注1 このSSは毒の作家さんの設定を勝手に元にして書いています。
注2 キャラの性格、特にマユラの性格が著しく原作と違っています。
注3 完全な馬鹿ネタです。
注4 スレを荒らす気は全くありません。
メイマイ城深夜。この日フォルトはマユラの部屋に招待されていた。
「マユラ入るよ。」
そう言ってフォルトが部屋の扉を開けると中央のテーブルに座ったマユラと共に大量のヌイグルミが彼を迎える。
「相変わらず凄い部屋だね。それで、話ってなに。」
フォルトは苦笑しながらキラットでさえ子供っぽいと笑いそうなネコをかたどった中央のテーブルに着く。
こんな机、買う方も買う方だが造る方も造る方だ。
「よく来たなフォルト。まずはこれを見ろ。」
そう言いながらマユラが一枚の紙切れをとりだす。それはある物の宣伝だった。
「えっと何々、スペクトラルVSジェネレーション?」
「そうだ。そしてようやく私にも出番が回ってきたのだ。」
マユラが高らかに声を上げた。
「思い起せば早数年。フォースでヒロのライバル的存在として爆炎の申し子と対極を思わせる氷の魔女の名と共にデビューし、モンコンでは主人公と共にムゲンと戦ったという重要な役に付いた。そして邪愛では遂に専用技まで貰い一国の君主にまで上り詰めた。唯の一武将キャラからだぞ。私は認められたのだ。
だが、モンコンのリメイクの伝説獣の穴ではストーリーそのものが無くされ唯の脇役扱い。更に外伝ではメインヒロインティナの親友で自分の力に苦悩する魔族と
いう絶好のポジションに在りながら、フォースの顔というたった、本当にたったそれだけの理由でヒロに隠しヒロインの座を奪われ、挙句の果てにGOCネクストでは
最も使えないマントマンにされた。その後は全く出番無し。一体私の何処がいけなかったのだ。ファンクラブまであったこの私の何処が。
ストーリーに絡めろとまでは言わん。だがせめてジャドウやウェイブの様にゲストとして魂2には出たかった。」
よほど自分の出番が無かったのが悔しかったのか、息が絶え絶えになっても今までの不満をフォルトにぶつけるマユラ。
「ま、まあ落ち着いてマユラ。とにかく出演決定おめでとう。」
「フッ、ありがとうフォルト。だがこれは手始めに過ぎん。これを機に私が新たな看板キャラとなる。
そして私がメインヒロインの新たなメイマイ騎士団をメイトでリメイクする。」
「メイトは止めた方が良いと思うけど・・・・・・」
「更には私がネバーランドを征服するスペクトラルキース、有象無象の雑魚共を私の華麗なアクションで殲滅する氷舞戦記など、これからのゲームの主演は全て私だ。」
「は、はぁ。」
最早呆れるしかなかったフォルト。たった一回出番をもらっただけで何が彼女をここまで自信付けるのだろう。しかも今回もメインにヒロがいるのに。
「以上で話は終わりだ。というわけで犯るぞ、フォルト。」
「・・・・・・・はい?」
マユラの突然の発言にフォルトは固まった。当然の反応である。
「何を驚いている。このままではオチが無いではないか。いいか良く聞けフォルト、このスレにおいてフォルト=女性に酷い目に遭わされるの公式が確立している。
そしてお前が悲鳴を上げて下に数行書き込めば全て綺麗にまとまるのも実証済みだ。」
「そんな無茶苦茶な・・・」
「エロパロとはそういう物だ。それに毎日ティナ達に嬲られているんだ、今更構わないだろ。ほらさっさとベットに行くぞ。」
「嫌だ、僕はもう嫌なんだ。毎日毎日寝るのと気絶するのが一緒な生活なんて。」
「昨日もヒロに同じような事を言っていたな。そしてこう言われたはずだ。お前が嫌がるほど私達は喜ぶと。さあ、今日は変わった道具を用意してみた。存分に泣き叫べ。」
「ま、待ってくれ。それは絶対に人に使っちゃいけない道具だ。うあ止めうあぁぁぁぁぁぁぁぁ。」
そして今日もメイマイにフォルトの悲鳴が響き渡るのだった。
翌日、そこには今回も出番の無かったティナ達の愚痴を聞くフォルトの姿があった。