眠っている女王は全く無防備だった。
薄い寝衣の合わせ目が開き、豊かな乳房が見え隠れ、
シーツを肌蹴ったせいで引き締まった太腿も剥き出していた。
風の化身がマントを外して襟元を緩めると、女王の上に覆い被さり、
白い首筋にゆっくりと唇を滑らせた。
「…う…ん…」
微かな刺激に女王は少し眉を寄せて身を捩ったが、まだ目覚める気配が無い。
風の化身が彼女の唇に軽く口付けをすると、僅かに開いた唇の間に舌を潜り込ませ、
淫猥な水音を立てながら口の中を犯していく。
「ん…ふぅ…」
濃密な口付けに女王は無意識的にくぐもった声を上げ、頬を紅潮させた。
それに風の化身が満足げに微笑み、再び喰らい尽すような口付けを続ける。
息が苦しくなり、女王が深い眠りからゆっくりと目を開けた。
「…くっ!」
風の化身のしていることに愕然した女王は彼を突き放そうとしたが、
男はさらに勢いを増して執拗に女王の口内を責め立てた。
彼女が身体を起こそうとしても、強く押さえつけられていて全く動けない。
「ん…っ!」
風の化身が逃げる舌を自分のものと絡み合わせ、強く吸い上げた。
彼が濡れた舌を甘噛みすると、女王は頬を赤らめさせ、びくびくと全身を震わせた。
「あっ…ふ…」
ようやく唇が解放され、女王は苦しそうに胸を上下させて、呼吸を整えようとした。
しかし風の化身は休ませる間を与えず、直ぐに彼女の寝衣に手をかける。
「あっ、ちょっと!やめ…あぁ!」
風の化身が乱暴に寝衣を剥ぎ取り、その勢いで豊満な乳房が飛び出すように露になる。
一糸纏わぬ姿にした女王を彼が思わず見とれていた。
女王が身体を隠そうとしたが、両腕がシーツの上に押さえつけられた。
「いつ見ても綺麗な体だ…」
「…こんなことして、ただで済むと思うな…あっ、嫌…触るな…あ、あん!」
「クク…こういう風にされるのが好きだろう。」
男が大きく盛り上がった胸を掴み、円を描くように揉み上げ、思う存分に嬲る。
「ああっ…もう…いい加減に…んんっ!」
尖って硬くなる頂上の突起を摘まれて転がされ、
そこに走った鋭い快感に女王の身体が大きく仰け反った。
体の芯から熱い何かが溢れてくるのが分かる。
(あぁ…嘘…体中が、熱い…!)
声を出してしまわないように女王は自分の指を噛んだが、彼はその手を取った。
「…声を我慢しなくてもいい。」
「…いや…ああ!」
風の化身が痛いほど尖っている胸の突起を強く吸い上げて、歯を立て甘噛みする。
あまりにも強い刺激と恥ずかしさに女王はきつく眉を寄せ、悲鳴のような声を上げた。
だが彼女の身体がはっきりと深い快楽を感じている。
蜜壺が震えながら愛液を滴り落ちらせて、シーツを濡らした。
男の知らなかった身体が易々と敏感な反応を返し、淫らに開花していく。
「っ…何をする…あぁ…」
風の化身にいきなり身体の向きを変えられ、シーツの上に四つん這いにされる。
女王は彼の前に臀を突き出したような格好になり、濡れる場所も良く見えるぐらい晒されてしまう。
「嫌…酷い…そんなこと…」
「…もっと気持ちの良いことをしてやる。心配するな…」
「あ、あん…駄目…!」
「綺麗だ…」
風の化身が指で花弁を広げ、ねっとりした舌でひくつく襞が舐め上げる。
必死に逃げようとする女王の腰を掴み、もっと奥へ舌を侵入させて内壁を犯す。
気が遠くなるほどの屈辱感に女王は嫌々と頭を振り、涙を流した。
「あぁっ…!」
男が舌で濡れきった内壁を這わせれば、女王の腰が大きく震え、
蜜壺から愛液を泉のように溢れ出させて彼の口の周りを濡らす。
「あっ!あっ、んん!」
彼が赤く膨らんだ果実を舌先で転がし、吸い上げて、軽く歯を立てた。
強すぎる快感に女王が上体を支えられなくなり、寝台の上に崩れ落ちた。
「あぁ…」
「…それ以上は我慢できない…」
風の化身が後ろから女王の腰を撫でながら、限界を訴える。
興奮で彼の頬が少し紅潮し、息も荒くなっていた。
彼が女王の身体に腕を回して引き起こし、膝の上に乗せた。
「…あっ!」
風の化身の長大な物が臀に当たり、それに驚いた女王は顔を赤くし、小さな悲鳴を上げた。
女王の初々しい反応に彼が少し微笑んだ。
小さく震える肩に優しく口付けをすると、彼女の腰を持ち上げ、濡れた秘唇に先端を宛がう。
「あぁ!…あっ!」
グロテスクな形をした肉柱が敏感な襞を掻き分けて擦り上げる。
丁寧に慣らされて、女王の体は挿入の痛みを殆ど感じていない。
しかしそれでも大き過ぎる圧迫感に仰け反り、声を上げてしまう。
「あぅ…熱い…んん…!」
「…これが欲しかっただろう…くっ…」
やわらかい襞が凶悪な肉柱をきつく締め付けてくる。
まるでそれを迎え入れようとしているようだ。
風の化身はあまりの気持ち良さに低く呻き、性急に自身を最奥へと埋め込んでいく。
「良い…最高だ、きみの身体は…っ!」
「…こんなこと…言うな…あっ、ああ!」
男のそれが女王の子宮にまで当たり、奥底が犯される感覚に彼女が顔を顰めた。
彼は少し自身を引くと女王を強く突き上げ始めた。
同時に女王の腰を抑え、もっと深い繋がりを求める。
「あぁ!あっ!」
そそり立つ肉棒に膣壁を激しく擦り上げられる。
押し込まれる度に結合部から大量の愛液が飛び散り、男の下半身を濡らす。
「…あぅ…んん!」
身体に力が入らなくなり、女王が風の化身の体に靠れる。
そして背中に男の心臓が強く脈立つのを感じた。密着する体が熱い。
男に両脚が大きく開けさせられ、強く突き上げられても、彼女は激しい快感に喘ぐことしかできなかった。
「ああっ!」
彼が雁首で内壁の最も感じる箇所を擦れば、女王が艶の帯びた声を上げながら蜜壺を震わせる。
突かれる勢いで豊満な乳房が上下に大きく揺れる。
男がそれを揉み上げ、指で頂上の尖った突起を捕らえて弄った。
胸と膣内を同時に責められ、女王が肉襞を痙攣させながら凶暴な侵入者を締め付ける。
限界が近いのか、彼は大きく腰を使って女王の体を突き上げ、子宮の入口まで抉った。
「あん…あぁ!…そんなに、激しくしては…ん、んっ!…!」
「ククッ、気持ちが良いだろう…そんなにきつく締め付けるな…」
「…あぁ…死んでしまう…!」
何度も子宮を突かれ、気が狂わせるような絶頂感が込み上げてくる。
「…好きなだけイっていい…っ…」
彼が達しそうになり、歯を食いしばって、苦しそうな表情をした。
「…中に出すからな…受け止めろ…」
「…嫌…やめて…あっ、ああ!」
目の前が白く染まっていく。二人は体を震わせながら凄まじい絶頂を迎えた。
風の化身が彼女を抱きしめ、震える子宮に向けておびただしい量の精液を噴き出す。
「んん!…」
達しながらも最奥に熱い液を注かれる。
女王は朦朧する意識の中で、再び絶頂に押し上げられてしまうのを感じた。
終