ある日の深夜、ローレンポフにある宿の一室から途切れ途切れに押し殺された女の声が聞こえてきた。  
 
「ぁ・・・・・・ん・・・・んっ・・・・くぅぅ・・・・・。」  
 
女の名はリューンエルバ。愛称はリーエ、ヴァラノワールと言われる学園で試験官をしている。  
しかし彼女はこんな時間に一体何をしているのだろうか。その答えはこの声が物語っていた。  
 
「ん・・・・あっ・・・・んん・・・・・。」  
 
リーエは自らの指を秘所に這わせ、快感を貪っていたのである。  
自分以外誰もいない部屋には秘所をかき回す卑屈な音と甘い愛嬌が響いていた・・・。  
                ・  
                ・  
                ・  
翌朝(と言ってもほぼ昼と言って良い。)、大きなあくびと共にリーエは目を覚ました。  
アキラや仲間たちの大半は既に起きており、買い物を楽しむ者。散歩をする者。  
真昼間から酒を飲む者。それぞれ思い思いのときを過ごしている。  
一方リーエはと言うと、昨晩と同じく自慰にふけっていた。  
まだ昼だと言うのにその行為は刻一刻と熱を増している。  
 
「あっ・・・ぁ・・・んっ・・・・っ・・・・。」  
 
彼女の性欲は止まることを知らないのか、昨日の行為が嘘のように秘所から愛液が  
吐き出されている。飛ばされる液体にシーツが濡れ、自らの衣服を汚す。  
 
「ん・・・・・はぁ・・・・ぁん・・・・んっ・・。」  
 
ただ一心不乱に秘所に添えられた手を動かし、もう一方の手で自らの胸を揉みしだく。  
そして口はだらしなく開けられ、唾液を滴らせている。  
今のリーエは魑魅魍魎を鎧袖一触する勇ましい姿などではなく、  
牡を求め、快感に酔いしれる淫乱な牝の姿に過ぎなかった。  
いつからだろうか。リーエはそう思う。心の奥底から湧き上がる黒い欲望。  
一体いつからこんなにまで淫らな身体になったのか。それは本人ですら分からない。  
以前はここまで酷くはなかった。が、いつの日か自らの肢体は快楽を求める事に貪欲に  
なっていたのである。  
 
「んっ・・・・あっ・・・あぁぁぁっ!」  
 
身体を二度三度波打たせ、リーエは果てた。しかし幾ら絶頂を迎えても身体の疼きは  
相変わらずである。指では決して得られない、本物の快楽を求めているのだ。彼女はその  
気持ちを少しでも紛らわす為に今こうして自慰をしたのだが、それももう限界が来ている  
らしい。その虚ろになった碧の瞳には何も見えてなどいない。映るのは激しく異性と交わる  
自分の姿のみ。己の欲望を想像し、彼女の秘所は瞬く間に濡れていった。それに気づいた  
リーエは淫らなことを考える自分にフッと自嘲して目を瞑り、そして次の刹那、意を決した  
ように目を開ける。その目はまさに、これから獲物を狩りに行く動物のようであった。  
 
 
天魔王の脅威は未だに消えてはいない。しかし大抵の者は至って平常であった。  
まるでその脅威を意図的に忘れようとするかのように。だが無論、例外もいる。  
例えばアキラと言う青年。彼は自分の意思に関係なく召喚され、自分の意思に関係なく始末されそうに  
なると言う理不尽な目にあっている。神器を集めれば元居た世界へ帰れるかも知れない。そんな一条の  
光を頼りに今まで戦って来た。が、アキラはその行為に不安を、敵の脅威に恐怖を感じられずには居られな  
かった。別段これは今日に限った事ではない。常にその思いを胸に戦っている。しかし敵の居城が近づく  
に連れその思いは膨らんだ。  
 
「(この先、俺はどうなるんだ・・・本当にチキュウに帰れるのか・・・・?)」  
 
アキラは自室のベットに横たわり、独り物思いにふけっていた。  
外を見れば日は落ち、辺りは既に闇に包まれている。朝から晩まで食事も満足に取らず、この調子だ。  
仲間が食事に誘っても「後で食う。」、相談に乗ろうかと聞けば「別にいい。」と、つっけんどん  
な返答をしてばかりである。アキラはどこか遠くを見るような目で、不安と恐怖に押し潰されそうに  
なりながら、ただひたすらに考え込むばかりだった。  
 
"ガチャ"  
 
そんなときだ、誰かがアキラの部屋にノックもせず入って来たのは。  
 
「・・何か用か・・・・?」  
 
来訪者に振り向きもせず、アキラは背中越しに声を放った。  
 
「どうかしたの?一人で閉じこもっちゃって。」  
 
部屋に入ってきた人物。リーエは妙に落ち着いた口調でアキラに言った。  
それを聞き、アキラは「またか・・・。」と言わんばかりにため息を溢した。  
皆そうだ。皆、不幸なアキラを哀れんで気遣う。本人は親切でやっているのだろうが、  
アキラにとってはいい迷惑に過ぎない。いい加減、鬱陶しさを感じたアキラは  
つい語気を荒げてしまった。  
 
「あんたには関係ないだろ!」  
 
アキラとリーエ、二人しか居ないこの静かな空間を引き裂くように声は響き渡る。  
 
「・・いや、済まない・・・・・。」  
 
アキラは流石にしまったと思ったのか上体を起こし、申し訳なさそうな表情で謝った。  
それを見たリーエは目の前に居る青年に好感を持ったのか、顔を薄っすらと綻ばせた。  
最も彼女はアキラを慰めに来たのではないのだが、当のアキラは何も知らない。  
勿論、リーエはアキラのことを心配していない訳ではない。しかしそれ以上に身体の渇き  
を潤したいと言う欲望が彼女を支配していたのである。  
 
「ふふ・・・別に良いのよ、そんなことは。ね?」  
 
何処か妖艶な口調で言い、スッとアキラの居るベットに腰掛けた。  
明らかに普段のリーエとは違う雰囲気にアキラは思わず身をたじろかせてしまった。  
 
「何か用事があって来たんじゃないのか・・・?」  
 
座ったっきり一言も話さないリーエに、アキラは居た堪れなくなり自分から言葉を発した。  
 
「そう、あなたに用事があって来たの・・・。」  
 
リーエの意味深な台詞にアキラは怪訝そうな顔でリーエを見据える。  
 
「これから戦う敵に怯えているのね・・・でも大丈夫、その怯えも直ぐに消えるわ・・・。」  
「・・な、何を言ってるんだ・・・!」  
 
アキラは確かにこれから戦うであろう敵に怯えていた。しかし今のリーエにもかなり怯えている  
ようである。それを表すかの如く、リーエが自分に近づくとそれに連動してアキラは身を引く。  
そのアキラの狼狽ぶりに、リーエはこの青年に愛しさに似たものを覚え、情炎はより一層強いもの  
となった。  
 
リーエはゆっくりと衣服を脱ぎ、状況を把握できないでいるアキラに迫った。  
次々と脱がされて行く服を尻目にアキラはリーエに圧倒された。  
 
「・・どういうつもりなんだよ・・・!」  
「それはモチロン、あなたを慰める為よぉ?」  
 
アキラの言葉にはあからさまに怒気がこもっていた。しかしリーエはさして  
気にする様子でもなく、至極当然のようにそう答えた。  
 
「慰めるって・・・俺は頼んだ覚えはない!」  
 
自分がまるで遊ばれているように感じ、アキラは先程よりも更に強く言った。  
が、アキラの言葉も虚しく、衣服で窮屈そうに収まっていたリーエの豊かな胸が、  
そして下着と茂みに覆われた秘所が糸を引きながら露にされる。  
 
「・・・・・・・!」  
 
アキラは気がつけば生まれた姿になっているリーエに思わず釘付けになってしまった。  
必要以上に大きく、尚且つ柔らかそうな二丘。まだ何もしていないのに既に濡れている秘所。  
その艶かしいボディラインはどこを見ても、とてもイヤらしく感じられる。  
アキラの視線に気づき、リーエは妖艶な笑みを浮かべながらアキラをやんわりと押し倒した。  
 
「お・・・・おい!」  
「ん、なぁに?」  
「こんなことしても何にもならない。やめろ!」  
 
自分が押し倒されたことをようやく理解したアキラはリーエに抗議した。  
 
「でも、あなたのはこんなになってる・・・。」  
 
意思に反して勝手に屹立しているアキラのそれをリーエは微笑みながら、  
衣服越しに手で撫で上げた。  
 
「もっと素直にならなきゃダメよ?」  
 
そう言い、リーエはアキラの紅潮した頬にそっと手を当てる。そしてゆっくり  
と顔を近づけ、軽く唇を溢した。  
 
「っ・・・く、違う!元はと言えばお前が・・・っ。」  
 
反論しようと試みるも、アキラの台詞は言い終わることはなかった。  
リーエの唇がアキラの唇に押し当てられていたのである。今度は先程のとは  
違い、長く深い口づけであった。リーエは幾度となく同じ行為を繰り返し、  
アキラに言葉を紡がせる隙を与えない。そしてそれは繰り返されるうちに熱を増していく。  
 
「ん・・・・ちゅ・・・・・んっ・・・。」  
 
リーエは自分からアキラの口内へ舌をねじ込んだ。何かを探すように這わされる舌。  
しばらくして、お目当てのものを見つけたのかリーエの舌はそれに絡みついた。  
 
「くちゃ・・・・んむ・・・・んん・・・。」  
 
リーエの舌はアキラの舌に絡みつき、まるで味わうかの様に口内を蹂躙する。  
気づけば舌が絡み合う"くちゅくちゅ"と言う卑猥な音と、二人の激しい息遣い  
だけが部屋にこだましていた。  
 
「ん・・・・・。」  
 
リーエはひとしきりアキラの口を味わうと、満足気に唇を離した。  
間には銀色に光る一筋の糸が二人を繋いでいる。リーエがその糸を  
舌で器用に絡め取ると、体勢を変えないまま、自らの手をアキラの  
股間に這わせた。二度三度ほど撫でた後に、流れるようにズボンの中へ  
と入れられる手。そしてその手はアキラの怒張を直接触りだした。  
 
「う・・・・・ぅ。」  
 
いきなり自分のものに襲い掛かって来た感触に、アキラは苦悶の声を漏らしてしまう。  
アキラの呻き声を聞き、リーエは口元を歪め、手中に収まった熱いものを楽しそうに  
しごいた。  
 
「ぅ・・・あ・・・や、めろ・・!」  
「んふ・・・あんまり大きな声を出すと皆に知られちゃうわよ?」  
「く、そ・・・誰のせいだと・・・んっ。」  
 
リーエは再び自らの唇でアキラの言葉を遮った。口づけ以外にもアキラの喉元に舌を這わせたり、  
耳を甘噛みしたりしてアキラを刺激する。下は下で固くなったアキラのものを焦らす様にゆっくり  
ゆっくりとしごき立てている。上と下の同時の責めにアキラの理性は確実に蝕まれていった。  
そしてリーエもその姿を見るだけで、秘所が潤うほど感じた。  
 
「どお?気持ち良い・・・?」  
「っく・・・そんな訳ないだろ・・・。」  
「・・・そうやって我慢してる姿もとっても可愛いわ・・・。」  
 
名残惜しそうにもう一度だけ接吻すると、アキラをずっと愛撫していた手を休めさせ、リーエは  
頭をアキラの下半身へ持って行った。そしてベルトを外し、ズボンを脱がした。それにより  
アキラの雄雄しく屹立したものは外気に触れる。  
 
「ぁ・・・・大きいぃ・・・。」  
 
リーエはうっとりとした表情で、思わず感嘆の声をあげた。  
ただ目の前にある逸物を見つめるだけでリーエの子宮の奥は疼く。  
これからそれを味わえると思うと、秘所から愛液が分泌された。  
 
「・・・・十分だろ・・・いい加減やめろ・・・!」  
「もお、何言ってるの、これからが本番でしょ?」  
 
アキラの拒絶もリーエは笑顔で却下し、露になったアキラのものに嬉しそうに舌を這わせた。  
 
「くっ・・・・・!」  
「んむ・・・ん・・ぁ・・・・・ちゅぱぁ・・・・。」  
 
リーエの舌さばきは実に器用だった。根元から裏筋を舐め上げて鈴口を舌先で刺激する。  
そして舐め終えたかと思えばもの全体を咥え込み、袋を手でほぐす。  
頭を上下に振りながら彼女はアキラのそれを、さも美味しそうに堪能していた。  
リーエの圧倒的な責めにアキラは反論する余裕すらもなかった。  
 
「ぁむ・・・・んんっ・・・ちゅぷ・・ん・・・。」  
 
髪を掻き揚げ、瞳を軽く閉じ、リーエは自らが欲してやまなかったものにしゃぶりつく。  
さすがのアキラもこの行為の激しさに何もできず、呻くしかなかった。しかし皮肉な事に、  
リーエにとってその呻き声は甘き調べとなり、アキラのものから先走る液体は至高の  
美酒となった。そしてそれらはリーエを更に欲情させ、行為はより激しくなった。  
 
「はむっ・・・ちゅぱ・・んっ・・・ちゅ・・。」  
「ぅっ・・・・もう・・・!」  
「ふふ・・・出そうなのねぇ?」  
「ち、ちが・・・っく!」  
 
リーエはアキラが官能の極まりが訪れていることを察し、唇をすぼめてアキラのそれを  
締め付け、射精感を煽った。  
 
「う・・・・っ!」  
 
アキラは不本意だがついに我慢しきれなく、己の精を吐き出す・・・・・と思いきや、  
リーエによりそれは制止された。  
「まだダメよ?出すのはお預け。」  
 
艶かしい笑みを浮かべ、リーエはアキラの根元を強く握り締めていた。  
鈴口から漏れた微量の精液を舌で舐め取り、袋を優しく撫でる。  
絶頂を寸前のところで止められたアキラにとって、これは生き地獄に  
等しいだろう。  
 
「・・・もっと、あなたの中で濃くして。後で一杯出させてあげるから・・・。ね?」  
 
根元を強く握り締めたまま、リーエの愛撫は続いた。竿を十分に堪能した後は  
パンパンに膨らんだ袋を左右交互に咥え、満足が行くまで舐める。  
 
「んふ・・・・もっと気持ちよくしてあげるわ・・・。」  
 
アキラはずっと我慢させられ、気持ち良いどころか痛いくらいだった。  
しかし主導権は完全にリーエが握っている。初めから乗り気ではない  
アキラはリーエにされるがままであった。  
 
「今度は口じゃなくてこっち・・・。」  
 
リーエはそのたわわに実った胸でアキラのものを挟んだ。  
 
「ぅ・・・。」  
 
初めて感じる胸の感触にアキラは声を漏らしてしまった。  
柔らかく、張りのあるその感触は過ぎ去って行った絶頂感を再び呼び戻す。  
先程まで行っていた行為のせいか、アキラのものは濡れており、  
それが潤滑油代わりに作用して滑りが良くなっていた。  
 
「ん・・・・・はぁ・・・・・。」  
 
アキラのものとそれを挟む胸とが擦れ、アキラだけでなくリーエにも  
その快感は伝わった。  
 
「ぁ・・・・・ん・・・・。」  
 
リーエは自らの甘い吐息を胸の間から出るアキラのものにかけながら、快感に  
酔いしれた。リーエが胸を淫らに歪め、強く圧迫されるうちにアキラの絶頂感は  
完全に呼び戻されたようである。アキラのものから先走る液がリーエの胸を汚す。  
それを見たリーエは胸での愛撫を止め、アキラにまたがりだした。  
 
「我慢させてごめんね・・・だけどもう我慢しなくて良いの・・・・・。」  
 
リーエはアキラのものに手を添え、秘所へと誘導していく。そしてゆっくりと腰を  
落とし、それを膣(なか)に入れた。この瞬間をどれだけ待ちわびたことだろう。  
ずっと欲しくて欲しくて堪らなかったものをやっと手に入れた。リーエの  
今の心境はそうに違いない。秘所はアキラを何の抵抗もなく、むしろ喜んで迎えた。  
 
「あ・・・・・んん・・・・。」  
 
リーエは歓喜に満ちた表情で自分の中に根付くアキラを感じていた。  
最初はジックリとアキラの熱さを、大きさを堪能し、少しずつ腰を  
前後に振る。アキラは最早抵抗するのも不毛に思ったのだろう。特に  
抵抗らしい抵抗はしなくなった。  
 
「んっ・・・あ・・・・ぁん・・。」  
 
少しでも快楽を得ようと、リーエは段々腰を振る速度を上げた。  
まるで取り付かれたように一心不乱に腰を振る。結合部からは  
愛液が止め処なく流され、肉同士が擦れるイヤらしい音を立てていた。  
 
「んぁ・・・・あっ・・む、胸も・・・欲しい・・・ん・・。」  
「・・こう、か・・・?」  
 
どうやらアキラはリーエと事を交えることにしたらしい。彼女の大きな乳房に手を  
運び、揉みしだいた。リーエはアキラの手を覆うように自分も手を添える。  
リーエの腰の動きは若干の円運動も加わり、楕円を描くかの様に動かされた。  
決して自慰では得られぬ快感に打ち震え、甘く鳴きながら腰を振るリーエを故人と  
なった彼女の恋人が見たらどう思うだろうか。つくづく快楽とは恐ろしいものである。  
 
「んっ・・・・あっ・・・・ぁあ・・・!」  
 
アキラがリーエの乳首を摘む。するとそれが気持ち良いのかリーエはアキラのものを強く  
締めつけてくる。発情しきったリーエは感じやすいらしく、アキラが腰を振れば甘ったるい  
喘ぎ声をより甘くし、先程のように胸を刺激すれば締め付ける。最早リーエは淫乱な牝に過ぎ  
ないのだとアキラは悟った。見上げれば恍惚とした表情で快楽を貪るように腰を振っている。  
 
「リューンエルバは・・・教師だろ?・・・良いのかよ・・こんなことして・・。」  
「あっ・・・教師で・・・ある前に私は女だもの・・・ん・・・欲しくなるときだって・・ぁ、あるわ・・・。」  
 
二人は余裕を見せるも実際の所、限界が近づいていた。特にアキラはずっと我慢させられ  
ていた為、自らのそれは今にも出しそうなほど膨張している。  
 
「くっ・・・・。」  
 
それを示すようにアキラが一際大きな声で呻いた。  
 
「あん・・良いわ・・・もっと・・ん・・気持ち良くなって・・・・。」  
 
リーエは腰をアキラに打ち付けるように激しく振り、アキラを快楽の深淵へ  
追い詰めた。  
 
「ん・・・中に・・・出して!・・・・あっ・・・んん・・!」  
「っ・・・・・・・!」  
「ああぁ・・・・んんっ・・・ぁ・・あああっ!!」  
 
弓なりに背を仰け反らせ、大量の愛液を飛ばしながらリーエは果てた。と、同時にアキラも  
己の欲望をリーエの胎内に吐き出す。二人はしばらく繋がったまま情交の余韻を噛み締めていた。  
 
                 ・ 
                 ・  
                 ・  
「ん・・・・あむ・・・・んん・・・・ちゅぷ・・・。」  
 
二人は行為を終えたハズだが、部屋には卑猥な音が響く。音の主はリーエだった。  
アキラの萎えたものに付着している、愛液と精液が交じり合ったものを処理している  
ようだ。うっとりとしながらアキラのものに舌を這わせ、付着した液体を丁寧に舐め  
取っていく。萎えていたそれは行為が終わる頃には既に元気を取り戻していた。  
 
「ふふ・・・・もう一回したいの?」  
「いや、別に・・・俺はもう寝る。」  
「そんなこと言って、本当は先生を誘ってるのねぇ?」  
「違う・・・一体何を言ってるんだ・・・・。」  
 
その日の晩、結局アキラはリーエと再び身体を重ねる羽目になった・・・・。  
 
 
 
                            fin.  
 

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