かんでいた。
「・・・服、借りるわよ。」
その低い声。この重い気配。ドスドスと遠ざかる足音。
「体洗ってくる。暫らくそこで反省してなさい!エロくらげ!!」
壊れんばかりに音をたてて閉められるドア。バレてるよなー、やっぱり。竜破斬じゃないのはきっと、魔道書の為で、スリッパでないのも溶かされた為で、
決して気持ち良かったからや、俺に対する好意じゃなくても、
エロくらげと言いつつ、別れるとは言わなかった彼女。
エロくらげだって。
リナ、解ってるのか?それって俺を男だと認めているコトを、白状しちまってるセリフだぞ。今されたことを正しく理解しているセリフだぞ。
もう俺は安全なだけの保護者じゃなくて、もうお前は子供じゃなくて、
それでも尚、二人でいると言っちまってんだぞ。
魔法の明かりが灯る中、身動きひとつ出来ずに、リナの残した生々しい匂いに、今日見つけた新たな弱点を俺はちゃんと復習していた。
賊に入られた様子、とゆうより何者かにガサ入れでもされたかとゆう感じの屋敷だった。
さっき見て廻った時、使用人部屋や食堂といったところは、全く荒らされていない。今居る広い主人の間と思しき部屋は、魔道書関係がないわりに、金目の物は残っている。
とゆうことは、正規の軍や警察が入ったと言うところだろう。さっきのアメーバーといい、ゴーレムといい、この金回りの良さといい、軍事用の研究していましたーと、叫んでるようなモンだ。
書斎・寝室・風呂と続くゴージャスな作りの中、着替えを捜したのだが、タオル・バスローブはあったが、造り付けのクローゼットには男物ばかりだ。弱ったな〜。下着欲しいんだけど。
使用人部屋にでも行けば、あるかもしれないけど、裸のまま取りに行くのは、流石に気が引ける。こんな格好でウロウロしていたら、アイツに見つかった時に、どうすればいいのか。
浴槽にアクアクリエイト・ファイアーボールで湯を張り、やっと一息。ガウリィから奪った服はやっぱり、ベトベトで着られたものではなかった。そりゃあそうだろう。
さっきのアメーバーか何かにヌルネバにされたあたしを、ずっと抱きかかえていたんだから。
恥ずかしいやら、腹立つやら、ムカつくやら。色々想う処はあるものの、最悪それを着ないといけない。
いかんせん、荷物は村の宿屋だ。とりあえず洗って寝室にある暖炉に火を入れ、傍に干しておく。バスタオルぐるぐる巻きの上にかなり大きめのバスローブを着込む。
まだはっきりと体に残る、指や唇の感触。その熱。あれが快楽とゆうものなら、それに世間様が嵌ってしまうのも頷ける。
ちくしょーっ!
ええ、気持ち良かったわよ。めちゃくちゃ!
しかも、最後までいたされちゃうのかと内心びっびってたら、止めるし!
すっごい嬉しそうな顔して撫で回して、終わったら終わったで、幸せそうな顔して『大丈夫だ』なんて。
「リーナー、ここかー?」
のほほんな声が、書斎のほうから聞こえる。
「湯沸かしたんだろ?俺にも使わせてくれよー」
ちっ、井戸にでも探しに行くかと思ったのに。
ドアを開けて入ってきたガウリィは、上半身裸で、今までも何度も見たことがあるにも関わらず、恥ずかしくって思わず、目を背けてしまった。
「リナ?そんなカッコしてたら・・」
してたら何だ!これは不可抗力であって誘ってる訳では、決してナイ!
近づいて来たガウリィから、すごく生々しい香りがする。落とした視線の先、彼のズボンに大きなシミがあった。これはもひかして・・・。
「え?ああ、これ?リナのあ―――」
全部言い終わる前に、浴槽に蹴り込んだのは、言うまでも無ひ。
とにかく今の内に、服探してこなきゃ・・
「リーナー、タオルくれー」
っち。
「リーナー、俺も何か着る物くれー」
へっ?
しまったー!ズボンごとお湯に入れたから、着替えが何ンもないぞ。ガウリィに宿まで取りに行かせるつもりだったのに!
バスタオルもバスローブも1枚しかなかった。しかもそれは今、私が使っている。
しかもしかも、さっきから弄っていた服は人並みサイズばっかりで、とても基準外のガウリィの着られるものはなかった。ってことわ。
おひ。
何か今一瞬、男の人が鼻血出す心境が良く解った気がしてしまった。
「リナ?」
ガチャリと恐ろしい音が響く。怖くて振り返れない。
固まったままの私を見て、何か悟ったらしくガウリィの動く気配は無い。
恐る恐る振り向くと、ドアから上半身だけを覘かしている彼と目があった。
とりあえず笑ってみる。
「でへへー」
「・・無いのか・・」
やれやれといった体で、いつもの様に頬をボリボリ掻く。
「まあ、いっか・・」
ヨクナイ・ヨクナイ
石化した私の横を、堂々とすり抜けていく。
「なんだー、シーツずたぼろじゃないかー」
そりゃ、物隠せそうな所は調べるからね。
「服、小さいのしかないなー」
いや、アンタがでかいんだって。
「お、暖かいと思ったら、暖炉点けてんのか。とりあえず干しとくか。」
と言いながら、また前を通る。
「わざとらし過ぎんのよ!露出狂!」
ちなみにスリッパは、この部屋にあった。
バスタオル1枚になるか、バスローブ1枚になるか。でバスローブを取った訳だけど、失敗だった。
この大男には、私がグルグル巻き出来た長さは、1周半。幅も腰から膝までしかない。
意識しすぎかもしんないけど、顔が火照るのを止められない。ガウリイが暖炉の前に持ってきてくれたソファーで、小さくなるしかなかった。
「リナ、今日は疲れただろ?寝るんなら、横になった方が良い。」
丸くなっていたのをどう思ったか、ガウリィが肩を揺する。平気だと言おうとして顔を上げた瞬間、目が合ってしまった。
どくん
心臓が鳴ったと同時に、体温が上がった。
「リナ?」
頬に添えられた手から、覗き込まれた顔から、バレた、と思った。
何がバレたのか、何故バレると拙いのか解らないまま、バレないように言い募る自分がいた。
「え?ああ、違うの。何かお腹がおかしくって・・」
スラスラと出てきた適当な言い訳に、どう言う訳かガウリィの顔が強張る。ゆっくりとその胸に抱きしめられた。
「正直に答えてくれ。その・・疼くのか?」
余りの質問に、何も答えられない。
「リナ、さっきのヤツは、女の人を拷問に掛けるようなシロモノなのは、想像つくよな?男の俺には、全く寄り付こうとしなかっただろ。」
それは、解る。
「さっき、取り損ねたヤツが残ってるのかもしれない。後・・」
そう言って腕が背中をすべりおり、座っているお尻の下に手が潜り込んだ。
「こっちの穴を、調べていない・・」
こんな格好をするだなんて、思ってもみなかった。
ガウリィは私を片腕で抱き上げると、ズタズタにされているベッドの上に自分が巻いていたタオルを広げると、その上に私をうつ伏せに寝かせた。
膝を立てられ、バスローブはウエストの紐のところまで捲くり上げられ、顔を覆い隠す。
お尻の穴なんて自分で調べようが無いのは解るけど、調べて貰うしかないのは解るけど。
「力抜いて」
彼の大きな掌が、太い指がゆっくりとお尻を揉んでゆく。
左右逆方向に円を描く揉み方では、全てが曝け出されてしまう。アソコから熱い汁が溢れていくのも。
「ちょっと、濡らすよ」
そう云われた直後、生暖かいモノが後ろの穴に添えられた。
「っや・・あっ・・」
声が出てから、それが舌だと気付いた。
「ほら、力抜く」
舐めながら云う。無理だと返事することは、できなかった。
舌先で突付かれた?口で吸われた?今度は指まで添えられている?
見えない状態で神経はそこに集中してしまう。
「ん〜、無理か〜?」
口が離れたらしく少しすーすーする。ようやく自分が息を止めていた事に気が付いた。
指がゆるゆると穴の回りを揉み解す。後ろから前へ、後ろから前へ、と。
それを何回か繰り返されるうちに、アソコの汁がさっきまでとはまるで違う勢いで、溢れ出ていくのが解った。
内腿を伝う感触に、思わずベッドに突いた腕の間から覗く。開いた腿にテラテラと伝い落ちるその向こうに、ガウリィの下半身が見えた。
バスタオルは今私が敷いているから、当然むき出しのそれは、明らかに勃起していた。大きい。
「やぁぁぁあ・・」
そっちに気を盗られた瞬間、アソコに舌が当てられた。
突然の事に溢れ出した声は止めようが無くって、舌で液を掬い肛門に塗るとうゆう単調なリズムに合わせて、
自分のものとも思えない甘い声が被ったバスローブの中に響く。もうソコがひくついて、疼いて、腰が動くのをどうすることもできなかった。
今日散々味わった波が来るのが解る。
だけど、来る、と思った時、与えられた刺激は一番欲しかったところにではなく、問題の後ろの穴だった。
「ア―――」
息が漏れて、声が出る。これではそこで感じてはいないのに、感じてるみたいで。
そもそも、感じさせるためにしているのでは無い事を、今更ながらに思い起こさせる。
指が入っている。それも深く。
探るための動きに、高められた感覚のためか腰の動きが止まらない。
「ガウ・・リィッ!」
止めて欲しくて名前を呼ぶのに、それすらイヤらしい。変態みたいだ。
見られただけで濡らして、調べるだけで腰を振って、お尻を弄られてイキそうになってる。
膝がガクガクして、しゃがみこみそうになるのを必死で耐える。指が不意に抜かれた。
「ああぁぁぁ!」
その感覚に、簡単にイってしまった。
頭も体も、明瞭な感覚はなくて、足の裏にくすぐったいような感覚が残る。だるさに似た恍惚感は、仰向けに返された事にも、羞恥を覚えなかった。
「後ろは大丈夫みたいだ。あのネバネバしたのがないから、入られてないぞ。」
大の字に寝ころんだ足の間から、ガウリィが笑う。
「次、前な。」
そういって全く力の入らない私の腰を持ち上げた。
私の目の前で、ガウリィの指が入ってゆく。人差し指と中指が、ゆっくりと根元まで。親指が一番敏感なトコに当てられ皮が剥かれてゆく。後ろの穴にも指が当たってる。
まだイったままのようなのに、新たな刺激が襲ってくる。力が入らない腰が、内腿のビクビクした動きに吊られて、小刻みに動く。
中に入っている指は丁寧に探っていてゆっくりとした動きなのに、腰がビクビクするお陰で勝手に小刻みに指を出し入れする。指が当たっているだけの肉粒や後穴にまで、刺激を与える。
もう恥ずかしいとか、アメーバーとか、どうでもよくなっていた。喘ぎすぎて声が擦れているのも、腰を支えていたもう片方の手が、肌蹴られた胸を弄り出しても。
何かの弾みで、腰が大きく揺れた。
「ここか!」
ガウリィの声が響いて、中の指が一ヶ所を押さえる。何か見つけたみたいだ。だのに私の腰は動き続けて、その指を強く擦りつけていた。
その時、視界も頭も真っ白になって、自分の大声を自分で聞いた。
翌朝、全身ガタガタで全く起き上がれない私を、ガウリィはかなり心配そうにしていたが、乾いた服を着込み宿屋に荷物を取りに行ってくれた。
何とか服を着たものの、昼過ぎになっても起き上がれず、ベッドの上でゴハンを食べさせてもらう羽目になる。
「さすがに申し訳ない気がするなー。」
差し出されたスプーンを頬張りながら云ってみたが、当のガウリィは『は?』と云ったっきりだ。
「私、ゴーレム倒しただけで、あと全部ガウリィじゃない。アメーバーも見つけてくれたし?」
もしかして忘れてるのかぁ?ありえるかも・・
「気絶する直前に、『ここか!』って言ってたわよ、あんた。」
「あ、ああ、見つけた・・ケド・・」
ありゃ?困った顔してる。ホントに忘れてるな、コリは。
「別にあんたの物忘れは、今に始まったことじゃないから、慣れてるけどねー。」
まあ、あんな事覚えられていても恥ずかしいだけだから、丁度良いのかもしれない。
昨日の話は、昨日の活躍に免じて、これで終わりにしておこう!