魔皇軍決起後話でひとつ  
ロゼ×エルフ  
陵辱  
ふたなり注意  
 
帝国支配下のヘルンハンプールが武装した魔族の蜂起を受け  
あっという間に占拠された。  
太守であったヒスミードは命からがら逃げ出し、帝国軍は  
散り散りになって帝都へと退却した。  
占拠した魔族の反乱軍は名を『魔皇軍』と改め、そこを拠点に  
『人間への復讐』を掲げ、一大勢力を築いた。  
その軍勢を率いた魔族の名はロゼ。美しき魔族の女性であった。  
 
「はぁはぁ…はぁ」  
一人のエルフが森の中を足早に駆けていた。  
髪は首の辺りで切りそろえ、息をつきながらも凛とした瞳は意志の強さを  
物語る。やや背丈は低く、人間の年齢で言えば16〜18歳の容姿だろうか。  
その背には弓と矢筒を持ち、腰には皮の鞘に収めた短剣をぶら下げている。  
ここはつい七日ほど前に魔族の蜂起によって占拠された  
ヘルンハンプールの領内、シーフタワーとよばれる古びた塔が  
ある森林地帯であった。そのエルフの目的はそのシーフタワーの  
周辺にあるという施設だ。  
「はぁ…はぁ…あった、あれか…」  
そのエルフは目の前の光景に息を呑んだ。  
血まみれで倒れている帝国兵、魔族の屍が地に伏している。  
集落では未だに戦闘が行われているのだろう、怒号や悲鳴が  
聞こえ、金属音が噛み合う音が響いている。  
「はぁ…はぁ…ここに…くっ!」  
パキ――――――背後から枝を踏み折った音が聞こえた。  
考えるよりもはやく身体が動いた。弓に矢をつがえ、構えたまま背後を向く。  
そこには剣を持った帝国兵がいた…しかし、次の瞬間に倒れた。  
その背には大きな裂傷が。逃げ回って、ここまで来たのだろう。  
エルフはその兵に一瞥を告げると  
背を低くして、茂みの裏に回った。  
 
その施設はいくつかの小屋が集落のように形成されている。  
名は『収容所』らしいが実際は女を慰みモノにする『慰安所』だ。  
「……姉さん、今助けるから…」  
1年前、エルフの集落を襲った帝国兵が村の女・子供を手当たり次第にさらった。  
その時、自分を逃がすために姉は帝国兵に捕まってしまったのだ。  
生き残った者はエルフが統治する南の島へと逃げた。  
そしてその島で弓と剣術を習い、レンジャーとして修練を積んだ自分は今、ここにいる。  
姉を助けるためだ。人間の男の慰みものにされている姉を思うと……  
人間など全て滅んでしまえ…という憎しみがこみ上げてくる。  
姉を救うのはこの混乱に乗じるしかない、部族ごとに施設に別れているという  
ことは調査済みだ。危険だが、その施設ごとに回るしかないだろう。  
 
施設の中は凄惨だった。  
あらゆる種族の少女や女が板で仕切られた小部屋に横たえられていた。  
その手には枷、足には鎖付きの鉄球が装着され、着る物は粗末な布きれのみ。  
有翼族はその翼を鎖で願柄締めされた者までいた。  
ここで事切れるまで強要されるのかと思うと…不憫でならない。  
助けを求める声を振り切り、エルフは駆けた。まだエルフの小屋は見あたらない。  
不衛生な環境では病に侵されやすい種族だ、きっと離れた施設に隔離されているに違いない。  
そして森の外れにその施設を見つけた。煉瓦作りの大きな施設だ。  
その施設には看板が掛けられていた。  
『エルフの家、士官専用』  
「………下衆共め」  
その看板を叩き割り、エルフは施設の中に入っていった。  
 
その施設の中は一部屋ごとに区分けされた大きな造りだった。  
外からは見えなかったが階段もあり、2階があるようだ。  
廊下の窓には清潔なカーテンがしかれていた。  
士官用の慰安所だ、先の兵卒用の施設とは雲泥の差がある。  
ずらりと並ぶ部屋のドア。  
ドアには小さな覗き窓があった。エルフはそれを恐る恐る開け、中を覗いた。  
中には簡素な造りのベッドとシーツ、鉄格子が付けられた明かり取り用の窓が  
あるだけだ。もう少し眼をこらしてみるとベッドの上にエルフの女性が横たわっている。  
金色の髪を短く切りそろえられた女性だ。  
乱暴された後なのだろう、全裸でところどころに白い体液が付着していた。  
「……くっ」  
帝国軍が退却する寸前まで、ここで犯されていたのかもしれない。  
微かに胸が上下している事から、死んではいないようだ。  
が、エルフの女性にとって人間に犯されるのは死よりも辛い。  
「……すまない」  
姉以外に助ける余裕はない。  
自分は姉を連れて一刻もはやくここを離れなければならないのだ。  
警戒しながら、見て回ると一階の全ての部屋には鍵が掛かったままであった。  
帝国兵が常駐していたであろう、管理室らしき部屋の鍵棚から全ての鍵がなくなっている。  
「………二階か…」  
管理室の床に靴の足跡があった。まだ新しい足跡だ。3人……」  
反乱を起こした魔族のモノだろうか……それでも3人だけならば  
何とか対処はできる。エルフは矢を取り出し、いつでも放てる用にして2階へと足を進めた。  
 
階段からそっと2階の廊下を覗く……その兵達がいる部屋はすぐにわかった。  
一室だけドアが開いている。そして中からは微かな声が聞こえる。  
エルフは足音を立てず、その部屋の前まで来た。  
「あっ…は…も、もうやめ…」  
その声に心臓が止まりそうだった。自分の姉の声に違いない。  
震える腕。こみ上げてくる怒りがピリピリとこめかみを突いた。  
 
「いいわ…エルフの女は…最高…ん…フフッ」  
「どうですか、ロゼ様。その商品の具合は?」  
「気に入ったわ。」  
エルフは意を決して中を覗いた。  
そこにはベッドに押しつけられ、後ろから犯されているエルフの女がいた。  
「あぐ…や、やめ…んんッ…はあっ!ぐうっ!」  
女を犯している魔族はこちらに背を向けている為、顔はわからない。  
自分より背が高く、金色の髪をカットした魔族だ。  
肉つきのよい盛り上がった尻、女性なのだろうか?  
もう一人は魔族は商人のようだ。  
「………」  
ヤるなら今しかない。3人目が見あたらないが、2人を倒せる絶好の機会を逃す手はない。  
エルフは弓を引き絞り、姉を犯している魔族の背中に狙いをつけた。  
《我が主君に何用だ?》  
ヌッと部屋から現れたのは全身を甲冑で固めた者だった。  
声色が数人の声が重なり合った複合音で酷く耳につく、  
甲冑がそのまま意志をもったという表現が一番合うだろうか。  
「なっ…!?」  
こいつが3人目!と思考する前に思わず矢を放ってしまった。  
しかし、その甲冑に弾かれてしまった。  
「くっ!」  
弓を捨て、腰のナイフを引き抜こうとした時――――――  
《我が主君に弓を引いた罪、死で贖え》  
既にその甲冑がその身丈と同じような大剣を振り上げていた。  
「くっ!」  
死を覚悟したその時、部屋の中から声がした。  
「剣を引いてアシュレイ。それから、その者を連れ来て」  
ぞっとする甘い声。それは女性にものだった。  
 
武装を解かれ、後ろ手を取られたまま部屋に入ったエルフを迎えたのは  
魔族の女性だった。  
「あら、随分と可愛らしい泥棒さんね」  
その女性はベッドに腰掛け、こちらを見ている。  
姉はベッドに突っ伏したままだ。  
何と無惨な姿だろうほぼ全裸で美しかった髪は遠目から  
みてもわかるほどに傷んでいた。  
「ふざけるな!エルフ達を今すぐ解放しろ!さもないと私が!」  
「まさか…私がお前達を殺す…とでも言うのかしら。私達はヘルンハンプールから  
帝国兵を追い払った。ここはその帝国兵が多種族を慰みものにしていた施設、  
私達の戦利品なのよ。私達が決起しなければ、あなたはここには来ることさえ  
できなかった…つまり、戦利品を横取りしようとするあなたは泥棒さん…そうじゃなくて?」  
「違う!帝国兵に奪われた皆を…姉さんを助ける為に来たんだ!」  
『姉』という言葉にベッドの上にいたエルフが反応した。  
「そ、その声……もしかして…ハル…ハルなの?」  
「姉さん!」  
おいと魔族の商人がベッドから起きあがろうとしているエルフの肩に手をかけた。  
「ね、姉さんに触るなあああ!」  
「……!?」  
その小さな身体のどこにあったのか、アシュレイの手を振り払い  
ハルと呼ばれたエルフは商人に体当たりした。  
『ぐえっ』と間抜けた悲鳴を上げながら商人は倒れた。  
「姉さん!」  
1年という歳月が永遠にも感じた日々。こんな形で再会するとは思いもしなかった。  
美しかった姉の髪が、顔が、身体が…人間の慰み物にされていた。そして今は魔族が。  
しかし、その再会した姉から発せられた言葉はハルを拒絶する言葉だった。  
「み…見ないで!」  
身体をかき抱き、姉はハルから顔を背けた。  
「ね…姉さん?」  
「お、お願いだから…ハル…わ、私を見ないで…」  
「姉さん、どうしたの!?私よ、ハルだよ!助けに――――――」  
そして踞るように腹部を抱える姉、その腹部に視線を移したハルは眼を見開いた。  
「こ…こんな身体にされて……ううっ…見ないで、こんな私を見ないで…」  
異様に張り出した腹部。それはエルフの里でも見られた光景だ。  
本来であれば祝福され、幸せに満ちた新たな生命が誕生する証明であった。  
 
「ああ、そのエルフは人間共に孕まされたのよ。毎日、毎日レイプされていれば  
いくら異種族といっても孕むようね?どう、そのエルフを連れて逃げる?  
もうすぐ出産するお姉さんを連れてね」  
とうに枯れ果てていた涙がハルの瞳からこぼれ落ちる。  
「ゆ、許さない…姉さんをこんなにした人間も…お前達も!殺す、絶対殺してやる!  
何年かかろうが必ず!一人残らずぶっ殺してやる!!」  
「それはお門違いも甚だしいわね。私達が来たときには、そのエルフはもう孕んでいたのよ?  
それを殺してやるだなんて……アシュレイ」  
「御意」  
「殺してやる!」  
ハルが叫びながらアシュレイに向かっていったが、目の前から相手が消えた。  
かと思うと、背後から鉄甲に覆われた手がハルの両手首を掴み拘束した。  
「あ……ぐっ…そ、そんな…は、速すぎ!?」  
咄嗟に抜け出そうとしたが、鉄甲に覆われた腕はびくともしない。  
そうこうしている内に鉄の手錠をかけられた。  
「あははは、残念でした。私達、魔族を甘く見すぎていたのは人間もエルフも同じ様ね」  
その女性はくすくす笑うと腰を上げて、腕を束縛されている  
ハルに歩み寄った。そしてスッとの顎に手を掛け、顔を上に向かせた。  
「私達を殺すんじゃなかったの?」  
その女性を見てハルは一瞬、美しい…と思った。  
しかし、その思いを振り切り、気丈に睨み付けた。  
「あら………よく見るとあなた綺麗な顔をしているのね?」  
とろけるような声で囁くと、魔族の女性はいきなりハルのズボンに  
手を突っ込み、グッと股間を握った。  
「なっ…ああ…んっ!」  
ぐいぐいとその股間を二、三度掴み、揉みほぐすように手を這わせた。  
「あははは、一瞬、『付いていたら』なんて思ってしまったわ  
……やっぱり女の子だったのね」  
股探った手の指をぺろっと舐め、女性は続けて言った。  
「それも処女の」  
「くっ………」  
ハルは羞恥に歯ぎしりをした。  
「こっちはどうかしら?」  
「や、やめろ!私に触れ――――――!?」  
その言葉を無視して女性は胸元に手をかけると、バッと引き裂くように前を開いた。  
ボタンが弾け飛び、魔族の女性の前に瑞々しい肌がさらされ、小振りな乳房がぷるんと  
こぼれ落ちてきた。  
「可愛らしいおっぱい……ふふふ、姉さんに見られながら良い声で鳴いてね、ハルちゃん」  
「ひ、卑怯者!動けない相手としかできないのか!!」  
「そうなの…私は動けない相手を犯すのが大好きなの」  
魔族の女性はベルトの留め金を外しながら言った。  
「…私は奪われる側から奪う側に回っただけ、それがたまたま貴女  
だった……貴女もこっち側に回ったら私の気持ちがわかるハズよ。  
私の名前はロゼ……貴女の処女を貰ってあげる」  
カチャンとベルトが床に落ち、その短いスカートを持ち上げて飛び出したのは  
固く反り返った肉棒であった。  
「ふふふ、ハルの膣にぶちこんであげるチンポよ、ステキでしょ?」  
 
ロゼはそういうとハルの前に立ち、スカートを捲って見せた。  
そのハルの目の前に現れたモノ―――――――  
「……そ、その身体…」  
「はぁ…ん…気持ち悪いでしょう?当然よね、女の身体に男のチンポが付いてるんだから」  
ロゼは不気味な笑みを浮かべ、そそり勃っているガチガチの肉棒をハルの前で扱き始めた。  
魔族特有の薄白い肌、そのスラッとした足から官能的な太腿の線、しかし本来であれば何もない  
恥部にそそり勃っている肉棒にハルは戦慄した。  
「そんな…バカな……」  
「これはね、そこにいる商人から買った魔道具なの。  
女の愛液を精子に変換させてと同じように射精の快楽を味わうことのできる魔道具。  
あんまり気持ちいいから自慰だけじゃ満足できなくて、ハルのお姉さんの  
オマンコ、3回くらい使わせてもらったの。お腹の子は大丈夫よ。もう安定期だから」  
「気安く呼ぶなっ!許さない!お前は絶対に許さない!」  
怒りに満ちた眼でハルはロゼを睨みつけた。  
「あはっ……ハルのその顔…凛々しくて。私…ん、アシュレイ」  
ロゼは顎をしゃくった。アシュレイはコクリと頷くとハルの髪を掴み、  
無理矢理に屈ませた。  
「ハルの顔に私のチンポミルクぶちまけてあげる。んっんんおおっ」  
ロゼは一際大きくいななくとハルの顔に肉棒を擦りつけた。  
「や、やめろ!そんなモノを―――」  
「ああっ、チンポにハルの息が――も…う、もう出る、出ちゃう」  
ロゼは目を閉じ、歯を食いしばった瞬間、擦りつけた肉棒の先端から  
びゅるるるっと精液が勢いよく射精されハルの顔面に飛び散った。  
 
「なっ…あっ…」  
頬に、鼻に、額に、生暖かいドロドロとした体液が飛び散った。  
マロンの臭みを凝縮したような臭いが鼻をつく、猛烈な嫌悪感がこみ上げてきた。  
ぶるぶると尻を震わせ、残った精液を出し尽くすとロゼは荒い息をつきながら言った。  
「んっ…んん…おおっ…エルフは森の中に住んでいるから土臭くて  
……これで少しはマシになったかしら?」  
「こ、こんなヤツに…」  
「さて…そろそろいいかしら?」  
ロゼは萎えた肉棒を再び扱きながら言った  
アシュレイが頷き、ハルを引きずっていった。  
そして姉と顔が向かい合わせになるようにして机に叩きつけた。  
「うっ…ぐっあ!」  
すかさずロゼが背中にとりつき、アシュレイに取って代わって拘束されている手を押さえた。  
「んん〜マロンのいい香り…土臭いエルフとセックスなんてゴメンだもの……  
エルフ同士のセックスは酷い臭いがするの、ハル?」  
ハルの髪に鼻を埋め、ロゼは囁き、そのうなじに舌を這わせた。  
「おっぱいは大きいけど、お尻は小さいのね…ホント、美味しそうな身体…」  
ロゼの手がハルの胸や尻に手を這わせる。それを逃れようとハルは身を必死に揺さぶるが  
元々、非力なエルフがいくら鍛えたといっても血で血を洗う戦争に慣れている  
魔族に適うはずはない。ロゼは甘い息を発しながら勃起した肉棒をハルの尻や  
太腿に擦りつかせ、乳房を揉みし抱き、乳首と指で愛撫する。  
「いやだ、やめっ、やめろっ!んっ!」  
「はあ…う…ん、んううう」  
ロゼはハルの拒絶を発する項に吸い付き、首筋に舌を這わせた。  
「や…やめん、んふ…やあっ!」  
「はぁ…ん…はあ…んう」  
「ん…ちゅ…ハルの唇…あまぁい…お尻はどうなのかしら?」  
そしてロゼはハルのズボンのベルトを引きちぎり、一気にずり下げた。  
スレンダーな両脚はインナースーツに包まれ、その形をくっきりと浮かび上がらせている。  
 
「お尻の形がくっきり…ほんと、興奮してしまうわ」  
姉の熟れた肉厚のよい尻とは違い、鍛え引き締まった初々しい尻。  
ロゼは股間部をつつーと指でなぞった。  
「くそっ!やめろ!わ、私に触るなっ!やめろおおっ!」  
両腕を拘束されてもなお、身をよじらせ抵抗するハル。  
「もっと暴れて、嫌がって、ねぇ、もっと、もっと嫌がって…抵抗をやめたらお姉さんを殺してあげる。  
だから、ちゃんと抵抗して。声出して。レイプされてる雰囲気盛り上げて、ね?」  
ロゼは尻を覆うインナーの股間部に爪をつきたてビリリィと引き裂いた。  
黒いインナーと対照的な白い尻にロゼの興奮を更にかき立てる。  
「はぁ…んち…ぷはぁちゅ…ん」  
ロゼはハルの尻を荒々しく揉み、その肌にむしゃぶりついた。  
指に吸い付くようなふにふにとした弾力にほどよい肉付き、ロゼはその感触を舌で楽しんだ。  
「はっ…んく……くうう!」  
同性に、それもおぞましい肉の凶器をもった女に肌を吸われている。  
それを拒むこともできない己の無力さにハルを唇を噛みしめ、声を殺すことで耐えた。  
「はん、んう…あは…すごい、私のチンポもうガチガチに…も、もう我慢できない…はぁ、はあああ」  
ロゼは立ち上がり、スカートと下着を脱ぎ捨てた。豊満な尻がぷるんと揺れ、180度反り返った肉棒がロゼの下腹部を打つ。  
「―――っ!」  
震えるハルの柔尻の谷間、まだ未開の地のようにぴしりと閉じられた秘部。  
やや未熟ながら曲線を描く処女の小振りな尻にロゼは口元を歪め、ハルの腰を掴み、後ろに突き出させた。  
後ろに尻だけを突き出す屈辱な格好で、ハルは眼を閉じ、歯を食いしばった。  
「はー…はっ…お尻…エルフの…綺麗な…おしりぃん、んん、薄いアソコの毛も髪の色と同じなのね…」  
薬物中毒者のようなたどたどしい声と荒い呼吸、ロゼの肉棒からは既に先走り汁が溢れて出していた。  
肉棒を扱きながら、ハルの背に舌を這わせ、その背にナメクジのように張りつき、胸に手を伸ばす。  
「ハル…おっぱいが出るようにしてあげる。私、ハルのおっぱい飲みたいの」  
「なっ……!?」  
ハルがその言葉の真意を確かめる間もなく、ロゼは商人に向かって言った。  
「バドス、あの薬をこのエルフに打ちなさい」  
バドス――――――それが商人の名なのだろう。  
「あ、あのォ〜ロゼ様、まだ魔道具のお代も……」  
商人が多少焦ったような口調で言った。  
 
「エルフの腹ボテ姉妹、奴隷市ではどれくらいで売れるのかしら?」  
その意味を汲み取ったのか商人はいやらしい笑みを浮かべ、二つの返事で鞄から注射器を取りだした。  
「なっ、何をする気だっ!?」  
「何って……ハルをお姉さんと一緒にしてあげるの。異種族間でも赤ちゃんがデキるお薬を注射してあげる。  
それからセックスすると異種族とでも確実に妊娠する事ができるのよ。  
ただ、何回も使ってると子供は生めなくなるらしいけど…私には関係ないわよね?」  
「ふっ、ふざけるなっ!そんな、そんな薬があるわけがない!」  
「そうね。裏の市場で売られている薬だもの。身をもって体験したら?」  
そうこうしている内にバトスが注射器に液体を満たし、ハルに迫ってきた。  
「やめて、やめて下さい!ハ、ハルだけは、妹だけは許してあげて下さい!  
私はどうなっても構いません!ですから妹だけは!お、お願い…見逃して下さい」  
姉が泣き叫びながら言った。  
「ごめんなさい。そんな事言われると、ますます興奮してしまうわ。  
私は貴女の緩みきったおマンコはもう飽きたの。今度はハルのキツキツの処女マンコで楽しませてもらうわ」  
ロゼは姉の必死の哀願を微笑み一つで、切り捨てた。  
「ひっ…や、やだ…いやあああっ!」  
ハルの背に身の毛もよだつような嫌悪感がゾゾゾっと走った。  
「さっきはよくもやってくれたな。テメェら姉妹はとびっきりの変態富豪の所に売り飛ばしてやる。  
朝から晩まで、犬や豚とセックスさせてそれを見ながらマスかくのが趣味な野郎だ。  
ああ、心配すんなガキ産んでから売ってやるよ。ハーフエルフのガキは高く売れるからな。なんらなガキ共々、家畜になるか?ハッハッハ」  
そしてハルの肩に注射器を刺し、薬を注入した。  
「いやだ、いやだ、いやだあああっ!や、やめろおおおっ!」  
そして注射器の中が空になった。  
「あはは、ははははっ…ハル…私のチンポ、気持ちよくしてね」  
じゅるじゅると先走りで濡れた先端でハルの閉ざされた秘裂をなぞる。  
「あ、ああっ…や、やだ、やだ、やめてえええっ!」  
「愛しているわ、ハル」  
 
ロゼは無情にも肉棒をハルの秘部にあてがい、腰を打ちつけた。  
が、先端が飲み込まれただけでそこから先は一向に進まない。  
「痛いっ痛いいいっ」  
「ん、まだ濡れてないから…ふふ、一気にぶち抜いてあげる」  
ロゼは腰を引き、今度はその秘肉を引き裂くように反動をつけて一気に貫いた  
ブチと何かが引き裂かれる音と共にロゼの肉棒がにちゅぐちゅうううううと侵入してきた。  
身体の中心から引き裂かれるような痛みがハルを襲った。  
「―――はっ!――――――がっ!」  
声がでない、こぼれるのは呻きともつかない不明瞭な言葉だけだ。  
あまりの激痛にハルの眼は見開かれ、インナーから覗く尻肉がぷるぷると震えた。  
「んお…おおおっ…キツイ…ハルの中…とってもキツイ」  
対照的にロゼは喉を仰け反らせ、とろけた表情をしながら打ち震えた。  
その反動で重力に引かれたロゼの乳房がぷるんと左右に揺れる。  
「いやあああっハルッッッ!」  
姉が絶叫した。  
「き、きついい…ん、んんん、んおおおお……」    
めりめりめりぐちゅぶちゅううう  
ハルの膣中は狭く、ロゼは己の肉棒に痛みを感じつつも腰を突き出し、さらに膣をこじ開けた。  
ずぶりと根元まで押し込み、ロゼはハルの背中に折り重なった。  
「ああっ締まる、締まるうう…ふっんう…ハルのオマンコすごい、私、私がハルの処女…んっんううっ」  
「は…あ…ああ…う…い…痛い…よ、ね、姉さ…ごめ…」  
つい先ほどまで処女であったハル。膣を肉棒で抉られる痛みは尋常ではない。  
一突き、一突きに、ついさきほどの痛みが脳を直撃する。  
こんな形で、こんな無様に、こんな魔族に、自分の純血は奪われたのかと思うと悔しくて堪らない。  
背後から荒々しく突かれながら、自然と涙が溢れてくる。  
「はっ…はっ…凄いわハルちゃんのおマンコに私のおマンコ締め殺されちゃう」  
処女であったハルにロゼの肉棒は受け入れがたい代物だった。  
ズン…ズン…ズンとロゼはハルの腰を掴み込み、その膣内を抉るように肉棒を挿し、  
腰をゆっくりと引き抜き、叩きつけるように突き入れる度にじゅぶ、じゅぶっと  
鮮血とロゼの先走り汁が混ざり合い、膣内を緩ませる潤滑油となる。  
「くっ……ぐ…あっ…あう…」  
背中に押し当てられるロゼの乳房、その先端は固く勃起し、項にロゼの甘い吐息が吹きかけられる。  
また背後から激しく責められ机との間でぐにゅりと圧迫されるハルの胸の先端も固く勃起している。  
 
「いやだ…いやだっ!」  
ハルは頭をふり、歯を食いしばった。が荒々しい剣突にいくら唇を噛みしめようとも声は漏れる。  
「い…やぁ…はぁっ、はぁ…い…や…だ」  
「はー…んくう…ああ…たまらない、たまらないわ。ハルの処女マンコ最高よ…んっんっんうう」  
ほとんど叫びにちかい声を上げ、時折ロゼはぐにゅぐにゅと尻を擦りつけた。  
ハルの柔尻に下腹部が打ち付けられる度に、インナースーツから覗く尻肉が波立ち、ロゼの情欲をさらにかき立てる。  
「あ、ああ…ハル…ハル……ご、ごめんなさい…ごめんなさい」  
姉が弱々しくハルに手を伸ばすが届くはずもない。  
「ね、姉さ…ぐッ…はッ姉さ…んんッ!」  
パンパンパンとロゼの剣突が直線的な激しい動きに変わった。  
今まで無料の娼婦として扱われていたエルフでしか放出できなかった白濁液が  
処女エルフの膣内射精という最高級の快感によって解き放たれようとしている。  
「あ、あっ…ああっ…で、出る…出る出ちゃうう…ふぅ…ん、んおお」  
ロゼはハルを穿ったまま仰向けにすると、ゆっさゆっさと羽根踊る胸を鷲掴んだ。  
ぐにゅりと淫らに歪む双乳がロゼの興奮を最大に高めた。  
「はああっ…ハル、おっぱい、乳首のコリコリ、とっても感じちゃう…んん…うっ、んんうう」  
「あっ、んぅ…あっ…ん…や、やめっ…あああ」  
ロゼは眉を潜め、歯を食いしばり、ハルの尻肉にぐにゅりと指を食い込ませた。  
射精時に逃れないように密着する為だ。そしてそのままハルの口に濃厚なキスを落とした。  
「ん、んふー、ん、んううっ…はっ…あぐ…ああっ…や、いや…うぐうう!」  
「んうう、ハルのお尻、とってもとっても柔らかい!ハルの唇甘いの…とっても甘い!  
んおっ昇って来た。私の種汁昇って来た! ああっ出る出るっ種、種、種ええ!」  
「やめ、やめろ!それだけはやめろォ!私の中に出すなッ!魔族との子供なんていやあ!」  
ハルはロゼに組み敷かれたまま、半狂乱になって暴れた。髪を振り乱し、涙を飛び散らせながら懇願する。  
「あんっあんっ…ね、ハルにしっかり、しっかり種付け、種付けしてあげるから…ねっ…もっと、もっと暴れて、泣き喚いてええ!  
ああっ種昇って昇ってええ、種出る!どっぴゅ、どっぴゅって種、種でる!私、私ぃぃハルに種付けしちゃううう!」  
ロゼの剣突が最後にハルの最奥に到達すると同時に尻がピンと張り、胸を突き出すように背を、喉をのけ反らせた。  
「出る、出るっううっんんんっ!」  
「ああ!あっあっ!はぁあああああ――――――!!」  
ぶりゅ、ぶりゅるるどぶぼどぼどぼどぶにゅうううう!  
そしてハルに埋め込んだロゼの肉棒が最奥で爆発した。  
ドロドロの白濁が肉棒の鈴口を裂く勢いで射精され、ハルの体内にぶちまけた。  
 
「ん、んおおおおッ出る出るでりゅうううう!!」  
ぶりゅびゅるるるぶびりゅうううう…  
「んぐ…んんん…ううう……」  
おびただしい体液が体内に広がる嫌悪感にハルは呻いた。  
凄まじい勢いで注ぎ込まれる魔族の体液が姉の眼の前で己を汚している。  
「あ…ん…んんん…ふ……チンポ、チンポすごい射精してる」  
魂が引きずり出されそうな快楽にロゼはハルにしがみつく事で耐えた。  
互いの乳房をすり合わせ、ぐにゅりと淫らに歪む光景がこの陵辱劇の終局を告げている。  
「ん…んう…ん、ん…まだ、まだ出る…出るうう…んん」  
ロゼは眉間に皺を寄せ、ハルの尻に指を食い込ませ密着したままだ。  
時折「うっ…う…うっ」と呻き、残る精を断続的に搾りだしている。  
許容範囲を超えた精子が逆流し、結合している肉棒の隙間をぬってドロリと床に垂れ落ちた。  
「あ…ああ…ハル、ハル…」  
姉は涙でくしゃくしゃになった顔を伏せ、嗚咽を繰り返した。  
「あ…いや…いやぁ…姉さ…ん……ごめ…なさ…私…私…うう」  
涙を流しながら、天井を見上げているハルの身体はロゼの精液を感じる度にビクン…ビクンと反応している。  
「とってもよかったわよハル…んぁ…」  
そうハルの耳元で囁きロゼは萎えかけた肉棒をハルがズルリと引き抜いた。  
ハルの尻が震える度に膣口から鮮血が混じった精子がドピュッ…ドピュと吐き出されていく。  
「はぁ…はぁ…んん、はははッ、すごい格好…マンコから私のチンポミルクを垂れ流して…」  
ハルは仰向けの格好のままですすり泣いた。  
 
「はぁ…ん…ふ…さて…次は」  
ロゼはそう言うと両手でハルの胸をこね回し、刺激を与えた。  
「あ…く……んん」  
ぷっくりと勃起した乳首を見るとロゼは乳房の根本をギュッと握り、乳首に吸い付いた。  
「ふふ…ハルのおっぱい…ん…ちゅ…」  
「や…やめ…あふっ!」  
ハルの乳房の底からぞくぞくという感覚が乳首を目掛けて何かが迫り上がってくる。  
胸がピンと張り、その先端から何かが吹き出ようとしている。  
「なっ…何で、私…んっ…何が――――――ま、まさか!?」  
「妊娠…おめでとう…私の赤ちゃんよろしくね」  
ハルが何かを言う前に乳房を熱いモノが駆け上がり、乳首から放出された。  
それは母乳であった。身体に打たれた薬品によって、ハルの身体の一部が既に赤子を育てる準備を始めたのだ。  
「んっ…ハルのおっぱい…ミルク…んんっ…んっちゅ…は」  
赤ん坊が乳を吸うようにロゼはハルの母乳を吸った。  
「ああ…あああ…い、いやああああっ!」  
ハルは残酷な事実を突きつけられ、女の声で泣いた。  
「…ん……ぺっ、母乳ってこんな味なの…」  
ロゼは口に含んだ母乳を吐き出し、魔道具を解除すると下着とスカートを引き上げ、ベルトを装着しだした。  
そして思い出したように商人に振り返った。  
「バドス」  
「ひーふーみぃ…はい、ロゼ様」  
アシュレイから他のエルフの買い取り金額と紙幣を数えていた  
商人がロゼに視線をうつした。  
「あなた、やる?」  
未だに突っ伏したままのエルフを見て、顎をしゃくった。  
「やりやすいようにゆるめておいたけど」  
「へっへっへ、ありがとうございます…では失礼して」  
魔族とはいえ、姉のエルフやハルを犯していた時にロゼの露出した尻に興奮していたバドスの股間は勃起したままだった。  
期待していた通りにおこぼれを貰うことができ、商人はいやらしい笑みを浮かべた。  
「い、いやだ…もう…い、いや…」  
「たっぷりとぶち込んでやるぜ。もう孕むのは確実だしな」  
よろよろと起きあがろうとするハルをうつ伏せの格好で床に引き倒し、バドスは肉棒を取りだした。  
「いやっ…もう…いや…」  
「おうおう…もう乳から母乳が染みだしてやがる…あの富豪はテメェみたいな  
生意気なガキが大好物だからな…ヘッヘッヘ」  
バドスの目はハルのもりあがった尻を凝視していた。  
早熟な胸にはおとるものの、女性の熟れた尻肉にバドスはたまらない魅力を感じていた。  
「・・あ・・うう・・・・!?」  
尻に手があてられる。さわさわとやさしくなでられたあと、尻肉が割り広げられた。  
肉が押しのけられるように動いて、散らされた膣口が顔を出す。  
「ひ、ひっ…!!」  
バドスは顔を、ハルの尻肉の間に押しこんだ。  
男の下でアナルと共に膣口が刺激される、未知の感覚にハルの背筋が震え上がった。  
「じゃあ、後は任せるわ…後ろもイケるなんて人の気が知れないわね」  
そうしてロゼは部屋を後にした。  
「ぎっ…ひっいやああああああああ!」  
階段を降りたところで二階から絶叫が聞こえてきた。  
きっとアナルにでも挿入されたのだろう。  
「アシュレイ、魔族以外の女はバドスに売りさばいてもらうわ。  
特に、人間の女は酷い所に売るよう念入りに交渉、よろしくね」  
ロゼの復讐は終わらない。  
今ここに『復讐』を掲げた『魔皇軍』が誕生した。  
 
END  
 

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