ネバーランド暦1005年6月、大陸の覇権を目指すザーフラクは、ジグロード決戦において宿敵魔王軍を退けるや、ネウガードを水陸両面から包囲して敵宗主国を孤立させた。
敵本拠地の閉塞に成功したフラウスター兵団は、その間に一気に大陸西部を掌中に収めるべく各地を襲撃、圧倒的な兵力を持って西へ西へとなだれ込んでいった。
鎧袖一触、グリドフ率いる第1騎馬隊が、中央部を突破した勢いに乗って、旅団フェリアスを壊滅、エイクスへの道が開かれるや、君主ザーフラクは自ら解放軍ドウムと雌雄を決するべく、軍師ジルオンに後を託して宗主国ロギオンを出立した。
「大君主様ぁ。どうして魔王軍をこのままお潰しになられないのですか?」
西へと向かう君主の車中、愛人兼外交官を務めるランジェが、ザーフラクの足元に跪き、愛おしそうに君主の分身をシャブリながら尋ねた。
「窮鼠猫を噛む、という言葉もある。幾らゴミみたいな連中でも、追いつめられればこちらも無傷では済むまい・・・」
連戦連勝に奢るザーフラクも、言葉とは裏腹に魔王軍の実力を侮ってはいなかった。
ランジェのフェラティオが籠絡したゴルベリアスによる計画的謀反、という奇策が成功していなければ、ジグロードで一敗地にまみれていたのは自分かも知れないと明敏な君主は知っていたのだ。
「真正面からジャドウの小僧と事を構えるのは、今少し国力を付けてからだ」
現在の兵力で魔王軍に総攻撃を掛けるためには、東の押さえが手薄になるし、海峡を隔てた先には小生意気なティナ王女が率いる連合諸島が虎視眈々と渡洋攻撃の機会を伺っているのだ。
ザーフラクは度重なる降伏勧告にも一向に耳を貸さず、あまつさえ隣国の島国を併呑して、敢然と挑戦状を叩き付けてきた小娘の顔を思い出しながら顔を歪める。
「ティナ・・・か。ネウガードを攻略した後は一気にメイマイ征伐に掛かる」
ザーフラクが現実世界に思考を戻すと、愛人が政治の事などどこ吹く風とばかり肉棒を舐め上げている。
「ふんっ・・・一国を滅ぼす舌技か・・・参る」
ザーフラクは目を閉じると、ランジェの口の中に白濁色の体液を大量に放った。
※
『覇王軍本隊迫る』の報にエイクスの民は上を下へパニック状態に陥った。
フラウスター兵団の通った後には、草木一本残らぬとの噂を信じる村人達は早くも疎開の準備に大わらわである。
居城において国内の恐慌を耳にした君主トゥエンティーは、眉一本動かさないで情報将校を下がらせた。
「これだから人間はだらしない。我が軍の兵士がドウム兵であった事が、ザーフラク最大の不幸よ」
麾下の武将であるサーティーンがあざ笑うように言い放った。
「今回は防衛戦であるから、攻城戦に難のあるドウム兵の弱点は晒さないで済みますが。如何せん彼我の兵力差は明らかです」
この年、解放軍ドウムの軍師となったばかりのチクが鼻の脂でずり下がり掛けていた眼鏡を押し上げながら呟いた。
「現在国境付近に布陣している軍団だけでも、ロギオン本国軍のグリドフ騎馬隊、ギャリンの騎士団。その他ハン・デ・クル率いる騎兵トゥイングー、クリフ・リフ率いる野獣軍ゴムロアが確認されています」
「分かっている。その後にはザーフラク直卒のフラウスター兵団本隊5個軍団が迫っている」
人造戦闘兵ゆえに感情を表に出すことのないトゥエンティーだが、圧倒的不利を理解できずに、ただ手をこまねいているわけでもない。
「やはり、援軍を乞いましょう」
※
同盟国とは名ばかり、事実上エイクスの属国と言うべきツェンバーの君主、暗黒不死団を率いるメイミーは、エイクス城の謁見の間に跪いて盟主の臨席を待っていた。
入城に当たり実施された、裸にされてのボディーチェックは、属国の君主なる身ゆえメイミーも止むを得ず耐え抜いたが、役得とばかりにむしゃぶりついてくる下級兵士の無礼は拭い切れぬ屈辱感を彼女に与えた。
口の中や腋の下をかわぎりに、およそ武器を隠せそうな部位を不必要なまでに丁寧にチェックする下級兵士を、完全に無視することでプライドを保とうとする若きバンパイアの姫君。
チェックはたっぷり30分も掛けてようやく終わったが、メイミーが履いていたパンティーは戦利品と称して没収されてしまった。
軍師チク考案の奇計にはまり既に精神的に敗北させられたメイミーの前に、盟主トゥエンティーが姿を現したのは、それから2時間も後の事であった。
「待たせたな」
鷹揚に声を掛けて玉座に腰を下ろすトゥエンティー。
「盟主様におかれましては、ご機嫌麗しゅう・・・」
跪いたまま消え入りそうな声で挨拶の口上を述べるメイミー。
「時に、ロギオンのうつけ者との決戦が近い。その方の国にも援軍を出して貰う」
有無を言わせぬ響きを伴ったトゥエンティーの言葉に、メイミーはただ頷くのみ。
「褒美は先に取らせて遣わす・・・」
立ち上がったトゥエンティーは、跪いたままのメイミーの背後に回り込むと、おもむろにスカートの裾をまくり上げた。
メイミーの処女雪のように純白の尻が惜しげもなく晒される。
トゥエンティーは感情のこもらぬ手でメイミーの尻にひとしきり愛撫をくれると、ズボンの前をはだけて疑似陰茎を取り出す。
「めっ、盟主様・・・お慈悲を」
首をねじってトゥエンティーを切なそうに見上げたメイミーの股間からは、既に期待が粘液の滴となって具現化している。
トゥエンティーは無造作に両手でメイミーの腰を引き寄せると、股間の中心部を一気に貫いた。
「あぁっ・・・あはぁぁぁ〜」
メイミーの眉間に縦皺がより、熱い溜息と共によがり声が漏れる。
体内を掻き回すように出入りを繰り返す疑似陰茎に、バンパイアを統べる姫君もはしたなく乱れて、自然と腰を使ってしまう。
「これよ・・・これだわ・・・」
メイミーは、戦わずしてエイクスの属領主として甘んじる決意を決めさせた、憎い疑似陰茎を全身全霊をもって感じ取る。
「はぁぁぁ〜ん。イクッ、イクゥゥゥゥ〜ッ」
疲れを知らぬ人造ペニスの責めに、4度目のクライマックスを迎えたメイミーは、絶叫と共に体を硬直させ、やがて激しく痙攣して果てた。
白目を剥いて失神したメイミーを冷ややかに見下ろしながら、トゥエンティーは必勝の策を練り上げていた。
※
「前衛突撃部隊壊滅っ」
「支援部隊、ボボンゴ殿討ち死にぃっ」
エイクス北部の湿地帯で激突した解放軍ドウムとフラウスター兵団。
はかばかしくない緒戦の状況にも、フラウスター兵団の大君主ザーフラクは余裕の態度を崩していなかった。
「ゼンマイ仕掛け共もなかなかやりおるではないか。苦手な者が多い湿地帯を決戦場に選んだ戦術センスも見るものがある」
自軍の中核を構成するナイトと戦士は、いずれも湿地帯での戦いは苦手である。
地の利を味方にし、陣形を目まぐるしく変えながら有利に戦いを進める敵将の手腕に、ザーフラクは素直に感心する。
「しかし感心してばかりはおれぬわ。ドミニム騎士団を戦線に投入せよ」
前衛で戦っていた野獣軍は孤立しほぼ壊滅、ハン・デ・クルの騎兵トゥイングーも総崩れ寸前になるのを見たロギオンの大君主は、本隊の一部を割いて援軍に向かわせた。
「そうはさせるか」
折角崩し掛けた騎兵トゥイングーに、立ち直らせる時間を与えるわけにはいかない。
「天魔爆雷」
金属の鎧を着込んだナイト部隊に雷撃系最強の魔法は、天敵とも言うべき威力を発揮した。
只の一撃で殆どの兵士を失い、戦力外と化すドミニム騎士団。
「今だ、突撃。陣形、三方不敗」
トゥエンティーの指示でなだれ込むドウム兵にたちまち飲み込まれてしまう前衛部隊を目の当たりにして、流石のフラウスター本隊にも同様が走る。
「大君主様っ。後方に敵の新手がっ」
本隊の右翼を任されていたランジェが、目聡く敵の戦士部隊を発見して報告する。
「暗黒不死団・・・こしゃくな」
新手の部隊に無数に翻る旗指物で、その正体を看破したザーフラクが憎々しげに吐き捨てる。
「退路を断たれる」
「国に帰れなくなるぞ」
そう喚いて本隊内に動揺を走らせているのは、解放軍ドウムの軍師、チクの配下の工作部隊所属の兵である。
「うつけ者がっ。あれしきの敵、恐れるに足らず。例え退路を断たれようと我らには前進あるのみ」
ザーフラクの一喝で表面上は落ち着きを取り戻す本隊。
「クリス。その方の部隊をもって、生意気なヴァンパイアの小娘を討ち取って参れ」
ザーフラクは後衛に布陣していた忍者部隊に出撃を命じた。
しかし。
「いやだね。いつ戦うかは僕が決める」
形勢不利と見たクリスは、大君主の命に従わないばかりか、勝手に撤退を開始する。
「後衛部隊、クリス様ご謀反」
またも上がった声に兵士達が振り返ると、後衛のクリス部隊が東へと去りゆくところであった。
「負ける。味方が負けるぞ」
恐慌を起こした兵士達は統率を失い、部隊としての運用が不可能となる。
そこに歓声を上げて突っ込んでくるドウム軍部隊。
グリドフ騎士団を蹴散らしたサーティーンの部隊が、一気にザーフラクの本陣に迫った。
「オホホホッ。それでは私もこの辺で・・・」
形勢不利と見た右翼のランジェ隊も既に逃げ腰になっている。
「敵は弱兵だ。一気にザーフラクの首を上げろ」
敵軍の先頭に立ち、突っ込んでくるサーティーンが言うように、ロギオンの兵卒は近隣諸国に比べて弱いことで有名であった。
数を揃えて補給線を確保した、圧倒有利な状況下では正しく機能する部隊も、一旦崩れかけると脆さが露呈してしまう。
「大君主様も・・・そろそろ・・・」
後数百メートルの距離に迫ったドウム兵の大部隊を前に、ランジェは退避勧告を行わざるを得なかった。
「ぬるいわっ」
「はぁっ?」
呆気にとられるランジェを尻目に、ザーフラクはマントを翻して床机を蹴って立ち上がった。
「舐められたものよ。その程度の勢いで、この覇王の進撃を止められると思っているのか」
ザーフラクはランジェが慌てて差し出した愛剣を引き抜くと、ゆっくり数歩前へ出た。
意識を集中したザーフラクの体に見る見る気力が充実していく。
「ザーフラクだ。敵の親玉を見つけたぞっ」
ようやく敵将の居場所を捉えたサーティーンは、歓喜の雄叫びを上げて突入を開始した。
「参る。裏奥義・封神閃!!」
渾身の力を込めて薙ぎ払われた剣先から、3本もの真空波が伸びた。
たちまち切り崩されるドウム兵前衛部隊。
「こしゃくな。されど後続部隊は健在・・・」
真空波を受け、胴を真っ二つにされながらも、自軍の勝利を確信したサーティーンの言葉が終わらぬうちに悲劇は起こった。
3本に飛んだ真空波は途中で勢いを失うどころか、部隊中腹で波動へと変化を見せ、後続部隊の全てを薙ぎ払ってしまったのだ。
逆に逃げ腰になるドウム軍だが、後方は倒れた味方が邪魔して逃げ道はない。
無言で掲げられたザーフラクの剣が敵に向かって振り下ろされた。
歓声を上げて突撃を開始するザーフラク直卒の騎士団の前に、サーティーンの部隊は飲み込まれていった。
※
勢いを取り戻したフラウスター兵団の全力攻撃前に、遂にトゥエンティーの本隊も壊滅、激しい攻城戦の末、トゥエンティーの首がザーフラクの元に届けられたのは、それから6時間後の事であった。
「ザーフラク!!ザーフラク!!」
兵士達の歓呼の声に迎えられて、陥落したばかりの敵城に大君主が堂々の入城を果たす。
直ぐさま行われた論功行賞の席上で、城攻めに功があったとしてクリスの敵前逃亡は不問に付され、その他、功のあった将帥には、それぞれ女帝の銀水晶などの戦利品を与えられる。
しかしザーフラクの渇望したドラゴンソウルは遂に手に入れることは叶わなかった。
また、フェリアスは先鋒を努めた野獣軍ゴムロアの君主クリフ・リフに払い下げられ、エイクスの統治はフラウスター兵団の第1騎馬隊長グリドフに任されることとなった。
素早く戦後処理を済ませると、ザーフラクは早くも本国ロギオンへの帰り支度を始めた。
「例のものをこれに」
ザーフラクの命令で第2騎馬隊長のギャリンが1人の女性を伴って入室してくる。
それは一糸まとわぬ裸に剥かれ、自殺防止用の猿轡を噛まされたメイミーの惨めな姿であった。
抵抗しようにもメイミーは、白い肌に食い込むまでに荒縄で縛り上げられているのでどうにもならない。
トゥエンティーの部隊が壊滅するに及んで、自らも盟主に殉じようとして突撃を掛けたメイミーを、側面からの一撃で生け捕りにしたのは、撤退を装って迂回していたクリス忍軍であった。
敵の女武将をコレクションするという、ザーフラクの悪癖を満足させるために、陰で暗躍し、実際に手を汚すのがクリス忍軍の真の役割なのである。
緊縛されたメイミーは、近寄ってくるザーフラクを上目使いにキッと睨み付け、無言の拒絶を示す。
「余を拒絶するか。それもまた一興」
完全に相手の生殺与奪権を手に入れたザーフラクは余裕の笑みを浮かべてメイミーの肩に手を掛ける。
必死で肩を揺すり、ザーフラクの手を振り解こうとするメイミー。
だが後ろ手に縛られた身ではどうすることも出来ず、遂にベッドへと押し倒されるメイミー。
「バンパイアの味は、如何なる美味かな」
ザーフラクは剥き出しになったままのメイミーの乳房を鷲掴みにすると、桃色の乳首を唇の間に挟み込んだ。
「くぅぅぅ〜むぅぅ・・・うぅぅぅ〜むぅぅ・・・」
憎い敵に愛撫されるおぞましさに、メイミーは身をよじらせて逃れようとするが、荒縄の締め付けがそれを許さない。
やがて乳房を離れた覇王の手と口は、徐々に下へ下へと下がっていき、薄緑の飾毛に覆われた秘密の泉に達した。
「ふふふっ。バンパイアといえども、作りも機能も人間と同じか」
覇王の指先と舌がメイミーの敏感な部分を責め立て、メイミーは強制的に発情させられる。
メイミーは涙を流しながら必死で本能に抗うが、体は心より数段正直であった。
やがて湧きだした清水にメイミーの泉が溢れんばかりになった時、ザーフラクは一旦彼女の体から離れた。
「では参る」
ザーフラクはメイミーの下半身を改めて抱き寄せると、己の分身を泉の中心にあてがった。
「人間の男に犯されてしまう・・・」
純粋なバンパイアの女王として民草の上に君臨するメイミーにとって、最も恐れていた瞬間がやって来た。
「情報部より伝令っ。情報部から伝令ありっ」
突如として廊下に上がった慌てふためく叫びは、メイミーの純血を一時的にせよ救った。
「何事かっ」
素早く着替えたザーフラクは情報士官を呼び止めた。
「大君主様に入電あり。御味方ナハリ国において敵襲これあり。君主ギュフィ2世殿、討ち死にの模様!」
「なにぃ」
ナハリはジグロードと共に、宿敵ネウガード包囲網の1つを形成する同盟国で、ギュフィ2世は比較的早くからフラウスター兵団に隷属を求めてきた、事実上の属将である。
「敵は、魔王軍か」
ジグロード決戦で与えた打撃から計算して、ジャドウが兵を起こすには、今しばしの時間があるはずである。
「敵は・・・カイゼルオーンのアレース殿」
「何っ、黒騎兵ゴーラが・・・何のために」
カイゼルオーンは君主アレース1人の弱小国ゆえに脅威とはならず、敢えて攻撃を避けて不戦条約を結んだ、いわば友好国の一つであった。
ナハリが落ちた今、ネウガードを包囲するのは、ジグロードのゴルベリアス、海峡封鎖を行っているディアルゴ諸島のハネーシャ艦隊軍だけとなった。
「まぁよいわ。これも戦国の世のなせる業・・・」
大君主ザーフラクは外交官ランジェを呼び寄せると、メイミーの身柄を預けた。
「この女を人質にツェンバーに対して無血開城を迫れ。従わぬ時はこの女もろともバンパイア共を根絶やしにしろ」
不戦開城によるドラゴンソウルの入手をも視野に入れ、敢えてメイミーを生け捕りにした、大君主の恐るべき戦略眼にランジェは改めて恐れ入る。
「出陣っ」
ザーフラクは身の回りの手勢だけを集めると早くもナハリ目指して出立していった。
それを城内から見送ったランジェは、頭を起こすとメイミーに向き直る。
「さてどうしましょうかしらね。ヌードのままの貴女を十字架に磔にして迫れば、兵士達の士気もがた落ちかもね。あっ・・・この体だと逆に元気になっちゃうかも?」
ランジェは明らかに責められた証跡を体中に残すメイミーを値踏みするように睨め回した。
「いずれにしても、時間はたっぷりあるわ」
ランジェは手早く衣服を脱ぎ捨てると、嫌がるメイミーにのし掛かっていった。
※
ギュフィ2世は、父である先帝から受け継いだこのナハリ1国を守る事だけで、満足であった。
魔王軍と隣接しているという、致命的な地理条件下において、弱小国が生き残るためには有力な他国への隷属はやむを得ぬ所行であったのだ。
そのため、魔族よりは人間をと、ロギオンのザーフラクを頼ったのは間違った選択ではなかったはずである。
事実ザーフラクは、表面上は自分を1国の君主として丁重に扱ってくれるし、そもそも自分の心に大それた野心などあろうはずはなかった。
なのに。
「キャハハッ。見せてみな、お前の醜い本当の心を・・・」
突如として国境を侵し、猛攻を加えてきた若き黒騎士は、自分の本心を見透かしたかのような言葉を投げかけてきた。
「私は・・・私は・・・」
次の瞬間、若き黒騎士アレースの放った魔剣ランシュバイクの一撃は、戦国の世に生きる1君主の心の奥に潜む野望を、配下の兵力共々真っ二つに粉砕していた。
(つづく)