「あ…ん……そ、そうじゃ…アキラ…あ、はっ」
ル・フェイは木の幹に背を預け、股に舌を這わせているアキラの頭を抑えながら、
星輝く天を仰いだ。
(アキラが…わ、私の…な、舐めて…っごく感じ…んん)
「はふ…アキラ、んん……」
ル・フェイの前垂れの中に頭を突っ込み、アキラは双女神の女神官に奉仕していた
舌で奉仕するアキラ。己の初めての女性に尽くす不完全な異界の魂。
「あ…はッ、いい…そこ、アキラ…そこ…な、舐めて…あ…わ、私!」
ピュッと潮を吹き、ル・フェイは軽く身悶えた。
「あっ……」
アキラの顔にトロッとした体液が掛かり、声を上げた。
ふるふるとル・フェイは腰を振るわせ、
アキラの頭をなおも股間に押しつけようとしている。
そして己の痴態にようやく気付くと、アキラの頭部からあわてて手を離した。
「す、すまぬ…アキラ」
「んく…ん……ル・フェイ…」
『異界の魂×双女神の女神官』
始まりはいつもの夜だった。
「ああああっ先生!先生!僕、僕、僕もうダメェ!射精る!」
「あはああ!ミュウちゃんの極太チンポからドロドロの
特濃汁が私の子宮に出されてるううう!」
「くう…わ、私も…あぐッそんなに締めるなミュウ!」
「ヒロさんのヒロさんのチンポしゅごいよォォ僕のオマンコ壊れちゃうう」
「くううッうッうッ…だ、出すぞ!魔王の子種をしっかり受け取れッ!」
「は、孕ませて、ヒロさんの赤ちゃん僕に孕ませてえ!」
リューンエルバ×ミュウ×ヒロ
「あっあっあっ!は、激しすぎで、ですわ!ルキ、ルキ、ルキッ
あッんん、胸を吸わないで!いやっ!あんんんん」
「リュート、リュートッ…も、もう…出…う…くッ」
ルキ×リュート
宿の隣室から聞こえてくる声にアキラは息を殺して聞き入った。
左右の隣室から聞こえてくる恋人達や変態共の嬌声にアキラは
己のペニスがググっと反り立つのを感じた。
(はぁ……もうやめてくれよな……)
アキラは皆の嬌声をこれ以上聞きたくないと音を消して
階下へと続く階段を降りた。
始まりはいつもの音だった。
「んおおおおおナギナギナギィィィ!」
宿の隣室から聞こえてくる絶叫にル・フェイは頭を抱えた。
「ふふっ、どーしたのォ双女神の見習い神官さーん」
「はああっ、こりぇこりぇこりゅえええ変になるううっ!」
「ふーん、擬似チンポをオナホに突っ込むのがそんなにいいの?
アルフリードって変態さんなんだ。マンガのネタにはいいけどさ。」
「あああっ出る、出る!チンポどぴゅどぴゅしちゃう!どっぴゅしちゃうよォ」
ナギ×アルフリード
ル・フェイは隣室から聞こえる狂声にげんなりした。
(…双女神の見習いとあろう者が……)
ル・フェイはこれ以上は聞きたくないと窓を開け、夜道へと飛び出した。
「あ………」
「あ………」
宿からさほど離れていない森林、小さな泉を囲むように森が開けている場所だった。
アキラはそこで寝っ転がり、夜空に光る星を眺めていたが、気配を感じて振り返った。
そこに立っていたのはル・フェイ。
「…あんたか…どうしたんだよ、こんな夜更けに」
「ちと、酔い覚ましな…お主こそどうしたと言うのじゃ?」
「お、俺は…ただ…その、星を見に来ただけだ。それより
酒豪のあんたが酔い覚ましだって?」
「む…あ、ああ…そうじゃ」
二人の見え見えの嘘、互いに気まずい沈黙が訪れた。
「はぁーあ…」
その沈黙に耐えきれずアキラは溜息をつくと、
己の背中を再び草のベットに預けた。
「その―――じ、実はの…」
ふいにル・フェイが顔を赤くしながら呟いた。
「あ、ああ……俺も…隣の部屋が、さ。」
「お、お互い独り身は辛いのう…」
「そ、そうだな…」
近すぎず、遠すぎずの距離を保ち、二人はぎこちない会話を紡ぎ出す。
「しかし…アキラ、お主の故郷には……その…いたのじゃろう?
将来を誓い合った女子(おなご)が…この戦いが終われば…」
「い、いないよ…家族と妹だけだ……友達いないし、彼女なんて…
そ、そう言うならル・フェイだって…その、び、美人なんだから…えっと…
相手なんて…し、神官でも誘いはあるだろ?王族とか貴族とか」
もどかしい会話は続く、アキラは恥ずかしそうに背を向け、ル・フェイは俯いたまま
ボソボソと二言三言を話すだけ、だが決して止まることのない会話。
そして―――――――。
「あ、じ、じゃあ…か、帰る。わ、わたし…酔いも覚め―――」
「お、おう…俺も後から…」
「うむ。また明日の朝」
ル・フェイが背を見せた瞬間。
「ま、待ってくれ…」
「え…!?」
「あ、あのさ…俺、うまく言えないけど…」
「アキラ…?」
「イ、イったのか……ル・フェイ?」
「ん…あっ……はぁ…」
銀色の陰毛が濡れそぼり、その内股にはとろりとした体液が
月明かりに照らされてテラテラと輝く。
ル・フェイは荒い息をつきながらアキラの股間にグィッと手を当てた。
「あ…い、いいよ…お、俺は」
「わたしだけ…ずるいぞ…アキラ」
ル・フェイは恥ずかしそうに目をそらしながら、嫌がるアキラのズボンをずらした。
下着を突き破らんばかりに反り返り、どくどくと脈を打っているのが下着越しにもわかる。
その反り返ったアキラのペニスの先端から漏れた液が下着の先端を微かに湿らせていた。
「お、大きい……書物で見たよりもずっと……た、確か手で」
手でシュシュとぎこちなく扱くル・フェイにアキラは呻きつつ言った。
「あ…だから……くっ…」
ル・フェイは返答を待たず下着をずらし、ペニスを外気にさらすと、
その先端をペロッと舐めた。そして足に引っかかっている下着を手に持ち、
アキラのペニスに被せた。
「お、おいっアンタ何やって!?」
「む…い、いや…確かこうすると相手は喜ぶと書物に…アキラ、い、いやか?」
「いや、だ、だって…アンタがそんな…」
(…どんな本にそんなコトが載ってんだよ?)
「すまぬ…ではお主に被せると――――――」
「頼むからやめてくれ」
「……す、すまぬ」
上目使いに見るル・フェイは何故か子猫のように愛らしかった。
(か…かわいい……な、なんで……ル・フェイが…)
ル・フェイの声にペニスが更に強度を増し、ググッと反り返る。
「…いい……ようじゃな……」
紺色の下着をアキラの肉棒に被せ、そして繊細な手で扱きつつ、
浮かび上がる血管に舌を沿わせる。
「はぁ…アキラ…き、気持ちいい…か?」
「ル…フェイ…う…俺…」
アキラは耐えれないと言った口調でル・フェイの頭を掴み、暗にフェラチオを促す。
ぎゅっと眉を潜め、蹲る少年の股間に頭を埋めるル・フェイ。
「んちゅ…ぺちゃれろ…ん…ちゅちゅ…ぺろ…はふ…」
ル・フェイはアキラの尻に手を回しがっちりとホールドすると、
しきりに空腰を振るアキラを責めたてた。片手で袋をなぶり、舌で鈴口をノックし、
もう片手で扱き上げる。下着を絡みつかせ、搾るような激しい口淫であった。
どうみてもそれ相応の経験者の技だが、そこはル・フェイ。
書物や知人からの情報を元にしたシミュレーションは完璧であった。
つまりはル・フェイは処女なのである。
「あう……そ、そこ…そこ…うら裏の筋……は、歯で…」
ル・フェイはアキラの言葉にチラッと目を向けると肉棒にカリッと歯を立てた。
「ううッ!はっ…くる…あ…ぐうう」
切なげな声をあげるアキラは腰を震わせた。
「ん、ふ…ちゅうう、ちゅうううう…はふ…んんんッ!」
ル・フェイは一旦、口を離しすと唇を窄め、鈴口から精液を吸い出すように責めた。
「ル…フェイ…で、出る!だ、ダメッ――――ふ、ふっ!」
びゅるっと先走り液が飛び出し、続いてドロッとした白濁液が
ル・フェイの口内いっぱいに溢れた。ビュルルルと口内に射精を受け、
それを飲み下していくル・フェイ。
「はっ……ああ…あああ…」
「ん…んぐうう…ふっ…うんん…」
飲みきれず口から零れる白濁液をル・フェイは下着で拭う。
「ううっ…うっ……うっ……あ、はあ…ん…」
「ケホッケホッ…ん…ア…アキラ…」
喉に絡まる精液に咳き込みながら、ぼうっと上気したアキラの顔を見上げるル・フェイ。
アキラは初めての口淫の快楽に打ち負かされ、地に背を預けたまま動けないでいた。
「あ…は…ル・フェイ…お、俺…その…ゴメン」
荒い息をつきながら謝罪するアキラにル・フェイは微笑んで見せた。
「大丈夫じゃ…アキラ…わたしが望んでした事、気にするでない。」
ル・フェイはアキラの上に跨り、ぴたりと身体を密着させた。
「あ……」
ル・フェイの髪の甘い香りがアキラの鼻をくすぐった。
「感じるか…わたしの鼓動を…胸を通して…この上なく…脈を打っておる…」
「あ…あ?…ル・フェイ…」
ル・フェイの豊満な胸がアキラの胸板でぐにゅりと淫らに潰れる。
紺色の布越しに感じるル・フェイの乳首は痛々しい程、勃起し、その存在を示していた。
その感触にアキラは顔を真っ赤にして、ル・フェイを離そうと両肩を手で押した。
「は、離れ…ル・フェイ…俺、俺から…」
「アキラ…心配するでない。わたしが……ん」
アキラの両手を優しく取り、ル・フェイはその手を己の胸に導いた。
たわわに実った乳肉に指が沈んでいくような錯覚をアキラは覚えた。
「は…ん…女の胸は…は、初めてか?」
アキラの逞しい手がル・フェイの胸当て越しに柔乳を押し上げ、
指が食い込んでいく。
「こ…こ、こんな…ダメだ、ル・フェイ。お、俺達…そ、そんな
関係じゃないだろ!?皆とは―――――」
アキラは己に跨るル・フェイを押しのけるようにして立ち上がると
少し離れて、強く言った。
「うむ……」
「だったら――」
アキラの言葉を優しく遮り、ル・フェイは言った。
「じゃが……」
「え…?」
「今だけというのは……だめか?」
「―――!」
ル・フェイの寂しそうな微笑みにアキラは一瞬、家族の幻影を垣間見た。
「この戦いを終わらせる為に、わたしはいる。そしてお主はチキュウに帰る為に戦っておる。
この戦いが終われば……わたしは元のように神官として、お主と別れねばならぬ。
……私は戦いの間だけ必要とされている身――ん!?」
ル・フェイにその言葉を語らせたくない、本能的にアキラはル・フェイの唇を
己の唇で塞いだ。
「ア、アキラ!?」
「そんな事ない!アンタは!ル・フェイは必要とされてる!
戦いが終わってもなんて…そ、そんなの関係ない!」
「じ、じゃが――――」
「………いてくれ」
「え……?」
目を伏せて呟くアキラにル・フェイは言葉を失った。
「俺の為に…俺もル・フェイと一緒に…だ、だから…今だけなんて言うな…。
地球には帰れるなんてわからない。保証もない。元々、両親と妹だけが
俺のことを思ってくれていた場所だ。だけど…ここは…このネバーランドは、
皆が俺を必要としてくれている…だったら…この地で生きていくという
選択肢を俺は選ぶ。」
「アキラ……」
「……その時に…ル・フェイ…俺の横にいてくれたら……その、もっといい。」
ル・フェイはアキラの頭をかき抱き、涙を流した。
「本当に…本当にわたしでよいのか?」
「ああ……ル・フェイが必要としてくれた。それが俺なら、答える。
俺はル・フェイが好きだ…このネバーランドで俺はル・フェイの横を歩いていきたい。」
「アキラ……」
「あ…は、恥ずかしくない…その格好…?」
今の格好は、ル・フェイが木の幹に手をつき、アキラに尻を突き出している格好だ。
既に下着を脱いでいるル・フェイ。露出度の高い神官服をバックから見たことのない
アキラは生唾を飲み込んだ。
銀の美しい髪がかかった白い背中、そして釣り鐘のように重力に引かれ、揺れる乳房。
前垂れと同じような布に形がくっきりと浮かび上がっている官能的な尻。
さらにその横から覗くきりっと引き締まったカモシカのような太股。
「か、構わぬ……わ、わたしのこのような格好はイヤか?」
「あ…い、いや…でも…俺は――」
既にアキラの分身は臨戦体勢であった。もともと戦の連続で溜まっていた欲求に毎夜の
ように聞こえてくる実況中継。いくら自慰で慰めても限界というモノがある。
「ア…アキラ…その…に、肉棒…を」
ル・フェイの発言にボッと爆発したように真っ赤になるアキラ。
「ル・フェイ―――?」
「ん、んん…ア、アキラの…大きくて固い肉棒を…わ、わた…ル・フェイの
蜂蜜を垂らす…はしたない下の口に…ぶ、ぶちこんでくれ。」
意味を理解しているのか、いや恐らく理解っていないであろうと思われる発言。
だいたい誰の入れ知恵か見当はつくが、アキラはとりあえず聞いてみた。
「ル・フェイ、それって…どういう意味か解ってるのか?」
「バ、バカにするでない!その…男性とその…性交する際に
必ず言わなければならない礼儀用語じゃ」
ふふん、どうだ。すごいだろ?と言わんばかりの余裕の笑み。
若干、引きつっているのは気のせいだろうか?
「そう……誰に聞いた?」
「アルフリードじゃ。こういう事にかけては、あやつもよく勉学に励んでおる。」
……この場合は…感謝かなとアキラは思い、溜息をつきつつも
アキラはル・フェイのうなじに唇を落とし、背後からル・フェイの胸に手を沿わせ、
むにゅむにゅと揉み始めた。たっぷりと重量のある乳房の先端が固く勃起している。
実際のところアキラもその知識には乏しい。
学校に居場所はなく、保健体育の授業も半分は寝て過ごしていたアキラ。
性の知識は妹の入れ知恵や父親の隠しDVD。それに夜中に起きて、
両親の情事をうっかり見てしまった時の記憶だけである。
(……あ、あれ…た、確かこうでいいんだよな…って、こ、この次はキスで…)
「あっ…アキラ…む、胸…ダメ…そんなに触られると…か、感じ…ん」
息を荒くしながら、切なげ呼吸するル・フェイの姿はアキラをそそるのに充分すぎた。
「はぁんん…はぁはぁ…はっ…はっ…んん…はっはっあん…はっはっはっ」
アキラが一心不乱に胸を掴み揉みしだく、その顔には既に余裕などはない。
「ル・フェイ…こっちを向いて…キ、キスを」
「キス――――あ、だ、ダメじゃ…そ、それだけは許して…お、お願い…じゃ」
「え…あ、ああ…すまない」
こういう事をするのはキスからだろ?という常人の疑問すら懐かないアキラ。
しかし、アキラの雄としての本能はそうはならない。
そこには熱くわだかまる精子を放出し、その快感を得たいというが分身があった。
「はぁ、アキラ、アキラ」
背中にのし掛かるように責めてくる青年の体温を心地よく感じながらル・フェイは
胸を覆うの布の留め金を外した。
ぷるんと重力に引かれ、ル・フェイの日に焼けていない直の白い乳房が零れ落ちる。
「あ、ル・フェイ…む、胸…」
「アキラ…もっと…もっとアキラを感じさせて欲しい」
アキラはル・フェイの言葉に肌が露出している背のあらゆる所に唇を付けながら
ル・フェイの尻を覆う布に手を掛けた。緊張の為か背中がふるふると震えている。
「ぬ、脱がせて…アキラ」
「あ…ああ」
生唾を飲み込みながらアキラはゆっくりと捲った。
途端に現れる白い尻。
アキラはル・フェイの尻を暫く惚けた顔で、見ていた。
戦闘中、ル・フェイが動くたびにキュッと締まり、捲れた布が紺色の下着に
覆われた尻をみた事があるアキラ。
しかも半ば食い込んでTバック状態だったのだが、その時のアキラは何の関心も
なかった。
他人に対して防ぎがちだったアキラは女性に対して、性的関心よりも恐怖心や
拒絶する心が勝っていたのかもしれない。
それから徐々に慣れ、打ち解けあい、女性をそういう眼で見られるようになっても
ル・フェイだけは慎ましかった。服装は例外であろうが、見せびらかせるような事は
しなかったし、リューンエルバ等、大人の…いわゆるお色気全開な女性陣の中の
中核を担っているハズなのに男性陣からはそういう眼で見られていなかった。
双女神の神官のなせる技か、それとも精霊に働きかけているのかは不明だが、
ヒロのインナースーツに覆われた四肢やタルナーダ、ノーラ・ノーラの褐色の肌。
リムリムのロリ+獣。フレデリカやグリューネルトの高貴な色白の肌などの方が
密かに人気があったのは秘密だ。
それがどうであろうか…アキラは震える両手を尻肉の丘陵に押しつけ、ぐにゅと尻の
谷間に分身をあてがった。ズボン越しでもこの上ない快楽を得られそうであった。
「ア、アキラ…あまり……ん、焦らさな――ひゃん」
アキラがル・フェイの尻肉を左右に開き、蜜がしたたる秘所に舌を這わせた。
ピンと尻が跳ね上がり、ル・フェイの口からあられもない声が聞こえた。
アキラの口と秘所を結ぶ粘液の糸が月明かりに照らされ、淫らに光った。
「あ…え…す、すまない……その…つい…」
「後ろから見るのは初めかの?…これが女性じゃ。」
アキラは何をすればいいのかわからず、うろたえた。
「アキラ……来て。」
ル・フェイは自らの手で秘所を広げ、粘膜をむき出しにした膣穴をみせた。
「あ、あ、ル・フェイ、!」
そしてアキラはル・フェイの尻に手を当て腰を振っている。
一突き、一突きが下から上へと突き上げるような激しい性交だ。
「ああッ…はっ…ああっ…んっ」
ズンズンズンと突き上げてくるモノにル・フェイは唇を噛みしめた。
甘い痛みとアキラの下腹部に流れる鮮血。
「だ、大丈夫か…ル・フェイ?痛かったら――」
「突っ込んでから言う言葉ではないな、んっ…はっ…アキラ」
「うっ……」
「構わぬさ。こ、ここの精霊の…んくっ…力をかりれば破瓜の痛みなど
蚊にさされた程度…はあっ、め、滅茶苦茶に突き上げたいのじゃろう?くふっ…ああっ」
ル・フェイの胸を搾乳するように握り潰し、アキラは腰を振りたくった。
「あっ…ああ、そんなには、激しく…せ、精霊に…精霊に見られ…気つかれ…」
ル・フェイには精霊に干渉できる力があるのだ。ならばその声を聞く事も可能なのである。
「い、いいさ…み、見せつけてやる…異界の魂が双女神の神官を犯してるんだ!
な、何て言ってる?聞こえるかル・フェイ?教えてくれよ」
「い、嫌じゃ…こ、このたわけ!変態!」
ル・フェイが頭を振る。かなりすごい事を言われているようだ。
「ル・フェイのお尻…きれいだよな…こっちも…」
アキラが凄味をきかせて言った。
「い、イヤ…そっちは…そこはダメじゃ…はん…は…あはああっ」
「教えてくれる?」
「うっ…うう…お、覚えておれよ……」
ル・フェイは涙目になって答えた。
「『エロすぎるよね。何で野外でするかな?』
『お尻に生殖器突っ込んで交尾ねぇ…あらこのメスはなかなかいいオッパイ
してるじゃない。お尻も、色んなオスに眼ぇつけられてんじゃない?』
『でもー初めて交尾してるみたいだよ?血ィ出てるし』…も、もういいじゃろ?こ、これ以上は」
「へぇ…結構…んっ…精霊も…フランクな、なんだっなっ!」
後背位からの激しい突き上げ。
背中に半ば乗りかかるようにしながら突くアキラは手を背後から
ル・フェイの乳房に回し、下からすくい上げるように揉み潰す。
そしてその尻をル・フェイの官能的な尻に叩き付けるように振りたくっている。
着している衣は乱雑に脱ぎ捨てられ、ル・フェイが身につけているものは
手に巻き付けたベルトと額当てのみ、アキラに至ってはほぼ全裸、あるものと言えば足元にずり降ろされたズボンと下着だろうか。
アキラは懸命な表情で背後からル・フェイのうなじにキスを繰り返す。
「ル・フェイの膣中…キツすぎて…まとわ…うぐ!んっ!はっ!」
「ア、アキラ…あっ…はああ!」
ル・フェイは背後からのし掛かるように責めてくるアキラに己の両脚を閉じ、
さらに膣口を締めた。そしてアキラの精放出を急かせる。
「…そんなル・フェイ…締め…気持ちよすぎて…くうう」
「は…ふ…ああッ…すご…アキラのが…大きく…」
ル・フェイは眼を閉じ、眉間に皺をよせ力を込め全身全霊をかけアキラを締め上げた。
「あぐ…ル・フェイそ、そんな締め…俺の…あくううう」
アキラが腰を突き出し、ピンっとこれ以上ないばかりに反り返った。
「アキラ…アキラのわたしの中にぶちまけ…んんうううう!」
手をル・フェイの豊満な尻に食い込ませ、
一滴も漏らすまいとアキラはペニスを最奧までたたき込み、その背に密着した。
「あ、で、出る!ル・フェイ―――うっ!」
「出して!アキラの出してええ!」
どぶ、ぶりゅううびゅるるるるとル・フェイの肉棒の
先端からこれまでにない程の濃い精子が放出された。
膣内射精という最大級の快感に。また男性にとって汚れを知らない
双女神の女神官を犯したという背徳とそれにまさる甘美に酔いしれ
アキラはル・フェイの背にしがみついたまま、動けないでいた。
崩れるように膝をつき、そのまま草の上にうつ伏せになるル・フェイ。
そしてその盛り上がった尻肉をむにゅっと潰しながら断続的に射精を
続けるアキラ。
「あ…はっ……あ…」
アキラが萎えた肉棒を引き抜くと、ル・フェイの膣内に吐き出された精が
どぷっと零れ、股を汚した。
「はぁ…はぁ…ル・フェイ」
アキラはル・フェイを仰向けにして、キスをしようとした。
その途端、バッとアキラの口に手をあて、ル・フェイは言った。
「何度言ったらわかる…キスはダメじゃ」
「え……あ、ああ…すまない。で、でもどうして…キス、イヤなのか?」
「イヤではない…子供が……そのキスをすると子を身籠もってしまうじゃろう?」
「え………?」
「アルフリードが言っておったぞ『男の人とキスすると赤ちゃんが
できるんだ。だからセックスしてもキスはしない方がいいよ。
その代わり、中出ししまくれば相手は喜ぶよ。』とな」
もちろんこれはそっちの知識がないル・フェイをからかって
言った冗談だ。
「あ、あれ…そうだっけ?」
「違うのか?」
ル・フェイの真面目な顔にアキラは眉を潜めた。
(や、やべぇ…保健体育の授業なんてまともに受けてなかったしな
……え、でも精子と卵子が結合してできるんだろ…確か)
しかし、アキラはそこで思い出した。毎夜のように隣室やトイレ、
果ては夜更けのキッチンで。
『ダ、ダメェ中に…射精しないでぇ!エンオウ、赤ちゃんできちゃうよォ!』
『生んでくれ、リムリム。俺の子を妊娠してくれ。俺が必ず守る!』
『んはああっ出てる出てるっ!エンオウの精子!卵子と結合しちゃうう!』
こちらは隣室組のエンオウ×リムリム
『痛い痛いですっファーストさん!そこ違います!お尻です!あああっ』
『うう…キツッ…でもアソコに出すと子供できちゃうしさ。ルキに殺されちゃうから。』
ほぼ犯罪級な奴ら。もちろんファーストは出すのもファースト。
『んおおお、イグレーヌのキノコすんごひい!狂っちゃう!極太キノコのカリすごひ!』
『あっ、あああノーラノーラのアワビも最高よ!私のウツボ絞め殺されちゃう♪』
特に参考にならない人達。
『くううッうッうッ…だ、出すぞ!魔王の子種をしっかり受け取れッ!』
『は、孕ませて、ヒロさんの赤ちゃん僕に孕ませてえ!」
そして今夜の隣室で3Pの変態共の会話。
「……ル・フェイ」
「何じゃ、改まって?」
「正しい赤ちゃんの作り方って知ってる?」
―――後日。
宿のゴミ溜め場にボロ雑巾のようになったアルフリードが
頭から突っ込まれており、その尻には『公衆便女』
『無料』と書かれていた。が、誰も使用することはなかったらしい。
そして、双女神神官の一人が寿退社したのはまた別の話である。
END