「ほえ〜。アキラちゃん、こんなところで何してるですか〜?」
ノックも無くいきなり入ってきたリムリムに俺は「昼寝だ」と一言だけ言葉を返した。
ここはオルルという街の宿屋の一室だ。
仲間たちは皆、神器の手掛かりを探しに外に出て行ったのだが
俺は気が乗らず、一人で宿に戻っていた。
神器が悪人の手に渡るとこの世界に危機が訪れるらしいが、俺には関係無い。
どーせ俺は異世界から召喚されてきた部外者なのだから。
「ねー、お昼寝ならお外のほーが気持ちいいよ。リムリムと一緒にお昼寝しましょ?」
そう言うとリムリムは俺の袖をぐいぐい引っ張ってきた。
「…俺は今、外に出る気分じゃない。ほっといてくれ。」
俺はリムリムの手を乱暴に振り払った。
するとリムリムの顔はみるみると曇っていき、今にも泣き出しそうになる。
「…ぐすっ、アキラちゃんはリムリムのこと嫌い?一緒にお昼寝したいだけなのに…」
なんてワガママな奴だ。
勝手に部屋に入ってきて、勝手に昼寝がしたいと言ってきて、勝手に泣き出す。
俺は半ば呆然として、遂には泣き出してしまったリムリムを眺めていた。
泣いているリムリムの姿を見ているうちに次第に俺はイラついてきた。
何故かと考えたら、一つの理由が思い当たった。
コイツの身勝手さが俺を召喚した奴らと同じだからだ。
人のことを勝手に異界から呼びつけておいて、自分に望んでいる力が無いと知ったら
あっさりと捨てて、あまつさえ命を狙ってきた奴ら。
途方にくれながら独り森を彷徨っていた時のことを思い出したら怒りが込み上げてきた。
このガキに俺の味わった苦痛の何分の一かでも味合わせてやろう。
そう心に決めると俺は不自然にならない位の笑顔を作ってみせた。
「ごめんなリムリム。一緒に昼寝するから泣き止んでくれよ。」
優しく言葉を掛けるとリムリムの顔は瞬時に泣き顔から笑顔になった。
本当に調子のいい奴だ。
「本当!?それじゃあ早くお外に…」
「外には行かない。昼寝はここでする。」
セリフも途中に部屋を出て行こうとするリムリムをドアのところで押しとどめた。
「え〜っ。お外でしたほーが気持ちいいよ〜。」
「知らないのか?部屋での昼寝のほうが気持ちよくて楽しいぞ?
俺がやり方を教えてやるから、とりあえずベッドに座れよ。」
リムリムは不満げな顔をしながらもベッドに向かってくれた。
……馬鹿な奴。
俺は心の中で呟いた。
後ろ手でドアに鍵を掛けると、俺もベッドに腰を下ろす。
「アキラちゃん、楽しいお昼寝ってどうやるのー?」
俺がベッドに腰を掛けると早速リムリムは聞いてきた。
「んーと、まずその前にお前の帽子(?)と手袋、邪魔だから取ってくれ」
リムリムは俺の指示に素直に従った。
「よーし、いい子だ。制服も邪魔だから、そいつも脱いでくれ。」
流石にこれはいやがるかと思ったがリムリムは「ほえ〜。制服も要らないの〜。」
等といつも通りの間の抜けた口調の科白を吐くだけで、何の躊躇いもなく服を脱ぎ捨てた。
「それで、この後はどーするの?」
服を脱ぎ、下着一枚の格好になったリムリムは恥ずかしがる様子もなく質問を重ねてくる。
……コイツ、本当に馬鹿なんだな…。
たしかリムリムは16歳だと聞いていたのだが
そのつるペタな胸同様に精神もあまり成長していないようだ。
可哀想な奴だ。そう思ってしまい俺は苦笑した。
これからもっと可哀想なことをする相手に同情しても意味はないのだ。
「これから先は俺がやるから、リムリムは大人しくしていればいいよ。」
俺はそう言うとリムリムを後ろから抱きすくめ、平坦な胸を撫で上げた。
「きゃははっ。く、くすぐったいよ〜。」
リムリムは身をよじって嫌がるが「じきに気持ちよくなるから」となだめて愛撫を続ける。
暫く胸をもんでやるとリムリムの乳首が硬くなってきた。
そこを指てでつまんだり強く押したりするとビクッビクッと面白いほどリムリムの身体が跳ねる。
「あっ、何か身体が…、ヘンな感じだよお……。」
「どうだ、気持ちいいだろ?でもこっちはもっといいぞ。」
片方の手を下着の中に潜り込ませる。
「きゃああっ」
クリトリスを刺激すると一際大きな嬌声が上がった。
「ああっ…き、気持ちいいよぉ……。もっとぉ…」
リムリムは頬を上気させ瞳を潤ませて俺に身体を預けてきた。
半ば開いている口からは涎を垂らしている。
そろそろいいだろう…。
俺はリムリムの身体を仰向けに寝かせ、下着を抜き取った。
「…?どーしたの?」
愛撫が止んでしまって不満なのか、リムリムは眉をを寄せて見上げてきた。
「これからもっと気持ちよくしてやるから、ちょっと待ってな。
頭を撫でてキスしてやるとリムリムは素直に頷いた。
俺は手早く自分の服を脱ぐとリムリムの片脚を持ち上げた。
脚が大きく開かれてリムリムの秘所がよく見える。
「いくぞ…。」
まだめくれていないそこに俺自身をあてがうと一気に腰を突き動かした。
「ヒィッ!キャアッむぐっ……ん―っん――!」
大きな声で騒がれて人が来てしまっては困る。
俺は片手でリムリムの口を塞ぎ黙らせた。
「ん――っ、ん――っ!!」
余程痛いのかリムリムは口を塞いでる俺の手に爪を立てて抵抗してくる。
そりゃろうだろう。
多少の愛撫があったとはいえ、何も慣らされていない膣内に無理やり挿入したのだ。
痛くて当然だ。
先程まであんなに快楽で蕩けていた顔が今では痛みと恐怖に凍りついている。
両目は涙で溢れかえっていた。
俺はリムリムの苦痛に歪んだ顔を見ながら腰を動かし続けた。
リムリムの内なかなりきつく俺を締め上げてくれる。
暫くするとリムリムの抵抗が弱まり、遂には止んだ。
爪を立てていた両手は俺の手に縋り付くだけになり、
恐怖に見開かれていた瞳は力をなくし何を映しているのか判らなかった。
「…っぷはっ、はぁ……、ああぁ…あ……」
口を塞いでいた手をはずすと、弱々しい喘ぎ声がリムリムの口から漏れた。
「どうだリムリム、気持ちいいだろ?」
「うん…。すごくイイ……。気持ちいいよぉ……。」
俺が耳元で囁くとリムリムは「気持ちいい」とうわ言のように繰り返した。
「そうか、正直な子にはご褒美を上げよう。リムリム、ちゃんと受け取れよ。」
俺は最奥まで突き上げると熱いモノをリムリムの内にぶちまけた。
「ねぇ、アキラって最近機嫌いいよね?何かあったの?」
仲間と宿で朝食を摂っているとミュウが話し掛けてきた。
「えっ、いや何も無いけど…」
俺はミュウの問いに言葉を濁した。
実際はリムリムのことを考えていたのだが、本当のことは言えない。
リムリムの処女を奪ってから既に一週間が過ぎている。
俺はあの日以来、毎日リムリムとセックスとしていた。
今ではリムリムは俺の言うことは何でも聞く肉奴隷だ。
咥えろと言えば喜んで俺のモノを咥えるし、
自慰しろと命令すればすぐに股を開いて自慰を始める。
今日は何をやらせようかと思いを巡らせるとつい顔は綻んでしまう。
「別に何も無いけど、こっちの世界の生活も悪くないって思えるようになったんだ。」
「ホント!?アキラにボクたちの世界気に入ってもらえてウレシイよ。」
俺の言葉にミュウはニコッと微笑んだ。
男を知らない純真無垢な笑みだ。
この女は男を知ったときどんな顔で啼くのだろう…?
「なぁミュウ。俺ってこっちの世界のことほとんど知らないんだ。
よかったらいろいろと教えてくれないか?
で、とりあえずこの街を案内してもらいたいんだけど…」
「うんっ、任せてよっ。…って、ボクもあんましこの街詳しくないけどね……
迷子になったら連帯責任だよ。」
ミュウはそう言って照れ笑いをした。
俺もミュウと一緒に笑っていた。
……本当に。
本当にこっちの世界も悪くないな……。
終わり