食らわれ衰えた世界を象徴するかのような荒野。
竜人ヨードの解呪によって幻影は打ち破られ、瞬く間に真の姿を現す。
暗く淀む海、切り立つ崖、そしてその下には僅かばかりの足場。
みすぼらしい橋が結ぶその先に、砦を思わせる石壁の建物があった。
飛行能力を買われて斥候に就くワーウィン達はいち早くギグ達の進入に気付いた。
状況に応じて侵入者の排除や偵察及び報告を速やかに行うのが彼女らの役目だ。
敵は小僧・小娘・優男・禿げ頭の中年にせいぜいレッドフォッド一人ついているだけの小集団。
対してワーウィン達は戦闘要員で構成された部隊2個。
後方へ報告するまでもないと血気はやって突撃するのも無理はない。
当然ながら無策な攻撃がギグ達に通じるはずも無く、
散在する監視も隠密裏に片付けられていき、いよいよ建物に近づく。
長い長い道のりを越えて辿り着いた昨日の風アジトは思いのほか大きかった。
ガンツフルト曰く、「牢」の雰囲気漂うその中に、どれほどの人間が囚われているのだろう?
ユーフォリアが心配なのは勿論だけど、それ以前に連れ去られた人たちの安否も気になる。
せめて、これ以上の被害が出る前に叩き潰さないといけない。
流石に砦前は守備が堅く、人数・陣・地形ともに考慮された配置となっている。
無闇に突撃するのは危険だ。
と再び年の功ガンツフルトの意見に従い突入作戦を考えているうちに、
監視同士のいかにも暇を持て余していそうな会話が聞こえてきた。
息を潜め耳を澄ます。
…。
……。
断片的に聞こえる単語と卑しい口調からすると、
近頃連れ去った女性によからぬことをと企んでいるように聞こえる。
もしかしてユーフォリアのことを指しているのかもしれない。
仮に人違いだとしても放っておく訳にはいかない、隙を見つけ次第すぐやっつけないと。
そう思った矢先、レビンが凄まじい勢いで監視の前に飛び出した。
「うぉぉぉおおおおおお!!てめーら絶対殺す!!!!」
10数m離れたこの場所からもわかる殺気。
だが監視の奪人は全く気圧されることなく、会話していたもう一人の監視を後方へ逃がし、
怒髪天を衝きそうなレビンの気迫を受け流しながら平然と喋り始める。
もしかしたらかなりの手練れなのかもしれない。
レビンを端目に捉えながらも視線はダネットやドリーシュ、私に向いている。
体をねっとり嘗め回す様に眺めるその目に嫌悪感を覚えずにはいられない。
「うぜぇな…。ごみむしの中のごみむしが、相棒をどーにかできると思ってんのかぁ?」
そう言い捨てるギグの口調は明らかに怒りを含んでいる。
『ちょっと、むかつくかも』
数々の人間の尊厳を踏みにじってきた彼らは私たちにも同じことをしようとしている。
ギグじゃないけど、そんな彼らに対して腹立たしさがこみ上げてくる。
「珍しく気が合うな?タダで力貸してやるからブチ殺そうぜ!」
そこまで険呑にしようとは思って無いけど。
『ギグ、頼むよ』
懲らしめてやりたいと、思った。
ギグパワー注入。
体にエネルギーが満ち溢れた、そう感じた瞬間にはもう体が動いていた。
奪人は既に味方を集め陣を張っていたけど、この力の前では関係ない。
まばたきの間で視界から外れるような圧倒的なスピードで敵中に踏み込む。
しかしギグの迸る殺気に反応したのだろう、リーダーの奪人だけは接近した私を辛うじて認識する。
焦り得物を構えようとしているけどもう遅い。
「やぁっ!………ッ!?」
ギグのおかげで羽毛のように軽く感じる漆黒の剣で奪人に打ち込もうとしたその時。
ギグの笑い声が頭を一瞬よぎった気がした。
突如体から力が抜け、振り上げようとした剣は思い出したかのように重さを取り戻す。
長身の剣の重量を支えることなど到底できず、剣に引きずられるようにして地面にひざまづく。
「え?な、なんで…」
なにがなんだかわからない、でもとにかく離脱しないと。
そう判断し剣を捨て後方に跳ねようとした瞬間、首筋を襲った衝撃とともに、目の前が暗く…。
「つっ…」
少し鈍い痛みに目を覚ます。目を覚ましたからその痛みに気付いたのかもしれないけど。
目に映るのは見たこともない薄暗い風景。というより部屋。というより物置?
石を漆喰で塗り固めただけの壁、そしてその壁よりは平らにならされている床。
立ち上がれば頭が届いてしまいそうな程に天井は低い。
そんな中で私は、隅っこの壁に背中を預け座っている姿勢になっていた。
誰かがかけたであろう毛布はやや湿っているようで、どうもゴワゴワする。
毛布を引っぺがそうとして腕を振った瞬間、
ガチャッ、という音と共に両手首に痛みが走った。
いつのまにか頭の後ろで組まれていた両手を振り返り見ると、
手首の辺りを鈍色の手錠によってしっかりと拘束されていた。
とりあえず外そうと試みるも、当然ながらびくともしない。
それどころか、手錠自体が短い鎖で壁に繋がれているようで、立ち上がることも出来ない。
……残念ながら私は敵に捕まったみたいだ。
『どうしよう、ギグ』
…あのときみたいに寝てしまっているのだろうか、問い掛けても返事がない。
それと同時に、ギグの力が期待できない今、私は完全に無力であることを理解した。
ただただ時間は過ぎていく。
膨らむ焦燥感と絶望感。
きっと仲間が助けに来てくれると信じているけど、
それまで何も起きないという可能性は低い。
『怖いよ、ギグ…』
ぼんやりと開けた視界には、やはり先ほどと変らない光景が広がる。
この期に及んでも私はいつのまにか眠ってしまっていたみたいだ。
それと同時に覚えたあの生理的な感覚はとりあえず無視しておこう。
ギシリ。
起きて幾ばくか過ぎた頃、壁から音がした。
だんだん大きくなるそこを注視すると間もなく壁がズレ動く。
そこからは人影がスルリと現れ、と同時に壁は元に戻っていた。
この狭い空間に私とそいつが向き合う。
警戒心で毛布の中でキュッと体がこわばる。
「へへ…元気かいお嬢ちゃん」
現れたのはさっきの奪人。
口なんて利きたくないので、代わりに精一杯にらんでやる。
あんまりやったことがないから凄みは無いかもしれないけど。
「ハハ、大丈夫みたいだな。上玉が無事で俺は嬉しいぜ」
効果は無かったみたいで、奪人はむしろにやけた笑いを浮かべる。
間近で見ると一層いてこましたくなる、…もとい殴りたくなる。
「早速だが聞こうか。お前ら、どうやってここに来れた?」
…言う筋合いは無い。目を逸らし黙っていることにする。
「まー言うわけも無いよな。じゃあ質問を変える。お前、名前は?」
…言わない。
「年はいくつだ?体のサイズは?経験はぁ?」」
…17。
だから言わないって。ていうか経験って何の経験?
「だんまりか。だよなぁ。やっぱ体に聞くしかねーよなぁぁ?」
奪人の声色も笑みも歪みを増し、全くもって気持ち悪い。
そんな奴がだんだん近寄ってきて足元までやってきた。こ、来ないでっ…!
嫌悪感と危機感で反射的に蹴りを繰り出す。
「活きがいいねぇ?…っと、捕まえた。攻撃されたからやむなく反撃しないとぉ」
体勢の不十分過ぎる蹴りは簡単に止められ、そのまま足首を掴まれる。
剥がそうと勢いつけて足を引っ張った瞬間、その力を利用され一気に腰元まで割り込まれた。
「こ、来ないで!!」
「へへ、やっと声が聞けたなぁ。あぁ、可愛い声だぁ…」
後ろ手に組まれているため腕で突き飛ばすことも出来ず、
息のかかる近さまで接近を許してしまった。
それでも諦めず体を捻りがむしゃらに足を動かし何とか離そうとしても、
揺るがないどころか逆に奪人と密着していってしまうことに焦り消耗するばかり。
「ふっ…はぁっ、はぁっ」
「息が上がってるぜ?もっと足掻かないとヤバイんじゃないのかぁ?」
そうしたいのは山々だけどもう力が入らない。
これしきで抵抗できなくなるなんて、悔しい…。
「復讐の誓い発動、と。穏やかな練気も効いてるぜぇ」
追い打ちとばかりに、強力な部屋効果の条件を満たさせてしまったことに絶望する。
心の片隅で、この状態を抜け出すことは無理だと、認めてしまった…。
息の整わないうちに、毛布を剥がされ、組み敷かれた。
片足に馬乗りされ、もう片足は肩で持ち上げられ封じられている。
自由に動く奪人の両手が汗に濡れた私の顔を包む。
「うへぇ…、上玉も上玉、この整ったツラにこんな綺麗な肌はそうそうねぇ」
もはや横を向くしか抵抗できない。
それでも息が落ち着いたら、隙を見て反撃を狙う。
そう思っていたのに。
「はぁ、はぁっ…、やっ、やめてっ。はぁっ…触らないでっ」
「捕まって結構時間経ったけどよぉ、お前まだおしっこしてないよな?手伝ってやるよ」
そうだ、言われて思い出してしまった。
再びもよおし始めるのと同時に奪人の手が私の脚の中に入り込み。
開脚した状態ではその手を防ぐ術も無く、下着の上からぴたりと秘所に張り付いた。
自分でもお風呂以外で触れないその場所を、赤の他人に許してしまうだなんて。
もう、どうしようもなく、恥ずかしいよっ…。
それでも、そこを乱暴に扱われる怖さと酸素不足の体力で、暴れたくても暴れられない。
…ああ、私はどこかで観念してしまったのかもしれない。
ひたすらに目をつぶって、先の展開にただすくんでしまっている…。
そんな様子を図り取ったのか、下着を覆う指がおもむろに蠢きはじめる。
「あっ!?くぅぅぅぅぅっ!ハッ、ハァ…!」
「ヒヒッ…、そんな悩ましい表情で声まで出されたらこりゃたまらねえなぁ…」
酸素を取り入れることに精一杯の私は、
我慢に震える尿口への執拗な責めをそのまま体に受け入れてしまう。
激しい羞恥心で必死の抵抗をしている、けど…っ。
で、出ちゃう…、でも絶対出したくない…!
「我慢すると体に悪いって。まーそろそろ仕上げにかかるか」
弄られているその傍からビビビ…という音と振動を感じる。
堪えながらも何が起こっているのかと目を開けそちらを見ると、
奪人がナイフで器用に私のズボンの大事な部分だけを切り裂いていた。
「や、やめっ…!あ、あぅっ…、や…だっ、はぁぅぅっ!」
私の懇願の声は、あそこを貫く刺激に反応した自分自身の声で簡単にかき消される。
刃が体のごく近くを行き来する恐怖。
それと秘部が明るみに曝け出される事実がますます私を追い詰める。
「恥ずかしいところが丸見えだなオイ。おら見ろよ、はしたねえよなあ?」
無理矢理に露出したその箇所に目を向けさせられる。
あり得ない光景、そして無体な言葉への抗議は、
今までより強く新しい刺激によって封じられる。
「…っ!!だ、だって…はぁっ、これはアナタがっ…あ、あ!?」
下着をずらし直に触れる奪人の指に菊座をすりあげられた。
思ってもいない場所からの刺激が体を貫く、それは体から全ての力を奪うよう。
こんなの…ヘン…っ。
「こりゃいい反応じゃねえかよ。ほらトドメだぜ?」
奪人の10本の指に、尿口を、菊座を猛烈に幾度も幾度も責め立てられ。
「ちょっと、そこ違っ、ダメ、ダメッ!あっ、ぁぁぁぁあああああっ!!」
私はとうとう…。
「へへへ、すげー量だなオイ?まだまだ出てるぜぇ??」
「はああぁぁっ…。み、見ないで…はぁっ…お願い、だから…」
死にたいくらい恥ずかしくて、恥ずかしくて。
こんなやつに涙だけは見せまいと必死にこらえて。
そして、かつてない排泄の快感に目をそむけて。
「おしっこ出て気持ちよかったかぁ?気持ちいいよなぁ。たくさん出せよ?」
「はぁ……、あぁ…」
目を、そむけたくて。
どうしてこんなことに。
なんで私がこんな目に。
他人には決して見せることのない秘部、そこからの排泄という生理的行為。
指で、目で、否応無く蹂躙された悔しさと恥ずかしさと、理不尽さへの怒り。
手錠で拘束され身動きままならぬ体ではみじろぎもできず。
負の感情でないまぜになった心が、涙となり流れる。
「あなたなんか…、仲間が来たら、許さない」
脱力しきってしまった体では断罪宣言の言葉に力も入らないけど。
そう、ダネットやレビンがきっと助けてくれる。
もしかしてこんな状態でも、ギグが起きたら何とかなるかもしれない。
奪人へのささやかな抵抗と、自分自身への鼓舞の言葉。
「仲間?あー…、全員ひっ捕らえたぜ、レッドフォッドの爺ぃにはてこずったが」
「…えっ」
まさかの発言に耳を疑い奪人の顔を見る。
私にはよほど効いたと見えるのか、勝ち誇ったように言葉を続ける。
「セプーの方はタダの馬鹿だな。猪突猛進してきてあっさり自滅だ。
爺ぃとお嬢様の連携した撤退は見事だったが、たかが二人じゃな。先回りして罠と魔法で片付けた」
…うん、レビンとダネットがどう動いたか想像できてしまうのがなんとも。
「オステカのクラスターがいるとは思わなかったが。人質としてはこの上ない収穫さぁ」
息の掛かるような距離まで顔が近づき、私を負かすかのように言い放つ。
「お友達の行方がわかって安心したところで、お楽しみ再開といくかい?」
冗談じゃない。
近づいた顔から逃れようとすると、不意にその頭が下の方へと移動する。
「ヒヒ、近くで見れば見るほどやべぇぜ…。いやらしく成熟中の体と」
奪人の眼が爛々とし、ゆっくりと私の腰を、胸を、首を、ねぶるかのように繰り返し眺める。
その間、熱い吐息がずっと体を撫で、欲望を浴びせかけられているかのような錯覚に襲われる。
襲われ、奪われる瞬間を今か今かと待ち続ける…。
「涙に濡れた眼、潤いに満ちた唇、汗に湿る首筋。何もしない方が無理ってもんだ」
「…っ!ふぁぁぁぁ…っ」
うなじを触れられた瞬間、ビクっと体が戦慄く。
今まで自分でも聞いたことのないような鼻を抜けた声に驚く間もなく、
首筋や耳元をなぜられる度に走るゾクゾクした震えに体を貫かれた。
「ハハっ!敏感過ぎじゃねえかい?それとももう男に開発されちまってるのか??」
「わ、私にはそんな人いな、んんぅっ」
勝手に決め付けられたことに対してつい出た反論は、生々しい感触で途切れる。
耳に舌を入れられたとわかったのは、しばらくその責めを受け続けてから。
ありえない。気持ち悪い。でも。
そう思う以上に、頭の中が得体の知れない何かで満たされ麻痺していく。
「ぁ…ぅ…。んうっ!?…んっ、ん!」
ぼんやりした意識は、突然に唇を重ねられたことで実体を取り戻す。
驚き顔だけでも逃がそうとしても執拗に吸い付いて離れない。
奪人の手がすぐさま後頭部に回り込み固定し、接吻を強制される。
「そんなに嫌がんなくてもいいじゃねえか?それともあれか、これが初めてだったりするのか?」
無造作に奪われた、いつか好きな人に捧げたかったファーストキス。
すごく、くやしいよ…こんな人に。
「も、もう触らな、ひゃっ!?・・・いや、ぁ」
非難の声は、思いがけず背筋をなぞられ不発に終わった。
奪人の手が、窮屈ながらも仰け反った体を諌めるように胸やお腹を撫で上げて。
それを嫌って屈みこもうとする背中はもう片方の手によって再び責められて。
里の餞別とはいえ露出の多い服装を恨んでしまう。
嘗め回すようなさっきの視線で体に神経を集中させてしまったためか、
放尿で力を使い果たした私の体は余すことなくその刺激を溜め込んでいく。
進退窮まった私は前と後ろからのをただただ甘受し流されていってしまう。
「はあぁっ、…あっ、あ…ん」
「だんだんやらしい声で啼くようになったな!愉快、愉快だ!」
…ッ。
下品な笑い声が薄れた自意識をハッと呼び戻した。
そう、何も出来ないならせめて喜ばせるようなことだけはすまい。
今は辛くてもきっとすぐに慣れると思うし、
それで反応が無くなれば面白くなくなって放っておいてくれるだろう。
新たに抵抗するすべを思いついた私は口を噤み、堪える。
「ハ!気に障ったかよお嬢ちゃん」
そんな様子に構うことなく奪人は私の体をまさぐり続ける。
触られているところはどんどん熱くなるのに、体の中にはゾクゾクが溜まっていく。
「ヒュゥ。我慢するお顔もたまらないねえ!」
「はぁっ……、はぁぁっ」
上半身を緩急自在に滑る奪人の手。
全く予期できない刺激には、慣れるどころか一層感じてしまっている。
吐く息には声が混じるのを止められない…っ。
「…っ、……っん!……んぅっ」
お尻をきゅっと掴まれた。
手はいつのまにか背中を下り腰からズボンの中に入り込んでいる。
そのままお尻を揉み続けられるうち、もう片方の手が胸の着衣の中にまで差し込まれる。
瞬間、その頂きを掠められてビクンと体が反応した。
「んぁっ!」
「へへ、直に触れるまでもなく勃ち始めてたとはな。弱点発見かぁ?」
胸を覆う布をずらし上げられ、一度も男の人には見せたことの無い所の全てが奪人に晒された。
再び思い出した羞恥で頭に血が上る。
「お顔が真っ赤だなオイ。見ろよ、こっちも色づき始めてるぜ?」
下から持ち上げられた自分の胸に目をやる。
そこには自分で見たことのない、朱の射した膨らんだ蕾が震えていた。
うそ…こんなになっちゃうだなんて。
私の様子を見て満足したのだろう、間もなく両手が私の胸を包み、蠢き始めた。
「くぅっ!……はぁぁっ。…あ!」
指が両方の硬くなった頂点に絡みつくや、揉み解すかのように動き出した。
ひとつまみされるごとに体がビクビク震える。
勃起し刺激を余すことなく受け入れる乳首に意識が追い詰められていく。
ダメ、こんなの、知らないよっ!
「へへ、物欲しそうにすっかりコチコチになっちまってやがる。ご褒美だ」
「あ、あぁっ!?やっ、あっ、あん!」
汗ばむ胸にはしっとりと指が絡みついて、甘美な刺激が打ち込まれ続ける。
先を摘まれる度に電流が走り、揉み込まれる度にゾクリとしてしまう。
両方の胸から気持ちいいのを注ぎ込まれ過ぎて、もうワケわかんなくてっ…。
「しっかり育ったところを美味しくいただくのが楽しみってわけさ。ちゅ」
「やっ、あっ、あんっ…、ふあぁぁぁっ!!」
奪人の顔が胸に近寄った途端、胸を吸い上げられた。
それで一段と敏感になってしまったのか、声はますます大きくなってしまって。
とどめとばかりに興奮した乳首を、吸われ、舐られ、そして甘噛みされて。
「あっ、あぁん!やっ、あっ、あっ…、ああぁぁぁぁん!!!」
私は、気持ちよくて、どうしようもなくて、はしたなく声を上げてしまった。