朝が来る、また忙しい一日の始まり。  
極楽丸は、障子の隙間から漏れる光で目を覚ました。  
枕元の置時計で時刻を確認する。七時だ。  
どうやら目覚ましが鳴る三十分前に、目が覚めてしまったらしい。  
ディアナが寄こした物で、まだ試作品らしいから故障しているのかもしれない。  
 
ふと気づき、俺は自分の傍らに目をやる。  
隣では、裸の姫さんが幸せそうな顔をして寝息をたてている。  
 
今日は政務は休みで、もっと寝ていてもよかったのだが、  
いつもの癖で目覚ましを準備し、しかもそれよりも早くに目が覚めてしまった。  
まあいいかと思いながら、傍らで眠る姫さんの頭を優しく撫でる。  
「・・・うにゅ・・・極楽・・大好きじゃ・・・」  
 
俺の夢でも見てるんだろうか?  
寝言でこっぱずかしいことを言われ、頬が赤くなるのを感じる。  
 
俺は姫さんを起こさないようにそっと布団から出る。  
すると  
 
「うにゅう・・・極楽・・どこじゃ・・・?」  
 
夢の中でも俺が離れていったのか、寝言を呟きながら  
ごそごそと不安げに腕を動かし、俺を探しているようだ。  
俺は苦笑しながら布団に戻る。  
「・・・極楽・・いたぁ・・」  
 
俺の手を握ると安心したのか、安らかな寝息をたて始める。  
その無邪気な寝顔が俺の悪戯心に火をつけた。  
寝ている姫さんにキスをすると、布団の中に手を伸ばし、  
秘部に触れる。  
 
「・・・んっ・・・」  
姫さんが小さく呻く。が、気にせず続ける。  
膣に人差し指を挿入し、ゆっくり出し入れする。  
こうしてじっくり触っていると、姫さんが名器だというのがわかる。  
締まりがとても良く、尚且つ膣壁のヒダの数が多いのだ。  
俗に言う、ミミズ千匹タイプというのだろう。  
指を挿入れていて絡みつくヒダが気持ちいい。  
「んっ・・あっん・・・」  
指の動きを早めると、それの呼応するように小さく喘ぐ。  
少しずつ姫さんの膣から愛液が分泌され、指を濡らす  
そしてすかさず、一指し指に続いて中指も挿入する。  
 
「ふあっ?えっ?極楽!?ああっ!」  
流石に指を二本挿入れられて意識が覚醒したのか、驚いたような声を上げる。  
だが俺は、指を止めるどころか更に激しく動かす。  
 
「ひああっ!あうっ!あああっ!」  
指をくの字からのの字を書くように高速で動かし、奥を集中的に刺激する。  
姫さんの顔がどんどん紅潮していき、息遣いも荒くなる。  
 
達すると同時に姫さんの奥からびゅっびゅっと、愛液に似た分泌物が出る。  
姫さんはそのまま体を仰け反らせ、小刻みに痙攣している。  
女の絶頂の凄まじさを物語るかのように、姫さんの目は虚ろだ。  
 
「極楽・・・いきなりなんてひどいのじゃ」  
息を整えた姫さんが涙目になって抗議してくる。  
「姫さんの寝顔が可愛かったから、つい意地悪したくなった」  
 
姫さんは顔を真っ赤にして布団のなかに潜ってしまった。  
その様子を見て、俺は自然と顔が緩んだ。  
 
END  
 

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