神殿から程近い所にある、庭園。  
夜の闇に紛れて、荒い息遣いと怯えた少女の声が聞こえる。  
興奮した神官の顔が、ミーシャに迫っていた。  
「嫌ぁ…」  
恐怖のあまり、涙が零れる。  
それを見た神官は、ぐひぐひと下卑た笑みを浮かべた。  
既に衣服は剥ぎ取られ、一糸纏わぬ姿のまま両手首を一括りに押さえ付けられている。  
闇に浮かび上がる汚れなき裸体に、神官は舌なめずりをした。  
それでも逃げようと必死に身を捩る少女の姿が、男の嗜虐心を更に刺激する。  
「逃がさないよ、子猫ちゃ〜ん」  
空いている片手で、白く細い腰にそっと触れると、ミーシャは全身を強張らせた。  
滑らかな肌の感触を確かめるように、男の手はゆっくりと撫で上げていく。  
少女の肌は、男を拒むように瞬時に粟立ったが、それすらも男は楽しんでいるようだった。  
そしてまだあまり膨らみのない乳房に辿り着くと、今度は頂点を摘むようにして揉み始めた。  
「い、いや、ぁ…やだあ…っっ!」  
男の手の動きに合わせて、ミーシャの身体はびくびくと跳ねた。  
「私の乾きを、潤しておくれぇぇ…」  
神官の赤黒い舌先が、小さな乳房の先端を掬い上げる。  
「っひぁっ…あっっ…!」  
初めて感じる刺激に、堪らず嬌声が上がる。  
それを聴いた神官は、更にミーシャを攻めあげようと片方の乳房を揉みながら、もう片方をしゃぶって吸い上げた。  
「んん…おいしいよぅ、子猫ちゃん…」  
「あぁっ…あぁ…んぅぅ…、ふ…っっ」  
イヤイヤするように頭を左右に振りながらも、ミーシャの身体に快楽が生まれているのは明らかだった。  
抵抗する力が失われているのを察した神官は、イヤらしい笑みを浮かべながら押さえ付けていたミーシャの両手首を解放し、空いた手はそのまま足へと向かう。  
そして両手を膝裏に入れると、ゆっくりと足を開かせながら持ち上げた。  
少女の、まだ何者をも受け入れた事のない秘部が、徐々に露わになっていく。  
其処は既に湿り気を帯びて、ひくついていた。  
「あぁ…こんなに濡らして…、いい子だねぇ…」  
「っっ…やぁ…、」  
男の視線が其処にまじまじと注がれるのを見て、ミーシャは恥ずかしさのあまり両腕で顔を覆い隠した。  
「これならきっと私の乾きも満たされるよ…」  
そう言いながら男が舌先を伸ばした刹那―――  
 
「やああああぁっっ!」  
「ぎゃああああぁぁ!!」  
突然の叫び声と共に、神官の身体がミーシャに覆い被さってきた。  
「…え…?」  
何が起こったのかと、恐る恐る視界を開いてみると…  
「…エレフ!?」  
「ミーシャ??!!」  
 
―――身体を熱く火照らせた少女と、そんな妹の姿を見てしまった少年と―――  
久方振りの再会を果たした彼等のその後は、また別のお話・・・  
 

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