アキラの部屋は、濃厚な雌と雄の臭いで満たされていた。  
 
「ほら、ね。やっぱりアキラはこういうのがお好みなのよ。みんな、解った?」  
 
リューンエルバはそう言いつつも、その引き締まったお尻を上下に激しく振っていた。  
いや、全身がだろう。所謂、騎乗位と呼ばれる姿勢で彼女は身体を振っているのだから。  
揺れるたわわで形の良いバスト、稽古を欠かしてないのか贅肉のない雌豹の如き肉体。  
活力で満ちた彼女とは対照的に、ベットに組み敷かれたアキラは良い具合に萎んでいた。  
結合部から勢い良く溢れかえっている愛液とブレンドされた精液は、彼がリューンエルバにどれ程搾り取られたかを示している。  
もう既に肉体的、精神的に限界に達しかけているアキラで元気なのは、リューンエルバに根本までくわえ込まれた男根だけだろう。  
 
「もう、みんな、返事が無いのは良くないわね。さ、アキラ、もう一度、念入りに実証授業しましょう、ねぇ?」  
 
訓練で引き締められた下腹は、さぞかし強烈な膣の締め付けをもたらしているのだろう。  
ギュッとリューンエルバが腰に力を入れるだけで、萎えかけていた男根が膣壁の圧縮により強制的に勃起させられた。  
 
「んんー!」「んんっ!」「んーっ、んっんー!!」「んあーーーー!!」「んごー!!」  
「もう、みんなしてそんな声出して……まだ先生がお手本を、見せて、るんだから、んっ」  
 
背後からの視線で燃えたのか、今まで以上に熱心な腰使いでアキラを責め立てるリューンエルバ。  
容赦のない搾取にアキラは胡乱な視線で彼女達に助けを求める……。が、無理というものだろう。  
ベットの上で睦んでいるリューンエルバとアキラが見えやすい位置。  
所謂『M字開脚縛り』(何処で覚えたのだか)でリューンエルバに拘束された少女達。  
素っ裸で若々しく発育途上な姿をおっぴろげている上に、何とも淫靡な事に股間に張り子が挿入されていた。  
……根本まですっぽりと入り、血も出ておらず、しかも愛液が溢れて頬に朱が差しているので間違いなく生娘ではない。  
当然である。全員が全員、ベットの上で搾られている男に純潔を捧げたのだから。  
 
(ネージュ、フレデリカ、ノーラ、キュオ……ミュウ)  
 
リューンエルバの課外授業は続いている。  
本人曰く「無分別な異性交遊はいけません」との事……言っている意味があまり解らないが、保健体育のつもりかも知れない。  
正しい男女の交わり方、と言っても途中から明らかに楽しんでいるし。と言うか、明らかに男日照りだったろう。  
見れば5人の目線が凄い事になっている。先生、このままじゃ間違いなく血を見る事になりそうなのだが……。  
 
「ああ、いいのっ、もっと、出してぇ!!」  
 
全然聞いてない。  
最後の一発を絞り抜かれながら、アキラは遠離る意識の中でそうぼやいていた……。  
 
 
 
この歴史の軸において、ローゼス解放軍と呼ばれる七年戦争の勢力は存在しなかった。  
また、戦争を起こした両軍の武将が史実より大きく事欠き、泥沼の戦争になったという。  
 
何故かと言われれば、本来戦争に関与する筈だった少女達。  
彼女達が戦争開始時に子育てや出産に追われていたからだという。  
こうして人知れず、1つの課外授業によって歴史の転換が行われたのであった。  
 
ぎゃふん  
 

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