ネバーランド大陸の南東部に位置するメイマイ国。  
双女神メイファースとマイラスティを信仰するこの国の片田舎に、純朴な村人達が暮らす一つの農村があった。  
首都からは遠く離れて本来ならば騒乱とは無縁のこの村に、今まさに青天の霹靂とも言える騒動が起こっていた。  
騒めく人々が取り囲んだ一軒の民家に、一人の男子を抱きかかえた男が剣を手にして立て籠っている。  
人から金銭を奪う事を生業としていたこの男は、国から差し向けられた追手から運良く逃れて村へと逃げ込んだ。  
そして目に付いた民家に押し入った男は、住人独りを人質にとって集まった村人達に金と馬を要求し始める。  
やがて緊迫する状況の中で、抱えられた子供が恐怖に耐えかね泣き始めると、それに激昂した男は怒号の声を張り上げた。  
「待てっ!!」  
これから惨劇が起こるであろうと思われたその時に、悲鳴を上げる村人達の中から凛とした女性の制止する声が響き渡る。  
その声に冷静さを取り戻した男の前に、今も騒めき続ける村人達の中をかきわけて、一人の女性が進み出てきた。  
「その子を傷つけるのは止めよ、人質ならば私が代わりを務める故に、その子はどうか離してやってくれ」  
立て籠もった男と村人達の注目を集めて進み出た者は、双女神に仕える女性神官ル・フェイその人であった。  
冷静な面持ちで躊躇いも見せずに歩いてきた彼女を、男は盾にした人質を離さぬまま、値踏みする様な目で眺め回す。  
そして緊張に張り詰めた空気の漂う中、やがて彼の口から出た言葉はル・フェイの予想の斜め上を行くものだった。  
「はぁ?…ぬ、脱げじゃと?何故そんな…いや待てっ」  
投げ掛けられた予想外の言葉に初めて動揺を見せるル・フェイに、男は大きく声を荒げて同じ要求を突き付ける。  
その怒号にビクリと震えた子供が再び泣き出すと、その声に急かされる様にル・フェイは苦渋の面持ちで服へと手を掛けた。  
「解った…その言葉に従おう…」  
 
村人達が動揺に騒めく最中、ニヤニヤと笑う男に見つめられながら、ル・フェイは身に着けた装束を脱ぎ始める。  
肩に掛かったケープを外した彼女は胸を覆う布地を捲り上げると、その豊かな乳房を陽光の下へと曝け出す。  
そして村人達の視線を背に感じながら、彼女は下着ごとスカートを引き降ろすと、白桃を思わせる尻を露にした。  
「どうだ?言われた通りに…な、何?」  
僅かに頬を赤らめながらル・フェイは内心の動揺を悟られない様に、毅然とした態度で惜しげもなく裸身を晒している。  
そんな彼女の美しい肢体を舐める様に眺め回していた男は、やがて狡猾そうに口を歪めると更なる要求を口にした。  
「くぅ…解った…こうだな?…んっ」  
男の下卑た要求に応じたル・フェイは恥辱に肩を震わせながら、自らの豊かな乳房をアピールする様に持ち上げる。  
彼女自身の手によって掬い上げられた双丘は僅かに形を歪ませながら、肩の震えに合わせて掌の上で小刻みに波打つ。  
そして自らの手で乳首を弄るように男が命令すると、その淡く色づいた突起をル・フェイの指先が恐る恐る摘み上げた。  
「ひぅっ…こ、これで良いのか?…んっ…これで…ひぁっ!?」  
これまで生きてきた中で例を見ない程に硬くなった乳首を、ル・フェイは慣れない指遣いでコロコロと転がし続けている。  
己の乳首を弄るたびにビクッと震える彼女の姿を、愉悦の表情を浮かべて鑑賞する男は、やがて内股を伝い落ちる愛液に目を向けた。  
 
「し、下?…あっ…これ…んっ…こ、此処もするのか…あっ…はぁっ」  
男の指摘に自らの濡れた股間を自覚したル・フェイは、ただ言われるがままに淫欲に疼く己の秘所へと指先を導く。  
ゆっくりと伸ばされた指先が愛液に潤った秘肉に触れた瞬間、粘着質な水音と共に彼女の身体は電流が奔ったかの様に跳ね上がる。  
そして膝を震わせながら秘所を愛撫するル・フェイに、熱い視線を向ける子供の様子に気づいた男はニヤリと唇を歪ませた。  
「ふぁっ…そんな…し、尻を向けろと…んんっ…うぅ…こ、これで良いのだな?」  
男の指示にル・フェイは羞恥に耐えながら二人に背を向けると、子供の目の高さに合わせる様に尻を突き出す。  
そして遠巻きに見守る村人達の姿を視界に収めながら、彼女は自らの尻に手を回し、未だに穢れを知らない秘所を拡げさせる。  
しかし次の瞬間ゴンッと重い打撃音が響き渡ると、それと同時に男の目が白目を剥いて糸の切れた操り人形の様に崩れ落ちた。  
「立て籠もるんなら家の裏口とか気を配れ…よ…な?…oh」  
完全に気絶した男が倒れ伏す民家の入口には、地面に落ちた剣を遠くに蹴り転がして出てくるアキラの姿があった。  
泣きながら縋り付いてくる子供の無事に安堵する彼の表情は、自らの秘所を晒しているル・フェイの姿に気付いて凍りつく。  
そして村人達の歓声が響き渡る最中、顔を真っ赤に紅潮させた彼は、鼻が熱くなる感覚を覚えながら鮮血と共に意識を手放した。  
 
「マ…マジでスイマセンでした…」  
立て籠もり事件も解決し元の平穏な空気を取り戻す中、衣服を着直したル・フェイに頭を下げるアキラの姿があった。  
困った様な表情を浮かべて苦笑いする彼女に向かって、アキラは土下座をせんばかりの勢いで謝り倒していた。  
「しかしアレは人質救出の最中に起こった偶発的出来事…言わば事故だから…ノ…ノーカン?」  
「ふっ…いや、そなたが来なければ最悪の事態もあり得たろうし、私も気にはしておらぬよ?」  
必死なアキラの様子に思わず噴き出したル・フェイは、穏やかに表情を緩めて微笑を浮かべる。  
その言葉に大きく安堵のため息を吐くアキラに対して、ふとル・フェイは首を傾げて頭に浮かんだ疑問を問い掛けた。  
「そう言えば何故そなたはメイマイに居るのだ?」  
「ん?えーとネバーランド諸国漫遊の旅?メイマイ良いとこ一度はおいで〜ってのを聞いて」  
あっけらかんとした口調で問い掛けに返すアキラの言葉に、ル・フェイは再び噴き出して苦しそうに身体を震わせる。  
その笑いをこらえ続けるル・フェイに言葉を詰まらせるアキラへ、彼女は眼尻に浮かんだ涙を拭って謝罪の言葉を口にした。  
 
「す、すまぬ…この世界の生活を楽しんでいるようで何より…ところで今日の宿は決まっておるのか?無ければ案内するが」  
「あ、良いのか?助かるよ」  
ル・フェイの提案を快く承諾したアキラに彼女は大きく頷くと、旅の荷物を持ってきた彼の前を導くように歩き始めた。  
次第に日が暮れ始める村の中を連れ 立って歩く二人は、やがて民家が並んだ村の中に建てられた宿屋へと辿り着く。  
そしてカウンターでチェックイン済ませた二人は、食事処を兼ねた1階部で偶然の再会を祝して宴を始めるのだった。  
「ル・フェイは気にしてないとか言ってたけど…してるよなぁ…絶対」  
ル・フェイとの食事を終えて小一時間経過した後、アキラは店員に用意して貰った酒瓶を片手に宿の廊下を歩いていた。  
昼間の事を思い返す彼の脳裏にはル・フェイの困った様な笑顔と同時に、愛液が滴る秘所のイメージが鮮明に浮かび上がる。  
そして再び熱くなる鼻頭に慌てて妄想を振り払ったアキラは、やがてル・フェイが泊まる部屋の前へと辿り着く。  
「ル・フェイ、宿の人がお酒ををくれたんだけど俺じゃ飲みきれないから一緒に飲んでくれ…あ…」  
扉越しにル・フェイへ呼びかけたアキラは彼女を返事を待たずして、何の気なしに扉を開けて室内を覗きこむ。  
そして部屋の中を見回す彼の視界へ真っ先に入ったのは、一糸纏わぬ姿で ベッドの上に横たわった彼女はシーツを咥えて喘ぎ声を押し殺しつつも、無我夢中に自らの身体を慰め続けている。  
しかし興奮に潤んだ瞳が呆然と入口から覗いているアキラの顔を捉えると、彼女はビクンと肩を震わせ身体を硬直させた。  
 
「と、扉を閉めよっ!!」  
「っ!?すまんっ!!」  
顔を真っ赤に染めたル・フェイの声に弾かれる様に、上ずった声と共にアキラは慌てて部屋の外へと飛び出した。  
ドキドキと高鳴る胸の鼓動に落ち着いて呼吸を整える彼に向かって、やがて室内から入室を許可する声が掛けられる。  
その声に促されて恐る恐る部屋に入った彼を、シーツを身体に巻き付けたル・フェイの視線が迎え入れた。  
「あー…悪い…そういう事をル・フェイがしてるイメージが無くて…」  
「いや…私もこんな事は…その…昼間の事を思い返していたら、どうにも身体が疼きだして…んっ」  
申し訳なさそうに頭を下げるアキラに対して、頬を上気させたル・フェイは居心地の悪そうに身体を竦めている。  
しかし渋い表情を浮かべている彼女の脳裏に、昼間の体験が思い起こされると途端に火照った身体に鈍い疼きが蘇った。  
「だ、大丈夫か?」  
「ふぅ…くぅ…し、少々…辛いな…このような感覚は初めてで…お、収まりがつかぬ…ふぁっ」  
自らの肩を抱き締めて身体を震わせるル・フェイの様子に、アキラは僅かな躊躇いを見せた後に彼女へ手を伸ばす。  
そして身体の芯から湧き上がる衝動に、切なげな溜め息を漏らしているル・フェイの背中を優しく擦り始めた。  
「ホントに辛そうだな…んっと、そのー…ちょっと良いか?」  
ル・フェイの背中を擦り続ける最中、ふと閃いた考えにアキラは一つ彼女に断りを入れるとベッドの上に身を乗り出す。  
そのまま怪訝な表情を浮かべたル・フェイの背中を抱き締める様な体勢で彼女の背後に座り込んだ。  
「ア…アキラ?」  
「あんな事を体験したせいで変な感じに体が緊張しちゃってるんじゃないかと…たぶん…とりあえずそのまま深呼吸してて」  
言われた通りに大きく深呼吸するル・フェイの身体を、アキラは首筋から肩にかけてマッサージする様に撫で始める。  
柔肌を愛撫する掌のこそばゆさに身を捩る彼女を、アキラは腕に背中に脇腹へと丹念な手つきで愛撫し続ける。  
そして引き締まった腹部を優しく撫でるアキラの掌は、そのままル・フェイの肢体を這い上がって豊かな双丘へと辿り着いた。  
 
「あっ…んっ…ふ…ぁぁ…」  
重たげな乳房を壊れ物を扱うかの様に持ち上げたアキラは、柔らかな触感のそれを掌の上でたぷたぷと優しく揺り動かす。  
僅かに形を歪ませた双丘が波打つたびに、すっかり体を弛緩させたル・フェイの唇から、悩ましげな吐息が吐き出される。  
そして乳房に合わせて揺れる乳首をアキラの指先が摘み上げると、短い悲鳴と共にル・フェイの身体がビクンと跳ね上がった。  
「あ…っと、悪い…痛かったか?」  
「い、いや少し驚いてしまっただけで…も、もう少しだけ続けてくれぬか?」  
何度も深呼吸を繰り返し呼吸を整えたル・フェイの求めに応じて、アキラは再び硬くなった彼女の乳首へと指を伸ばした。  
過剰な刺激を与えない様に気遣いながら、アキラは敏感な肉の突起をゆっくりとした指使いで慎重かつ丁寧に捏ね繰り回す。  
「あひっ…ふぁ…あぁん…ひ、独りの時より…ずっとぉ…んはぁっ」  
最初こそ過敏な反応を見せていたル・フェイも、次第に痺れる様な刺激に慣れたのか乳首への愛撫に初めての快感を覚え始める。  
そうした中、アキラは丹念に愛撫し続けた乳首から片手を離すと、自らの腕の中で震えるル・フェイの下半身に滑らせていく。  
彼の意図を察した彼女は僅かな躊躇いの表情を見せるも、やがて昂ぶる思いに突き動かされる様に閉じていた両脚を拡げさせた。  
「そ、その…あまり手荒くはせんでくれ…っ…ひゃんっ!?」  
露わになった股間へ降ろされた指先が濡れた秘裂に触れた瞬間、可愛らしい悲鳴を漏らしてル・フェイの身体が震え上がる。  
初めての乳首への反応を思い返し、アキラは熱く潤った膣内への挿入は控え、指先に触れた秘肉への愛撫を開始する。  
そして秘所への愛撫と同時に摘んだ乳首を捏ね回されるル・フェイは、次第に与えられる快楽に悦びの表情を見せ始めた。  
「ル・フェイ…さっき俺が見せたやり方…こっちの胸で試してみて?」  
「ふぁっ?や、やり方…あ…さっきの…あひっ…アキラにされた事…んっ…あぁんっ」  
そっと耳元で囁かれたアキラの言葉に、ル・フェイは先程まで弄ばれていた自らの乳首へと指を這わせる。  
乳首に触れた彼女の指先は、ゆっくりとした稚拙な指使いながらも、敏感な突起をコリコリと転がし続けている。  
やがてアキラに比べて拙い自身の愛撫にもどかしさを覚えたのか、ル・フェイは自らの乳房を持ち上げると硬く勃起した乳首を口にした。  
 
「あむっ…ちゅ…んぁ…む…んふぅ」  
「す、凄いなそれ…じゃあコッチも少し強いの行くよ?」  
無我夢中に舌を動かし自らの乳首を嘗め回すル・フェイの姿に、生唾を飲んだアキラは感嘆のため息を漏らす。  
そんな彼女の様子に頃合いと見たアキラは秘所を愛撫する指を止めると、包皮を被ったままの淫核を剥き出しにさせる。  
そして曝け出された突起をアキラの指に撫で上げられると、乳首を吸っていたル・フェイは堪らず嬌声を張り上げた。  
「ひぅっ!?い、今…電気の様なものが…ひんっ!?ひぁっ!!!こ、これ…これは何…あひぃんっ!?」  
「気持ち良いだろ?」  
生まれて初めて体験する淫核への愛撫に、ル・フェイは感電したかの様な反応を見せて、ビクビクと肢体を震わせ続ける。  
その顔は普段の凛とした彼女からは想像出来ない程の淫らな表情を浮かべ、半開きの唇からは一筋の唾液が伝い落ちている。  
「わ、解らないっ…こんなっ…あぁ…こんな事は初めてで…ふぁっ?な、何か来る…私の中に何か…んあぁぁっ!!」  
淫核を弄られるたびに肢体を震わせ続けるル・フェイは、やがて人生初となる絶頂に向かって心を昂ぶらせていく。  
愛撫に反応する身体の震えから絶頂が近い事を予測したアキラは、そんな彼女の身体を抑える様に背後からきつく抱き締める。  
それと同時にアキラの指に愛撫されていた淫核がキュッと摘まれると、短い悲鳴を上げたル・フェイが双眸をカッと見開いた。  
「んんっ!?し、知らな…こんな…もう駄目…んぁっ…もう駄目っ…あっ…だめ…あああぁぁぁぁっ!!」  
嬌声と共に絶頂を迎えたル・フェイは、抱き締められたアキラの腕の中で、絶頂の余韻にビクビクと腰を震わせ続けている。  
愛液に濡れたアキラの指が優しく淫核を撫でるたび、ヒクつく蜜壺からは愛液の糸が滴り落ちてベッドのシーツに染みを作る。  
やがて絶頂の波が過ぎ去った後に、ウットリとした表情を浮かべたル・フェイは、大きな溜め息を吐き出して全身を弛緩させた。  
「スッキリした?」  
「んっ…だが暫くの間こうして抱いていてくれ…意識が朦朧としてどうにかなってしまいそうでなぁ…」  
微笑みとも苦笑いともつかない笑みを浮かべたル・フェイは、間延びした口調でアキラに向かって語りかける。  
その言葉に軽く頷いたアキラは彼女に求められるがまま、うっすらと汗ばんだ肢体をギュッと抱き締めたのだった。  
 
 

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