「あは…いや…ど、どうして」
呼吸が苦しい、全身の血液が沸騰したのではないかと思うほど熱い。
額に張り付く金色の髪、大きく開いた胸元に浮かぶ玉のような汗。
それの原因はコレなのだろう。
グリューネルトの股間にそそり立つグロテスクな肉棒、それはまさしく
男性がもつ生殖器、ペニスであった。
数分前
霧深い森でミュウ達とはぐれてしまい、グリューネルトは一人で森の中をさまよっていた。
何時間立ったのか?今は昼なのか、夜なのか?それすらわからない暗い森。
あまりの緊張の連続に尿意を催した少女は、近くの木陰に身をかがめ、ズボンをおろし、下着を捲った。
「んっ……あ…」
下腹部に力を込めるとチョロと小水がこもれ、
ジワジワと土の上に染みが広がる。
「んっ…んん…はぁ…」
グリューネルトは目を閉じ、ふるるっと身を震わせて小水を終えた。
野外で手洗いをするなんて…と己の醜態に恥じながらふと目を開けると
そこにいたのはスライム。しかも見たことのない色のスライムだ。
「ひっ――!?」
剣は装備しているものの、身をかがめた状態では抜くことが難しい。
咄嗟に身をよじって攻撃を回避しようと思った瞬間、スライムが跳びかかりグリューネルトに張り付いた。
「き、きゃあああっ!」
思わず声を上げてしまう。スライムが張り付いたのはあらわになっていたグリューネルトの股間だった。
ぐにゅぐにゅとゲル状のスライムが張り付いた途端、スライムの表面が硬質化し、未知の感覚がグリューネルトを襲った。
「なっ、あっ…か、身体が…あ、あつい…」
そして今、グリューネルトは己の股間にそそり立っているモノを凝視していた。
「こ、これ…と、殿方の……せ、生殖器…に…」
グリューネルトが読んだ書物には男性器は女性と違い、体外に管のようなモノが露出しており
性的快感や女性を意識すると大きく勃起するとだけ記されていた。
つまりところ、グリューネルトにはほとんど性の知識はない。
「こ、こんなモンスターがいるなんて…き、寄生して…生殖器になるなんて…んっ」
ビンビンに反り返り、手で触るとビリビリとした感触が走る事から、神経まで繋がっているのだろう。
何とかしなければ…と焦燥に駆られるグリューネルトの身体に異変が起こった。
「あっああ!?な、何、こ、この…な、何この感覚…んっ…!?」
得体の知れないものが下腹部でわだかまり、それが強烈な圧迫感となってグリューネルトを襲ったのだ。
「あ、あ、あ…な、何…こ、これ…何かが、何かが昇って――――――」
管の中をググッと何かが昇ってくる未知の感覚にグリューネルトは戦慄した。
「ああああっ、な、何か出るっ!出る!んっんん、はああっ!」
スライムの中を熱い何かが駆け上がってくる。内側をこすりあげられて、背筋からゾゾゾっと脳に電撃が走った。
グリューネルトが固くなったスライムを握りしめ、目を瞑りって天を仰いだ。
「はあああっ出るっ出る!いやあああっ!」
グリューネルト叫んだ瞬間、どぴゅっと白い体液が飛び出し、続けてびゅるるどびゅっと吐き出された。
少女は自分がしていることが射精だとは気付かなかった。
宮廷魔術師の家庭に生まれ、学園都市で勉学に励んでいたのだ。
女性としての自慰は何度か経験はしているものの、男性の自慰など知る由もない。
「はあ…はあ…はああ…」
荒い息をつきながら地にぶちまけられた白濁の液体を見つめるグリューネルト。
何度か尻を震わせると、放出感と共に一気に引いていく絶頂感、後に残るのは何かが果てたような喪失感。
「な…何なの…こ、これは…この感覚は…んっ…」
緑色だったスライムは白い液を吐き出すと徐々にグリューネルトの白い肌へと変色していった。
今やスライムはグリューネルトに完全に寄生し、ペニスへと姿を変えた。
このスライムは、他種族の雌に寄生し、生殖器へと姿を変え、
宿主を性的快楽で支配し、異性と交配させる事で子孫を残す特殊なスライムであった。
「い、いや…そんな…わ、私な、何を…あ、い、痛い!」
果てたばかりの感じやすい先端をグリューネルトの意志とは関係なく、右手が先端を覆い
皮をぐにゅりと剥き出した。今まで外気に触れる事はなかった亀頭の部分がピクピクと
震える。痛みを伴う行為にグリューネルトは眉を潜めた。
「い、痛っ…こ、こんな事…手が勝手に…あ、ああ…あああっ」
ずりゅ…にゅるると白濁液まみれの包皮がカリの部分まで完全に剥け、勃起したペニスがますます反り返る。
そして間髪おかずにグリューネルトの手が猛烈な速さで扱きだした。
「い、いや!あっ…ああっ…ふんんん」
右手の親指と人差し指、それに中指で肉棒を摘み、ズボンと下着をずり降ろしたまま、
シュッシュッシュッと意志とは関係なくペニスを扱いているグリューネルト。
「あはっ、んあっ…んんっいやっ!ダ、ダメ…ふっあああっ!―――――」
シュッシュシュと擦る度に言いようのない快感がビリビリと下腹部から昇ってくる。
「はぁ…あはっ…わ、私…私は一体…な、何をして…いや、いやああ!」
しかし、その間も少女の手は休むことはない。右手で、左手で、交互に扱きつつ、刺激を与えていく。
グリューネルト嬌声が激しくなり、荒い息をつき始めた。射精感がグツグツとマグマのように煮えたぎってくる。
手の動きが一段と激しくなり、射精のフィニッシュ直前のような速さで扱きまくっている。
「あ、あっあっあっま、また…やあ!いや――――――うぐっ!?くぅぅ――ふんうううっ!」
次に異変が起こったのはグリューネルトの乳房であった。
服で押さえつけている乳房に先端が痛々しく勃起し、衣服に擦れるだけで甘い声を発してしまう。
「はああっ…くうう…あ、む、胸が…んんな、何…こ、これ…ま、まさか…そんな」
グリューネルトは扱いている手を何とか動かして、胸元を引き裂くようにして乳房を露出させた。
淡いピンク色の突起をもった瑞々しい果実がぷるんっと弾むように飛び出てきた。
しかし、少女の異常なまでに勃起した乳首からはプツ、プツと白い体液があふれ出している。
ありえない、腹に子を宿してもいないのに胸から、乳房から、乳首から―――母乳など―――
「そんな…こ、この…スライムの……せいなの!?」
神経が繋がっているというならば自分は一生、
このような女とも、男ともつかない身体で生きていかなければならない。
「いやあ…いやああっ…いやあああっ!!」
あまりの悲惨な現実にグリューネルトは涙を流した。涙を流しながらも手は止まることなく
ペニスを扱き、刺激を与えて続けた。
「うっふっ…くうううっい、いやぁ!だ、誰か、誰か助けて――――――」
先と同じように下腹部がビクンビクンと波打つ。
爪先がピンとなり、先ほどとは比べものにならないほど手の動きが速くなった。
「あああっ!ま、また!な、何かが…の、昇って…何か出る出る出ちゃうう!」
グリューネルトが一瞬、眼を見開き、喉を仰け反らせた。弾ける涙。そしてどぴゅっと白濁液が勢いよく飛び出した。
「あっは―――んんんんんっ!ダメ、出しちゃ…と、とまって、とまってええっ!」
必死に亀頭に手を押し当てて、射精を止めようとするがとまるはずがない。
びゅるるると堰を切ったように吐き出される白濁液が手にぶち当たって周囲にまき散らさんばかりに勢いを増した。
どぶっぼどぼどぼどぉぶりゅるるる!
「も…もういや…いやああっ!!」
暗い森に響き渡るような叫びも空しく、先の何倍もの濃度の白濁液が
グリューネルトに寄生した……いや、グリューネルトのペニスからぶちまけられた。
どぴゅ、ぶばぶりゅうううううぶしゅ、びゅるるるるるっ
「んおおおっあ、ああっむ、胸も…で、出るっ!お、おっぱいからぼ、母乳がっ!いや、いやあああ!」
それと同時に乳首からも母乳がドピュッと射精さながらに噴出された。
その量と勢いは自慰のそれとは比べものにならない。
脳がとろけそうな感覚にグリューネルトは肉棒を握りしめて、身を震わせ続けた。