「心配はいらない。みな気のいい奴らだ」  
これからわたしの上司となるレイリアさまの言葉だ。  
ネバーランド皇国軍と現新生シンバ帝国軍との戦争が本格的になったため、  
ヴァラノワールの大学部に進学していたわたしは叔父のロレンス様によって故郷に呼び戻されたのだ。  
「特に面白い奴が入ってきていてな。お前も気に入ると思うぞ」  
どんな方だろうか?  
期待に胸を膨らませているとレイリア様が部屋のドアを開けた。  
あ…  
そこにいた一人の青年と目が合った。  
懐かしさと、愛しさがこみ上げてくる。  
「今日からこの部隊に配属されたノーラ・ノーラだ。みな、仲良くしてやってくれ」  
レイリア様の紹介が終わるとわたしは自然とその人に歩み寄っていった。  
「おひさしぶりですね」  
「なんじゃ、お主ら知り合いじゃったのか?」  
白い髭をたくわえた方がわたしとその青年に問いかけてきた。  
「はい。以前から」  
その老兵トレヴァセンは興味津々な表情をうかべて聞いてくる。  
「で、どこまでいっとるんじゃ?」  
目の前の青年はあたふたしている。  
「お、おいちょっと」  
そんな様子をみるとわたしにちょっとしたいたずら心がわいてくる。  
「例えて言うなら…」  
*   *   *  
 
再会してからいくらか経ってもナイヅさんはあの時のことを話すと顔を赤くして話をそらそうとする。  
あぁ…やっぱり変わってない。  
どんなに逞しくなっても、わたしが好きになったアキラさんだなって思う。  
そんなある日。  
コンコン!  
「おーい!ナイヅーー!」  
わたしがナイヅさんと会話をしていると部屋のドアがノックされた。  
きわどい衣装のくの一、緋魅華さま。  
わたしと同じヴァラノワールの同級生だった方だ。  
「やれやれ…」  
ナイヅさんがドアを開けようとするが、向こうからこちらの返事をまたずにあけてきた。  
「あら、ノーラもいたんだ。ほうほう…邪魔しちゃ悪かったかなぁ?…」  
「ひ、緋魅華さま!」  
顔があつい。  
「いいから…で、何のようなんだ?」  
「レイリアが部隊編成について意見を聞きたいってさ」  
今度のワルアンス城攻めについてのはなしがあるとのこと。  
「わかったよ。じゃあ…行ってくるな」  
わたしにそういうとナイヅさんは部屋を出て行った。  
「ノーラはちょっと借りてくから!部屋にいなかったからってすねないでよーお魚さん」  
レイリア様の所へ向かうナイヅさまをからかうような声をかけた。  
「そ、それを言うな!!」  
照れが入った声が聞こえてきた。  
「ふふ。それじゃノーラ、久しぶりにお茶しようよ」  
そう言うと緋魅華さまはわたしを町の方へ連れ出した。  
「自腹ですからね」  
「けち」  
「親しき仲にも礼儀あり」  
 
                                 *   *   *  
「ね、ナイヅって実は何者?」  
「藪から坊…」  
町の喫茶店に入ると緋魅華さんが唐突にナイヅさんについて質問してきた。  
戦闘中にみせるナイヅさんの力に関心があるようだ。  
わたしはある程度簡単にナイヅさんのプロフィールを明かした。  
「へぇ…本当はアキラって名前で、しかも異界の魂とはねぇ…」  
すでにテーブルの上の皿の山が一段落着いたところで緋魅華さまがつぶやくように話し出した。  
アイナアイナ平原の戦いにおいて召還された異界の魂が帝国軍の劣勢を立て直せたのは、彼らの力が大きく物を言ったらしい。  
その異界の魂が今、同じ隊にいる身近な人物が実はそうだとなれば驚くのは当然かもしれない。  
「でさ、ノーラとのなれそめは?そこがいっちばん聞きたかったのよねぇー」  
あのころの話は恥ずかしいのだけど…緋魅華さまの勢いにおされ洗いざらい暴露してしまった。  
ナイヅさん…ごめんなさい。  
「あはは、へぇ…お堅いナイヅもそんな時期があったんだぁ。それにみーんなにアレしてるのがばれちゃったって?あはは!!」  
「あ、あんまり大きな声で笑わないでください」  
わたしは慌てて緋魅華さまの口をふさごうとする。  
「まぁまぁ、今はいい仲なんでしょ?うらやましいわねぇ」  
「からかわないで下さいよぉ」  
それからわたしはおもちゃにされっぱなしだった。  
「キノコはキノコでもあっちのキノコを狩るとは」  
意地の悪い笑みをうかべる緋魅華さま。  
 
「ひ、緋魅華さま!!!」  
「おぉっと!」  
おもわず飛び掛ると緋魅華さまはひらりと身をかわすと表へ出て行ってしまった。  
慌てて追いかけようとすると、店の人がわたしをじーーっとにらんでいた。  
ごめんねーと叫ぶ声が聞こえてきた。  
「……」  
やられました…  
わたしの財布があっというまに軽くなってしまった。  
「はぁ…」  
この事はいずれ埋め合わせしてもらうとして、この後どうしましょうか…  
「そろそろ、打ち合わせも終わった頃でしょうか…」  
ナイヅさんを迎えに行きましょうか。  
そしたら一緒に食事でも…  
そんなことを考えながら城の作戦室へ足を進める。  
「よぉ、お嬢さん」  
人通りも少なくなったところで突然聞こえる声に反応し背後を顔をむけるが、  
「いない…」  
勘違い…じゃない。  
このおぞましい気配は…  
「こっちだぜ」  
いつの間にか正面に回っていたその男がにやにやとしたいやらしい笑みを浮かべながらこちらを眺めていた。  
腕に刺青、ボディピアスに鎖を提げた派手な格好。  
なによりその瞳。  
どこか狂気をおびた危険な瞳だ。  
敵だ。  
私はそう直感し身構える。  
 
けれど愛槍のサンズオブサンが手元にないのがひどく心細かった。  
「ナイヅって奴の仲間だろ?」  
「…だったら?」  
心に巣くう恐怖心を押さえ自身を奮い立たせる。  
「あいつとはちょっとあってよぉ…」  
そういいながら蛇腹状の剣を取り出してきた。  
「俺と同類の癖して随分といい子ちゃんぶって俺様をこけにしやがってよぉ…」  
同類?この人はまさか異界の…  
「気にいらねーーんだよぉおおおお!」  
突然奇声をあげると、手にもつ異形の剣を振り下ろしてきた。  
丸腰のまま戦闘するには明らかに不利。異界の魂ならなにか特別な力も備えているはずだ。  
ビュッ!  
放たれた剣撃をなんとか紙一重でかわす。  
「ハッ!やるじゃねぇか!」  
けたけたと耳障りな笑い声をあげながら続けざまに攻撃を仕掛けてくる。  
「そらそらッ!」  
ザシュッ!  
完全には避け切れなかった一撃が頬を掠める。  
「くっ!」  
軍がこの男を召還している以上この行為は問題になるはず。  
なら城に駆け込んでロレンスさまに…  
「セイントフレアー!!」  
 
三十六計逃げるに如かず。  
敵に背を向けるなんて屈辱であるけれど、魔法でかく乱して逃走をはかる。  
放たれた白い炎が異界の魂に直撃する。  
今だ!  
わたしは全力で城へむかって走り出す。  
「無駄だぜ」  
その男はいつの間にかわたしの進路をふさぐように立ちふさがっていた。  
…まさかこの人の力は瞬間移動?  
放たれた剣がわたしの服をきりさき胸がはだけてしまう。  
「きゃあっ!」  
「ハハハハッ!!もっといい声で泣きな!そのあときれいに五体をばらしてやっからよぉ!ハーハッハッハァ!」  
なぶるように繰り出される攻撃を必死で避けるも、あちこちに傷をつくってしまう。  
アキラさん…  
自然とナイヅからアキラに呼び名が戻っていた、その愛しい人の姿を思い浮かべる。  
ガキッ!  
「てめぇ…」  
攻撃が止められいらいらした声が聞こえる。  
恐る恐る目を開けると、長刀が異界の魂の蛇腹剣を絡めとっていた。  
「無事か?ノーラ?」  
「はい…」  
九死に一生を得たわたしにはその声をだすのがやっとだった。  
 
「下がってるんだ」  
コクッとうなづくわたし。  
「レストールと言ったな。そんなに俺が気に入らないか?なら俺自身にこい…」  
その静かな口調には激しい怒りがこめられているのが感じ取れた。  
「気にいらねぇ…済ました顔しやがってよぉ…」  
ヒュッ  
一瞬で姿が掻き消えた。  
「死んじまいなあああああ!」  
「アキラさん!!」  
アキラさんの背後に移動したレストールはすでに勝った気でいるのかニヤリと口元を緩ませていた。  
が、  
背後から来る攻撃を察知していたのかするりとかわすと振り向き様に長刀を振る。  
「なッ…」  
ズシュッ!  
長刀一閃。  
レストールの胸から血が吹き出る。  
「軽く斬っただけだ…大した傷じゃない…」  
胸を押さえながら、つきつけられた刀に一歩もうごけなくなるレストール。  
能力をつかう余裕もなくなっているのだろうか。  
「今回だけは見逃してもいい。だがノーラを、仲間を傷つけようとするのなら…」  
レストールをにらみつけるアキラさん。  
「貴様を斬る!」  
 
手についた血を舐めとりながらレストールの顔がますます狂気にゆがむ。  
「気にいらねえ気にいらねえきにいらねえ気にいらねええええ!」  
「もう命令なんざしるか!ぶっ殺してやらあ!!」  
「……」  
ため息をつき呆れながらレストールに向き合うアキラさん。  
ぶつかり合う殺意が周囲を凍りつかせる。  
「そこまでにしてもらいましょうか?」  
トンッ  
突然現われた男がレストールの背後に現われ、一瞬で気絶させる。  
「あんたは…」  
警戒をとかずに男をにらみつけるアキラさん。  
「こいつが迷惑をかけたようですね。まったくすこしでも目が届かなくなるとこれだ」  
「とりあえずこの愚物はわたしが連れ帰るとしましょう。今回のことは他言無用におねがいします。では」  
有無を言わさぬ雰囲気が伝わってくる。  
「…わかった」  
男は軽快な動きであっという間に姿を消す。  
緊張がとけるとわたしはヘナヘナとその場にへたれこんでしまった。  
 
「だ、大丈夫か?」  
厳しい表情で男が消えた方向を見つめていたアキラさんが声をかけてくれた。  
「は、はいなんとか…でも腰が抜けて…」  
「あとな…」  
「なんでしょう?」  
「胸、見えてる」  
「きゃっ!」  
慌てて胸を押さえてアキラさんを見上げる。  
アキラさんは少しはにかんだような笑顔でみつめていた。  
その笑顔にわたしの顔は真っ赤になっているだろう。  
ヒョイっとわたしをおんぶするとアキラさんは部屋へむかって歩き出した。  
「無事でよかった…本当に…」  
「はい…」  
そういうとわたしはアキラさんの背中に顔を預けた。  
目からこぼれた涙が頬をつたった。  
 
………  
……  
…  
 
「あらら、出番なし、か…」  
屋根の上から出番を逸したくの一が一人、二人の様子を見下ろしていた。  
「ま、いっか…」  
*   *   *  
 
「痛っ」  
「ちょっとがまんしてくれ」  
部屋にもどるとわたしは傷の手当てをしてもらっていた。  
消毒液が傷口にしみる。  
「軽い切り傷ぐらいですんでよかった…」  
アキラさんが心底ほっとしたようにつぶやいてくれた。  
「……」  
先の一件が頭に蘇る。  
あのまま、アキラさんが来なかったらわたしは……  
体が震える。  
 
ギュ…  
 
「アキラさん…」  
アキラさんの腕の中がわたしの居場所のように思えた。  
アキラさんは何も言わず、ただ抱きしめてくれていた。  
「大丈夫だ」  
「はい」  
わたしとアキラさんの目があうとお互いの唇が自然と吸い寄せ合う。  
わたしたちの交わりは殆どキスからはじまる。  
アキラさんは雰囲気を大事にする人だから。  
ついばむような軽いキスを繰りかえし、わたしたちは再び見詰め合う。  
「ノーラは俺が守るさ…俺たちは魚と」  
「水、ですからね」  
わたしが再会した際に言った言葉。  
アキラさんが魚でわたしが水。  
わたしが魚でアキラさんが水。  
互いが欠くことができない大切な人。  
その事を深く認識しあい、わたし達の唇は今度は深く合わさった。  
 
今度はより深く激しく絡み合う。  
「ん、ちゅ、ん…ぴチュ…」  
舌と舌が絡み合い、唾液を交換する。  
アキラさんの唾ならもっとほしい…  
アキラさんの舌の感触が気持ちいい…  
もっと、もっとぉ…  
どんどん体が暑くなってくる。  
「はぁ…ん…ふぁ…あぁ…」  
もっと深く、もっと激しく…  
わたしの舌の動きもどんどん激しくなる。  
アキラさんにやらしい女だって思われてしまったかな?  
だけどわたしは体の火照りはとまらなかった。  
「あ、あの…アキラさん…その…あぅ…」  
もじもじしながら訴えかける。  
「それじゃあ…抱くぞ」  
コクッと頷いて了承すると、ベッドの上にわたしの体を横倒し覆いかぶさるアキラさん。  
わたしの髪を掻き揚げ額にキスをする。  
わたしとするときにはきまってアキラさんはこれをする。  
「こうやってノーラの素顔をじっくりと見られるのも俺の特権かな」  
「は、ずかしい…ですよ」  
「かわいいよ…」  
前髪で目が隠れるわたしの髪型。  
根暗と思われるだろうこの髪型も変えられないのもこんなしぐさをしてくれるからだと思う。  
 
グチュ、グチュ…  
「あ、あぁぁう、はぁ…ん、ひああああああああ!!」  
アキラさんがわたしの敏感になった陰核をつまんだのだ。  
あまりの快感にわたしはケモノじみた叫び声をあげてわたしは達してしまう。  
ハァ…ハァ…ふぅ…  
「破っていいか?」  
ふぇ…  
「あ、アキラさ…」  
返事をするまもなく強引にことをすすめていく。  
そんな恥ずかしい思いをアキラさんの手の動きが中断させる。  
背後にまわりこむとわたしのブラの下に侵入をはたし両胸をなでまわしてきた。  
「ん…」  
素肌に直接感じるアキラさんの手は大きくて、力強かった。  
あまり大きくない(それでも以前よりは大きくなってるはず!)  
わたしの胸の乳首を人差し指でボタンを押すようにいじったり、  
キュっと乳首を摘まみながら、もう片方の手はストッキングの上からわたしの大事なところをすりすりと指でなでる。  
恥ずかしくて声を抑えていると、アキラさんが耳を軽く噛んだ。  
「声、出して…聞かせてくれ」  
「でも…はあ、あぁぁ、ずかしくてぇ…ち…くび、がぁ…ひう…んん」  
アキラさんの責めにわたしの声がどんどん大きくなる。止められない。  
「あ、ああああ、あ、は、ひゃうん…は、ひゃああああ!!!」  
アソコが暑くて…あふれてる…  
アキラさんがアソコに直接触れるとあふれるその雫をすくいとった。  
 
愛液で濡れた手をわたしにみせつけ、口に差し込んできた。  
「ん、んんん…」  
ちゅ、じゅ、ちゅ…  
自分の身体からでた液でもアキラさんの指だとすんなりと舐めてしまう。  
とっくにわたしの身体のスイッチは入れられてしまったようだ。  
「濡れすぎじゃないか?こんなに」  
「そ、んなぁ…」  
クスッと笑みを浮かべるとまたその指をわたしの膣内をいじめにきた。  
一本、二本…  
アキラさんの指がわたしの内壁をえぐるように這い回る。  
そのたびにわたしの体は快感に身をよじる。  
 
ピリピリ…  
引き裂かれたストッキングの隙間からすでに湿りに湿りきったわたしの下着があらわになる。  
下着をずらすとアキラさんはスカートの中に顔をうずめてきた。  
「ノーラの匂いだな」  
どんな匂いなんでしょうか。  
ペロッ…  
アキラさんの舌がわたしのいやらしい水をなめとっていく。  
だけどわたしのアソコはとめどなく愛液を溢れさせるだけだった。  
「あ、ああああ!!…ん」  
丹念にあじわったのかアキラさんが口元をぬぐう。  
 
「俺も、もうこんなになってる…」  
そういいながら大きくなったアキラさんが、ぺ、ペニスをあらわにさせる。  
「あ、すごい…です」  
天をも貫かんばかりに威風堂々とした怒張に思わず見とれてしまう。  
「あ、あんまりじーっと見るなよ」  
「い、いえ、御立派です」  
アキラさんの顔が真っ赤に染まっている。  
「おい…」  
無意識のうちにわたしはアキラさんの逞しいものを握っていた。  
握る力加減も強すぎず弱すぎず、実に自然な感じで。  
「して…あげますよ」  
シュ、シュっと上下にしごく。  
アキラさんのペニスからピクピクとした反応が返ってくる。  
「もうちょっと「強くしますね」」  
タイミングよく声が重なる。  
「頼む」  
「はい」  
握る力と上下にしごく速度をあげる。  
亀頭からあふれる液でわたしの手も濡れてきた。  
「気持ちいいですか?」  
もはや形式と化した言葉。  
返事は聞かずともアキラさんのペニスを見れば十分だ。  
「あむ…」  
ペニスを口に含み吸い上げるようにしめつける。  
 
「ん…」  
アキラさんが息をもらす。  
そのまま顔を前後に動かすと、アキラさんの息も激しくなってきた。  
口内では舌で竿をからめ、筋を、刺激する。  
唾をたっぷりと含んで亀頭をペロッと舐めあげると、ペニスがビクッと震えた。  
「あ、う…ノーラ…」  
どこか潤んだ瞳で見つめてくるアキラさんの顔をみると、もっともっとしてあげたくなる…  
「ん、んふ…ふ、ふ・・・ん」  
手も口もペニスを掴みピストン運動を繰り返す。  
「ん!!」  
アキラさんがわたしの頭を押さえつけると同時に口内に衝撃がはしり、それは喉にまで届いた。  
それがアキラさんの精液によるものだというのは言わずもがなだった。  
「ゴホッ!ゴホッ!」  
突然の口内射精にわたしも思わず咳き込んでしまう。  
こぼれた精液が体に降りかかる。  
「ご、ごめんな」  
慌てて謝るアキラさん。  
「だいじょう…ぶ…です」  
いたわるように頭をなでてくれるその手が気持ちいい。  
「まだ…元気ですね」  
あれ程出したと言うのにアキラさんのペニスが隆々と。  
わたしが物ほしそうな顔でソレを見つめていたことに気づいてか、  
「随分Hになったな」  
とアキラさんがわたしのひざを自分で抱えさせ腰を持ち上げた。  
 
わたしの秘所がアキラさんに丸見えだ。  
「あ、あぅ…は、恥ずかしいですよぉ」  
わたしの抗議の声もアキラさんは軽く無視する。  
「ここがヒクヒクしてるな。随分淫乱になったもんだ…もう、ほしいんだろ?」  
目がわたしの口から言わせようとしてると言っているようだ。  
「……ほしい、です」  
恥ずかしくて恥ずかしくてボソリとつぶやくのがやっとだった。  
顔から火が出るとはこの事でしょうか。  
「じゃあ、入れるぞ」  
へ?  
わたしは少し拍子抜けしてしまった。  
「どうした?」  
「あの…もっと大きな声で、って言わせるのかと…」  
「い、言わせたいのか?」  
「そ、そうではないです。そうでは…」  
クスッと笑みがうかぶ。  
アキラさんらしいです…  
「まったく…いくぞ?」  
「はい」  
膝を抱えて横たわっている体勢のことなどわすれてアキラさんがくるのを待つ。  
ズブズブ…  
アキラさんがペニスをわたしの膣内にゆっくりと埋めてくる。  
 
「は、はぁぁああ、ア、キラさ…のがぁ…ふ、とい…あついぃ…」  
指よりも舌よりも、アキラさんのこの太く熱を帯びた杭には敵わない。  
「ふ、ああああああ!!!」  
アキラさんの全てがわたしの膣内に侵入を果たした。  
その満足感だけでわたしはいってしまいそうになる。  
「わかるか?俺のが…ノーラのなかにはいってる…」  
「ハイ、ハイ…アキラさんのがぁ…わたしのぉ、なかにぃ!!」  
アキラさんのペニスの出入りにあわせてわたしのアソコからじゅぶじゅぶと液があふれる。  
いつもよりもかなりハイペースで激しい動きだ。  
「は、はぁあ…ん、ひぃいいいん」  
「すごいな。あふれてる…」  
接合部が丸見えになってる…  
愛液が腿をつたい腹部にまで届いてきた。  
「は、ん…あ、まり…見ないでくださ…いぃい!」  
ジュプッ、ジュプッ、グチュぐちゅ…  
「おち…ちんがでたりぃ…はいったりして…はあああああ」  
ゴロンッ  
アキラさんがわたしの上体を持ち上げ、今度はアキラさんが下から突き上げる姿勢になる。  
「あ、ああ!さっきと違って…ふうう、いい、」  
「自分で胸いじるんだ」  
「は、はいい…」  
ビンビンに固く敏感になっている乳首をコリコリといじる。  
「こ、んな…ああ!ん、いやら…しい…」  
「もっとやらしいノーラが、見たいな」  
 
「あ、アキラさ、ん…」  
激しさをます腰の動きに抗えずただ翻弄されるわたしの身体。  
「あ、あぁああ、は、げしいで…す。ア…キラさあああああん!!!」  
突き上げられるたびに体中に快感と言う名の電流が流れ、視界が白くぼけていく。  
「ノーラノーラノーラッ!!!いいよ、す、ごく!!!」  
アキラさんの乾坤一擲の一撃が放たれた。  
「あああああああ、いっちゃぅう!!!」  
痺れたようにびくびくと痙攣しながらわたしは果てた。  
                                *   *   *  
「ん…」  
寝返りをうつと同時にぼんやりと視界がひらけていく。  
「おきたのか…」  
アキラさんがわたしに腕枕してくれていた。  
優しい瞳がわたしを見つめる。  
「あの後…わたし…」  
「ああ、失神したんだ」  
汗かいてたから服は脱がした、と付け加えた。  
「ありがとうございます」  
ふとわたしは思ったことを口にしてみる。  
 
「今回は、その…いつもより…」  
今回のエッチが激しかったことについて聞こうとした。  
回数こそ少ないがその分濃厚なものだった。  
「…俺達は今兵士なんだよな」  
真剣なアキラさんの表情にわたしも気を引き締める。  
「あの頃は終わりが見えた。クリングゾールを、天魔王を倒せば戦いは終わるって」  
「…そうですね」  
アキラさんが召還されたときに起こった事件。  
天魔王を復活を阻止すればそれで終わった。  
けれど、今のわたしたちは戦争に参加している一兵士だ。  
わたしたちにできるのはただ戦い続けるしかない。  
「いつ死ぬか…わからないんだよな。俺達って」  
「……」  
アキラさんの言う通りわたし達は常に死と隣り合わせ。  
今回のことだって戦場で起こらないとは言い切れない…  
 
「だからかな。その…一回一回を思い切り大事にしないと、っておもった」  
「アキラさん…」  
するとアキラさんの表情が砕けたものになる。  
「死んだらもうノーラが抱けなくなるからな。そんなのは嫌だ」  
「わたしだってそうですよ」  
まだ再会してからキノコ狩りだってしていないし、アキラさんを感じられなくなるのはもっと嫌だ。  
「俺は死なない。何が真実かを見定めるっていう目的もある」  
「わたしはアキラさんについていきますから」  
わたしはアキラさんと一緒にいろんなものを共有していきたい。  
喜びも悲しみも悩みも、快感も…  
「千里の道も一歩から。少しずつでも一緒に進んでいきましょうね」  
それがわたしの決意。  
アキラさんは深い口付けでわたしに応えてくれた。  
 
 
 
                                      完  
 
 
おまけ…  
 
「まぁノーラもまだいけるよな」  
がばぁ  
「え?え?」  
困惑するわたしにアキラさんはてきぱきと準備する。  
むくむくと巨大化していく肉棒。  
その過程をみているうちにわたしのアソコもジュンっと暑くなってくるのを感じる。  
「もうたまらないみたいじゃないか」  
「きゃーーーーーーー」  
「俺もまだまだいけるからな。スケベになったお前にも十分応えてやれるぞ」  
す、助平なのはアキラさんじゃないですかーー  
という抗議が心のうちで止まってしまったのもアキラさんの言うとおり助平になってしまった証だろうか…  
アキラさんの舌がわたしの所謂、菊門に触れてきて…  
「あ、そ、そこは!!」  
………  
「き、きつい…で、す・・・」  
…  
………  
「あ、あああああ♪」  
…  
 
ゴソゴソ…  
「ちょ、ちょっと…すごいわね…」  
くの一であるわたしをうらやましがらせるなんて…  
「こうなったら…」  
天井裏でなにかよからぬことを企む女狐が一匹いたとかいないとか…  
 
 

テレワークならECナビ Yahoo 楽天 LINEがデータ消費ゼロで月額500円〜!
無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 海外旅行保険が無料! 海外ホテル