トモキの奴、なんで胸が大きいのがいいのかな?あんなの脂肪じゃないっ!し、嫉妬なんかしてないわよっ!  
…ハッキングで皆の胸を小さくしたら、私も同じ土俵に立てるかな……  
 
「ニンフ、マスターの部屋にあった…」  
「アルファー!ごめん!」  
「!?」  
バシュウゥゥ…  
 
これでアルファーの胸も小さく… ん?  
「あの…アル…ファ…?」  
「……このからだは…?」  
 
「ただいまー」  
 
「あ、トモキ!」  
 
「おかえりなさい、ますたー」  
 
「ん?なんだこの子供。イカロスによく似てるなぁ。そういえばイカロスはいないけど買い物にでも行ってるのか?」  
 
「ますたー、わたしはここに  
「う、うん!アルファーなら買い物よ!」  
 
「ううむ…い…家には帰りたくないのか?」  
 
「ますたー…わたしは  
「そ、そうね!私がなんとかするからトモキは部屋に戻ってて!」  
 
「なんか変だなぁ」  
 
ふう…行ったみたいね…  
 
「にんふ…なんのつもり…?」  
 
うっ…そ、そんなに睨まないでよぉ…  
 
「はいはい、今元に戻すから…」  
 
バシュゥウ…  
 
「…」  
 
…あれ?演算間違っちゃったかな、戻らない…  
 
バシュゥウウ……  
 
「…にんふ…?」  
 
な、なんで!?羽も元に戻ったのに!  
 
「ご、ごめんねアルファー!原因が見つかるまでその姿で我慢して!」  
 
「……ますたーには…?」  
 
「本当のこと伝えるわよ、ちゃんと」  
 
「トモキー…」  
 
「ムフフフフ、このラジコンDE覗き見プロジェクトは順調だな、ムフフフフ…」  
もう…またあんなことやってる…  
…ばか……  
「トモキ!」  
 
「ぬわっ!?ニンフ!!」  
 
「さっきのあの子のことだけど…」  
 
「あぁ、ちゃんと家には帰してやったのか?」  
 
いい加減気付きなさいよっ!羽生えてたでしょっ!?何に対しても鈍感なんだからコイツは!!まぁ…原因は私だから口には出さないけど  
 
「あの子…実はアルファーなの…」  
 
「へ?イカロスは買い物だろ?それにしても遅いな、いつもはこんなに…」  
 
コ、コイツは〜〜〜〜〜っ!  
 
こうなったのも私のせいだから仕方ないわ、多少のイライラは我慢しないと…  
 
「買い物は嘘で、実は私がアルファーのデータを書き換えちゃって…」  
 
「??」  
 
こういう反応なのもある程度予想できたわよ。  
 
「待ってて、今連れてくるから」  
 
そういえば、いつもは今頃は夕飯の臭いがしている筈なのに、まだ焼く音さえしてないわね。アルファーに何かあったの!?  
 
「ア、アルファー!?」  
 
「………」  
 
「ど、どうしたの?アルファー?そんなところにつったって…」  
 
「とどかない…」  
 
と ど か な い ?  
 
「キッチンに…てがとどかないの…」  
 
本当にごめんなさい、アルファー…でも涙目になる程じゃ…。精神年齢まで低下しちゃってるのかな…?  
 
「わ、わかった。ほら、私がだっこしてあげるから、アンタは料理して」  
 
料理を子供にさせるのは危ないけど、アルファーなら問題ないわよね?  
 
「よいしょっと」  
 
アルファー、やっぱり食材切るの慣れてるみたい。で、でも、切るくらいなら私にだって!  
 
「ニンフー、まだ連れて来てないのかー?」  
 
あ、忘れてた。そうそう、最初はトモキにアルファーを見せるつもりだったんだ。  
 
「これが…アルファー…」  
 
「…確かに似てるけど、なんで小さくなったんだ?」  
 
うっ…なんで普段は鈍いのにこういう痛いところは突いてくるのよっ!  
 
「わたしもきかされてないわ、にんふ」  
 
ぐっ…わかった!わかったわよ!話せばいいんでしょ!?話せば!!どーせ私は他のエンジェロイ「ドの胸に嫉妬してるまな板ですよーだ!!」  
 
「途中から声が出てるぞ」  
 
「あっ!?」  
 
「むねがどうかしたの?」  
 
「だ、だからぁ…私の胸はこれ以上大きくならないから、代わりに他の人の胸を小さくすれば…その…」  
我ながら浅ましい考えだったわ。智樹は胸が小さくても…きっと…  
 
「な、なんつー恐ろしいことをしようとしてるんだお前は!!」  
やっぱりコイツの頭には胸のことしかないの!?  
 
「い、今は反省してるわよっ!!もうしないもん!」  
 
もう、褒めて損した!  
 
「元に戻せ!今すぐだ!」  
はいはい、何の為かは想像がつくわ  
 
「それが、できないの」  
 
「? なんでだ?」  
それがわかったら苦労はしないわよーっ!!  
 
ったくもー、私だってわけがわからないんだから…  
「なぜだか知らないけど、もとに戻せないの」  
 
「羽生えてるのにか?ん、どこ行くんだ?イカロス…だよな…」  
 
「そろそろアストレアがいえのまえでたおれてるころ なので」  
 
そうだ!デルタなら何か知ってる…わけないか。  
 
「ちょっとムシー!!この子、新しいエンジェロイドなのーー!?」  
 
デルタ…アンタ殺されるわよ…  
 
デルタがうちで食べにくるのは最近じゃ毎日のことで。問題なのはアルファーだけじゃなく、もしかするとデルタまでトモキに…?いっそのことデルタも小さくしちゃおうかなぁ。胸大きいし…。  
ダメダメ、ダメだったら!さっき反省したばっかりじゃない!  
 
「えぇ〜…ゴハンまだなんですかぁ〜?」  
 
人が苦労してるのにこの大バカ…  
「はやく、ゆうはんのしたく、しないと…」  
 
そうね、私もお腹すいてきたし  
 
「はい、アルファー、よいしょっ」  
 
「お、おいおい!危ないぞ!やめろやめろ」  
 
へ?  
 
「イカロス、今は体が小さいから、あぶない、俺がやるよ」  
「しかし、ますたー」  
 
「じゃあマスターとしての命令だ。今の間は危ないことは俺にやらせろ」  
 
「は…はい…ます…たー」  
 
わ…アルファーの顔真っ赤になってる…。  
でも、私もコイツのこういうところに……  
 
惚れちゃったのかな……  
 
ニンフ視点終わり  
 
 
 
ニンフは胸がどうとか言ってたけど、イカロスは元に戻るのか?夕飯済ませたら守形先輩に相談してみるか  
「まだなのー?バーカ!」  
 
「うるせーっ!こっちだって料理するの久しぶりなんだよ!!」  
 
家庭科の力をどこぞのエンジェロイドなんぞに舐められてたまるか!  
 
「はい、出来上がり」  
 
ふう、だいたいはこんなもんか  
 
「いただきまーす!フンッ」  
「いただきまーす」  
「いただきます、ますたー」  
 
うむ、こうやって言ってもらうと料理もなかなか悪くないかもな。  
 
「味、どうかな?」  
 
正直自信はないけどな  
 
「とても、おいしいです、ますたー」  
「ムシの癖に、やるじゃない!」  
「意外においしいかもっ」  
 
そんなにウケるとはな。どれ…。うん、悪くないかな  
 
「で、なんでイカロス先輩は小さくなっちゃったんですか?」  
 
知らなかったのか!?いや、ニンフが教えてないって確率のほうが高いなぁ  
 
「ニンフが胸がどうとか言ってたっけな」  
 
「ちょっとトモキ!?」  
 
やっぱりこいつ教えてなかったんだな!  
「ニンフ先輩、イカロス先輩の胸に嫉妬しちゃったんですかぁ?プススーッ」  
 
「デルタ…言わせておけば!このぉ〜…!」  
 
あ〜あ、とっくみあい始めやがってまったく…。たのむからこの家をぶっ壊すみたいなことはすんなよな?  
 
そうだ、守形先輩にに電話しなきゃな  
 
先輩の番号は…と…  
 
『もしもし』  
 
「あ、守形先輩ですか?」  
 
『智樹か。どうした』  
 
先輩の落ち着いた感じの声を聞くと、なんか安心するな。ちょっと電波だけど  
 
「あの…実はですね、イカロスが小さくなっちゃって」  
 
『小さくなった?』  
 
「ニンフの奴が、イカロスのデータを書き換えたらしくて…」  
 
『そんな事もできるのか…ニンフは何故イカロスのデータを書き換えたか、智樹は知っているのか?』  
 
ニンフの名誉のために、ここは黙っていたほうがいいのかな?  
「さぁ…」  
 
『そうか、じゃ、ニンフに代わってくれ、イカロスの今の写真も送ってくれると助かる』  
 
なんだかんだで守形先輩は頼りになるんだよな  
 
居間にもどると、アストレアとニンフがまだ喧嘩をしていた。まだやってんのかよ…  
 
「ニンフ先輩こそ、演算間違えちゃうなんて私のことバカって言えませんよぉ!!」  
 
「1+1も出来ないアンタに言われたくないわよっ!ちょっとしたミスなのっ!!」  
 
「くぉらーーーッ!!!いつまでやってんだお前らーーッ!!」  
 
流石に家をボロボロにされちゃたまらん!  
「あ、ニンフ、守形先輩がイカロスの件でお前と話がしたいってさ」  
 
アストレアは喧嘩しながらまだ食ってるし、どうなってんだこいつらは  
 
「あと、イカロスの写真も欲しいってさ、待ってろ、カメラ持ってくるから」  
 
まさかイカロスの姿がずっとこのままってことは、ないよな?  
 
「それじゃイカロス、撮るぞ」  
 
後ろで「私にもやらせてー」とかうるさいバカは気にするな。撮ることに集中するんだ!  
 
「はい、チーズ」  
 
こんな時でもなぜか言っちまうんだよ…コレ  
 
何はともあれ写真は撮った!!守形先輩に送るか。  
 
ニンフのいる電話台に行くと、ニンフが小難しそうな単語で話していた。俺にはわからないな。  
 
「ニンフ、ほら、写真だ」  
 
「ありがと、トモキ。じゃ、今から送るね、スガタ」  
 
ニンフが持ってるコレ、本当に便利だなぁ。写真だって簡単に送れるんだからな。  
 
『…なるほどな、ニンフ、やはりさきほど言った通りのことが原因である可能性はある。智樹と代わってくれ』  
 
え?俺に代わるのか?  
 
「なんすか?先輩」  
 
『智樹、ニンフの羽が生えてきた理由、わかるか?』  
 
生えてきた理由?何か関係あるのか?  
 
「ううー…ん」  
 
『俺も詳しいことはわからんが、どうやらニンフの演算、ハッキング能力は精神に依存するものらしい』  
 
精神に依存…?心境で失敗するかもって事なのかな?  
 
『おそらく羽を失う前はそんなことはなかっただろう。だが、失って長期間羽を使わず、能力を使ってきた』  
 
「つまり、どういうことすか?」  
 
『羽がまた戻ったから、恐らく羽を使っての演算のカンが鈍ったといったところだろう。そこで、今回のことは、能力を使う際に何らかのある感情を持って実行したらしいな』  
 
何らかのある感情か。んーと…  
「あぁ、胸がどうとか」  
 
『そう、嫉妬の心を抱いたと本人も認めていた。それは自身のコンプレックスからだろう』  
 
「ど、どうすればいいんすか!?」  
 
イカロスがずっとあのままだと困るな。何よりあいつ自身がかわいそうだ。  
 
『ニンフに自信をつけさせてやれ。俺が言えるのはそれだけだ』  
 
「自信…」  
 
『そうだ、お前ならやれる。と俺は思っている。じゃあな』  
 
自信か。自信といえば、褒めてやることだよな…。胸のことだから、小さいことを褒めればいいのか?  
 
だが  
俺は大きい方が好きだ!!それだけは絶対譲らん!!!  
 
「さ、そろそろ風呂にでも入るか」  
 
居間に入ってそう言った瞬間だったな。イカロスとニンフの目が大きく開いたのは。  
 
「そういえば、アルファー、お風呂、どうすんの?」  
 
「はいるわ」  
 
「入るのはわかってるわよ。でもその体だと…」  
 
確かにそうだな。小さい体と言っても、溺れることはなさそうだけど、どことなく不安だ。  
 
「ニンフと一緒に入ったらどうだ?」  
 
「…いえ」  
 
はい?  
 
「ますたーは、『あぶないことは、おれにやらせろ』とおっしゃいました」  
 
確かに言ったけど?  
 
「わたしがひとりで にゅうよく するのはキケンという いけんがおおいため、キケンとはんだん。ますたーにごいっしょさせていただきます」  
 
なにぃっ!?  
 
なんで俺なんだ!?ニンフの方がいいだろ!?  
「ニンフやアストレアじゃだめなのか?」  
 
「めいれいのとりけし はできません」  
 
なるほどな。  
 
「いや、でも…ねぇトモキ?」  
 
「めいれいの とりけし は で き ま せ ん」  
 
…………もう何を言っても通用しないな  
 
「えぇい!俺も男だ!入るぞイカロス!」  
 
「男だから不安なのよ!」  
―――  
――  
―  
 
「おせなか、おながしします」  
 
女の子にこんなこと言ってもらう俺って幸せなのかなぁ?  
 
「いいよ、俺がお前を洗うから」  
 
でも相手は本当に子供だからな、自然と上の人間が子供の体を洗わないといけないんだな  
 
「ますたーっ?わたしはかまいません、それよりも…」  
 
「だーめ、ほら、洗うからまず両手前出してくれよ」  
 
「…」  
 
イカロスの赤い顔、正面からちゃんと見たことなかったな、そういえば  
 
イカロスの体を洗っているうちに、イカロスはだんだん息が荒くなっていた。  
 
「…っ…はぁ…んっ…」  
 
そはらの胸もアストレアもニンフも、殆どの女の子には色々美味しいことしたけど、イカロスには殆どしたことないな…。  
なんでだ?よし、確かめてみるか  
 
イカロスっの肌って本当に白いな…  
 
「はぁ…はぁ…んっ……」  
 
俺がイカロスの体を洗っているあいだ、ペッタンコの胸にある泡にまみれた突起をいじってみたり、ふともものつけ根を撫でるだけでイカロスは面白いくらい反応してくれるんだ。  
 
「はぁ…んっくぅ…ますっ…たぁ…」  
 
「イカロス…」  
 
こんだけ敏感なら、この毛も何にもない割れ目を弄ったらどうなるんだろ  
なんか俺、いけない道を歩もうとしてるかもしれない  
 
「イカロス…ここも洗うからな…」  
 
一応確認はとるけど  
 
「はぁ…はぁ…ふぁ…?はぁ…」  
 
あんまり聞いてないみたいだな  
 
「足開いてみてくれ」  
 
「ます…たぁ…」  
 
イカロスは体を洗いはじめる時より少しだけ素直に足を開くようになった  
 
「じゃ、洗うぞ?」  
 
「は…はいっ…はぁ…」  
 
見た目とは比べものにならないくらいエロいな、イカロスの今の表情。いつも以上にトローンとした目と半開きの口。  
どうしたんだろう、俺はロリコンになっちまったのか?  
 
とりあえず、傷つかないように素手で洗ってみるか  
 
「あっ…ぁあっ!?ふっぁっ…んぅ…」  
 
イカロス、気持ちいいのか?もう少しやってみるか  
 
「はぁっ…は…ぁっ、ますたぁっ…ぁぁぁ…」  
 
だんだんイカロスは自分で腰を俺の手にすりつけるようになった。  
なんだろう…イカロスの小さい胸、舐めたくなってきたんだけど。  
舐めてみるか  
 
ペロッ  
 
「ふぁああああああっ!!!」  
 
イカロスの体が大きく跳ねた  
 
「はぁ…っぁっ…あ……」  
 
大きな痙攣が何回かした後、糸が切れた人形のように俺に寄り掛かってきた  
これって、イッたって奴なんだよな?  
 
「はぁ……はぁ……ますたぁぁ……」  
 
「大丈夫か?イカロス…」  
 
いくらエンジェロイドと言ったって、無理させすぎたかな?こんな小さい体を弄って、罪悪感しか残らないし。  
 
「はぁ…」  
 
「どうかしましたか?ますたー」  
 
「ううん。ごめんな、イカロス」  
 
イカロスの頭をなでてやると、なんだか心が安らいだ  
 
―――  
――  
―  
「ずいぶん長風呂だったみたいね、トモキ、アルファー」  
 
うっ…そんなに睨むなよ、ニンフ…  
 
「そ、そんなことねーぞ、な、イカロ…」  
 
うっ…なんでそんなに顔真っ赤になるんだよ。わからなくもねーけど。そういえばアストレアがいないな  
 
「アストレアは?」  
「とっくに帰ったわよ。冷蔵庫から色々抱えて行ったけど」  
 
あのバカ、風呂くらい入っていけばいいのになぁ。  
 
それにしても幼いイカロスって本当にかわいかったなぁ。  
俺の中で、新たな価値感も芽生えそうだ…!!主におっぱいに関してだけどな!ぶわーっはっはっはー!!  
 
智樹視点 終わり  
 
 
 
はぁ…やっぱりお風呂って気持ちいいな。さっきまでアルファーとトモキが入ってたんだよね、この湯舟…。  
胸は揉まれたら大きくなるって言うけど、自分で揉んでみても変な気分になるだけだし、そんなので大きくなる訳ないし。  
でも、誰かに揉まれるとしたら、智樹かな?  
揉むほど大きくないだろって言われたりして。  
あははっ…そうだよね…いつまでたっても私の胸は小さいまま…  
もう体も充分あたたまったし、そろそろお風呂から出ようかな。  
 
―――  
――  
―  
お風呂あがりっていえばアイスよねー!冷たくて美味しい!!これだから甘いものはやめられないの!  
 
「あ゛ーー!!俺の分は!?」  
 
「ふふん、残念ね。これが最後の1本よ」  
 
なんかとっても勝った気分!ざまーみろ!  
 
「くそっ、もはや食べかけでもかまわん!よこせ!」  
 
「キャー!なにすんのよ!」  
 
「うるさい!食い物の怨みは怖いぞ!俺はそれをまだ1本も食べたことないんだよ!!」  
 
「知らないわよ!そんなの!絶対あげな…」  
「いや…あげても…いいわ…」  
え?  
 
「む?やけに素直だな。さんきゅ」  
 
「待って!条件があるの!」  
何?何を言うつもりなの私!?  
 
「私の胸…揉んでみてよ…」  
 
何…何言ってるの私…!?なんで?なんで!?  
 
「胸を揉むって…な、なんでだよ!?」  
 
当たり前の反応よね、何いってんのかしら…私  
 
「も…揉まれると、胸は大きくなるのよ」  
「さ、はやく…」  
 
私の口…どうしちゃったんだろ…?  
 
「じ、じゃ、いくぞ…?」  
 
「うん…」  
 
今から私、智樹に胸揉まれるんだ…  
 
「どうだ?」  
 
「ぅぁっ…んっ…」  
 
き、きたぁぁ…何これ、自分で揉んでるときより全然違っ…  
 
「んっ…も、もっと激しくして…」  
 
「こ…こうか?」  
 
「ぁぅんっ…そっ…そんな感じぃ…」  
 
私、本当にこれでいいのかな…。気持ちいいんだけど…全然気持ちよくないの……なんでだろ…  
 
「もう…いい…ストップ…」  
 
「ん?終わりか?」  
そう…だよね…無駄なんだよね…  
 
「わかってるわよっ…こんなんで…大きくならないことくらい…っ…」  
 
「ニンフ?」  
 
こんなの空しいだけじゃない!気持ちいいわけないじゃない!  
 
「ごめんね、トモキ…こんな、くだらないことさせて…」  
「私は、ずっと小さいままなの…。もういいの。もう…いいの…」  
 
もう、智樹が望むような胸の大きい女の子にはなれないってわかったの。だから私はもう…  
 
「本当にそうか?」  
「…え?」  
 
「確かにおっぱいが大きいのが好きな奴はいる…俺だってそうだ!」  
 
知ってるわよ、それくらい…  
 
「でも、世の中には小さいおっぱいが好きな人がいる!」  
 
うん、でも…アンタじゃないと意味ないの!私はサクライトモキに好かれたいのよ!!  
 
「ちなみに俺は…今日から小さいおっぱいも好きになった…」  
 
え?  
 
「大きくても小さくても!おっぱいはおっぱいだ!」  
「ニンフ…俺はお前のおっぱい…好きだから…な」  
 
トモキ…  
 
「おっぱいおっぱいって…アンタッて本当そういうのしか頭にないんだからっ…」  
「なにぃ!?人を変態呼ばわりするな!んでアイスを早」  
 
「…トモキ、本当にありがとっ…」  
 
「…あ、あぁ……」  
 
―――  
――  
―  
「んじゃ、いくわよ、アルファー」  
 
「えぇ」  
 
バシュゥウウ…  
 
「…イカロス?戻ったのか?」  
 
「そのようです、マスター」  
 
よかった、演算成功したみたい…。  
トモキの言葉で、心に余裕が持てたのかな…?  
 
「ニンフ、ありがとな」  
 
「ふふっアンタのおかげよ」  
 
「?」  
 
そういうところが鈍感なんだってばっ!!  
「これでイカロスも一人でちゃんと料理できるし風呂にも入れるな」  
 
「はい、マスター」  
 
お風呂かぁ…私も自分をもっと小さくして、トモキと一緒に入れたら、いいのになぁ。  
 
終わり  
 
 

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