【キスだけじゃイヤッ!(シャイタン×ライラ)】
「シャイタン!キスより進んだ事をしよう!」
「…ハ?」
簡素な宿屋の一室。
口付けの後、腕の中で私が口にした提案にシャイタンは言葉を失った。
何十回と口付けを交わしてきたし、お互いかけがえの無い大切な存在だとも思っている。
だから、そろそろ先に進んでも良いかなぁ…とも思って言ってみたのだけど。
シャイタンは少し黙った後、短く応えた。
「……無理シナクテイイ」
「平気、矢に刺された時よりは痛くないと思うから!」
勢いよく答えるとまた少しの沈黙の後、応えがあった。
「……ライラガ良イナラ」
「うん!」
嬉しくて押し倒した。ベッド…とテーブルの間、その場の床に。
「…セメテ…ベッドデ…」
「待てない!」
そう言って首に腕を回して唇を重ねた。
ちゅっと軽く押し付けて離し、角度を変えてかぷりと重ねる。
繰り返している内に、汗か唾液か解らない体液で濡れて唇の皮膚がしっとりと馴染んでくる。
少し苦しくなってきて息をつくと開いた唇を軽く舌でなぞられて、心地良さにまた息が乱れた。
なぞった舌がそのまま中に入ってきて、催促するように舌をつつかれたので絡めた。
何分経ったのだろう。
夢中で貪り合っていた唇が離れ、舌と舌の間をつうっと糸が引いてプツリと落ちた。
心臓がドキドキして上手に息が出来ない。
シャイタンも軽く息が上がっているのを見て、頬が一層熱くなった。
…よし、いよいよだ!…と思ったところで停止する。
イザとなると、キスの後は具体的にどうすれば良いか解らない事に気付いたのだ。
もたもた戸惑っていると、唐突に腰に手が回され抱き締められた。
「……ライラ」「シャイタン?」何?という問いを口に出す前に、シャイタンは身を起こす。
そして、噛み付くような勢いで唇を奪われた。
「え?」と戸惑っていると唇が離れて、ぺろりと唇が舐められる。
私の物よりも濃い赤色の、血のような紅玉の瞳が妖しく輝いていた。
怖いと思う間も無く、唇が頬に触れ、耳に触れ、そのまま首筋を伝って鎖骨まで下りていった、
と思うと直ぐに、今度は唇から舌に変わってなぞり上げるように耳まで戻って来る。
くすぐったいような感覚に「ひゃあ」と変な声が出てしまうと、シャイタンは小さく笑った。
腰を撫でていた指先が上着の裾に掛けられる。
「ライラ、万歳ダ」
「ん」
言われるままに両手を上げると一気に捲り上げられ、するりと頭から抜けた。
長手袋だけが残る。次にかぼちゃパンツが脱がされて、長靴下だけが残った。
一気に冷たい夜気に肌が触れたけれど、肌寒いと言うよりも火照った身体には心地良い位だった。
…それにしても素肌に長手袋と長靴下だけ、って何だか裸より気恥ずかしいのは何でだろう。
無意味と知りつつも胸を隠してみたりする。
…私の掌ですっぽり覆ってしまえるそれが少し悲しい。
「ごめんね、大きくなくて。」
「ソンナコトナイ、キレイダ」
「…ありがとう…んっ!」
骨張った長い指が胸に触れ、ふにゅり、と沈むとつい声が出た。
またシャイタンが笑う。余裕なのだろうか。
ちょっぴりムッとしていると、抱き上げられシャイタンの胴の上に膝立ちの状態で乗せられる。
唇が胸の先端に寄せられ、次に来る刺激にきゅっと唇を噛んで身構えた。
「…ふぁっ!」
唇が触れたのまでは我慢出来た。
でも次に舌でなぞられた瞬間、電流が走ったような衝撃に、噛んだ唇はたやすく開いて声が出る。
力が抜けて座り込みそうになるのを腰に回された腕に支えられた。
片方を舌で唇でなぶられ、もう片方を掌で指先で形を確かめるようになぞられ揉みほぐされる。
その動きに合わせて自分の声とは思えないような鼻にかかった甘い声が次々と出た。
下腹部にゾクゾクするような感覚が生まれて大きくなっていく。
いつの間にか支える腕に身体を預けて、目を閉じていた。
「ぁ…やぁ…ん…、きゃあっ!?」
不意に胸に触れる感覚が消えたと思うと、くちゅりと水音が響く。
その瞬間、脚の付け根から背筋にぴりっと衝撃が走った。
思わず目を開けて、シャイタンの指が脚の間に触れているのを見て、また閉じた。
一瞬見えたシャイタンの口許は笑っていた。
笑われても仕方ないかなと思うくらい、もう濡れていた。ああもう、これは恥ずかしい。
目を瞑り口を手で塞いで、せめて声を我慢しようと思ったけれど。
ぷちゅぷちゅと水っぽい音を立てながら割れ目をなぞっていた指が、お腹側の突起に触れると、
堪え切れずに指の隙間から悲鳴が零れた。
一度声が出てしまうともう押さえられなくて。涙まで出てきて。
親指の腹で突起をこねられ、中指で入口の浅い部分を掻き回されて、泡立つ音が響く頃には、
もう口から手は離れていて、シャイタンの首にしがみつくように回していた。
背や肩や胸にぺったりと張り付いた髪の感触さえも気持ちいい。
自分の黒褐色とオレンジ色、シャイタンの赤色が混じっているのがきれいだな、と思う。
「…ライラ、痛カッタラ言ッテクレ」
耳元でそう囁かれて、入口をなぞっていた指が中に入る。ゆっくりと身体を押し広げられる感覚。
それは軽い異物感もあったけれど、気持ち良いと言う思いが勝った。
「ふぁ、あ、気持ち、いぃ」
ゴクリと喉を鳴らしたのはどちらだっただろう。
「…増ヤスゾ」
「ふぇ?…ああっ!やぁっ」
入り口をほぐす指が2本に増え、慣れたと思ったら3本に増える。
充分に、というよりも必要以上に濡れていたからそれ程痛くはなかったけれどさすがに苦しくて、
ちょっと待って欲しいと思ったけれど、結局、意味を持つ言葉にならなかった。
そのまま掻き回されて、深めに入っていた指が入口近くの壁を擦った時、今までで一番の衝撃が走る。
「ひゃんっ!」
ビクンと身体が跳ねた。一瞬シャイタンの手が止まる。
その手が再び動き出した後、3本の内2本は同じように不規則な動きを続けたけれど、
残りの1本はその一点を擦ることに専念された。
「あぁっ!ひんっ、あぁ、んっ!…だめっ、何かっ!」
変な感覚がぞくぞくと身体の内側からせり上がってくる。強すぎる感覚が怖くなってくる。
「ん、あ……ふぁ、ああああぁぁっっ!!」
背筋から脳に一気に何かが走って、叫んでいた。
脚が笑えるくらい、がくがくと震えた。
支えてもらってなければその場に崩れ落ちていたと思う。
「はぁ…はぁ」
「ライラ…ッ、大丈夫カ?」
「ん、うん…ごめんね、耳元で叫んで。うるさかったでしょう?」
「イヤ、平気ダ」
何とかまともに呼吸が出来るようになって、首筋にしがみついていた腕を解いた。
そのまま紅く波打つ髪に指を潜り込ませる。
くしゃりと撫でると、その髪が湿っているのに気付いた。
そういえば今気付いたがシャイタンの息が荒い。
「…ライラ?」
「今度は…私がするね!」
ゆるゆると身を起こして、一度首に手を回してぎゅっと抱き締めた。
それから、自分がしてもらったように、唇に頬に耳に首筋に口付けて舌でなぞっていく。
鎖骨をがじがじと甘噛みしながら、服を脱がそうとすると手をつかまれた。
「…自分デ脱グカライイ」
言われるままに手を引いて、その手をわきわきさせて早く早くとせがむ。
シャイタンはちょっと苦笑いをしてから上着を脱いだ。
…色々と貧弱な自分と比べて、肩も胸板も胴もがっちりした感じがする。
きれいだなぁと思いながら、下も脱ぐのも待った……が、10秒待っても脱ぐ気配がない。
…下は脱がして欲しいのかな。
そう考えてベルトに手を掛けると、がしっと手首をつかまれた。
「マテ、ライラ、心ノ準備ガ…」
「待てない!」
そう答えると手首にかかる力が抜けた。
ので、ガチャッとベルトを外して金具を下ろして、好奇心の赴くままに開いて覗き込んだ。
「……え?」
無意味と思いつつ、目をパチリパチリと瞬かせた。
…何度瞬きをしてみたところで、目の前にある物は変わらない。
解らない事は聞いてみようと、素直に尋ねた。
「ねえ、シャイタン、どうして2本あるの?」
私の乏しい性知識の中では、普通、ここにある棒状の物は一人につき一本の筈だ。
けれど、今、目の前で反り返って血管が浮いてビクビクしている物体は確かに二本ある。
長い長い沈黙の後、シャイタンは答えた。
「………………………悪魔ダカラ」
「そっか、悪魔だからか。それなら仕方ないよね」
うんうんと頷く。
「角だって二本あるものね。あ、でも角は左右で大きさが違うけど、これは両方同じくらいだね」
「ライラ…」
見た感想を口に出しつつ、目の前の物をどうするか悩む。乏しい記憶をたどる。
………確か、手や口で…するはず。
ふう、と息を吐いてから、きゅっ、とそれぞれを掌でつかむ。
それから、ちょんちょんとそれぞれの先端に軽く口付けた。
初めに思いっきり口を開いて、がぷりとほうばった。
瞬間、明らかに歯が肉に当たる感触がして、シャイタンが低く呻いた。
それは明らかに快感ではなく痛みによる呻きだったので、口に含むのは諦めることにする。
革手袋のままでつかんだら痛いかな、と思ったので全体を満遍なく舌で舐め、たっぷりと
唾液を絡めて、丁寧に丁寧に濡らしていく。
いい感じにとろとろになったので、最後に手に唾液を垂らしてから改めてつかんだ。
撫でたり握ったりしているうちに、割と強く握っても大丈夫だと解ってくる。
それから、両手を同時に動かすのは結構難しい、という事にも気付いたので一度に動かすのは
片手だけにする。
右手で根本から先の括れまでさやさやと擦りつつ、左手はもう片方の根本をきゅっと握って
固定して動かさない代わりに、口付け、唇ではみ、舌でなぞり上げる。
「ん。シャイタン、気持ちいい?」
上目遣いで尋ねると、頭をくしゃりと撫でられた。
「スゴク、イイ」
「…嬉しい」
筋の浮いた裏側を何度か舐め上げていると、先端の亀裂から雫が溢れているのに気付く。
透明でとろりとしたその雫を舌先ですくってみたら、頭に置かれたシャイタンの掌が震えた。
ああ、先端が気持ちいいんだな、と知って益々嬉しくなった。
溢れる雫を唾液と混ぜるようにくりゅくりゅと撫で回すと、滑らかな黒革と赤黒い皮膚の間で
一際大きな粘着音が鳴った。
はぁっ、と一際大きな吐息が頭の上から降って来る。
その反応が嬉しくて、シャイタンにもっと気持ちよくなって欲しくて。
混ざってどろどろになった液体を側面に満遍なく塗り広げてから、強く握り直した。
幹全体をしごきながら、先端に次々に溢れてくる液体を舐めているうちに、
ふと、この雫の源泉を吸ってみたらどうなるのだろう、という好奇心に駆られる。
駆られたからには、やってみたい。
そう思うと同時に裂け目に口付け、ちゅうっと吸い上げた。
「!!ライラ…ッ!」
「ふぇ?ん!?んんんぅぅうっ!!?」
息をのむ気配がした直後、手の中の物がビクンと大きく痙攣し、二つの先端から迸りが起きた。
口内に苦い味が広がって、目を見開く。
掌で握っていた方からの迸りは身体に飛び散った。熱かった。
口の中の方はどうしていいのか解らずに、噎せそうになったのでそのまま飲み込んでしまった。
何度か震えた後、放出が止まったので、口から離す。
「んむっ…ちゅぽん、あ!わわっ!」
飲み込みきれなかった物が口の端からこぼれて、慌てて手で押さえる。
シャイタンは一瞬放心していたようだが直ぐに我に返り、テーブルの上にあった布を取って、
飛び散った液体を丁寧に拭き取ってくれた。
「…スマナイ、汚シタ」
「ううん、いいの。シャイタンのなら、平気。」
そう答えて指に付いた液体を口に含む。
苦いし、変わった臭いがするけど、シャイタンのなら嫌じゃない。
シャイタンのなら嫌じゃないよ、重ねて言って微笑むと、呟くように小さく名前を呼ばれた。
それに返事をする前に、押し倒された。
「あ…やぁ…」
膝の裏に手を添えられて、脚を折り畳むように持ち上げられる。
長靴下が膝の辺りまでずり下がってしまっていて、ちょっと格好悪い。
腰の下にシャイタンの膝が入っているため、陰部をさらけ出すような格好になっているのも
ちょっと恥ずかしかった。
…そんなにジッと見ないで欲しい。
顔を背けると、二つに縛った髪のお団子部分が床と頭に挟まれてこすれ、皮膚が痛んだ。
仕方なくまた顔をシャイタンの方に戻す。
照れ隠しに微笑むと、シャイタンの目が一瞬驚いたように見開き、次にぎゅっと細められた。
「…ライラ…ッ」
「え?あ、やぁぁっ!?」
腰をつかまれて、思わず目を閉じた。
その瞬間、ぬるりとした感触を陰部に感じて、その心地良さに声を上げた。
見ると、脚の間でびくびくとシャイタンのものが震えている。…二本。
「りょ、両方?」
「…大丈夫、片方シカ使ワナイ。入レルゾ、ライラ」
「う、うん、来て」
大分慣らしたとは言っても、指とは比べ物にならない大きさの物を受け入れる事が怖くないと
言えば嘘になる。でも、恐怖よりも一つになりたいという気持ちの方が強かった。
強張りの先端が割れ目に押し付けられ、痺れるような感覚に息をのむ。
そのままシャイタンが腰を進めて来ると、広げられていく感覚に快感だけでない鈍痛が混じり、
思わず身を捩った。
「ライラ、止メ「いや!来て!」
制止の言葉を遮って叫ぶ。
その声にシャイタンは一瞬止まった。
けれど、次の瞬間、腰を抱きなおされて、一気に引き寄せられる。
みちみちと足の間から身体が裂かれるような衝撃。
「〜〜〜〜〜っ!!」
背筋を貫く痛みに、喉を反らして声にならない声を張り上げた。
「…イラ…………ライラ」
一瞬、意識が飛んでいたらしい。
名前を呼ばれて、シャイタンの顔を見ると、痛みを堪えるような表情をしていた。
大きな掌でやさしく下腹部を撫でられ、額に張り付いた髪を指ではらい口付けられる。
「…痛イダロウ?スマナイ、慣レルマデ動カナイカラ」
「大…丈夫!全然平気っ!!」
一息に言い切った。
痛いことは痛い。汗で背中と床の間がぬるぬるしているのもちょっと気持ち悪い。
けれど、矢に貫かれた時の痛みに比べれば大した痛みじゃない。
それに、撫でられているうちに、ゾクゾクとした感覚が少しずつだが生まれて来ている。
多分、もう少し慣れれば痛みよりも、気持ち良さの方が勝つと思う。多分。
そう思って大きく息を吐いたところで、腿の間で所在無げになっている物に気付いた。
ビクビク震えて雫をこぼしてるのが、切なげに見える。
両方ともシャイタンのならば、両方とも気持ち良くしてあげたい。
手を伸ばして握ると、シャイタンは驚いたように身を強張らせた。
「ライラ…何ヲ」
「こっちも…一緒に…ね?」
先端から溢れる雫を指ですくって、幹に塗り付けていく。
そして根本まで辿りついたところで結合部からとろとろと溢れていた自分の愛液も混ぜ合わせ、
何度か往復して満遍なく濡らした。
最後にドロドロに濡れた手を自分の腿に擦りつけて、膝をつかんで、ぎゅっと閉じた。
小さくシャイタンの呻きが聞こえて、顔を上げる。
「これで…いぃ、っやぁあっ!!」
急に動かれた衝撃で最後まで言葉にならなかった。
腰を引かれてずるりと半ばまで引き抜かれて、背筋を悪寒にも似た鈍痛と快感が這い上がる。
ああ、と息を吐く前に今度は押し入られた。
胎内を抉られるような激しい感覚と、腿の間の物に敏感な芽を押し潰すように擦られる感覚。
ゆっくりとした動きだったが、二つの強烈な感覚を同時に受け、あっと言う間に息が苦しくなる。
何度も繰り返す内に、どんどん動きが激しくなっていった。
揺さぶられるにつれて、痛みなんか感じなくなるくらいの快感に頭が支配されていく。
身体が砕けてしまいそうで、膝を押さえていた手を離してしがみついた。
「ふぁっ、あぅ!はっ、ひゃぁ、んっ!」
ガクガクと身体が震えて、足からも力が抜ける。
そのままふらっと膝が離れそうになったのを、シャイタンの手が押さえて、強く閉じた。
ぶちゅりと押し潰されるように擦りあげられて、
「ひっ…、ぁあああああああああああっ!!」
身体の中がきゅうっと締まって、脳内が真っ白に爆ぜた。
自分の叫び声と一緒に小さな呻きが聞こえ、身体の内と外に熱い物が迸る感触を感じて、
それを嬉しく思いながら、あっと言う間に視界が暗くなった。
次に意識が戻った時、もう服を着て、ベッドに寝ていた。
横を見ると傍らの椅子にシャイタンが座っていて、つい不満が口に出る。
「一緒に寝てくれればいいのに」
「一緒ダト狭イカラ。無理ヲシタカラ休ンデ欲シイ。」
「じゃあ、せめて。」
そう言って手を差し出すと、ぎゅっと握り返してくれた。そのぬくもりに胸が温かくなる。
そっと下腹部を撫でてみると、まだ少し痛んだ。
お腹の中にシャイタンサイズの空洞が開いてるようで、妙な感じがする。
……気持ちよかったけれど。
はっと思いついて尋ねた。
「ねぇ、シャイタン、あの…気持ち良かった?」
シャイタンは小さく頷いて、頭を撫でてくれた。
なぜか苦笑いなのが気になったが、とりあえず良かった。嬉しくて満面の笑みを返す。
「じゃあ、またしようね!」
そう言うと、頭まで毛布を掛けられた。
「え、なに?シャイタン?」
「…嬉シイケド、嬉シクナイヨ、ライラ」
そう言って溜息をつくのが聞こえたけれど、その後また手を握られたので安心する。
「シャイタン、おやすみなさい」
「オヤスミ、ライラ」
この手だけは、私の手をすり抜けることがありませんように、
ずっといつまでも、共に生きられますように、そう心の底から願って目を閉じた。
− END −