「はぁ…」  
ベッドに入ったウルクであったが、中々寝付けないでいた。  
「フェリオ様…」  
眠れない原因はある少年であった。  
幼い頃にわずか一年ほどともにいた少年。  
再会するまではただ会いたいとしか思っていなかった。  
しかし、七年ぶりに再会した時…自分の中で何かが生まれた。  
それは日に日に大きくなっていき、もう今では心の隅までを支配していた。  
「私は…こんな大変な時に何を…」  
自らの心臓の上に左手を当てて気持ちを落ち着けようとする。  
その時であった。  
 
「あっ…」  
わずかに手が左胸の先端部をかすめると体の奥からゾクッと何かが込み上げてきた。  
恐る恐る指でその部分に触れてみる。  
「んっ、、」  
堅くなったそこは指のわずかな刺激でさえウルクを変な気分へと誘う。  
「あ、、なんで、こんな」  
ウルクは未知の刺激に戸惑いながらも次第に行為をエスカレートさせていく。  
左手は左胸の全体を揉みながら指で先端部をいじり回す。  
さらに右手を服の隙間から自らの秘所と移動させる。  
「う、うそ、、、私っ…」  
右手で触れたそこはもうすでに湿っていた。  
彼女は無意識に自分の手をあの少年、フェリオの手に見立てていたのだ。  
フェリオの手が自分の胸を…  
フェリオの手が…  
 
「あっ、、んっ、、ゃん、はぁぁぁ、、、」  
もう止まらない。  
左手は胸を激しくいじり、右手は秘所の割れ目をなぞる。  
もうウルクは完全に自分の世界に入り、体をいじっている手や指はフェリオの物と錯覚している。  
「フェリオ様、、あっ、そんなところ、、だめです、、ひっ、」  
ついに指が割れ目の中へと侵入する。  
そこはウルク自身の愛液でグチョグチョに潤っていた。  
指が膣を探り当て、中に入っていくと、それまでとは比べものにならない快楽がウルクを襲う。  
「あぁぁぁぁっ」  
一際甲高い声をあげる。  
しかし、スグに次なる刺激を求め、指を動かす。  
 
クチュ、クチュ、クチュ、、  
指を動かすたびに静かな部屋に水音が響く、それがウルクをさらに押し上げる。  
腰は自然と指の刺激を増幅させようと厭らしくくねらせていた。  
「んっあ、、、はぁぁ、ひぐぅ、、フェリオ様、もっと、、」  
それは普段の清楚なウルクからは想像できないようなあまりにも淫らな姿だった  
徐々に自分がより感じるところ捜し当て、その箇所を攻める。  
「あっ、、何か来る、、、んっ、、あぁぁ、」  
体の奥から何かが浮き上がってくるのをウルクは感じた。  
それに呼応するかように自然と指の動きがさらに激しくなる。  
「んっああぁぁぁぁぁ」  
ついにウルクは絶頂迎えた。  
足が爪先までピーンとはり、数秒経つとすべて力が抜けたようにグッタリと崩れた。  
秘所をいじって愛液にまみれた指先をジッと見つめた。  
「フェリオ様…」  
ウルクはそっと愛しい人の名前を呟くと体の怠さに身をまかせ眠りについた。  
 
END  

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