そこは天然の岩を削り作られた、ジメジメとした暗い牢獄の中、  
その中に手足を縛られ吊り下げられている少女が一人囚われていました。  
やがて、その少女の閉ざされていた目蓋が、ゆっくりと開かされていく…  
「こ、これは…って、ええ!?」  
その見開いた眼は、少女にとって信じられない光景を目に焼きつかされてゆきます、  
彼女は呆然となりました、やがてようやく自分の置かれた危機的状況を理解するのです。  
「まさか…インセクターに捕まったの、私!?」  
愕然とする少女、その時です…ゾロゾロっと足音が近付いてきたのは、  
やがて彼女の目に、その近づいてきた連中の姿が映ります。  
二本足で直立している人並みの大きさの昆虫達の姿が…彼らはこの世界でインセクターと呼ばれ、  
その世界を蹂躙し支配しようとしている種族でした。  
少女は連中の姿を確認すると顔色を青ざめさせていく、それは自身の危機を感じていたから…、  
実はこの少女は人間とはいえ普通の立場ではありません、ですが危機を感じていたのです!  
 
この地下世界インナーワールドは、直立し人語を話す謎の昆虫軍団インセクターの脅威により  
その世界に生きる人々が苦しめられていました、だがその脅威に対抗する存在もまた居たのです、  
巨大なクモスパイダーと共に戦う正義の戦士の存在が…  
その名はスパイダーライダー、囚われし彼女も立派なその一員だったのです。  
名はコロナ、彼女はこれまで勇敢に戦ってきました、襲い掛かるインセクター達と果敢と戦い、  
人々を守ってきたのです、まだ生まれて13年しか経っていない少女だというのに…  
それゆえに、人々からは憧れと尊敬の目で見られていたのです、  
コロナ自身も人々の期待に応え続けていました、その日もそうだった…  
ある樹海の中で怪しい動きをしてるインセクターの目撃があり、  
仲間達と調査目的で散策していたのです、だが彼女が単独行動するのを見図ったかのように  
奇襲を受けてしまい、唐突の出来事の為に仲間に助けも呼べずコロナは一人囚われてしまったのでした。  
 
意識を失ったコロナが次に目を覚ますと、この状況下にいたのですから驚くのも無理ありません、  
しかも敵種族に囲まれ絶体絶命の身、コロナは身を震わせ…ただ恐怖を痛感しているのを、  
情けなくも無意識に表現していました、まるで普通の娘のように…  
それもその筈、彼女の力を引き出してくれるパートナーのスパイダーが今は居ないからです、  
普段の彼女達スパイダーライダーは、証たる装飾具マナクルを身に付けパートナーのスパイダーを  
その中に収納させていたのですが、今の少女の腕にはそれがありません…  
彼女のマナクルは、インセクター達が彼女を拉致した現場に置かれされていたのです。  
そこは今囚われてる牢獄からは、ずっと離れた場所でした…  
まず奇跡の救出劇は考えられない…パートナーも仲間も彼女の現在位置が分からないのだから。  
 
つまり今の彼女は、力無き普通の人間の少女と何ら変わりないのです。  
例え迫りくるのが普段なら相手にならないような雑魚相手でも、勝ち目はありません…  
しかもその身体は拘束されているのですから余計にです。  
「わ、私を…どうするつもり!」  
それでも勇気を振り絞り、コロナは敵である連中を睨みつける…  
 
だがそんな突き刺さる視線を物ともせず、連中は少女の閉じ込められた牢の中へ入っていく、  
まるで嘲笑うかのような眼で、動けないコロナの全身を眺めながらに…  
「処刑する気ね…いいわ、早くしてよ!」  
それでも威勢良く敵に叫ぶ少女、だがその心の奥はガタガタと確かに恐れを抱いていました、  
人々の希望という立場ゆえの誇りで虚勢こそはるもの、内心はまだ成熟してない子供なのだから、  
命が惜しくない筈が無かった…まだ生きていたい筈である。  
だから目蓋をまた閉じて運命が尽きる瞬間を、ただ待つのでした…しかし、  
しばらくしても一向に連中は刃を向けなかった、コロナは薄く目を開け連中を眺めると、  
数本の節足が蠢く彼らインセクター達の腕には、何の武器も握られていない事に気付きます、  
その状況にコロナは安堵する…事なく戸惑いを感じていました。  
「な、何で?」  
彼らが何の策略も無く、自分を放置するわけがないと、コロナは分かってたのだった。  
だからこそ冷静に観察するのです、そして感じたのでした…連中自体も違和感を感じられる事に。  
インセクターとは人と同じく人語を話す種族でした、しかし…目の前に居る連中は、  
キィキィと奇声を口にし鳴いて、人語は全く話さない…確かに普通に雑魚兵にそういうのも見かけてた、  
だがそれとも何処か違和感がある、それに行動もぎこちない、何とか二足で歩むが…  
度々に節足全てで地を歩み移動させてた、その姿はまさしく知能の乏しい大型の昆虫のようだったのである。  
だからこそコロナは不気味さを感じていた…歩み寄ってくる連中の意思が全く理解できないのですから。  
「何…何なの…」  
普段と違う雰囲気に飲み込まれていくコロナ、いつもの彼らとの対峙は姿形こそ違うもの、  
共に知性のある者同士の理解できる戦いでした、しかし今の状況は全く違っていた。  
インセクターという敵軍団とでなく、得体の知れない巨大な昆虫達と対峙している感覚です。  
彼らの目もそう…知力なぞ持ち合わせてない、本能のままに行動する野生の目つきをしていました。  
その鋭い眼光が向けられていく…コロナというメスの身体に。  
やがてコロナに伸びてくる節足群れ…彼女を囲む昆虫達が、それぞれに我先にと手を伸ばしていく、  
その手とは鋭い先を持つ節足で、やがてその内の一足が、コロナの秘部を覆い隠す布を切り裂いたのだった。  
 
ビリィィ!!  
 
「いやぁ!な、何をするの…!?」  
突然に暴かれた恥部に、頬を赤く染め恥らうコロナ。  
だが迫ってくる節足は容赦せず、種族が違うといえメスの豊満な匂いが彼らを誘うのか、  
我先にと引き裂いた事で露になった恥部に向かっていく、  
それは彼女にとって、大切な場所を切り裂かれないかと危惧する光景でした。  
しかし実際には心配するまでの被害は受けなかったのである、  
やがて迫ってきたそれによってコロナの恥部は触れられる。  
「ひゃっ!あ…なっ…!?」  
だが卑猥にその箇所を歪ましたくらいで傷はついていない…  
せいぜい節足の刺が食い込み少々赤く腫れさす程度でした。  
そして不意に電流が流されたような刺激を感じさせられただけなのです、  
ただ望まぬ刺激を感じさせられたという…それだけの被害を受けたのみだった。  
「ひゃぁ!あ…嘘…なんで!」  
 
だが…むしろその刺激感に呆然となるコロナ、それは彼女にとっては傷つけ甚振られる事よりも  
重要で辱めを感じる触感だったのである。  
何故なら憎むべき敵の種族に大事な性器を触れられ、  
性感を感じてしまったという卑しい事だったのだから…  
その敵種族から人々を守るという使命をもった者にとって、恥じるべき感覚だったのです。  
しかし…後から思えば、それはまだ些細な代物なのだが、コロナはまだ知らない…  
 
だがそれをコロナが知るのは早かった、何故ならこの後に間を置くことなく、  
唐突に一体の昆虫によって、彼女の背中から身体を抱き締められてしまっていたのだからだ。  
「なっ!?」  
人の腕より多い腕によって身体を絡め止められながら、必死に抵抗を試みるコロナ、  
だがその大型昆虫の身体はビクともせず、逆にもっと暴れてもいいとばかりに、足の拘束具は外されたのだった。  
「えっ?どうして…」  
その解放でもしてくれるのかという行為に、また戸惑うコロナ…  
しかしそれは単に足を縛ったままでは、これからする行為がし辛いという本能的判断で、  
一部の拘束を解いたに過ぎなかった、現にその解放されたばかりのコロナの足を、  
四本の節足で掴み股を広げさせてゆく。  
「なっ!嫌ぁぁぁ!!!」  
それはつまり前方の敵種族達に、自分の恥部を露に晒すという醜態をさせられる事、  
コロナは必死に抵抗した…しかし強い力で絡められており、彼女の意のままにはいかなかった。  
そしてそれに対し絶望するより早く、彼女の身に激しく襲いかかってきた衝撃があったのだ…  
「いやあぁぁぁ!!!な…何…」  
それはいつの間にか触れさせられていた、露になった秘所に触れていたのは、  
おぞましい外見の突起物だった、コロナはそれが何なのか、この時には全く判断できずにいる…  
 
ズブ…ズブゥゥゥ…!!  
 
「ひぃぃぃ!!!」  
しかしそれが挿入されていくと理解するより早く身体が反応する、コロナの閉ざされていた秘裂の内に  
無理矢理に挿し込まれていくあまりの異物感に、コロナは大きく叫んだ。  
まるで全身を引き裂かれていくような鋭い痛みを伴う衝撃で、彼女の全身は大きく震わされせていた。  
そのコロナの秘裂内に入り込んだ異物はとても禍々しい色をしており、  
薄く黒濁った透明感を持った外殻に包まれ、油が付いてるかのようなヌメッとした光沢をさせている、  
そして何よりかなりの異臭を漂わせていたのだ。  
醜悪の姿のソレは彼らの股間から生やされていた代物…つまり性器だったのである。  
当然に人間の生殖器とは外見が異なり、本来の昆虫らの性器とも違っている…  
大型に進化した彼ら大型の昆虫特有の生殖器だったのだ。  
まさしくその大型の昆虫のペニスが、コロナの胎内に入り込んでいた。  
 
「いやぁ…酷い…初めてなのに、こんなのぉ!!あぁぁ!!!」  
膣内に蠢く異種のペニスの脈動を感じ、コロナは悲痛のうめき声をあげる、  
深々と挿し込まれた昆虫の性器の蠢く感触に、激しい嫌悪感をただ感じていた…  
「入ってこないでよぉ…あぁ!そんなの奥に入れないでぇ!!うぅぅ…」  
コロナの初めて膣内を擦らせる男性の性器は、本来なら受け入れるべき性器とは容姿が全く違うくらいの、  
デコボコとした醜い代物であった、何よりそれは人の物でない、天敵の生殖器だったのであから動揺は大きい、  
彼女の膣内では黒光りした外殻を付け醜い毛も生やしたのが、何度も往復し、  
汚れを知らなかった膣内部を擦らせて感じさせ続けていく、その異種性交の感覚を涙を流しながら  
コロナは苦痛の表情をしたまま感じ悶えていた…初めての証たる純潔の血を結合部から垂れ流させながらに。  
「痛いよぉ…汚いよぉ…やだぁ…あぁぁ!!」  
異種間の性器が結合しているのも嫌悪感を感じさせるのに十分な理由となるが、  
その性器が分泌し覆わせている粘膜液はすでに混ざり合っているのを、コロナはまだ察していなかった。  
彼女の内部は、彼女の意思とは無関係に交配によって分泌されていく蜜、  
そして処女膜というのを喪失した事によって出る血、そして…昆虫の外殻に覆われていた油分と染み出る体液、  
そしてペニスそのものの先から染み出るカウパー液が混ざり合っていく。  
その混合液を掻き混ぜているのが、何度も挿入されていく昆虫のペニスだった。  
そしてその液体に新たに加わる粘液が、その銜え込ませた器官から放たれます…  
コロナを犯す大型昆虫の身体がビクッと震え、その性器からある液体を飛び出させていくのです!  
 
ドブゥゥ!ドビュゥゥウゥ──────!!!  
 
「い、いや〜〜〜〜〜〜〜!!!だ、出さないで!ひぃぃ!!」  
膣奥に注ぎ込まれていく、敵である種族の精液…昆虫の精子が入り込んでいく。  
その嫌悪を感じさせる射精感に、コロナは驚愕し放心してゆく…  
人と昆虫、その種族の差に子を宿す心配は皆無だと思うのだが、  
それでも子を宿す女性として神聖な場所を汚されたのだから、  
彼女が気にしないわけが無かった…しかもそれは彼女にとっての初めての性行為、  
心に受けた衝撃は相当のものだっただろう。  
「いや…いやぁ…」  
放心したまま、壊れた音楽器具のように嫌悪を口にするコロナ、その目からは輝きは失われていた。  
コロナには、ただその不気味な液体が胎内を這い巡り、浸透していく感じがたまらなかったのだ。  
だがそんな彼女に追い討ちがかけられていく、その一体だけで終わりでは無かったからだ、  
周囲を囲んだ大型昆虫達も目の前の交配光景に刺激されたのか、すでに何匹かは股間から  
あの禍々しい性器を突起させていた、そしてまた一体歩み寄ってくる…汚したばかりのコロナの身体と交配しに。  
「いや…もういやぁぁぁ!!」  
悲痛の叫びをあげながらも、先程に注がれた精を溢れさせるコロナの女性器に、  
醜悪のペニスが埋没されていく、こうしてまたコロナは犯されていく…何度も何度も…永遠のように。  
だが彼女にとっては、まだ地獄の始まりでしかなかった。  
 
 
その数日後…コロナはまた驚愕の表情をさせていた、  
何故なら敵である種族の精を注ぎ込まれ続けてきた自身のお腹が  
徐々に目立つくらい膨らみ始めていたのである、始めそれはあまりに断続に膣内射精されていたので、  
胎内に精子が溜まり続け膨らましていたのだと、コロナは思っていた。  
 
しかし…彼女が幾度も嘔吐し、熱を帯びてから責め苦は控えられていたのだ、  
だがその間にも、そのお腹の膨らみは静止する事無く成長を続けていた。  
「嘘よ…こんなの嘘!ありえない!!」  
だが言葉で否定しても彼女は紛れも無く孕んだのであった、先の身体の異変も受胎による変化だったのだから、  
確実に彼女の胎内には敵種族の間に出来た子が宿されてあったのでした。  
「嫌ぁぁぁ…違う…こんなの絶対に違う!!」  
その時、コロナはふと思った…自分に注がれたあれは、実は精子でなく卵だったのでは?と、  
それなら少しは納得がいく…もちろんそれはそれで嫌悪する事なのだが…  
自身の卵子と別種族の精子が受精し、孕むよりはまだ…マシだと思った。  
「そうよ…人である私が昆虫の赤ちゃんなんて孕むわけないわ」  
辛い現実を理論で緩和していく…それは悲しき逃避の考えでした。  
だが…そのせめてもの彼女の願望は脆くも砕かれる。  
 
体の異変が起こってから一週間後、コロナは臨月の腹を晒していた。  
若すぎる少女の妊婦姿は、とても卑猥な容姿をさせている…それは仕方ないこと、  
彼女が身に纏う衣服は囚われた時のままなのだから、  
膨らんだお腹を隠すこともできずに晒すしかない、  
そして股間の恥部も同じ事だった。  
そんな日、彼女の囚われてる牢に新たな入牢者がやってきた、  
「え…嘘っ!?」  
その人物の姿を見た時、コロナは光を失わせてた瞳に活気が戻る、だがそれはあまりに驚くべく相手だったからだ。  
案内するインセクターに連行されてきたのは、幼い少女なのでした。  
「スパークル姫!」  
「!?コロナ…コロナ!」  
少女の名はスパークル、アラクナ王国の姫様であり歳は8つ…まだ無邪気な子供だった。  
だが彼女も人々の希望のスパイダーライダーの一人でもあるのです、だがその証は今は無い…  
コロナと同様に置き去りにされたからだ。  
「何故…姫がここに!?」  
「みんなでコロナを探してたの、そしてあたしも…心配で不安だったからコッソリ…」  
しかしその優しき思いが裏目となって、スパークルも捕らえられてしまったのです。  
コロナは、そんな優しき姫を巻き込んでしまった自身の未熟さに涙した、  
だがスパークルは微笑む、まるでこうなったのは自分自身が未熟だったゆえで、コロナは悪くないと言っているようでした、  
現にそうスパークルは考えていた、むしろ生きた彼女に再会できた事が嬉しいと。  
でも畏怖する事もあった、一週間ぶりに再会した彼女の身体のあまりの変化に…  
あの大きく膨れ上がったお腹は何だろうか?  
スパークルは困惑する…彼女はまだコロナが何をされたか知らない、  
そしてその姿が近い将来の自分の姿だという事もまだ…  
「スパークル姫…うっ!」  
突然にコロナの腹部に痛みが走る、その様子に見張っていたインセクター達は甲高く奇声をあげ、  
仲間を呼ぶのだった、その光景に戸惑うスパークル…やがて一匹の大型昆虫が彼女を背から抱きしめ、  
そしてコロナも複数で床に寝かせつけるのでした、そして彼女の股を広げさせていく…  
「な、何が始まるの?」  
 
スパークルは特等席に座らされていた、それはコロナの前方…陰部がしっかり見える場所にだ。  
「うっ!うううっ!!!」  
コロナの表情が苦悶で歪む、手足を可能な限りジタバタと暴れさせ、  
その体の中で起きている衝撃に耐えていた。  
しばらくその状態が続き、やがて膣口が大きく広がってゆく…  
「あ…コロナの股の裂け目が広がっていく…」  
「み、見ないで〜スパークル姫ぇぇ!あああ!!!」  
コロナはスパークルが見ている事を知り叫ぶ、だがスパークルは凝視させていた。  
もちろん身体を抱きしめられ場から逃れられないのも理由の一つなのだが、  
彼女自身興味津々だった…そのこれから起こる事に。  
やがて、その広がった穴から何かの液体でびっしょり濡れた塊が出てくる。  
「何か出てきた…ひう!嘘…こんな…」  
その出てきた物体に、スパークルは血の気が引く衝撃を感じていた…  
そこから出てきたのは紛れもなく、節足…昆虫の手足だったから。  
「何…くぅ…何が出てきましたか姫…うう…」  
「………」  
スパークルはコロナの問いに答えられない、これをどう彼女に説明すればいいのか分からないからだ。  
何となく理解してるのは…目の前の光景が出産シーンだという事なだけ、  
でもどうしてコロナが敵であるインセクターの子を出産してるのかは、理解できなかった。  
だが次の瞬間…またスパークルは驚愕の光景を見る。  
そこから出てきたのは、人の赤子の頭だったから…しかしどこか変、所々がおかしい…  
外殻に覆われてるような、そう…まるで昆虫の部位が紛れてるような箇所がある、  
やがて胸部も出てきてもう片方の手も出る…そっちは人の手でした。  
「いやぁ…こんなの…」  
口を手で抑えるスパークル、あまりの醜い肉塊の姿に吐き気がしたからだ、  
でも目はしっかり背けずにソレを見つめていた、人と昆虫の特徴が無茶苦茶に混ざり合った赤子を。  
「ギィ〜…ギィ〜…」  
気味の悪い奇声が子の口から出てくる、その鳴き声は産声だった…  
やがて足も出でて、完全にそれは取り出される、  
羊水にまみれ蠢く人と虫の間の最初の子が誕生したのでした。  
スパークルは、これをどう感じればいいのかも分からず困惑する、新たな生命の誕生は喜ぶ、  
だけどその子供の容姿は明らかに変だ、そして母体となったコロナの事を考えれば表現は難しい。  
そして当のコロナは、やっと出産の苦しみから解き放たれ、解放された気分になっていた、  
だが…ようやく見た、そのお腹に入っていた生命の姿を見た時、清々しく思った気分は一気に消し飛ぶ、  
最初の感想はただ、ナニ…アレ?だった、だが産声で泣きながら蠢くそれを見て、何かを察すると…  
「いやぁぁぁぁぁ──────────────!!!」  
蒼白の顔色で悲痛の叫びを甲高く放つのでした…  
コロナは見た…その醜悪の姿の我が子を、そして認める…それが何処から出てきて誕生したのかを、  
そしてもう一つ…それにはへその緒が付いてて、自分と繋がっていた事も知った。  
もし彼女の想像通りなら、そんなものは無い筈だったのに…  
ようやく認めるしかなくなったのだった、それが確かに自分の子だと!  
 
昆虫の精子と、コロナの卵子が受精し育った…紛れもない血を分けた子供…  
あまりに無残な結果だった、生まれて13年で早過ぎる出産体験、しかも産み落とした赤子は  
別種族との交わりの子なのだから。  
 
そのあまりのショッキングな出来事は、失神するのに十分な理由だった。  
 
 
「コロナ!!」  
失神した少女の名を叫ぶスパークル、だが彼女は応えない…  
瞳を開かせたまま完全に気を失っていたから。  
「酷い…こんなの…」  
スパークルの目から涙が浮かび、そして流れ落ちた…仲間のあまりの変わり果てように悲しんでいるから。  
だがそのスパークルは、いつまでも仲間の心配なんて出来ない立場だったのです。  
やがて生まれた子を、連れて何匹かは牢から出ていきます、しかし残された者も居た、  
そしてその残りのインセクターは、コロナの時と同じような事をスパークルにするのです!  
「え…何?」  
急に地面に這いつくばされたスパークルの幼い恥部を隠すとこを、彼らは無残に引き裂きます。  
「いや!そんな…駄目ぇ!!」  
するとまだ産毛も生えていない股間部にある、一本のスジのような秘裂が晒されました、  
そこへ節足が伸びてゆく…固く閉じた裂け目を拡げていくのです。  
「ひぅ!あ…やぁ…駄目ぇぇ!!」  
幼いとはいえ、やはり女の子なのでそこを見られ弄られるとスパークルは恥らいます、  
だが彼らは気にせず弄り、未熟な汚れも知らぬ花弁を弄びます。  
「ひあ…あぁ…駄目って言ったのに!やだ…変な感じする…」  
じんわりと蜜が染み出てゆく花弁、それを見るなり一匹がまた股間のを勃起させてゆく。  
それを下から見るスパークル…何か見慣れない箇所から生えたそれが何か、  
もちろん知らない…ただ異様な様は感じています。  
「そ…それで、何するの…」  
弱弱しく尋ねるが、もちろん答えは言ってくれない…だが何となくスパークルは察していた。  
これが原因だと、さっきのコロナがあんな風になったのは、これが原因…  
そして彼らは自分にもコロナと同じ風にさせようとしてると、勘付きました。  
だけどだからといってスパークルは何もできない、ただ彼らのする行為を黙認するしかないのです。  
「やだ…入らない…そんなの入らない!」  
首を横に振り、彼らが勃起させた器官を、彼女の小さな入り口に入れようとしてるので、  
スパークルは怖くなり泣き叫びます、だけど無残にも入れられていく…。  
 
ズブゥゥゥ!!  
 
「ひあぁぁ!何…何か…入って…あぁ!」  
幼い秘裂に侵入してくる異形の性器、スパークルはそれが何なのか、  
それを挿入されるのが何を意味するのか理解する間も無く、銜え込まされていくのだった。  
「いっ!痛いっ!痛いってばぁ!!」  
 
身が裂かれる喪失の痛みを、幼き身体で体感させられるスパークル、  
女の子にとって本来大切な物の価値も知らず、瞬時に処女の証は散らされてしまいました。  
そんな無垢な悲鳴など気にもせず、本能のまま女体の胎内へと進み入り込んでいく連中の、  
入りこんでいく様子は、外部からもハッキリ見えていた、  
腹部に異様な盛り上がりを作っていたからである。  
「痛い…痛いよぉ!助けて…お兄ちゃん…ハンター!」  
まだ未成熟な、スパークルの幼い胎内に潜り込んだ昆虫のペニスだが…  
やがてその異形の内部から、研ぎ澄まされた針のような鋭さを持った別の器官が放たれていく、  
あまりに極細なその器官は、未発達な子宮の入り口を通り抜け、  
子宮内へ到達する、そしてそのまま壁にそれを刺し込んだのだった。  
あまりに極小な為に痛みは皆無だが、その先からは特殊な分泌液が注入されていく…  
「ひあ…あれ?あ…あぁ!!」  
効果はすぐに現れていた、スパークルは身の感覚の変貌に戸惑いを感じていく。  
「あ…あぁ…」  
あれほどに激痛に苦しめられていた筈なのに、それが解消されていき…  
それどころか甘い快さを感じさせられる刺激感を感じるようになっていたのだった。  
その膣内部に投与された液体の作用は、スパークルの生殖器官にある変化を帯びさせていく…  
そしてそれだけでなく、感覚にも効能を与えていた…それは鎮痛作用と性感を肥大させる効果。  
「あ…あれ?あれれ?ああぁ…何だかおかしいよ〜痛みが消えて…あぁ!変な感じ〜!!」  
痛みは和らげられ幼い身で、交じり合う快楽を感じていくスパークル…  
恍惚の表情で、大型昆虫との交配を楽しめるようになったのでした。  
「気持ちいい…気持ちいいよぉ!これ…凄く気持ちいい!!」  
相手が敵種族といえ、性経験の皆無なスパークルはあまりに新鮮な喜びで、  
官能の喜びに目覚め夢中になり虜になっていく…  
まだその未成熟な性器の入り口から血は垂れ流してるのに、スパ−クルは気にせずに、  
その幼い膣内を大きな異形のペニスに犯され嬲られる事で生じる快楽を  
堪能していたのでした…嫌悪感すら吹っ飛ぶくらいに。  
 
ドブゥゥ!!ドクゥゥゥ!  
 
「あっ…あぁぁぁ────────!!!」  
そして射精…幼く小さな膣内に出された昆虫の精子は、同じく未熟な子宮へ流れ入っていく…  
ちなみにスパークルのそこは、先に投与された分泌液の効果で急速に女性器としての機能に目覚めていく、  
いやむしろ作り変えられていくといった方が正しいかもしれない、本来発達する方向性を変えられ、  
スパークルの胎内は本来の人の胎内とは別物に変貌しつつあった。  
それは外見ではわからない…悪魔の所業なのでした。  
ただその内の変貌も知らず、純粋にスパークルは楽しむ…その別種族との性行為を、  
花弁の蜜と注がれた精子が混ざり合ったのを、小さな膣口から溢れさすと、  
また別の昆虫ペニスを挿入されてゆく、今度の挿入は彼女にとって苦はありませんでした。  
そして再び盛り上がる腹部、そこはゆっくり蠢き小さな膣道でしっかり彼らのペニスを擦り、快楽を得させていく…  
「あっ…あぁ…気持ちいい…え?それを銜えるの?」  
 
やがて待ちきれなくなった一匹が、勃起させたペニスをスパークルの顔の前に向けた。  
その意図を感じ、縦に頷くと…スパークルは小さな口を開き、  
誰からも教えられてない筈の、行為をしていく…  
「んくっ…苦い…変な味…」  
小さな舌が、昆虫のペニスの表面を舐めながら這わせていく、  
油による光沢がスパークルの唾液で濡れた光沢に変化させてゆきます。  
外殻の隙間にも入り込み刺激させるスパークルの舌先は、そこから生やす体毛にも触れる、  
彼女は不気味に蠢くその生殖器を丁寧に愛撫していくのでした…まだ幼い子供だというのに。  
そしてできる限りだが喉奥まで銜え込み、スパークルは味覚こそ良いものでないが、心の奥底から溢れ沸く  
不思議な衝動に身を任せ、口内全体で包み込みしゃぶりついてもいました。  
 
ドブゥ!ビュクゥゥ!!  
 
「んんん!!あ…ドロドロしてるのが…あぁ…」  
やがて口の中に注がれる粘った生臭い液体、それは強制的に喉奥へ流し込まれていく、  
しかしあまりの勢いに、幾分かはむせてしまい勢いで外側に…スパークルの幼い身体に吐き出されていた。  
「こんなに粘々してるの…飲んじゃった…あうぅ」  
そして…今度はまた膣内に、同じくそれが出されていくのだった…  
 
ドクゥドクドクゥゥ…ビュクゥ…  
 
「ふわぁぁぁ!!下からもドロドロしたの入ってくるよぉ〜!!」  
幼き少女の胎内を再び異種の子種で満たし染めていく。  
「あ…こんなに…え?またぁ…お腹いっぱいなのにぃ」  
そしてまだ孕んだわけでないのに、スパークルの腹部は盛り上がっていきます、  
それだけ彼女の幼い胎内には異種の精に満ちていたのだった。  
だが幼き少女の表情に苦悶の色はありません、むしろ恍惚した表情をさせていたのです。  
その体の中がぎゅうぎゅうに詰め込まれて息苦しさを感じても、今のスパークルには  
心地いい感じになっていたみたいでした…。  
 
 
悪夢を見ていた…自分の大事な場所から化け物が出てきたなんてあるわけない、  
そんな自分にとって都合のいい認識をさせながら、ようやく…  
意識を失っていた少女の目蓋は開かされていく、だがその少女の耳に聞こえてくるのは、  
聞き覚えのある卑猥な響きだったのです。  
性器と性器が結合し擦りあう音の響き…それは少女コロナの意識を急速に目覚めさせていく。  
「!?」  
そして目蓋を大きく広げ、彼女は見てしまいました、本来守るべき存在の少女が、  
自分同様に犯され汚されている光景を、いえ…むしろ自分がされてる以上の事をされていたのです。  
「ふわ…あぁ…あ?コロナぁ…目を覚ましたの?んんっ」  
 
その年齢には不釣合いな妖艶な腰つきで上下に揺らし、スパークルは恥部に挿し込まれているぺニスを、  
その膣内全体で擦り付け交わっていく…深々と差し込まれる度に、その隙間から先に出されていた昆虫の  
精液が漏れ垂れていきます…すでにスパークルの胎内は限界まで精子が詰まり、  
幾度かその中を全部垂れ流している程だった…だがまた瞬く間に小さな容量しかない胎内は満たされるのです。  
「スパークル姫…そんな、まだ幼い姫まで!」  
コロナはショックのあまり絶句していた、そして後悔するのだった…まさか気を失っている間に、  
幼い少女を犠牲にしてしまっていたのだから。  
「スパークル姫!しっかりしてくださいスパークル姫!!」  
「コロナ…気持ちいいよぉ…あぁぁ!!」  
コロナは信じられなかった、あの純真無垢だった少女が、こんなに乱れ淫欲に溺れている事に、  
コロナ自身ここまで狂わされる事は無かった…何度か連中と交わっている間に、  
徐々にだが彼女も性交による快楽によって淫欲の虜にされかけた事はある、  
しかし…相手が敵種族、しかも醜悪な出で立ちの昆虫なのだから、  
あまりの嫌悪感に心が完全に折れることなく、人としての理性を保てていたのです、  
だが目の前の少女は違う、完全にその淫らな快楽の虜になってしまっていたのです。  
「スパークル姫…うっ…もうあんなに…」  
コロナは絶望のあまりに、意識を覚醒させているにも関わらず立ち上がろうとしなかった、  
今のコロナは手首こそ頑丈に縛られているもの、足の拘束は外されており、  
その気になれば逃げ出すことも、奇襲をかけ一矢報いる事も可能な筈なのに、  
立ち向かう気力を完全に失っていたのです。  
その光を失った瞳には、無垢さを失った少女の淫らな姿…あのコロナに不気味な赤子を宿した粘液を、  
大事なところから溢れさせている光景が映っていた、コロナは予感していた…きっとスパークルにはもう  
自分のように連中の子を授かされていると。  
 
そしてその予感は当たっていました。  
 
それから一週間後、スパークルのお腹は幼き小柄の身だというのに、大きく膨らみ孕ませてた。  
「あ…あたしの赤ちゃん…ここに居るんだ…」  
「姫…」  
さすがに呆然と、変わり果てた自分の身体を見つめるスパークル…  
臨月に達するそこは度々に胎動を感じさせ、母親になる彼女にも命の鼓動を感じさせていた。  
「んっ…暴れてる、元気いいみたい」  
そのお腹に居る生命を感じ、お腹の上から撫でる幼き母親となった少女、  
その中には得体の知れない生命体がいると、わかっているのに愛しく接している。  
コロナはそんな少女の仕草が理解できませんでした、自分は嫌悪して苦しんでいたのに、  
その幼き子供は、母性本能すら見せていたのだから。  
やがてその中で育っていた生命は、外へ出ようとしていこうとする。  
陣痛に苦しむスパークル、それを黙って見守るしか無いコロナ…  
 
ジュブッ!!  
 
「あ…出てくる、お腹から…あたしの赤ちゃん」  
この一週間の間ずっと、昆虫のペニスで貫かれていたからであろう、その秘裂はもはや幼き少女の純潔さを失い、  
成熟した女の性器のような淫らな容姿に変貌していた、唯一小型なのが歳相当の  
女性器だと感じさせてくれる、だがその小さな入り口も徐々に広がっていた。  
 
それはコロナの時と同じ人と昆虫の特徴が不規則に交じり合った赤子が、まだ産み落とされる兆し…  
現にその出てくる赤子は、この前のコロナよりは整っているもの、それでも不規則な混ざり合いの子だった。  
あまりの光景にコロナは目を背けていた、だが母となったスパークルは、  
お腹を痛めて出てきた血を分けた自分の子を抱きしめ、その身体を優しく擦っていくのだった…  
愛しさをこめながらに微笑みながらに…。  
赤子は不気味な奇声で鳴きながら、その幼き母親の乳房から母乳を得ていた…  
「ん…いい子、見てコロナ〜あたしの赤ちゃん」  
「スパークル姫…」  
その顔に拒絶の感情は無い、スパークルはその不気味な命を受け入れていた。  
ふとコロナは自分のお腹に手を当てる、コロナもまた、少し前に出産したばかりだというのに、  
孕みの兆候を見せていた。  
あの目覚めのすぐ後に、再び昆虫達に犯されていたからです。  
おそらくこの後のスパークルも同じく、出産したばかりの羊水を垂らした身体で性交をさせられるであろう、  
僅かに盛り上がる腹部を撫でながら、繰り返される惨劇に悲観させていたのでした。  
だからこそ思う、自分も人としての尊厳を捨て堕ちてしまえば楽になるのではと。  
でもコロナは首を横に振り、せめて自分だけでも人としての尊厳を守ろうと誓うのです。  
何故なら彼女は、人々を守るスパイダーライダーなのだから…人々の希望なのだから、  
諦めてはいけない、いつか好機が訪れる…生きていればきっとこの地獄から抜け出し、  
また皆の元に帰れると…ただ希望を持つのでした。  
 
だがコロナは知らない、彼女の胎内もまた変貌している事に…  
 
 
インセクター達の策略はこうだった、特殊に品種改良された兵士を作り上げた連中は、  
その兵士に人間の女を拉致し性行為を施させる、特殊に改良された生殖器を持つ彼らは、  
その精子と同時に人の生殖器を変質させる液体も注ぐのだ。  
胎内を徐々に作り変えてゆき、互いの特性を受け継いだ新種をその胎内に孕ませられるようにする、  
同時に人としての生殖能力を奪い、虫との間の子しか孕めないようにしてしまうのでした。  
現に彼女達は気付いていないだろうが、その犯され受精さえられ続けていく胎内は変貌している、  
そうと知らず、幼い身で淫欲に目覚めたスパークルと、快楽を否定しつつも…徐々に理性を崩壊させ、  
堕ちていくコロナは、確実に人としての道を歩み外れていくのでした。  
 
 
どのくらい月日が経過したのだろうか、コロナとスパークルは複数の大型昆虫に犯され続けていた、  
すでに互いに孕み大きくさせた腹部を揺らし、身篭った事で発達した乳房からは母乳を垂れ流してもいました。  
「ひゃん!気持ちいいょぉ〜もっとぉ」  
幼く平らだったスパークルの胸部には、その年頃にしてはかなり大きめに成長した乳房へと膨らませている。  
その膨らみを歪ますのは尖った節足、その鋭い刺が柔肌に食い込み少女の乳房を弄ぶ、  
そしてより可愛らしく起たせた乳首の先から母乳を撒き散らされていた、  
「ミルク…あぁ…こんなにぃ…出してるぅ」  
その少女を犯していた昆虫は、その乳首に顎で軽く噛み付きます…そして母乳を飲みました…  
「んっ…おいしい?あたしの…ミルク…あぁ!」  
歓喜の甘い声を口にし、目の前の昆虫にキスのサービスも行っていた。  
 
「スパークル姫…あぁ…私のも」  
そしてコロナのも同じ、倍近く膨らませた乳房の先から白っぽい液体を大量に噴出していく。  
その勢いは凄まじく、少し離れた隣で犯されているスパークルの顔にもかかる。  
「うわっ…コロナのミルクだぁ…凄く濃いね」  
「あ あぁ…」  
ペロペロと顔にふりかかった母乳を舐め怪しく微笑むスパークル…その妖艶な笑みは  
とても以前の純粋無垢だった頃の笑顔とは程遠い笑顔でした。  
自分の変貌に戸惑いながらコロナは喘ぎ続けていく、もう彼女に今感じている快楽を否定し、  
行為を嫌悪する心は無い…行為の後でひたすら悲しみ嘆く事に今はしていたのでした。  
 
「うっ!あ…あぁぁ!!生まれる…また赤ちゃんでちゃう!!」  
やがて陣痛を感じスパークルが叫ぶと、その膣内を犯してたペニスは抜かれ、そこから出てくる生命を待つ、  
やがて用を足すくらいの力みで、その赤子は顔を出し始める…  
「あぁぁぁ…あぁ…出てきたぁ…」  
今のスパークルにとって、出産は苦痛を伴う事ではなかった…  
それは慣れたせいなのか、それとも…改良されたせいか、出産すると逆に快楽を感じていたのです。  
「オギュ────ッ!!」  
やがて奇声で鳴く赤子が滑らかに流れ出てきます…その容姿は芋虫のような姿でした、  
それはある意味完成形ともいえる虫と人との間の子、  
背は芋虫だが、その内は人の赤子ような外見だったのだ。  
当然にヘソの緒は付き、それを昆虫は本能のままに切ると…赤子を幼き母は抱きしめた。  
そして母乳を与え、暫くの母と子の時間を堪能するのです。  
それはスパークルにとって、29匹目の赤子でした…未成熟な内に作り変えられた為か、  
もはやスパークルの胎内は人の代物では無くなってしまっていた、  
最初は一週間で出産させていたが、今は三・四日くらいで出産可能の身体に作りかえられてる。  
 
「くっ!私も…あぁぁぁ!!!」  
続けてコロナも陣痛が始まった、コロナは18体目の子の出産だった。  
彼女の胎内も最初に比べ人の胎内で無くなってしまっていたが、まだ完全でなく、  
その産み落とす子も、無残な混ざり物を多く出産させている。  
今回もそう…ギチギチと奇声をあげ、生まれ落ちた子は醜悪の姿である。  
「いやぁ…また…うう…」  
すっかり化け物を生み出す自分の子を宿す器官に、コロナは悲観する…  
それでも母乳を与えるあたり、母性本能は目覚めてきてるようだった。  
 
 
そんな彼女らを眺める影があった…  
 
 
「順調のようだな…」  
「はっ!母体の適正の高さにより、計画は予想に比べ遥かに順調に進んでおります!」  
彼らは彼女達を犯す昆虫達と雰囲気が違っていた、人語を話し知的に行動しています。  
「ふふ…この計画を知った時は、なんとふざけたものかと嘲笑ったが…謝罪するしかないな」  
「いえいえ、私もこれを立案した計画者は頭がいかれた奴かと思いましたよ」  
「人としての生殖能力を奪い、我らの手先を増やす計画か…その為に知能を奪われ改造された同胞を哀れと思ったが」  
「いやいや、ある意味…羨ましい連中となりましたな」  
彼らこそインセクターであった、特に一人は四天虫と呼ばれる幹部である。  
「しかし、あの母体が我々の天敵たるスパイダーライダーと聞いた時は驚いたよ」  
「私もです、ふふ…人間はそれを知った時、どんな顔をしますのでしょうな?」  
「人々の希望の象徴たるスパイダーライダーが、我々の子を産むか…喜劇だな」  
しかも寵愛されてる姫君まで敵の子を孕ませているのだ、それを知った民衆の絶望の表情を想像し、  
互いに邪な笑みを浮かべていく…  
「ふふふ、さて…彼女らの産み落とした子が立派に成長し戦力になれば、王都を攻めてやるか」  
「別室で育成させてますが、そちらも順調との事…ご期待に応えてくれるでしょう」  
「そうそう、我々の子を孕ませた彼女らも連れていくぞ、民衆の前で出産ショーを開催する為にな」  
 
後の世界で、ある国に悲劇は起きる…  
敵種族インセクターに急襲されたその王国は、その国を守る正義の戦士達が居て、彼らは果敢に戦った。  
しかし…その敵がある映像を国の民に見せた事で、戦況は一変した…  
姿をくらました聖なる女戦士と、愛すべき姫…その二人が敵と淫行していく光景を延々と見せつけ、  
最後に連中の子を産んだのだから…士気は落ち、次々と戦士の命は消えていく…  
 
やがて国は滅亡、その国の男らは殺されるか奴隷となり、女の方は…  
 
 
「もっと…もっと頂戴、犯してェ」  
「たくさん産ませて…赤ちゃん…産みたいよぉ〜あんっ!」  
歓喜の声をあげ、淫らに乱れまた昆虫に子種を注がれる少女達…  
やがて訪れる悲劇を知らず、ただ純粋に快楽を堪能していくのでした。  
 
 
【おわり】  
 

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