『StarDust Love』
「ギャ!グッワ!待ってくれ!待ってくれ!」
白いシャツの男は、叫んだ。
「許してくれよ!入れたかっただけなんだから」
「パーン!パーン!」
赤い服の女はかまわず撃ち続ける。
「ヒッー!助けてー!助けてー!」
白いシャツの男が悲鳴に近い叫び声をあげた。
「お前みたいな奴がいるからいけないんだ!」
赤い服の女が叫びながら撃ち続ける。
「ギャー」
男の血があたりに飛び散った。白いシャツ姉も今は鮮やかなスカーレットに染まっている。
「これで!お揃いなんだよ!お揃いなんだよ!」
赤い服の女の形相は、もうフツウではなかった。その様子を見ていた、白い服の女もも仮面の変態も言葉を失ってしまっていた。
思わず白い服の女が言った。
「それ以上やったら死んじゃう!」
「パーン!バキューン!」
赤い服の女には、まったく聞こえていない。白いシャツの男も失神したのか動かなくなった。
「キャー、やめて!」
白い服の女が叫んだ。
「あっ……はい」
仮面の変態がその手を握り返した。